ブルンフェルシアは属の中に約47種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、沢山の花が咲き夜にジャスミンを思わせる様な香りを漂わせるニオイバンマツリ、花の喉部が白く茎の頂部に小花が集まり咲くパウキフロラ種、個々の花が単生するバンマツリ等が親しまれています。
ブルンフェルシア属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
ブルンフェルシアの主な種の目次 | |
①ニオイバンマツリ 開花時期:4月~7月 | ②パウキフロラ種 開花時期:4月~7月 |
③バンマツリ 開花時期:4月~7月 | ④その他の種と園芸品種 |
原産:ブラジル
学名:brunfelsia latifolia
草丈:約20~180cm
分類:常緑低木
開花時期:4月~7月
花色:紫色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:普通
誕生花:4月23日/12月28日
花言葉:「幸運」「夢の名」「浮気な人」「熱心」
特徴:ニオイバンマツリは学名brunfelsia latifolia、別名「ブルンフェルシア・ラティフォリア」や「イエスタデー・トゥデイ・トゥモロー(yesterday-today-tomorrow)」等とも呼ばれるブラジル原産の常緑低木です。
ニオイバンマツリの語源(由来)
- 属名のブルンフェルシア(brunfelsia)はドイツの神学者で植物学者のオットー・ブルンフェルス(Otto Brunfels)への献名です。
- 種小名のラティフォリア種(latifolia)は「広い」を意味するラテン語の「lati」と「葉」を意味する「folia」からきています。
- 和名のニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)の由来は、匂(ニオイ)があり蕃(外国/異民)から来た、茉莉(ジャスミン)を意味しています。※ジャスミンとは科も属も違います。
ニオイバンマツリの特徴(魅力)
- 花は日毎に色が変わるため紫色と白色の花が混在します
- ↳花の色は咲き初めは濃い紫色ですが
- ↳翌日もしくは翌々日には白色へと色が変わります
- 花は非常に多花性で春に一斉に開花する花姿は圧巻の魅力があります
- ↳香りはジャスミンを思わせる強い芳香です
- 植物は全部分が有毒で特に果実は有毒成分が多く含まれています
- ↳有毒成分のブルンフェルサミジンは犬や猫等が間違えて摂取すると嘔吐や痙攣、ふらつき等の症状が出て最悪の場合は死んでしまいます
ニオイバンマツリの茎は木質で淡褐色から灰褐色、非常に枝分かれがよくジグザグと不規則に伸び、高さは180cmまで成長する事があります。葉は濃い緑色で光に当たると反射する光沢があり、形は長さ約4(9)cm × 幅約2(5.5)cmの楕円形をしていて、互生葉序に配置されます。花は頂生、花の色は咲き進むに連れて濃い紫色から白色へと退色し、花冠は漏斗状で直径約3~4cmになり花先が深く5裂します。また花が終わると直径約1cmの緑色を球形の果実が出来ます。
開花時期は春から秋、花色は紫色もしくは白色で、個々の花は直径約3~4cmの漏斗形で花先が深く5裂して、花序は頂生です。樹形は直立で枝分かれがよく高さは約20(180) × 20(180)まで成長します。葉色は緑色で光沢があり、葉身は楕円形、葉序は互生葉序につきます。
ニオイバンマツリの栽培
ニオイバンマツリを育てる際の注意点は「乾燥」や「冬の寒さ」です。ニオイバンマツリは基本的に乾燥や強い日差しが苦手なため、植える場所や土質等に気をつけ、また乾燥しやすい夏場の管理に注意が必要でしょう。ニオイバンマツリは軽い霜であれば耐える事が出来ますが、強い霜に当たると枯れてしまうため暖地以外での屋外での越冬は難しいかもしれません。必要に応じて管理のしやすい鉢植えで育てるのも1つの手でしょう。増やし方は挿し木により増やせます。
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原産:ブラジル
学名:brunfelsia pauciflora
草丈:約90~240cm
分類:常緑低木
開花時期:4月~7月
花色:紫色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:普通
誕生花:4月23日/12月28日
花言葉:「幸運」「夢の名」「浮気な人」「熱心」
特徴:ブルンフェルシア(パウキフロラ)は学名brunfelsia pauciflora、別名「モーニング・ヌーン&ナイト(morning-noon-and-night)」や「イエスタデー・トゥデイ・トゥモロー(yesterday-today-tomorrow)」等とも呼ばれるブラジル原産の常緑低木です。
ブルンフェルシア(パウキフロラ)の語源(由来)
- 属名のブルンフェルシア(brunfelsia)はドイツの神学者で植物学者のオットー・ブルンフェルス(Otto Brunfels)への献名です。
- 種小名のラティフォリア種(latifolia)は、「少数」を意味するラテン語の「pauci」と、「花」を意味するラテン語の「flora」からきています。
ブルンフェルシア(パウキフロラ)の特徴(魅力)
- 花は花喉の部分が白色をしています
- 花は日毎に色が変わるため紫色と薄紫色と白色の花が混在します
- ↳花の色は咲き初めは濃い紫色ですが
- ↳徐々に薄紫色になり最後は白色へと色が変わります
- 花は茎の頂部に10個程度の小花を集め花序をつくります
- ↳非常に多花性で春に一斉に開花する花姿は圧巻の魅力があります
- 葉が非常に大きく長さが16cmに達する事もあります
- 植物は全部分が有毒で特に果実は有毒成分が多く含まれています
- ↳有毒成分のブルンフェルサミジンは犬や猫等が間違えて摂取すると嘔吐や痙攣、ふらつき等の症状が出て最悪の場合は死んでしまいます
ブルンフェルシア(パウキフロラ)の茎は木質で灰褐色で通常は滑らか、枝分かれがよく直立して高さは240cmまで成長する事があります。葉は濃い緑色で光に当たると反射する光沢があり、形は長さ約6(16)cm × 幅約2(6.5)cmの楕円形から披針形をしていて、互生葉序に配置されます。花は茎の頂部に小花が10個程度集まり集散花序をつくり、花の色は咲き進むに連れて紫色から薄紫色、白色へと退色し、花冠は漏斗状で直径約3~5cmになり花先が深く5裂します。また花が終わると直径約1cmの緑色を球形の果実が出来ます。
開花時期は春から夏、花色は紫色もしくは白色で、個々の花は直径約3~5cmの漏斗形で花先が深く5裂して、花序は茎頂に小花が集まり集散花序に花を咲かせます。樹形は直立で枝分かれがよく高さは約90(240) × 120(180)まで成長します。葉色は緑色で光沢があり、葉身は楕円形から披針形、葉序は互生葉序につきます。
ブルンフェルシア(パウキフロラ)の栽培
ブルンフェルシア(パウキフロラ)を育てる際の注意点は「乾燥」や「冬の寒さ」です。ブルンフェルシア(パウキフロラ)は基本的に乾燥や強い日差しが苦手なため、植える場所や土質等に気をつけ、また乾燥しやすい夏場の管理に注意が必要でしょう。ブルンフェルシア(パウキフロラ)は軽い霜であれば耐える事が出来ますが、強い霜に当たると枯れてしまうため暖地以外での屋外での越冬は難しいかもしれません。必要に応じて管理のしやすい鉢植えで育てるのも1つの手でしょう。増やし方は挿し木により増やせます。
ブルンフェルシア(パウキフロラ) |
原産:ブラジル
学名:brunfelsia uniflora
草丈:約50~300cm
分類:常緑低木
開花時期:4月~7月
花色:紫色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:普通
誕生花:4月23日/12月28日
花言葉:「幸運」「夢の名」「浮気な人」「熱心」
特徴:バンマツリは学名brunfelsia uniflora、 ブラジル原産の常緑低木です。
バンマツリの語源(由来)
- 属名のブルンフェルシア(brunfelsia)はドイツの神学者で植物学者のオットー・ブルンフェルス(Otto Brunfels)への献名です。
- 種小名のユニフローラ(uniflora)はラテン語で「単一の」を意味する「uni」と「花」を意味する「flora」の二語からきており単一の花を咲かせる事に由来します。
- 和名のバンマツリ(匂蕃茉莉)の由来は、蕃(外国/異民)から来た、茉莉(ジャスミン)を意味しています。※ジャスミンとは科も属も違います。
バンマツリの特徴(魅力)
- 花は単生で枝先に1個の花が咲きます
- 花は日毎に色が変わるため紫色と白色の花が混在します
- ↳花の色は咲き初めは紫色ですが
- ↳翌日もしくは翌々日には白色へと色が変わります
- 枝は捻れ不規則に曲がる事があります
- 植物は全部分が有毒で特に果実は有毒成分が多く含まれています
- ↳有毒成分は犬や猫等が間違えて摂取すると嘔吐や痙攣、ふらつき等の症状が出て最悪の場合は死んでしまいます
バンマツリの茎は木質で褐色から灰褐色、非常に枝分かれがよく枝は捻れ不規則に曲がる事もあり、通常高さは50~300cmまで成長しますが、最大800cmに達したという報告もあります。葉は濃い緑色で光に当たると反射する光沢があり、形は長さ約2.5(8)cm × 幅約1(4)cmの楕円形もしくは披針形をしていて、互生葉序に配置されます。花は単生、花の色は咲き進むに連れて紫色から白色へと退色し、花冠は漏斗状で直径約1.5~3cmになり花先が深く5裂します。また花が終わると直径約1~1.5cmの緑色を球形の果実が出来ます。
開花時期は春から秋、花色は紫色もしくは白色で、個々の花は直径約1.5~3cmの漏斗形で花先が深く5裂して、花序は単生です。樹形は直立で枝分かれがよく高さは約50(300) × 50(300)まで成長します。葉色は緑色で光沢があり、葉身は楕円形もしくは披針形、葉序は互生葉序につきます。
バンマツリの栽培
バンマツリを育てる際の注意点は「乾燥」や「冬の寒さ」です。バンマツリは基本的に乾燥や強い日差しが苦手なため、植える場所や土質等に気をつけ、また乾燥しやすい夏場の管理に注意が必要でしょう。バンマツリは軽い霜であれば耐える事が出来ますが、強い霜に当たると枯れてしまうため暖地以外での屋外での越冬は難しいかもしれません。必要に応じて管理のしやすい鉢植えで育てるのも1つの手でしょう。増やし方は挿し木により増やせます。
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