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原産:ペルー 科:ムラサキ(Boraginaceae) 属:キダチルリソウ/ヘリオトロープ(Heliotropium) 種:ヘリオトロープ(arborescens) 英名:ヘリオトロープ(heliotrope) 別名:キダチルリソウ/香水草/ニオイムラサキ/ガーデン・ヘリオトロープ(garden heliotrope) 品種:reva 開花時期:5月~11月 花色:紫色● 葉色:緑色● 分類:常緑低木 草丈:45cm 誕生花:5月24日 花言葉:「献身的な愛」「夢中」「忠誠心」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ヘリオトロープ(reva)はラベンダーを連想させる様な紫色(~薄紫色)の花を咲かせる園芸品種で、薄紫色の優しい花色は心を癒す優しい雰囲気をつくります。
開花時期は晩春から晩秋、花色は紫色、個々の花は筒状で花先が4~5裂して直径約0.5~0.7cmあり、花序は集散花序に花を咲かせます。草姿は直立して分枝がよく高さ約45cm × 幅は約45cmまで成長します。葉色は緑色(~深緑色)で、葉身は楕円形、葉序は対生葉序につきます。
ヘリオトロープは学名Heliotropium arborescens、別名「キダチルリソウ」や「香水草」等とも呼ばれるペルー原産の常緑低木です。
ヘリオトロープの語源(由来)
- 属名のHeliotropiumはギリシャ語で「太陽」を意味する「helios」と「(の方向)に向く/(の方向)に回転する」を意味する「trope」の2語からなり、花が常に太陽に面している事からついたと言われます。
- 種小名のarborescensは「亜高木の」を意味しています。
- ヘリオトロープはフランス語の「héliotrope」を由来としています。
- 和名のキダチルリソウの由来は、木(木本)でルリソウに似ている所からきています。
ヘリオトロープの特徴(魅力)
- 花はキャラメルやバニラを思わせる甘い香りがあり
- ↳以前は天然の精油が採られ香水の原料として利用されていました
- 開花期間が長く花は晩春から晩秋まで咲き
- ↳小花が集まり傘を開いた様なボリュームある花姿を作ります
- 濃い紫色の花は深緑色の葉との相性もよく重厚感があり
- ↳格式高い雰囲気のお庭や落ち着いた雰囲気のお庭等におすすめです
ヘリオトロープの茎は緑色から紫色で白色の毛が生えており、成熟すると木質化して褐色になります。茎は枝分かれがよくこんもり広がるドーム状の草姿をつくり、栽培される品種では通常高さが約30~50cmの間(自生地では120cmに達する)で成長します。葉は明るい緑色から濃い深緑色で白色の毛が生えており、葉の形は楕円形で表面に深い皺があります。花は茎の頂部で小花が半球状に集まり直径約10~15cmの集散花序をつくり、個々の花は直径約0.5~0.7cmで花先が4~5裂しています。
ヘリオトロープの栽培
園芸では、長期間咲く香り良い花や重厚感ある深緑色の葉を鑑賞する目的で育てられます。高さ幅ともに50cm程度までのボリュームある草姿をつくる事から花壇の縁取りに利用されたり、またコンパクトで管理がしやすい鉢植えにして玄関周り等に飾られたりします。
ヘリオトロープを育てる際に注意する事は「乾燥」「日当たり」「肥料」の3つです。ヘリオトロープは基本的に乾燥が苦手で、土壌が乾燥すると葉が落ちたり生育が鈍くなります。またしっかりした成長と沢山の花を咲かせるには日当たりのよい場所で管理して、定期的に肥料を与える必要があります。これがきちんとしてないと、葉が少なくスカスカした見た目の株になったり花数が少ない株になるかもしれません。またこれ以外にも「剪定」も大切になるため育て方の方をご覧下さい。
ヘリオトロープの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。