インパチェンス(ニアムニアメンシス種)の育て方や増やし方

花壇の土づくり

インパチェンス(ニアムニアメンシス種)は午前中日がよく当たり午後から日陰になる半日影で最もよく成長し、明るい日陰でも育てる事が出来ます。

土はPH6.0～6.5の良く排水された肥沃な土壌を好みます。植付けの前に土壌診断を行い、必要に応じて改良用土をいれて土壌を改善しましょう。改善後は腐葉土を3割、規定の量の元肥を入れて混ぜ合わせた後に植付けを行いましょう。

鉢土づくり

インパチェンス(ニアムニアメンシス種)は通気性が良い培養土で育てましょう。

自作する場合は’赤玉土小粒6割＋腐葉土2割＋堆肥2割＋元肥’を混ぜた培養土がおすすめです。

水やりの仕方

インパチェンス(ニアムニアメンシス種)は乾燥に強く多くの水やりは必要としませんが、水分が少なくなると葉が萎れるためすぐに水やりを行いましょう。基本的には他の一般的な植物と同様に土がしっかり乾いてからみずやりを行うといいでしょう。

肥料の与え方

インパチェンス(ニアムニアメンシス種)は植付け時に元肥を施し、生育期間中は週に1度液肥を与えるか、月に1度緩効性肥料を与えましょう。

剪定のやり方

インパチェンス(ニアムニアメンシス種)は基本的に剪定は不要ですが、高さを抑えるために何時でも切り戻しを行い盆栽の様に育てる事も可能です。

夏越しする方法

インパチェンス(ニアムニアメンシス種)は夏の強い日差しを好みません。半日影もしくは明るい日陰で育てましょう。

また長雨に当たると根腐れや真菌性の病気にかかり株が弱る原因になるため雨の当たらない場所に避難させたり、土の排水性を高くする事も必要です。一方で水が少なくなると萎れやすいため乾燥したら散水を忘れずに行いましょう。

冬越しする方法

Hardiness:10a～11a

インパチェンス(ニアムニアメンシス種)は寒さに弱く、一般的には冬に枯れる1年生植物として扱われています。

冬越しさせる場合は温室や室内に移動させたり、不織布やビニールで植物の周囲を囲ってあげましょう。

秋頃から草木灰等のカリ肥料を与え株を丈夫にしたり、種を付けないように花がらを摘み株の体力を下げないのも冬越しを成功させる秘訣です

挿し木や株分けで増やす

インパチェンス(ニアムニアメンシス種)は挿し木によって増やす事ができます。

挿し木

インパチェンス(ニアムニアメンシス種)の挿し木時期は五月から六月が最も適します。新しく成長した健康な茎を選び切りとり、上部にある葉を残し下部の葉は取り除きましょう。切り口に発根ホルモンを付け湿らせた培地(ピートモス／バーミキュライト／パーライトの混合か単体で使う)に挿して下さい。

播種で増やす

インパチェンス(ニアムニアメンシス種)の種蒔の方法
播種時期:4月～6月
発芽適温:約20度～25度
発芽日数:約21日
光条件:

種は通気性保水性のいい無菌の培地に撒き、指で軽く押し薄く覆土しましょう。種が流されないように底面吸水もしくは優しく水やりを行い乾燥しない様に管理して下さい。

インパチェンス(ニアムニアメンシス種)の病気