ブルンフェルシアは属の中に約49種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは3種類の原種と、いくつかの園芸品種等を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方や購入する際のリンクも用意しています。よければ、そちらもご活用ください。
■目次
■ブルンフェルシアの簡易比較

学名:Brunfelsia pauciflora
生活形:常緑低木
草丈:約50~240cm
開花:周年※最盛期は4月~6月
花色:白色・ラベンダー色・紫色
葉色:緑色
草姿:分枝型・叢生型
備考:理想的な環境下で周年開花する能力があり、 約3~8cmの大きく見栄えの良い花を、集散状にたくさん咲かせるため、株を覆うような豪華な花姿となり、近縁のブルンフェルシア属の種と比較しても人気が高い植物です。

学名:Brunfelsia latifolia
生活形:常緑低木
草丈:約50~180cm
開花:4月~9月※最盛期は5月~6月
花色:白色・ラベンダー色・紫色
葉色:緑色
草姿:分枝型
備考:非常に多花性で株を覆うように花が咲く点や、花にジャスミンに似た独特な甘い香りがある点から、他のブルンフェルシア属の類似種の中でも人気が高くよく栽培されている植物です。
■ブルンフェルシアの主な種と園芸品種の紹介
ブルンフェルシア・パウキフロラ
ブルンフェルシア・パウキフロラとは!
ブルンフェルシア・パウキフロラ(学名: Brunfelsia pauciflora)は、別名では「モーニング・ヌーン&ナイト(morning-noon-and-night)」「イエスタデー・トゥデイ・トゥモロー(yesterday-today-tomorrow)」「キスミークイック(kiss me quick)」「ブラジル・レインツリー(Brazil raintree)」とも呼ばれるナス科ブルンフェルシア属の常緑低木です。
ブルンフェルシア・パウキフロラの原産地はブラジルの南部と南東部にあり、自生地は湿潤な森林や河岸などにあります。
ブルンフェルシア・パウキフロラの特徴
- ブルンフェルシア・パウキフロラの魅力:この植物は、理想的な環境下で周年開花する能力があり、 約3~8cmの大きく見栄えの良い花を、集散状にたくさん咲かせるため、株を覆うような豪華な花姿となり、近縁のブルンフェルシア属の種と比較しても人気が高い植物です。花は弁の縁部分が波打つためフリル状の外観をしており、花の色は紫色・ラベンダー・白色と変化していくため、一株の中で複数の色の花が混在してグラデーションを楽しめます。また枝が不規則に曲がるため、ジグザグとした外観になりやすい点も、この植物の個性的な特徴です。
- 樹形の特徴:生育型は叢生型または分枝型で、側枝が高密度に茂りブッシュ状になります。また枝は不規則にジグザグと曲がる傾向があるため、不規則な形状の樹形になることがあります。
- 花の特徴:開花期間は温暖な地域であれば周年、最盛期は4月~6月になり株を覆うように咲き誇る花姿が楽しめます。花序は集散花序、花の形は高杯形花冠で、花弁の縁部分が緩く波打ち、フリル状の優美な外観となります。花の色は紫色・ラベンダー色・白色の複色で、咲き初めは紫色をしていますが、開花から時間が経過すると1日から3日でラベンダー色・白色に変化します。そのため、一株の中で紫色・ラベンダー・白色の花が混在してグラデーションのような美しい色彩効果が生み出されます。
- 生垣:樹形はブッシュ状で枝葉は密に茂り、高さ約50~240cmまで成長します。また開花後に剪定をする事で、株の概形を整えることが出来るため、開花も楽しめる生垣として利用することが可能です。生垣として利用する場合は、株同士の間隔を50~80cmほどにして植栽をしましょう。
- シェードガーデン:耐陰性があるため、間接光しか入らないような明るい日陰でも育てることが可能です。
ブルンフェルシア・パウキフロラの園芸品種の紹介
ニオイバンマツリ



ニオイバンマツリとは!
ニオイバンマツリ(学名: Brunfelsia latifolia)は、別名では「ブルンフェルシア・ラティフォリア」「イエスタデー・トゥデイ・トゥモロー(yesterday-today-tomorrow)」「キスミークイック(kiss me quick)」とも呼ばれるナス科ブルンフェルシア属の常緑低木です。
ニオイバンマツリの原産地はブラジルの北東部と南東部にあり、自生地は山地の森林や林縁などにあります。
ニオイバンマツリの特徴
- ニオイバンマツリの魅力:この植物は、非常に多花性で株を覆うように花が咲く点や、花にジャスミンに似た独特な甘い香りがある点から、他のブルンフェルシア属の類似種の中でも人気が高くよく栽培されている植物です。花は弁の縁部分が波打つためフリル状の外観をしており、花の色は紫色から白色と変化していくため、一株の中で複数の色の花が混在してグラデーションを楽しめます。また枝が不規則に曲がるため、ジグザグとした外観になりやすい点も、この植物の個性的な特徴です。
- 樹形の特徴:生育型は分枝型で、主軸がハッキリとしないくらいに分枝します。枝は不規則にジグザグと曲がる傾向があるため、不規則な形状の樹形になることがあります。
- 花の特徴:開花期は4月~9月、花序は頂生の集散花序です。花の形は高杯形花冠で、花弁の縁部分が緩く波打ち、フリル状の優美な外観となります。花の色は紫色・白色の複色で、咲き初めは紫色をしていますが、開花から2~3日経過すると白色に変化します。そのため、一株の中で紫色と白色の花が混在してグラデーションのような美しい色彩効果が生み出されます。
- 香り:ニオイバンマツリの花には、ジャスミンに似た甘く繊細な香りがあります。そのため、お庭のガーデンファニチャーの傍に植栽する事で、開花期には花の香りを楽しみながら休憩出来る他、また生垣として植栽する事で近くを通る人にも香りを楽しませることができます。
- 生垣:樹形はブッシュ状で枝葉は密に茂り、高さ約50~180cmまで成長します。また開花後に剪定をする事で、株の概形を整えることが出来るため、開花も楽しめる生垣として利用することが可能です。生垣として利用する場合は、株同士の間隔を50~80cmほどにして植栽をしましょう。
- シェードガーデン:耐陰性があるため、間接光しか入らないような明るい日陰でも育てることが可能です。
ニオイバンマツリの園芸品種の紹介
バンマツリ

バンマツリとは!
バンマツリ(学名: Brunfelsia latifolia)は、別名では「ブルンフェルシア・ユニフローラ」とも呼ばれるナス科ブルンフェルシア属の常緑低木です。
バンマツリの原産地はブラジル、アルゼンチン、ガイアナ、トリニダード・トバゴ、ベネズエラにあり、自生地は山地の森林や林縁などにあります。
バンマツリの特徴
- バンマツリの魅力:花は単生して、花の数が少なめで株の中で疎らに咲くため、園芸での栽培は少なめです。花は弁の縁部分が波打つためフリル状の外観をしており、花の色は紫色から白色と変化していくため、一株の中で複数の色の花が混在してグラデーションを楽しめます。また枝が不規則に曲がるため、ジグザグとした外観になりやすい点も、この植物の個性的な特徴です。
- 樹形の特徴:生育型は分枝型で、主軸がハッキリとしないくらいに分枝します。枝は不規則にジグザグと曲がる傾向があるため、不規則な形状の樹形になることがあります。
- 花の特徴:開花期は4月~9月、花序は頂生の単生です。花の形は高杯形花冠で、花弁の縁部分が緩く波打ち、フリル状の優美な外観となります。花の色は紫色・白色の複色で、咲き初めは紫色をしていますが、開花から2~3日経過すると白色に変化します。そのため、一株の中で紫色と白色の花が混在してグラデーションのような美しい色彩効果が生み出されます。
- シェードガーデン:耐陰性があるため、間接光しか入らないような明るい日陰でも育てることが可能です。