テーマガーデンとは、小説の世界やアニメの世界、文化や歴史、趣味などをテーマにしてデザインされるお庭です。そのため、デザインはテーマに合わせた物になります。例えば、フェアリーガーデンであれば自然と魔法を感じさせる世界観のお庭をデザインになり、エレガントガーデンであれば上品さや優雅さを全面に出したデザインになります。
テーマガーデンは、特定の世界観をお庭の中で表現したい人、好きな物に囲まれてお庭の中でリラックスしたい人、訪れる人に驚かれるような素敵な庭を作りたい人などに向いているお庭です。
ここでは、「自然風(インフォーマルガーデン)」「整形式(フォーマルガーデン)」「テーマガーデン」の三つのカテゴリーがある中からテーマガーデンを紹介していきます。詳しく知りたい場合はデザインごとにリンクも用意しているため、そちらをご覧ください。
目次
- テーマガーデン(Theme Garden)
- コテージガーデン(cottage garden)
- ロマンチックガーデン(Romantic Garden)
- エレガントガーデン(Elegant Garden)
- アンティークガーデン(Antique Garden)
- かわいいお庭(Cute Garden)
- フェアリーガーデン(Fairy Garden)
- エンジェルガーデン(Angel Garden)
- アリスガーデン(Alice Garden)
- スイーツガーデン(Sweets Garden)
- 魔女の庭(Witch Garden)
- エスニックガーデン(Ethnic Garden)
- カラーガーデン(color garden)
- バタフライガーデン(Butterfly Garden)
- キッチンガーデン(kitchen garden)
- カラフルガーデン(Colorful Garden)
- ドライガーデン(Dry Garden)
- 地中海ガーデン(Mediterranean Garden)
- 枯山水(石庭)
- 茶庭(露地)
- シェードガーデン(shade garden)
- 沈床花壇(Sunken garden)
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- 自然風の庭(Informal Garden)
- 整形式のお庭(Formal Garden)
テーマガーデン(Theme Garden)
テーマガーデンは「ファンタジー世界」「幻想的な世界」「童話の世界」「歴史や伝統の表現」「感情や雰囲気の表現」「色の表現」「趣味や実用」「特定の植物」など豊富なテーマに基づいてお庭がデザインされます。
ここではテーマガーデンごとの特徴と、訪れる人に与える印象、配色やデザインのやり方などを紹介します。
コテージガーデン(cottage garden)
コテージガーデンとは、イギリスの田舎にある小さな家屋の庭をテーマにして作られるお庭です。歴史や人の営みを感じさせる手作り感のある小道と、何年も使われてきたような農具や車両などの装飾品の数々、自然な雰囲気を演出する密植された植栽、アクセントになる色鮮やかな草花などが魅力的なお庭のスタイルです。
コテージガーデンは、イギリスの歴史や伝統的なスタイルが好きな人、自然な雰囲気と手作り感が調和する雰囲気が好きな人、歴史を感じさせるようなアンティークな雰囲気が好きな人、色鮮やかな草花やハーブや果物類を植栽して楽しみたい人などに向くお庭です。
デザイン方法
配色 | デザイン |
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コテージガーデンの配色は、自然を感じさせる植物の緑色や、建物や歴史ある骨董品などを感じさせる茶色がメインカラーまたはサブカラーになり、色鮮やかな花々がアクセントとして働き、お庭を全体の雰囲気を引き締め立体感を作りだします。 コテージガーデンに関連する色を集めたアースカラーまたはアンティークカラーのカラーパレットをコテージガーデンの作り方に用意しているため、お庭全体の配色を行う時に参考にしてみて下さい。 | コテージガーデンは、手作り感のある小道や花壇、無造作に置かれる年季の入った農具や車輪などの装飾品、効率性を考えて密植される植物、色鮮やかな草花などが魅力です。 手作り感や歴史を感じさせたり、人の営みと自然の同化を演出するために、綺麗に作り過ぎない事が大切になります。例えば、時の流れで傷付いたかのようなエイジング加工がしている素材なども使ってみたり、素材を設置する時も多少のズレや凹凸を気にせずに、並べ配置していきます。 |
植物 | 装飾品 |
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コテージガーデンは、イギリスの文化を反映した美しいお庭です。そのため、イギリスで昔から親しまれていた 植物や、ヨーロッパに自生する植物が適しています。また、花が豊富で色鮮やかな植物、香りが良い植物、トレリスやアーチ等に這わせる事が出来るツル植物、季節ごとに咲き翌年また戻ってくる宿根草等が、コテージガーデンでよく利用されます。 詳しくはコテージガーデンの作り方にあるおすすめの植物からご覧下さい。 | コテージガーデンでは、イギリスの文化を感じさせるような物や、田舎の畑で使われていたような物が置かれます。例えば、道具を運ぶ台車の車輪、アンティークな雰囲気がある農具、薔薇などを絡ませるアーチ、昔使っていた窓枠などです。これらがお庭の中に無造作に置かれて、独特なアンティークな雰囲気を作り出します。 |
\コテージガーデンの詳しい作り方はこちらからご覧ください/
ロマンティックガーデン(Romantic Garden)
ロマンチックガーデンとは、愛情や情熱などの感情的な要素が強調された美しい庭園スタイルです。女性らしさを感じさせる柔らかなデザインと、夢の中にいるような幻想的な雰囲気が特徴となり、訪れる人を優しく包み込んで心を穏やかにさせる魅力溢れるお庭になります。
ロマンチックガーデンに向く人は、愛や情熱などの感情をお庭の中で表現したい人、幻想的な雰囲気が好きな人、柔らかで優しい雰囲気が好きな人、女性的で愛情深い人、恋人とお庭でロマンチックに過ごしたい人、家族などの大切な人とお庭でリラックスしながら過ごしたい人などです。
デザイン方法
配色 | デザイン |
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ロマンチックチックガーデンの配色は、全体的に明度が高く彩度が低いパステル調のトーンやGrayishなトーンで構成して、アクセントカラーとして情熱的な印象を与える純色の赤色を加えると良いでしょう。 基本的には、女性らしい柔らかさと優しさを感じさせる桃色をベースにするとロマンチックな雰囲気を演出しやすくなります。そこに幻想的な雰囲気を出す紫色や、桃色と同様に柔らかさや優しさを感じさせるクリーム色をサブカラーとして使います。 詳しくは、ロマンチックガーデンの作り方に、ロマンチックガーデンにおすすめの色を集めたロマンチックカラーのカラーパレットを準備しているので、参考にしてみて下さい。 | ロマンチックガーデンは愛や情熱などの感情をテーマにして女性的な雰囲気で作られるお庭です。そのため、これらの感情に結びつくデザインを作ります。 例えば、女性的な印象を与えるため、お庭に使う素材や装飾品は丸や曲線を使った物を選びます。大人っぽく男性的な印象を与える、直線的な物やゴツゴツした物は避けた方がよいでしょう。また愛情や情熱を表現するために、これらを表現する「ハート形」や「桃色」「赤色」などの素材や装飾品、デザインも大切になります。 ロマンチックガーデンでは幻想的な雰囲気の演出も必要なため、噴水を取り入れて優雅で幻想的な演出をしたり、現実世界と幻想世界を区切るためアーチや塀、ツル植物などを活用して現実社会の喧騒を遮断してしまうのがおすすめです。 |
植物 | 装飾品 |
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ロマンチックガーデンに合う植物は「愛」「情熱」を感じさせる植物や「優しさ」「柔らかさ」などを感じさせる植物、甘い雰囲気をつくる香りのある植物等です。 例えば、愛や情熱を感じさせる植物であればケマンソウのようにハート形の花を咲かせたり、また赤色や桃色の色を持っている植物を選んだりするとよいでしょう。優しさや柔らかさは「霞」や「綿菓子」を想像させるような細かい茎葉をもっている植物や、丸みを帯びた外観の植物などが当てはまります。 植物の種類についてはロマンチックガーデンの作り方からご覧ください。 | ロマンチックガーデンに合う装飾品は「愛」「情熱」を感じさせる物や、女性的な「優しさ」「柔らかさ」を感じさせる物がおすすめです。 例えば、小説等で愛を語る場所として登場するのは庭園の中のガゼボです。ガゼボにはテーブルと椅子が置いてあり、恋人や大切な人と語らう場所として機能している他、ロマンチックな雰囲気を盛り上げる背景しても働きます。 この他にも幻想的で優雅な雰囲気を盛り上げる噴水や、外界の喧騒を遮断するためのガーデンフェンスなどが必要になります。 詳しくはロマンチックガーデンの作り方からご覧ください。 |
\ロマンチックガーデンの詳しい作り方はこちらからご覧ください/
エレガントガーデン(Elegant Garden)
エレガントガーデンは、「優雅さ」と「上品さ」をテーマにした美的感覚に優れたお庭です。緻密に計画されたデザインと、手入れが行き届いた植栽により、訪れる人々を心地よく大人の空間で包み込む魅力があります。
エレガントガーデンは、ロマンチックガーデンと同様にロマンチックな雰囲気を感じさせる所がありますが、より垢抜けた大人っぽさがあり上品で洗練されています。そのため、ロマンチック感で言うと、エレガントガーデンは男性と女性が夜のホテルで食事をするような大人っぽい感覚になり、ロマンチックガーデンは子供が夢の中に描くような可愛らしさを集めた雰囲気になります。
エレガントガーデンに向く人は、お洒落で大人っぽい雰囲気に憧れる人、お庭の中で優雅なひと時を感じたい人、訪れる人に美的感覚が優れた人と感じさせたい人、落ち着いた雰囲気が好きな人、心を落ち着けてリラックスしたい人(ブルー基調)などに向いています。
デザイン方法
配色 | デザイン |
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エレガントガーデンの配色は、落ち着いた雰囲気を出すために全体的に彩度が抑えられており、灰みを帯びたGrayishトーンやLight Grayishトーン等で構成されています。また色彩は落ち着いた印象や爽やかな印象を与える青色や水色、優雅な雰囲気をつくる紫色、上品な雰囲気を作る濃い赤色などが使われます。また優雅で幻想的な印象を与える紫色もサブカラーとして使用する事が可能です。 緑色をベースにして、男性的で爽やかな印象を与える青色や水色をサブカラーに設定すると大人っぽく落ち着いた雰囲気になり、赤色や桃色などが大きくなると女性的でロマンチックな印象が強くなります。 詳しくは、エレガントガーデンの作り方に、エレガントガーデンにおすすめの色を集めたエレガントカラーのカラーパレットを準備しているので、参考にしてみて下さい。 | エレガントガーデンは「優雅さ」と「上品さ」をテーマにした美的感覚が優れたお庭です。そのため、テーマに沿ったお庭作りを行います。 エレガントガーデンで使われる素材や装飾品などは、繊細で高級感のある物が使われており、大人っぽく優雅さを感じさせます。例えば、高級感のある大理石の歩道や、最新素材または美しく装飾された鉄製のガーデンファニチャーなどが当てはまります。 この他にも優雅な雰囲気を盛り上げる噴水や、ライトでのお洒落な演出などもあると、よりエレガントな雰囲気になるでしょう。 配置のデザインも重要になります。洗練された印象を与える直線、または優雅さを演出する曲線や、幾何学的な形状を使いデザインします。基本的に手作り感を出さずにしっかりと作り込む事が大切になるため、プロの施工業者に頼む方が良いかもしれません。 |
植物 | 装飾品 |
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エレガントガーデンに合う植物は「洗練」「優雅さ」を感じさせる植物や、心をリラックスさせる色や香りのある植物等がおすすめです。 例えば、洗練された植物であれば針葉樹のように幾何学的な決まった樹形をつくる植物や、剪定後に綺麗に仕上がる植物、優雅さを感じさせる植物であればグラス類のように優雅に葉を広げたり、特定の低木のように優雅に枝を湾曲して広げたり、ヘデラのように優雅にツル性の茎を垂れさせる植物などが当てはまります。 植物の種類についてはエレガントガーデンの作り方からご覧ください。 | エレガントガーデンに合う装飾品は「洗練」「優雅さ」を感じさせる物です。 例えば、お庭の中で優雅な一時を過ごす為にお洒落なテーブルや椅子は欠かせません。また小説等で優雅に休憩する空間といえば庭園の中のガゼボも欠かせない要素になります。 この他にも優雅に広がる水の動きと涼やかな雰囲気がエレガントガーデンにマッチする噴水や、外界の喧騒を遮断するためのガーデンフェンスなどが必要になります。 詳しくはエレガントガーデンの作り方からご覧ください。 |
\エレガントガーデンの詳しい作り方はこちらからご覧ください/
アンティークガーデン(Antique Garden)
アンティークガーデンとは、西洋の古い歴史を感じさせたり、アンティークな小物や骨董品などを飾り、楽しまれるお庭のスタイルのひとつです。アンティークガーデンは、時間の流れで色褪せたり壊れた物を鑑賞しながら、昔の記憶を呼び起こし、ノスタルジックな感傷に浸る事が出来ます。また落ち着いた雰囲気を楽しみながらコーヒーを飲んで寛いだりする事ができるお庭です。
アンティークガーデンは、歴史を感じさせる古いものを好む人、時代の流れを感じてノスタルジックな気分に浸りたい人、カフェの様な落ち着いた雰囲気を好む人、ヨーロッパの古い歴史に興味がある人などに向くお庭です。
配色 | デザイン |
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アンティークガーデンで使われる色は、明度が低く抑えられている黒っぽい色や灰みを帯びた色、彩度が抑えられていて色を使います。何故なら落ち着いた雰囲気があり、くすみや色褪せが時代の流れを感じさせるからです。また色彩は骨董品や古い建物感を出す褐色、色褪せていく紙の色を連想させるくすんだ白色、鉄の錆を想像させる赤茶色や黄褐色、ヴィンテージ感や植物の色である濃い緑色などを使うとよいでしょう。 基本的には、建物やアンティークな装飾品を想像させる褐色をメインカラーまたはサブカラーに置いて、植物の色である緑色をメインカラーまたはサブカラーに使います。アクセントカラーはやや明度が抑えられた色彩を使い、濃い赤色などを取り入れるとよいでしょう。 詳しくは、アンティークガーデンの作り方に、アンティークガーデンにおすすめの色を集めたアンティークカラーのカラーパレットを準備しているので、参考にしてみて下さい。 | アンティークガーデンは時代の流れや歴史を感じさせるようなデザインが特徴のお庭です。そのため、新品の素材を避けたり、時代の流れで壊れたような演出が大切になったりします。 アンティークガーデンで使われる素材はヴィンテージ感のある再利用品や、古く見えるようにエイジング加工された素材や装飾品などが使用され、また色も古く見えるように明度や彩度を気にする必要があります。 またこの他にも、壊れた扉や窓枠、昔は使われていた押し車の車輪などが立て掛けて置かれていたりすると、よりアンティークな雰囲気が出てきます。 配置のデザインも重要になります。手作り感を感じさせる完璧じゃない配置、使い込まれる中でズレて凹凸が現れる素材の配置、また隙間を開ける事で土や植物が侵入して自然との調和を演出することも出来ます。 |
草花 | 装飾品 |
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植物は、古くから親しまれている植物、アンティークカラーの植物、水分を失い枯れた後も外観を長く保ち風情を残す植物などが、アンティークな雰囲気を作る事が出来るためアンティークガーデンにおすすめです。 植物の種類について詳しくはアンティークガーデンの作り方からご覧ください。 | アンティークガーデンは昔の西洋のお庭を表現して作られます。そのため、ヨーロッパの骨董品や歴史を感じさせるような装飾品、現役から退いた農具や道具類などがおすすめです。 また素材にもこだわり、経年を感じさせる木材、錆が浮くような鉄、欠けたり色褪せたりしているレンガなどを使うと、見た人に時の流れや歴史を感じさせる事が出来ます。 詳しくはアンティークガーデンの作り方からご覧ください。 |
\アンティークガーデンの詳しい作り方はこちらからご覧ください/
かわいいお庭(Cute Garden)
かわいいお庭とは「可愛い」をテーマにしてデザインされるお庭です。そのため、お庭には「柔らかい」「優しい」「可愛い」と感じさせるデザインの物が取り入れられます。可愛いお庭は、訪れる人に癒しを与えたり優しい気持ちにさせる効果があり、子供から大人まで幅広い年齢層に人気があるお庭になります。
かわいいお庭は、可愛い雰囲気が好きな人や、優しい雰囲気が好きな人、女性的な人などに向いているお庭です。
配色 | デザイン |
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かわいいお庭は「かわいい」の感情を表現するお庭です。そのため配色は、柔らかな印象を与える明度が高く彩度が低いパステル調のトーンを中心にして構成します。またアクセントカラーとして可愛い印象を与える純色の色彩などを加えると良いでしょう。 基本的には、女性らしい柔らかさと優しさを感じさせる桃色やクリーム色をメインまたはサブカラーにするとかわいい雰囲気を演出しやすくなります。 | かわいいお庭は、かわいいと言う感情をテーマにして作られるお庭です。そのため、かわいいに結びつくデザインのお庭を作ります。 例えば、かわいい印象を与えるため、お庭のデザインは丸や曲線を描くようなデザインしたり、またハートの形のデザインも取り入れます。 逆に直線的なデザインは大人っぽくカッコ良い印象を与えたり、ゴツゴツしたデザインは男性的な雰囲気をつくるため避けた方が良いでしょう。 |
植物 | 装飾品 |
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かわいいお庭では「愛」を感じさせるような植物、ふんわりとした包容力のある「優しさ」「柔らかさ」などを感じさせる植物、甘い雰囲気をつくる「香り」のある植物等が好まれます。 例えば、愛を感じさせる植物であればケマンソウのようにハート形の花を咲かせたり、また赤色や桃色の色を持っている植物を選んだりするとよいでしょう。また優しさや柔らかさは「霞」や「綿菓子」を想像させるような細かい茎葉をもっている植物や、丸みを帯びた外観の植物などが当てはまります。 詳しくは、かわいいお庭におすすめの植物からご覧下さい。 | かわいいお庭では、かわいい印象を与えたり雰囲気を作る装飾品が好まれます。例えば、愛や表現する「ハートの形」をした装飾品や、見ているだけでも癒されるふわふわした「小動物」の装飾品や、子供が好む「ぬいぐるみ」の装飾品なども可愛いと感じさせる事が出来ます。この他にも様々な装飾品があります。詳しくは可愛いお庭におすすめの装飾品からご覧ください。 |
\かわいいお庭の詳しい作り方はこちらからご覧ください/
フェアリーガーデン(Fairy Garden)
フェアリーガーデンとは、草原や森林の中にある妖精の住処をイメージしながら作られるお庭です。ファンタジー世界にいるような神秘的な雰囲気と、明るく輝くような神聖な雰囲気があり、訪れる人を妖精の世界へと誘います。
フェアリーガーデンは、ファンタジー世界が好きな人や、妖精や精霊が好きな人、妖精に幸運を運んできて貰ったり悪戯されたい人、神秘的で幻想的な雰囲気に包まれたい人、魔法の世界が好きな人、自然な雰囲気が好きな人、明るい雰囲気が好きな人、心や体を癒したい人等に向いているお庭です。
配色 | デザイン |
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フェアリーガーデンは、妖精や妖精の住処、魔法を想像させるような色が使われます。明度が高く彩度が抑えられたパステル調の明るいトーンを中心に構成されています。また色彩は妖精や植物を想像させる緑色、魔法の神秘的な雰囲気を感じさせる白色や紫色、花々を想像させる桃色や青色などです。 自然を想像させる緑色や茶色、紫色などをメインカラーまたはサブカラーに置いて、アクセントカラーとして花々の色などを配色するとよいでしょう。 詳しくは、フェアリーガーデンの作り方に、フェアリーガーデンにおすすめの色を集めたフェアリーカラーのカラーパレットを準備しているので、参考にしてみて下さい。 | フェアリーガーデンは、自然の中にあり、妖精が手作りする小道や花壇などでデザインされるお庭です。そのため、自然風と手作りのデザインが調和した庭作りがされます。 フェアリーガーデンでは、基本的に素材は自然の中にある物が使われます。また妖精はとても長生きなため、多くの場合は素材が古くなっていたり壊れていたりする事が多いです。そのため、再利用品や長年使い込んできたかのようなエイジング加工された素材を使用すると良いでしょう。 配置も大切です。自然風のものと妖精が手作りをする物を分けて、考えて全体が調和するようにデザインと配置を行います。植物の植栽は基本的に自然風ですが、小道や花壇などは妖精が手作りするかもしれません。妖精が手作りする場合は、妖精の拙い手作り感を出すために、凸凹とした物を作ったり、人間が作るよりも小さな物を作ったりすると良いでしょう。 |
植物 | 装飾品 |
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フェアリーガーデンは妖精が住むお庭です。そのため、基本的には小さく繊細な印象を与える草花が好まれます。また一方で、視界を覆うような幻想的な植物や、ユグドラシルを思わせるような大きく存在感のある神秘的な木々の存在もフェアリーガーデンの中で重要な要素のひとつとなります。 | フェアリーガーデンは、妖精の世界をテーマにしたお庭です。そのため、妖精に関連する物を装飾品として選ぶとよいでしょう。 例えば、妖精や精霊のオブジェや、妖精のお家をイメージしたオブジェ、妖精が作り出したような魔法のオブジェ等が考えられます。 また妖精は悪戯や遊びが大好きなイメージがあるため、遊び場所になるブランコ等を設置するのも良いかもしれません。 |
\フェアリーガーデンの詳しい作り方はこちらからご覧ください/
エンジェルガーデン(Angel Garden)
エンジェルガーデンは、天使が存在する天界や森の中にある楽園をイメージしながら作られるお庭です。天使とは、民間伝承や神話に登場する神秘的な存在です。普段は天界や森の中の楽園などにいるとされており、また人々を導くために降りてくるとされています。
エンジェルガーデンは、天使や神様などの神聖な雰囲気が好きな人、ファンタジー世界が好きな人、神秘的で幻想的な雰囲気に包まれたい人、明るい雰囲気が好きな人等に向いているお庭です。
配色 | デザイン |
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エンジェルガーデンは天使の色や、天使に関連する場所をイメージさせる色が使われます。神聖な印象を与える白色を中心に、天界の青色、森の中の楽園の緑色、神々しさを感じさせる金色等が配色に使われます。 天使に関連する色を集めたエンジェルカラーのカラーパレットをエンジェルガーデンの作り方にのせているので、良ければそちらも参考にして下さい。 | エンジェルガーデンでは、天界や森の中の楽園をイメージしてお庭が作られます。そのため、自然風またはフォーマルなデザインになります。※天界をイメージしてお庭を作る場合はギリシャ庭園等を参考にするとよいでしょう。 エンジェルガーデンでは、基本的に素材は神聖な雰囲気が感じられる大理石、自然な雰囲気を感じさせる石や岩等が使われます。 配置とデザインはイメージする場所で変わります。天界をイメージする場合はフォーマルなデザインで緻密に計算された配置を行います。森の中をイメージする場合は自然風にデザインをおこないます。 |
植物 | 装飾品 |
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エンジェルガーデンは、神聖な印象を与える天使をイメージするお庭です。そのため、神聖な印象を与える白色の植物、平和や愛を象徴する植物、天使をイメージさせるような植物等がよく合います。またエンジェルガーデンは、幻想的な空間でもあります。そのため視界を覆うような植物等もおすすめです。 詳しくはエンジェルガーデンにおすすめの植物からご覧下さい。 | エンジェルガーデンでは、神聖さを強調するオブジェがおすすめです。天使や女神をイメージしたオブジェ、天使や女神が弾く楽器(ハープなど)、愛を象徴するキューピットと鳩に関連して鳥を呼ぶバードバスなどを設置すると良いでしょう。 |
\エンジェルガーデンの詳しい作り方はこちらからご覧ください/
アリスガーデン(Alice Garden)
アリスガーデンとは、不思議の国のアリスの世界をテーマにした幻想的なお庭です。アリスの物語からインスパイアされた奇抜なデザインと、夢のような雰囲気が特徴です。例えば、お庭の中にはトランプ兵による警備や、話しかけてくる草花があり、お庭の中での魅力的な出来事のひとつとして物語を盛り上げ、訪れる人を不思議の国のアリスの世界へと誘っていきます。
アリスガーデンは、御伽の国やファンタジー世界が好きな人や、可愛い雰囲気が好きな人、不思議の国のアリスが好きな人などに向いているお庭です。
デザインの方法
配色 | デザイン |
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アリスガーデンでは、不思議の国のアリスに登場するアリスやチャシャ猫等の登場人物に関連する色や、また森の中(お茶会)やお城などの背景色が配色に使われます。 不思議の国のアリスに関連する色を集めたアリスカラーのカラーパレットをアリスガーデンの作り方に用意しているため、お庭全体の配色を行う時に参考にしてみて下さい。 | アリスガーデンでは、基本的に不思議の国のアリスの世界をイメージしてお庭が作られます。その中でも特に、表現されるのが「お茶会」と「トランプの国」です。 お茶会とトランプの国ではデザインがことなります。 不思議の国のアリスの絵本の中の、どの場面を表現するのか決めてから、お庭をデザインする事で、統一感のあるアリスガーデンを作る事が出来るでしょう。 |
植物 | 装飾品 |
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アリスガーデンは、不思議の国のアリスをイメージして作られるお庭です。不思議の国のアリスでは、お茶会で見られる植物と、ハートの国で見られる植物がかわります。 お茶会では曲がりくねる木々、顔の形をした喋る花、捻りの入る葉っぱ、色鮮やかな花など奇抜な印象を与える植物が多いです。またトランプの国ではお庭の中に生垣の迷路があったり、ハート型のトピアリーがあったりします。表現する場所に合わせて植物選びを行うとよいでしょう。 詳しくはアリスガーデンにおすすめの植物からご覧下さい。 | アリスガーデンでは、不思議の国のアリスに登場するチャシャ猫や懐中電灯を手にした白うさぎ、トランプ兵などのオブジェが置かれたり、またお茶会のテーブルや椅子、ティーセットやお菓子などが装飾品として飾られます。 |
\アリスガーデンの詳しい作り方はこちらからご覧ください/
スイーツガーデン(Sweets Garden)
スイーツガーデンとは、お菓子やスイーツをデコレーションのようにデザインしたお庭のことです。ドーナッツやチョコレート、ショートケーキやシュークリームなどのお菓子を直接庭に置くことはできませんが、それらを模した植物やオブジェを活用して、お庭をデザインする事でスイーツガーデンを訪れた人に甘い空気感が漂う世界に誘うことが出来ます。
スイーツガーデンは、パーティを開いてるような明るくポップな雰囲気が好きな人、甘い香りが漂ってくるような空間が好きな人、お菓子が好きな人、おとぎ話の世界観が好きな人、可愛らしくロマンチックな雰囲気が好きな人などに向いているお庭です。
配色 | デザイン |
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スイーツガーデンは、お菓子やスイーツ等を想像させる色が使われます。基本的に、お菓子は子供が好きな明るい色を使っているため、純色や明度が高いパステル色を選び配色に使いましょう。色彩はお菓子をイメージしながら、ホイップの白色や、カスタードクリームのクリーム色、チョコレートの暗褐色などを選んでいきましょう。 スイーツに関連する色を集めたスイーツカラーのカラーパレットをスイーツガーデンの作り方に用意しているため、お庭全体の配色を行う時に参考にしてみて下さい。 | スイーツガーデンでは、基本的にスイーツをイメージしてお庭が作られます。そのため、スイーツまたはそれに関連する物をイメージしながら全てがデザインされます。 例えば、花壇をお菓子を並べる皿に見立ててデザインしたり、小道をホイップやクッキーをデコレーションしたようなデザインにしたりです。 配置やデザインは、基本的にしっかり作った方が、何をデザインしているのか分かりやすいです。そのため、作りたい物をイメージしながら、枠をしっかり取りデザインしましょう。逆に自然風に形をバラバラにすると何を表現しているのか分からなくなります。そのため、自然風は避けた方が無難です。 |
植物 | 装飾品 |
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スイーツガーデンは、お菓子やスイーツに関連するお庭です。 そのため、スイーツを思わせる形や色をした植物だったり、甘い果物を付ける植物だったり、甘い香りがする植物などがよく合います。 詳しくはスイーツガーデンにおすすめの植物からご覧下さい。 | スイーツガーデンでは、お菓子やスイーツを強調するオブジェがおすすめです。 例えば、お菓子やスイーツのオブジェ、お菓子に見立てた植物を入れるお皿に見立てたプランター、お菓子を盗んだり運ぶ動物のオブジェなどです。装飾品を上手く活用する事で、お庭の統一性がより高まります。 |
\スイーツガーデンの詳しい作り方はこちらからご覧ください/
魔女の庭(Witch Garden)
魔女の庭は、森の奥深くに住む魔女や魔法使いをイメージしてデザインされる独特な雰囲気のあるお庭です。そのため、お庭にはファンタジー世界を彷彿とさせる神秘的な雰囲気が漂い、同時に深い森や魔女のダークな存在感や、魔法から生まれる不思議な雰囲気も感じられます。お庭には、魔法の行使や薬品の調合に使用される道具や錬金術に関連するアイテムが配置されており、訪れる者を魔法の世界へと誘うお庭です。
魔女の庭は、ファンタジー世界が好きな人、ダークでミステリアスな雰囲気が好きな人、魔法や魔女が好きな人、薬草が好きな人などに向いているお庭です。
デザインの方法
配色 | デザイン |
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魔女の庭では、魔女に関連する色や、深い森の色、魔女が使う魔法や錬金術の道具の色等が配色に使われます。 そのため、全体的に色の明度は低く濃い色をしています。色彩は森の中をイメージする濃い緑色をメインにして、魔法や魔女のローブを想像させる紫色、カボチャや魔法の蜂起など魔女に関連する橙色、深い闇を想像させる濃い緑色等が使われます。 魔女の庭に関連する色を集めたウィッチカラーのカラーパレットを魔女の庭の作り方に用意しているため、お庭全体の配色を行う時に参考にしてみて下さい。 | 魔女の庭では、深い森に住む魔女をイメージしてお庭が作られます。そのため、自然風と魔女の手作りのデザインが調和した庭作りがされます。 魔女の庭では、基本的に素材は自然の中にある物、または西欧の歴史に関連がある物(レンガ等)が使われます。また多くの場合は素材が古くなっていたり壊れていたりする事が多いです。そのため、再利用品や長年使い込んできたかのようなエイジング加工された素材を使用すると良いでしょう。 配置も大切です。自然風のものと魔女が手作りをする物を分けて考えて、全体が調和するようにデザインと配置を行います。植物の植栽は基本的に自然風ですが、小道や花壇などは魔女が手作りするかもしれません。魔女が手作りする場合は、手作り感や長年使い込んだ感を出すために、凸凹とした物を作ったり、苔や植物が生えて来るような演出をすると良いかもしれません。 |
植物 | 装飾品 |
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魔女の庭は、深い森に住む魔女をイメージして作られるお庭です。そのため、基本的に植物は魔女が使う薬用植物や錬金術に使うような植物が植えられています。 詳しくは魔女の庭の作り方からご覧下さい。 | 魔女の庭では、魔女に関連する道具が置かれます。例えば、錬金術に使う道具類や、魔法に関連する道具類などです。 これらを置くことでお庭の中に魔女に関連する物語が生まれて、ダークな世界観が作られます。 |
\魔女の庭(ウィッチガーデン)の詳しい作り方はこちらからご覧ください/
エスニックガーデン(Ethnic Garden)
エスニックガーデンとは、異国の伝統と文化を取り入れた魅力的なお庭のことです。エスニック(民族的)な要素を盛り込んだ独自のデザインにより、訪れる人は外国を訪れたような非日常的な雰囲気を感じたり、また異なる文化や価値観に触れることが出来ます。
エスニックガーデンは、異国の雰囲気が好きな人や、非日常感を感じたい人、リラックスした雰囲気が好きな人などに向いているお庭です。
デザインの方法
配色 | デザイン |
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エスニックガーデンで使われる配色は、異国情緒を感じさせる色彩を使うのが一般的です。例えば、インドなら濃い赤色や濃い橙色、黄色などがあり、アフリカなら褐色や黄色などがあります。多くの場合は、明度が低めで彩度が高めの濃い色が多い傾向にあります。 詳しくは、エスニックガーデンで使う色を集めた、エスニックカラーのカラーパレットを次の項に用意しているため、お庭全体の配色を行う時に参考にしてみて下さい。 | エスニックガーデンでは、表現する国の歴史や風土、建築様式などを調べてお庭をデザインすることが大切になります。 例えば、インドであればヒンドゥー教建築を取り入れてみたり、シンメトリーなデザインにしたり、アフリカであれば自然の大地を感じさせるようなデザインにします。 |
植物 | 装飾品 |
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エスニックガーデンの植物は、表現する国に自生する植物などが使われますが、多くの場合はインドやアフリカ、メキシコなどが表現されます。 詳しくはエスニックガーデンにおすすめの植物からご覧下さい。 | エスニックガーデンで使う装飾品は、表現する異国のお庭のデザインに合わせて選びます。その国の彫刻や陶器、石像などのアート作品を庭に配置することで、お庭の中に統一感が出て、異国に訪れたような雰囲気を感じることが出来ます。 |
\エスニックガーデンの詳しい作り方はこちらからご覧ください/
カラーガーデン(color garden)
カラーガーデンとは、色(カラー)をテーマにして、植物を植えたり装飾品を並べて作られるお庭のスタイルのひとつです。お庭のデザインはひとつの色に絞ってホワイトガーデンやブルーガーデン等を作ったり、様々な色を組み合わせてカラフルなガーデンやグラデーションが美しいガーデンが作られます。カラーガーデンは、色の種類や配色の組み合わせ方によって、訪れる人に与える印象が変わります。
例えば、青色をテーマにしたお庭を作ると知的で落ち着いた印象を与えたり、白色を選ぶと明るく輝くような印象や神聖な雰囲気を作ったりします。また様々な色を組み合わせてカラフルなお庭を作れたりもします。そのため、どのようなお庭を作りたいのか考えて色を選ぶとよいでしょう。
\カラーガーデンの詳しい作り方はこちらからご覧ください/
バタフライガーデン(Butterfly Garden)
バタフライガーデンとは、沢山の蝶々をお庭にお迎えするために作られるお庭です。蝶々は羽根にとても美しい模様があり、ひらひらと優雅に飛びます。そのため、お庭の中に蝶々がいるだけで、優雅で幻想的な雰囲気が作られます。従って、エレガントガーデンやロマンチックガーデンなどにデザインされるお庭にもよく合います。また蝶々は妖精のイメージにも使われています。そのため、フェアリーガーデンと組み合わせてバタフライガーデンを作ってみるのも面白いかもしれません。
キッチンガーデン(kitchen garden)
キッチンガーデンとは、新鮮な野菜・ハーブ・果物を手軽に入手する目的で、作られるお庭です。自宅で野菜やハーブを作るため、無農薬の安全な食材を入手できる所や、野菜や果物の劣化などを気にする必要がないため野菜や果物はギリギリまで完熟させる事が出来る所、従って野菜には栄養が沢山溜め込んでいて栄養満点で完熟した果物が食べれます。また量産品とは違う珍しい野菜や果物を育てることが出来るため普通とは違った野菜や果物などが楽しめたり出来る所も魅力です。
ドライガーデン(Dry Garden)
ドライガーデンは、乾燥地帯の大地と植生をイメージしながら作られる庭園スタイルのひとつです。ドライガーデンでは、砂や砂利、岩や石などの自然素材を用いて、独特の風景を再現します。また、耐乾性の高い植物を取り入れることで、自然な雰囲気を演出しつつ、水や肥料を殆ど与えることなく低メンテナンスで維持管理が出来る所などが魅力になります。
ドライガーデンは、環境に配慮しながら庭を楽しみたい人や、手間のかからないお庭を求める人に向いています。また、現代の忙しい生活の中で、静寂な空間を求める人にも魅力的でしょう。さらに、乾燥した土地や都市部の限られたスペースでも、ドライガーデンは効果的に活用できるため、様々な状況に適応することができます。
地中海ガーデン(Mediterranean Garden)
地中海ガーデンとは、地中海性気候に適応したデザインや植栽がされた庭園スタイルのひとつです。イタリアやスペイン、ギリシャなどの地中海沿岸の国々の文化や風景が取り入れられたデザインが特徴で、明るい雰囲気を作る白色の壁や石造りのアーチなどの建築物、石畳のお洒落な小道があり、日除けとしてテラス、パティオ、バーゴラ等が設置されます。
地中海ガーデンでは、色鮮やかな花々や地中海特有の植物が利用されます。例えば、低木であればオリーブやレモン、ブーゲンビリア等が植栽され、ハーブ類であればラベンダーやローズマリーなどが植栽されます。
地中海ガーデンは、南欧のリゾート地のような雰囲気が好きな人、明るく活気ある雰囲気が好きな人、ヨーロッパの文化や歴史に興味がある人などにおすすめの庭です。
枯山水(石庭)
枯山水(石庭)とは、水の流れや滝の流れのなどの自然の風景を、水を一切使わずに石や白砂を並べるだけで模して作られる庭園スタイルのひとつです。庭の中に大きな空間をとり、大きな岩や石を自然の中にある岩場に見立てて配置し、砂を庭全体に敷いて、砂の中に曲線を描く事で水の流れを表現します。
枯山水(石庭)は、静かで落ち着きある雰囲気があるため、禅の庭として表現される事もあります。また心が休まり緩やかな時間が流れるため茶室に併設される事もあります。植物は、基本的に岩・石・砂等で構成されるているため、あまり使われませんが、自然の中の風景の一部として、日本に古くから自生する楓の木や松、アジサイ、また水場によく生える苔類や湿った日陰などに自生するシダ植物類などがよくあいます。
茶庭(露地)
茶庭(露地)とは、茶室や茶室に向かう通路などに接して作られる、自然を模した庭のスタイルの中のひとつです。基本的には日本の中の自然の風景を模して作られていますが、お庭の中には庭を照らす石灯籠、足を汚さないための飛び石、水を溜めておき手を洗うために使われる蹲踞(つくばい)などが設置されており、日本に古くからある文化と営みを感じさせるお庭になっています。
茶室は、日本の文化であるため、日本の美意識やわびさびなどを感じる事ができます。また森の中、水の流れる小川や滝などを模して作られるため、全体的に落ち着いた雰囲気があり、気持ちを穏やかにしながら、お茶が楽しめる所などが魅力です。
シェードガーデン(shade garden)
シェードガーデンとは、一日を通して直射日光が殆ど当たらない、日陰の中で作られるお庭です。一般的に建物の陰や木陰などの場所にあるため日差しが遮られており、普通の植物にとっては光合成に必要な光量を確保出来ず成長しにくい場合があります。そのため、シェードガーデンでは環境に合う植物をしっかり選ぶ事が重要になります。
シェードガーデンの魅力は、強い日差しが当たらず、間接光のみの明るい日陰になるため、夏でも涼しくて心地よく、過ごしやすい環境を作れる所です。また全体的に落ち着いた雰囲気があるため、気持ちを穏やかにして興奮などを抑えリラックス出来る空間を作り出す事が出来ます。
沈床花壇(Sunken garden)
沈床花壇とは、地面を削り周囲よりも一段低い場所に空間と花壇を作る庭園スタイルのひとつです。窪みの中に花壇があるため、周囲と隔離されたプライベートな空間が演出できます。また喧騒を隔絶して、静かで落ち着いた空間を作る事ができるため、リラックスしてお庭が楽しめる所が魅力です。
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お庭作りはDIY?プロの施行?どちらが最適?【PR】
お庭作りをするに当たって、素人のDIYでするのか、専門知識のあるプロに施行を頼むのか、迷う事があると思います。その場合は、DIYとプロの違いを比較して、頼んだ方がいいポイントを理解しておくことで、失敗する事なくDIYを選べたり、失敗する前にプロに任せたりする事が出来ると思います。
ここでは、DIYとプロの比較を行い、DIYの強みと、プロに頼んだ方がいい場面等を紹介して行きます。
DIYと専門知識のあるプロの比較
DIY | 専門知識のあるプロ |
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費用:費用はDIYの方が材料費のみで済むため安くすみます。 ただし、時間・労力・品質などを合わせて考えると高くついたと感じる場合があります。 | 費用:材料費の他に作業費や諸経費などがかかるため、プロに頼むと値段が高くなります。 費用は施行内容にもよりますが、外交・エクステリアパートナーズのアンケートでは100万円未満で抑える人が最も多く、殆どの人の施行費用が250万未満になるようです。 |
知識・技術:個人の能力(知識・技術)によって変わります。基本的には専門的に庭作りを行っていないため、プロと比べると品質が劣る傾向にあります。 そのため、後々に壊れたり、水捌け対策が悪くて水がたまる等の失敗するリスクが高まる傾向にあります。 | 知識・技術:プロの施工業者は専門知識を持っており、また毎日作業に従事して腕を磨いています。 そのため、安全に使いやすくする方法、時間が経っても不具合を出さない方法、品質が高いものを作る方法などを理解しています。 従って、人の目に沢山触れたり、何度も利用するような場所では、プロの施行業者に庭作りをお任せするのがおすすめです。 |
安全性:DIYは、基本的に素人の作業になるため、正しい知識と技術を持たない場合があります。そのため、プロの仕上げたものと比べて安全性・耐久性などが劣る可能性があります。 DIYは、プロと比べると作業中の安全対策がしっかり取れていなかったり、工具の使い方に拙さが出る場合があります。そのため、高い所に登ったり、危険な工具が必要な作業がある場合はプロの施行業者に任せましょう。 | 安全性:プロは専門的な正しい知識と技術を持っているため、どうすれば安全なものを作れるのか理解しています。技術力も高く、品質が高い物が出来るため、安全性・耐久性等にも期待出来ます。そのため、子供が乗って使用するような物や、台風などで飛ばされる心配がある物などは施工業者に任せた方がよいでしょう。 プロは適切な工具の使い方をしっており、適切な安全マージンも取っているため作業中の事故も少ないです。そのため、安心して任せられます。 |
時間:DIYは、慣れない作業が多く、知識も少ないため、非効率な作業になる事があります。また所有する工具が限られている場合があるため、作業効率が悪くなり完成までに時間がかかる傾向にあります。 そのため、庭を一から作ったり、庭が広かったり、作業工程が多いと、庭がいつ迄も完成しない事があります。そのため、お庭を楽しむ事がないまま時間が過ぎていったり、外からの見た目も悪いままという事態になる事があります。 従って、お庭を素早く楽しむ為にも、大まかな部分は専門業者に任せてしまい、花壇やちょっとした小道などの、細かい部分でDIYを行うと良いでしょう。 | 時間:プロは専門的に作業に従事して腕を磨いているため効率的に作業が行えます。また適切な工具を持っているため、作業が素早く済みます。 短期間でお庭を完成させたい場合はプロの施行業者に任せてしまいましょう。 |
DIYの強み!!
DIYの強みは、手作り感や完璧じゃない所が、味として感じれたり面白みとして感じれる所です。もちろん、完璧に近い完成度が求められるフォーマルなお庭では、浮いてしまう傾向がありますが、お庭のデザインをしっかり選べばDIYでもオシャレなお庭が作れます。
例えば、イギリスの田舎の庭が表現されているコテージガーデンはDIYにおすすめです。何故ならコテージガーデンでは手作り感や自然との調和が大切なため、多少花壇が崩れていたり、レンガの道に凹凸があっても気にならないからです。むしろ、完璧な完成度の花壇やレンガの小道の方が面白みがなく、お庭の中で浮く場合もあります。そのため、お庭のデザインをしっかり選べば統一感のあるお洒落なお庭作りが出来るはずです。
プロに頼んだ方がいい場面
専門知識のあるプロに施行を頼んだ方がいい場合があります。例えば、フォーマル(整形式)で洗練された雰囲気のあるお庭をつくる場合は、形が崩れていたりすると野暮ったい印象を与えたり、管理がされてない印象を与えてしまったりします。
またこの他にも、安全性が求められる物(小屋の設置等)や、熟練の技が求められる物(乱形石の乱貼り等)、やり直しがききにくい作業(セメントで固める等)などは、自分で作るよりも、プロに頼んだ方が安心かもしれません。もちろんDIYは個人の能力(知識・技術)に左右されるため、一概ではありませんが、自信がない場合は施行業者に頼んでみましょう。
専門知識のあるプロに頼む場合の手順
- お庭のデザインを決める
- お洒落なデザインのお庭を作るには統一感を持たせる事が大切です。そのため、頼む前にどのような庭を作りたいのかしっかりイメージをしておきましょう。例えば、エレガントガーデンであればシンプルで洗練されたデザイン、ロマンチックガーデンであれば、愛をテーマにして丸みのある可愛らしい形の花壇をつくったり遊び心のある小道をつくったりします。
- お庭のデザインに関しては下にリンクを張るため、参考にご覧ください。
- お洒落なデザインのお庭を作るには統一感を持たせる事が大切です。そのため、頼む前にどのような庭を作りたいのかしっかりイメージをしておきましょう。例えば、エレガントガーデンであればシンプルで洗練されたデザイン、ロマンチックガーデンであれば、愛をテーマにして丸みのある可愛らしい形の花壇をつくったり遊び心のある小道をつくったりします。
- 見積もりサイトに相談
- 外構業者に直接頼む事も出来ますが、基本的には業者の得意分野に精通している見積もりサイトに相談して施行業者を紹介して貰いましょう。
- 何故なら直接、外構業者に頼むと、比較するものがないため、業者が出す条件にそのまま乗ってしまい料金が高くなりやすいからです。
- 見積もりサイトの相談は簡単です。予算がどれくらいあり、庭をどのようにしたいのかを相談して、ある程度の値段などを聞いてみましょう。
- 見積もりサイトは地域にある専門業者を多数知っているため、相談内容に合わせて、その筋の専門業者を紹介してくれます。
- 外構業者に直接頼む事も出来ますが、基本的には業者の得意分野に精通している見積もりサイトに相談して施行業者を紹介して貰いましょう。
- 2社~4社の専門業者を選び紹介してもらいましょう。
- 見積もりサイトから紹介して貰う専門業者は2社~4社が良いでしょう。何故なら、1社ではよりよい業者との出会いを潰してしまい他の業者との比較が上手く出来ない可能性があり、5社~6社と紹介して貰う業者を増やしすぎると見積もりに立ち会う時間などが長くなり、比較するものが増えすぎて混乱してしまう事が多くなるからです。
- 見積もりの流れ
- 紹介して貰った業者と時間を合わせ、現地調査をして貰います。
- 現地調査では図面が必要になるため準備しておきましょう。また作りたい庭のイメージは口で伝えるのが難しい場合があります。そのためイメージにあった写真を準備しておき、業者に要望を伝える時に一緒に見せるとよいでしょう。
- プランニング
- 専門業者が現地調査とヒアリングを元に、デザインと設計を行います。見積もりが出るまでに数日から数週間程度かかります。
- 専門業者からのご提案
- 専門業者からプランと見積書が提出され説明して貰えます。プランや見積もり、説明がイマイチだった場合は、その場で見積もりのお礼と、断りたい理由を伝えて、残念ながらお断りすることを伝えましょう。
- プランと見積もりは、他の見積もりと比較するために一度持ち帰りましょう。
- 見積もりが揃ったら比較して、プランの修正や見積もりの修正を依頼する事も出来ます。
- 紹介して貰った業者と時間を合わせ、現地調査をして貰います。
- 納得のいく見積もりが出たら依頼をしましょう。
- 見積もりに納得が出来たら、専門業者お願いする旨を伝えて施行をお願いしましょう。
- 残念ながらお断りする専門業者には、見積もりをして貰った事への感謝と、お断りする理由を添えて、お断りする旨を伝えましょう。断り辛いと感じる場合は、最初に相談した相見積サイトが代行してお断りを連絡してくれる事があります。
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