ビオトープとは、その地域に住む昆虫や野生動物が安心して暮らせる環境を作りたい、または共生したいという理念の元に作られる、生き物のためのお庭です。一般的に水辺と、その周りの環境を再現してお庭が作られます。
ビオトープは、ヒーリングカラーの代表である緑色と水色で多くが構成されており、また水や植物から発せられるマイナスイオンが空気中の高い浄化とリラックス効果を発揮します。 そのため、お庭の中は高いヒーリング効果が期待できるため心と体を癒したい人に向くお庭になります。また昆虫や魚、野生動物が増える傾向にあるため、これらの営みを観察して癒される人、木々や草花が、現実世界と隔たりを作り騒音を遮断するため自然の中に入り休みたい人などに向きます。
このページではナチュラルガーデンのデザイン方法やカラーの使い方、ナチュラルガーデンを作る方法や、ナチュラルガーデンに合う植物などを紹介しています。良ければ最後までご覧下さい☆。.:*・゜
ビオトープのデザインの方法
配色 | デザイン |
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ビオトープで大切なことは、自然の中にある水場をイメージしながら、そこにある水や植物をイメージして色を配色する事です。 例えば、ビオトープでは水場が大切になるため、水の色である水色がメインカラーやサブカラーになります。同時に植物も生き物を支える大切な要素になるため、緑色もメインカラーまたはサブカラーになります。そのため、緑色や水色をメインの色として持ってくる事で、自然な雰囲気を作り出す事ができます。 | ビオトープは生物が集まるようにデザインされたお庭です。そのため、水生の昆虫を呼ぶために水辺を作ったり、昆虫を呼ぶために植物を植えたり、昆虫などの隠れ家を作るために落ち葉の山や岩場を設置したりしてお庭の中をデザインします。 ビオトープは自然風デザインのお庭を作ります。そのため、人工的な印象を与える要素を極力抑える事も大切です。例えば、小道や花壇に使われる素材を自然由来の物にしたり、形やデザインを曲線を使い不規則な形にしたりします。直線的なデザインや幾何学模様は人工的な雰囲気を作るため避けた方が良いでしょう。 |
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植物 | 装飾品 |
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ビオトープの植物は、地域固有の植物、生物にとって有益な植物、隠れ家を提供する植物、人の手を殆どかけずに育てられる植物、病害虫に強く丈夫な植物などが好まれます。 植物の種類などに関してはビオトープにおすすめの植物からご覧ください。 | ビオトープは自然環境を表現するために、人工的なものはあまり置かれませんが、生物の為に必要なものは積極的に設置する事が出来ます。例えば、池を設置するための道具や、野鳥を呼ぶための巣箱などです。 |
ビオトープにオススメの色と配色
ビオトープは、生き物が集まる「水辺」等の自然の中を表現するお庭です。そのため、色はそれに関連する色を選び配色する事が大切です。色が伝えるメッセージを活用しながら、お庭全体の色の配分を決めたり、色の組み合わせを決めていきましょう。そうする事で、デザインに統一感が生まれてお庭を訪れる人がテーマに沿った印象を感じるようになります。
ここでは、ビオトープにおすすめの色と配色の方法を紹介しています。装飾品や植物等の色を決める際に参考にしてみて下さい。
ビオトープにおすすめの色(カラーパレット)
ビオトープで配色する際は、エコロジーカラーのカラーパレットを使うのがおすすめです。色は色彩だけでなく明度や彩度でも印象が大きく変わりますが、カラーパレットを使うことで、自然の中の水辺付近のような印象を与えるカラーが一目で分かるようになります。
エコロジーカラーとは、地球の中にある大地や森等の自然をイメージして用いられるカラーと、空や水の色である青色が取り入れられたカラーパレットです。青色が組み合わさるため、自然で落ち着いた雰囲気の中に、爽やかな雰囲気が合わさります。そのため、水辺を表現するビオトープによく合うカラーパレットとなります。
アクセントカラーとは、他の色とのコントラストを強調して、視覚的なインパクトを与えるために使用されます。そのため、基本的に彩度が高い色鮮やかな色が選ばれる傾向にあります。
色の種類と意味
緑色 | 茶色 |
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緑色は「自然」を象徴をしており木々や草花等をイメージさせる色になります。 そのため、森の中や草原を表現するお庭の中では、メインカラーとして働きます。 | 茶色は「大地」「木」「枯葉」等をイメージさせる色です。 そのため、自然の中をイメージして作られるビオトープでは欠かせない色となっています。 |
青色 | アクセントカラー |
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青色と薄い青色は、ロックガーデンの中で「小川」や「滝」等を想像させる色です。 青色または水色は小川や滝から感じさせる爽やかな雰囲気を感じさせたり、また夏は涼し気な雰囲気を作ったりする事が出来ます。 | アクセントカラーは、ビオトープの中で「花々」「果実」「紅葉」などをイメージさせる色になります。 自然の中での割合は低いものの、アクセントカラーが入る事で空間が引き締まったり、立体感を出したりする事が出来ます。 またエコロジーカラーは落ち着いた色で構成されているため、つまらないと感じさせる事が多いですが、アクセントカラーが入る事で強く目が惹き付けられ、楽しい雰囲気を作る事が出来ます。 |
配色のイメージ
ビオトープは、様々な色の組み合わせで構成されています。色は組み合わせ次第で空間の印象を大きく左右します。そのため、ビオトープで水辺の雰囲気を大切にする為にも配色のコツを知っておくことはとても重要です。
ベースカラー・サブカラー・アクセント | トーンオントーン配色 |
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色を伝える有効な配色手段としてベースカラー・サブカラー・アクセントを使う方法があります。配分を決めて色を配色する事で、視覚的にバランスよく見えるようになります。 ベースカラーは基礎となる色で面積の約70%を占めます。ベースカラーは色のもつ意味を最もよく表現する事が出来るため、伝えたい色をベースに持ってくると良いでしょう。例えば、緑色なら「草原」「森の中」等が色から伝わるため自然を表現するビオトープのベースカラーにピッタリです。 サブカラーはベースカラーに次いで二番目に広く面積の凡そ25%を占めます。メインカラーを補完したり、対比させてコントラストを生みだしたりする働きがあります。例えば水色は「水の色」などを想像させるため、自然を表現するビオトープのサブカラーにつかえます。 アクセントカラーは、ベースカラーとサブカラーに相対して最も面積が少なく、面積の凡そ5%を占めます。視線を引き付けたい場所にアクセントカラーを用いたり、全体のバランスを取ったり、リズム感を出す事が出来ます。 | トーンオントーン配色とは、赤色・黄色・青色といった色相を基本的に変えずに、明度と彩度だけを変えて作られる配色です。 基本的に色相が一緒のため色の統一感がでやすく、また桃色や青色などの色本来の印象を出しやすい配色です。例えば、青色を基調にして配色すると、涼やかで爽やかな雰囲気や、心が落ち着きリラックス出来る雰囲気を作る事が出来ます。 |
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トーンイントーン配色 | グラデーション |
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トーンイントーン配色とは「vivid」や「light」などのトーンの中で、または類似のトーンの中で、赤色や黄色や青色の色相を変えて変化を出す配色です。 トーンの中で配色するため、基本的にトーン(vivid・light等)の与えるイメージが出やすいです。 | グラデーションとは、色相または明度や彩度を段階的に変化させて徐々に色の変化を作る配色方法です。 グラデーションは色の変化が滑らかなため配色に違和感を感じさせにくい方法です。 また配色の方法により与える印象が変わってきます。例えば、色相に変化を出すと虹のようにカラフルになったり、明度に変化を出すと明るさと影が出来るため立体感を感じさせたり、また彩度の変化を出すと色が与える印象を強く出す事が出来たりします。 |
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ビオトープの小道の作り方
お庭の小道とは、庭の中で移動する時に歩きやすく靴を汚さないように機能性をよくする目的、お庭を装飾する目的で作られる道です。
ビオトープの小道では「敷材の種類」「敷材の色」「配置のデザイン」が重要になります。
- 敷材の種類は「砂利」「石・石材」「マルチバーク」「ステップストーン(切り株風)」等がおすすめです。
- 砂利は、河原や水辺等でよく見られます。そのため水辺が重要ポイントになるビオトープガーデンにも非常によくあいます。
- 石・石材は、土等と比べて雨で流失しにくいため、水辺で飛び石(石畳風)のようになる事があります。そのため、ビオトープにおすすめの敷材になります。
- マルチバークは木々の樹皮が剥がれ、分解されていく最終段階のような外観をしており、森の中でもありふれています。そのため、ビオトープにも合う敷材になります。
- 配置のデザインは自然風にします。小道のラインは不規則で曲線を描きデザインすると良いでしょう。直線に真っ直ぐ小道を通すと人工的な雰囲気を出すため注意です。
素材ごとの特徴と小道の作り方
マルチバークの小道 | 飛び石(石畳風) | ||||
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特徴:マルチバークの小道とは、針葉樹(または広葉樹)の樹皮を粉砕して繊維状にした資材を地面に敷き詰めた小道です。マルチバークの小道は、森の中を歩いているような柔らかな踏み心地があるため足に心地よく、また自然と同化するため落ち着いた景観を作り出せる所が魅力です。 | 特徴:飛び石または石畳風とは、庭の中で飛び飛びに配置される石または岩の小道です。日本庭園などでよく使用される小道で、普通は歩幅に沿って石が一列に並べられます。ただし一列に並べると人口的な雰囲気が出てしまうため、大きく隙間を開けて横にも石を入れて、石畳風にすることをオススメします。 飛び石の小道は雨の日の後に庭を歩いても泥がつかないため機能性が高く、また自然素材で小道が作られるため、自然風の庭の小道でも違和感を感じさせにくい所が魅力です。 | ||||
作り方 小道のラインを決めて、ラインに沿って溝を掘ります。 ・溝の中を転圧して平坦にます。 ・溝の中に防草シートを敷き雑草対策を行います。 ・防草シートの上にマルチバーグを入れて平坦にならします。 ※さらに詳しい作り方は砂利の小道の作り方をご覧下さい。 | 作り方 ・小道のラインを決めて飛び石を仮置きします。※人工的な道の感じを出したい場合は一列に並べて、自然な感じを出したい場合は不規則に横にも広げて並べます。 ・仮置きした飛び石を退かして穴を掘ります。※穴の深さは飛び石の大きさによりますが、飛び石の半分以上です。 ・飛び石を穴の中に入れて、さらに穴を掘ったり穴を埋め戻し高さを調節します。 ・高さの調節が終わったら、飛び石の周りに土を入れて固定します。 ※詳しくは飛び石の小道の作り方の方に詳しい作り方を紹介しているためそちらをご覧下さい。 | ||||
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ステップストーン | 砂利の小道 | ||||
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特徴:ステップストーンとは、庭の散策路などに飛び石感覚で設置されるお洒落な敷材です。小道に使われるステップストーンは、乱形石のようにシャープな外観でお洒落な雰囲気のものがあったり、トランプ型やハート型などの個性的なデザインのものがあったりします。 | 特徴:砂利の小道とは、一定の小ささと丸みのある砂利を敷き詰められた小道です。小道に使われる砂利は透過性が高いため水が溜まりにくく、雑草が生えにくいためメンテナンスが容易になる所が魅力です。また砂利は使われる岩石の種類によって様々な色や形が楽しめるため、お庭のデザインに合わせて色や形が変えられて、美しい景観を作り出すことが可能になります。 | ||||
作り方 ・小道のラインを決めてステップストーンを仮置きします。歩幅を考えながら、遊び心を加えて点々と置いてみると良いでしょう。 ・設置場所を決めたらステップストーンを外して敷材の厚みの半分以上の穴を掘ります。 ・穴の中にステップストーンを入れ見て、高さを調節(穴を掘ったり土を入れる)します。 高さの調節が終わったらステップストーンの周りに土を入れて固定します。 ※ステップストーンの周りに砂利を入れたり、雑草が生えない小道にしたい場合は、ステップストーンの小道の作り方に更に詳しい作り方を紹介しているためそちらをご覧下さい。 | 作り方 ・小道のラインを決めて、ラインに沿って溝を掘ります。 ・溝の中を転圧して平坦にます。 ・小道の外縁に沿ってガーデンエッジまたはレンガを並べて縁をとります。 ・溝の中に防草シートを敷き雑草対策を行います。 ・防草シートの上に好みの砂利を入れて平坦にならします。 ※さらに詳しい作り方は砂利の小道の作り方をご覧下さい。 | ||||
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\敷材ごとの詳しい作り方等は下のリンクで紹介しています/
ビオトープの花壇の作り方
花壇とは、草花を植える目的で特定の場所を区切り作られるスペースです。お庭や家の周りに花壇をつくる事で、色彩豊かな草花が華やかな雰囲気を作ったり、植物が道行く人の目を引き付けて心を癒したり、四季折々の草花を植栽する事で季節感を感じさせてくれたりします。
ナチュラルガーデンの花壇では「素材の種類」「敷材の色」「配置のデザイン」が重要になります。
- 素材の種類は「草花」「岩石」「岩石(フェイクストーン)」がおすすめです。
- 配置のデザインは自然風です。
- 花壇のラインは不規則にして、側面は突き出ていたり凹んでいたり、曲線を用いながら不規則にジグザグとしたデザインすると良いでしょう。直線的に真っ直ぐ花壇を作ると人工的な雰囲気を出すためダメです。
- 花壇の高さは揃えたらいけません。草花または石の高さを変えて凹凸を付けながら並べ、自然な感じを作ります。※草花は一般的に前面が低い草花、後方に背が高い草花というセオリーがありますが、自然風であれば前面も後面も関係ありません。
素材ごとの特徴と花壇の作り方
草花の花壇 | 岩石の花壇 | ||||
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特徴:草花の花壇は、花壇の枠を作らずに植物を直接植えます。植える際は自然風かフォーマル(整形式)かで、曲線や凹凸をつけて植物を植えるか、真っ直ぐ整然と並べるか変わります。 植物の花壇の魅力は、草姿や草丈、色合いなどが様々あるため、お庭のデザインと雰囲気に合わせて植物選びが出来る所が魅力です。季節によって変化するため、お庭の中で季節の変化を感じることが出来ます。 | 岩石の花壇の特徴 岩石の花壇は使われる岩石の種類や、岩石の形、並べ方等で与える印象が変わります。綺麗に整形された岩石では洗練された雰囲気を作りますが、整形されていない岩石では自然で無骨な雰囲気を作ります。また大理石の岩石などは宝石のように綺麗ですが、溶岩石などはゴツゴツとして無骨な印象を与えます。また褐色の岩石等は自然な雰囲気をつくります。そのため、お庭のデザインに合わせて岩石を選ぶことが大切です。 自然風の庭では整形(加工)されていない岩石を使用します。基本的に自然風を装うため、不自然な並べ方は避けて作ります。 | ||||
自然風花壇の作り方 縁どりとなる植物を選びます。※カラミンサやグラス類がおすすめです。 草花をグルーピングします。グルーピングとは、植物の種類や色、形状などに基づき、似た種類をグループにして花壇などに植え付ける方法です。グラス類の場合は個として群生を作るため不要です。 自然な風合いに見えるようにドリフト植栽(drift planting)します。ドリフト植栽とは、グルーピングと凹凸をつけた不規則な植栽によって自然な風合いを出す植栽方法です。例えば、グルーピングした植物を直線上に並べず「W」のようにジグザグに配置して、また配置する間隔も開けて、自然な風合いを出します。 | 岩石の花壇の作り方 ・岩石の種類は統一して形が不定形の天然石を準備します。 ・花壇の輪郭をイメージして輪郭に沿って岩石を仮置きするように並べて位置を調節します。ビオトープは自然風のため側面を揃えず凹凸を作ります。 ・仮置きした岩石を取り外して、岩石を埋める場所に10cm程度の穴を掘ります。※岩が大きい場合はこれに限りません。安定する深さに掘って下さい。 ・穴に岩石を置いて土を寄せて固定します。 ・岩石(花壇)の内側に土を入れて花壇の完成です。※ただし花壇の高さを出す場合は、花壇の中に岩石を入れて階段を作るようにして高さを出します。 ・花壇の高さを出す場合は、岩石(花壇)の内側の土に岩石を仮置きして、位置を調節します。 ・仮置きした岩石を退かして安定する程度の穴を掘り、岩石を入れて固定します。 ・岩石(花壇)の内側に土を入れて花壇の完成です。※好みの高さになるまで作業を繰り返します。 | ||||
\更に詳しい花壇の作り方は下記のリンクからご覧下さい/
植物の植栽方法
植物の植栽とは、環境をよくしたり景観をよくする目的で草花や木々を植える事です。また花壇の植栽方法によって、お庭に自然な雰囲気を作ったり、洗練した雰囲気を作ったりする事が出来ます。
ビオトープで植栽する際は自然風になります。整形式(フォーマル)な植栽は不自然な印象を与えるため、自然な印象を与える「グルーピング植栽」や「ランダム植栽」を取り入れましょう。
おすすめの植栽
クレバス植栽 | ランダム植栽 |
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クレバス植栽は、岩やコンクリート、木材などの隙間や亀裂に植物を植栽する方法です。植物が無機質な物などを覆う事で、時間の経過とともに岩やコンクリートなどが風化していく様を感じる事が出来ます。そのため、人工物と自然の一体化をより演出する事が出来ます。 | ランダム植栽とは、植物を規則に従わずにランダムに植栽する方法です。ナチュラルガーデンなどに使われる事が多いですが、センスがないと混沌としやすい傾向にあります。時間が経つにつれて生存競争を勝ち残った植物がグループを作り始まるため、ナチュラルに落ち着いてくる傾向にあります。 |
グルーピング植栽 | ドリフト植栽 |
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グルーピング植栽とは、植物の種類や色、形状などに基づき、似た種類をグループにして植え付ける方法です。グルーピングする事で、植物が集まり群生しているように見せて自然な雰囲気を与えたり、色で集めてより色が与える効果を強く生み出したりします。また同じ植物で集めると草姿も似ているため花壇の中のデザインがしやすくなるなどのメリットも生まれます。 | ドリフト植栽(drift planting)は、グルーピングと凹凸をつけた不規則な植栽によって自然な風合いを出す植栽方法です。例えば、グルーピングした植物を直線上に並べず「W」のようにジグザグに配置して、また配置する時も空間を開けて配置します。そうする事によって自然な風合いを演出しながら美しい景観をつくる事が出来ます。 |
\更に詳しい植栽のやり方は下記のリンクからご覧下さい/
ビオトープの生き物の環境作り
ビオトープでは、生き物たちが過ごす環境を自然素材を用いて作ることが非常に重要です。木材や落ち葉、水などを用いて、生物が過ごしやすい環境を作る事で、暑さ・寒さや乾燥・湿気等の環境変化に対応する事が出来るようになり、また繁殖場所として生物が増えるきっかけ作りにもなります。
落ち葉の山 | 枯れ木の山 |
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落ち葉の山は、乾燥や風雨から生物を保護する働きがあり、また湿度や温度を一定に保つ働きがあります。また様々な微生物や昆虫の食源となるため、生物の多様性を広げる重要な役割をもちます。 落ち葉の山は昆虫の隠れ家となります。様々な昆虫がいますが、代表的なものではカブトムシやクワガタの幼虫、ミミズやダンゴムシ、コガネムシ等です。 また隠れている昆虫を食べに、野生動物や野鳥が訪れることもあります。 | 枯れ木の山は、乾燥や風雨から生物を保護する働きがあり、また湿度や温度をある程度保つ働きがあります。昆虫や野生動物(小動物)等の隠れ家として働いたり、また繁殖場所になる事もあります。 |
水場 | 巣箱 |
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水場は生物の多様性を作る上で欠かせない要素です。そのため、ビオトープを作る上で必ず導入したい要素です。 水場は水生昆虫・水生植物・魚・両生類(カエル)等が過ごす環境として知られますが、水分の補給のために鳥や蝶々など陸生の生物も水場を求めています。 そのため、水場のあるビオトープには、沢山の生物がよってきます。結果として生態系が非常に豊かになります。従って、ビオトープを作るなら必ず水場を作りましょう。 | 巣箱は昆虫や野鳥等の隠れ家または繁殖場所として提供される人工的な家です。一般的に野鳥や蜜蜂等のために設置されます。 必ず必要な要素では無いですが、野鳥が蜜蜂が大好きな人は設置してみるのも良いかもしれません。 |
ビオトープにおすすめの装飾品等
ナチュラルガーデンでは、基本的にエクステリアや小物は設置しないか最小限に抑えます。何故なら人工的な物はビオトープに合わないため違和感を感じさせるからです。そのため、エクステリアや小物を置く場合も、自然素材のものを設置したり、自然の中にあるような物を模して作られた物を利用します。
ガーデンテーブル
ガーデンテーブルとは、屋外で利用される耐久性のあるテーブルです。一般的に家族や恋人等と語らう場所として利用されたり、植物に囲まれながら紅茶を飲んだり食事をしたりする場所として利用されたり、読書をするなどしてリラックスするための空間として利用されたりします。ビオトープでも、休憩所として設置する事が出来ます。ただし鉄製のテーブルなどは自然の中で違和感を感じさせるため、自然素材の物を使ったテーブルを使用しましょう。
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バードハウス
バードハウスとは、野鳥が住みやすいように作られた人工的な巣箱です。一般的に野鳥が安全に巣作りや子育てが出来るように設置されており、またお庭に設置する事で野鳥を呼び込んだり、観察する事が出来ます。
ビオトープでは、バードハウスが自然と人の調和を演出する小道具のひとつとして利用されます。野鳥がビオトープに訪れる事で、お庭が安全で安らかな空間であることを証明出来ます。また心地よい囀りが気分を落ち着けてリラックス出来る雰囲気を作り出します。
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キャラクターや動物
キャラクターや動物の置き物をお庭に設置する事で様々な印象を与えることが出来ます。例えば、動物の置き物であれば自然との共生を演出することが出来るため、優しくナチュラルな雰囲気をつくることが出来ます。また不思議の国のアリスやジブリに出てくるキャラクターを設置する事で、小説等の物語を再現する1ページとなり、お庭の中にストーリーが生まれ没入感が深まります。
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ビオトープにおすすめの植物
お庭作りはDIY?プロの施行?どちらが最適?【PR】
お庭作りをするに当たって、素人のDIYでするのか、専門知識のあるプロに施行を頼むのか、迷う事があると思います。その場合は、DIYとプロの違いを比較して、頼んだ方がいいポイントを理解しておくことで、失敗する事なくDIYを選べたり、失敗する前にプロに任せたりする事が出来ると思います。
ここでは、DIYとプロの比較を行い、DIYの強みと、プロに頼んだ方がいい場面等を紹介して行きます。
DIYと専門知識のあるプロの比較
DIY | 専門知識のあるプロ |
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費用:費用はDIYの方が材料費のみで済むため安くすみます。 ただし、時間・労力・品質などを合わせて考えると高くついたと感じる場合があります。 | 費用:材料費の他に作業費や諸経費などがかかるため、プロに頼むと値段が高くなります。 費用は施行内容にもよりますが、外交・エクステリアパートナーズのアンケートでは100万円未満で抑える人が最も多く、殆どの人の施行費用が250万未満になるようです。 |
知識・技術:個人の能力(知識・技術)によって変わります。基本的には専門的に庭作りを行っていないため、プロと比べると品質が劣る傾向にあります。 そのため、後々に壊れたり、水捌け対策が悪くて水がたまる等の失敗するリスクが高まる傾向にあります。 | 知識・技術:プロの施工業者は専門知識を持っており、また毎日作業に従事して腕を磨いています。 そのため、安全に使いやすくする方法、時間が経っても不具合を出さない方法、品質が高いものを作る方法などを理解しています。 従って、人の目に沢山触れたり、何度も利用するような場所では、プロの施行業者に庭作りをお任せするのがおすすめです。 |
安全性:DIYは、基本的に素人の作業になるため、正しい知識と技術を持たない場合があります。そのため、プロの仕上げたものと比べて安全性・耐久性などが劣る可能性があります。 DIYは、プロと比べると作業中の安全対策がしっかり取れていなかったり、工具の使い方に拙さが出る場合があります。そのため、高い所に登ったり、危険な工具が必要な作業がある場合はプロの施行業者に任せましょう。 | 安全性:プロは専門的な正しい知識と技術を持っているため、どうすれば安全なものを作れるのか理解しています。技術力も高く、品質が高い物が出来るため、安全性・耐久性等にも期待出来ます。そのため、子供が乗って使用するような物や、台風などで飛ばされる心配がある物などは施工業者に任せた方がよいでしょう。 プロは適切な工具の使い方をしっており、適切な安全マージンも取っているため作業中の事故も少ないです。そのため、安心して任せられます。 |
時間:DIYは、慣れない作業が多く、知識も少ないため、非効率な作業になる事があります。また所有する工具が限られている場合があるため、作業効率が悪くなり完成までに時間がかかる傾向にあります。 そのため、庭を一から作ったり、庭が広かったり、作業工程が多いと、庭がいつ迄も完成しない事があります。そのため、お庭を楽しむ事がないまま時間が過ぎていったり、外からの見た目も悪いままという事態になる事があります。 従って、お庭を素早く楽しむ為にも、大まかな部分は専門業者に任せてしまい、花壇やちょっとした小道などの、細かい部分でDIYを行うと良いでしょう。 | 時間:プロは専門的に作業に従事して腕を磨いているため効率的に作業が行えます。また適切な工具を持っているため、作業が素早く済みます。 短期間でお庭を完成させたい場合はプロの施行業者に任せてしまいましょう。 |
DIYの強み!!
DIYの強みは、手作り感や完璧じゃない所が、味として感じれたり面白みとして感じれる所です。もちろん、完璧に近い完成度が求められるフォーマルなお庭では、浮いてしまう傾向がありますが、お庭のデザインをしっかり選べばDIYでもオシャレなお庭が作れます。
例えば、イギリスの田舎の庭が表現されているコテージガーデンはDIYにおすすめです。何故ならコテージガーデンでは手作り感や自然との調和が大切なため、多少花壇が崩れていたり、レンガの道に凹凸があっても気にならないからです。むしろ、完璧な完成度の花壇やレンガの小道の方が面白みがなく、お庭の中で浮く場合もあります。そのため、お庭のデザインをしっかり選べば統一感のあるお洒落なお庭作りが出来るはずです。
プロに頼んだ方がいい場面
専門知識のあるプロに施行を頼んだ方がいい場合があります。例えば、フォーマル(整形式)で洗練された雰囲気のあるお庭をつくる場合は、形が崩れていたりすると野暮ったい印象を与えたり、管理がされてない印象を与えてしまったりします。
またこの他にも、安全性が求められる物(小屋の設置等)や、熟練の技が求められる物(乱形石の乱貼り等)、やり直しがききにくい作業(セメントで固める等)などは、自分で作るよりも、プロに頼んだ方が安心かもしれません。もちろんDIYは個人の能力(知識・技術)に左右されるため、一概ではありませんが、自信がない場合は施行業者に頼んでみましょう。
専門知識のあるプロに頼む場合の手順
- お庭のデザインを決める
- お洒落なデザインのお庭を作るには統一感を持たせる事が大切です。そのため、頼む前にどのような庭を作りたいのかしっかりイメージをしておきましょう。例えば、エレガントガーデンであればシンプルで洗練されたデザイン、ロマンチックガーデンであれば、愛をテーマにして丸みのある可愛らしい形の花壇をつくったり遊び心のある小道をつくったりします。
- お庭のデザインに関しては下にリンクを張るため、参考にご覧ください。
- お洒落なデザインのお庭を作るには統一感を持たせる事が大切です。そのため、頼む前にどのような庭を作りたいのかしっかりイメージをしておきましょう。例えば、エレガントガーデンであればシンプルで洗練されたデザイン、ロマンチックガーデンであれば、愛をテーマにして丸みのある可愛らしい形の花壇をつくったり遊び心のある小道をつくったりします。
- 見積もりサイトに相談
- 外構業者に直接頼む事も出来ますが、基本的には業者の得意分野に精通している見積もりサイトに相談して施行業者を紹介して貰いましょう。
- 何故なら直接、外構業者に頼むと、比較するものがないため、業者が出す条件にそのまま乗ってしまい料金が高くなりやすいからです。
- 見積もりサイトの相談は簡単です。予算がどれくらいあり、庭をどのようにしたいのかを相談して、ある程度の値段などを聞いてみましょう。
- 見積もりサイトは地域にある専門業者を多数知っているため、相談内容に合わせて、その筋の専門業者を紹介してくれます。
- 外構業者に直接頼む事も出来ますが、基本的には業者の得意分野に精通している見積もりサイトに相談して施行業者を紹介して貰いましょう。
- 2社~4社の専門業者を選び紹介してもらいましょう。
- 見積もりサイトから紹介して貰う専門業者は2社~4社が良いでしょう。何故なら、1社ではよりよい業者との出会いを潰してしまい他の業者との比較が上手く出来ない可能性があり、5社~6社と紹介して貰う業者を増やしすぎると見積もりに立ち会う時間などが長くなり、比較するものが増えすぎて混乱してしまう事が多くなるからです。
- 見積もりの流れ
- 紹介して貰った業者と時間を合わせ、現地調査をして貰います。
- 現地調査では図面が必要になるため準備しておきましょう。また作りたい庭のイメージは口で伝えるのが難しい場合があります。そのためイメージにあった写真を準備しておき、業者に要望を伝える時に一緒に見せるとよいでしょう。
- プランニング
- 専門業者が現地調査とヒアリングを元に、デザインと設計を行います。見積もりが出るまでに数日から数週間程度かかります。
- 専門業者からのご提案
- 専門業者からプランと見積書が提出され説明して貰えます。プランや見積もり、説明がイマイチだった場合は、その場で見積もりのお礼と、断りたい理由を伝えて、残念ながらお断りすることを伝えましょう。
- プランと見積もりは、他の見積もりと比較するために一度持ち帰りましょう。
- 見積もりが揃ったら比較して、プランの修正や見積もりの修正を依頼する事も出来ます。
- 紹介して貰った業者と時間を合わせ、現地調査をして貰います。
- 納得のいく見積もりが出たら依頼をしましょう。
- 見積もりに納得が出来たら、専門業者お願いする旨を伝えて施行をお願いしましょう。
- 残念ながらお断りする専門業者には、見積もりをして貰った事への感謝と、お断りする理由を添えて、お断りする旨を伝えましょう。断り辛いと感じる場合は、最初に相談した相見積サイトが代行してお断りを連絡してくれる事があります。
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