■植物系統分類
- 陸上植物(land plant):陸上に上がったクロロフィルを持った緑色植物の一群です。コケ植物・シダ植物・種子植物が分類されます。
- コケ植物(bryophyte):陸上植物のうち、維管束を持たず胞子で繁殖を行う胞子植物※1の一種になります。コケ植物は一般に、蘚類・苔類・ツノゴケ類の三種類に分類されます。
- 維管束植物(Tracheophyta):陸上植物のうち、植物体に維管束を持っている植物群です。
- 小葉植物(subdivision Lycophytina):維管束植物のうち、茎の維管束に葉隙を生じず、茎から突出する小葉があり、小葉は1本だけの葉脈をもっている、また胞子で繁殖を行う胞子植物※1の一種になります。
- ヒカゲノカズラ類:葉は小葉で、維管束を一本のみもつ単葉、葉はふつう螺旋状に配置されて密生されており、伝統的分類ではシダ植物※2に分類されています。
- 大葉植物(Euphyllophytina):維管束植物のうち、複雑な維管束系をもっており、茎の維管束に葉隙を生じさせ、葉のサイズが小葉に対して一般的に大きくなる植物です。
- 大葉シダ植物:大葉植物のうち、繁殖方法が胞子になり、花を咲かせない植物です。またシダ植物※2のうち、マツバラン類・トクサ類・シダ植物が分類されている。
- 種子植物(spermatophyta・seed plant):大葉植物のうち、種子で繁殖する植物群になり、全植物の八割ほどを占めるといわれます。種子植物は基本的に花を咲かせるため顕花植物※3と同義語として扱われる場合もあります。ただし、裸子植物の花の扱い方によって別の言葉として扱う場合もあるようです。
- 裸子植物(gymnosperm):胚珠が子房(心皮)に包まれておらず、剥き出しの状態である種子植物の一種です。裸子植物の特徴とし、一般に木本茎をもっており、葉脈が二又脈・一本の脈になります。
- ソテツ類(cycads):裸子植物の一分類群になり、幹が太く、分枝がほとんどない。葉はふつう茎頂に螺旋状についており、葉の形は羽状複葉になる。雌雄異株であり、雄株は軸に小胞子葉が螺旋状に密に集まり小胞子嚢穂を形成する。雌株は大胞子葉が集まり大胞子嚢穂を形成する。また鞭毛をもつ精子を形成して、造卵器まで泳ぎ受精する。
- イチョウ類(Ginkgophyta):裸子植物の一分類群になり、葉の形状は扇形、葉脈は平行脈で二又分枝して、雌雄異株であり、雄花は小胞子葉上に小胞子嚢をつけ、ソテツ類と同様に精子を形成する。
- 球果植物・針葉樹類(Coniferae):裸子植物の一分類群になり、葉の形状が針形または鱗片状、生殖器官として球果(cone)をもっている。
- グネツム類(gnetophytes):裸子植物の一分類群になり、形態が多様で、被子植物に近い特徴をもっている種類も多い。いくつかの種では、導管があり、葉の中に網状脈があり、花には花被があり胚珠を包み子房のような見た目をしている。
- 被子植物・顕花植物(angiosperm):胚珠が子房(心皮)に包まれている種子植物の一種です。被子植物の特徴として、花の特殊化が進んでいること、葉脈が網状脈・平行脈になる事などがあります。
- 基部被子植物・原始的被子植物(Basal angiosperms・primitive angiosperms):単子葉植物よりも以前に発生したグループになり、被子植物から真正双子葉植物と単子葉植物を除いたグループです。基部被子植物の中にはアムボレラ目(Amborellales)・スイレン目(Nymphaeales)・アウストロバイレヤ目(Austrobaileyales)・モクレン類(magnoliids)が分類されており、被子植物の中でわずか数百種の小さなグループになります。
- 単子葉植物(monocotyledon):被子植物のうち、子葉を1枚もっている植物群です。その他の特徴として、根は主根の成長が早く止まりひげ根が発達する、維管束の木部があまり発達せず多肉で柔らかな茎を持つものが多い傾向にある、葉脈は一部(サトイモ科など)を除いて多くが平行脈、花の多くは3数性になる等があります。
- 真正双子葉植物(eudicots):被子植物のうち、基部被子植物以降に派生したグループの中で、一部の植物(シクラメンなど)を除いて子葉を2枚もっている植物群です。その他の特徴として、幼根が発達して主根になり側根を生じさせる所、葉の形態が多様な所、葉脈は網状脈な所、花の数がふつう2数性・4数性・5数性からなる所などにある。※真正双子葉植物の分類は子葉以外の性質も見て分類されているため、子葉が1枚または多数ある場合もある。
- 裸子植物(gymnosperm):胚珠が子房(心皮)に包まれておらず、剥き出しの状態である種子植物の一種です。裸子植物の特徴とし、一般に木本茎をもっており、葉脈が二又脈・一本の脈になります。
- 小葉植物(subdivision Lycophytina):維管束植物のうち、茎の維管束に葉隙を生じず、茎から突出する小葉があり、小葉は1本だけの葉脈をもっている、また胞子で繁殖を行う胞子植物※1の一種になります。
※1 胞子植物・隠花植物(spore plant):胞子で繁殖を行う植物群になり、シダ植物・コケ植物・菌類・藻類が含まれます。また花を咲かせない植物を意味する隠花植物も胞子植物と同義語としてあつかわれます。
※2 シダ植物(pteridophyte):胞子植物のうち、維管束をもっている植物になり、一般にヒカゲノカズラ類・マツバラン類・トクサ類・シダ類をまとめたものをさしている。
※3 顕花植物:花を咲かせて種子をつくる植物です。顕花植物は、ふつう被子植物と裸子植物の二つを含めるため種子植物の同義語として扱うことが出来ますが、裸子植物では胞子葉と区別がつきにくいものもあるため、被子植物の花だけを花と呼ぶ考えもあります。
■生活形による分類
生活形とは、植物が生育環境に適応するために保有する形であり、生態的な観点から類型化したものを生活形と呼びます。
●草本と木本
- 草本(herbaceous plant・herb):茎は維管束の木部があまり発達せず多肉で柔らかな傾向があり、基本的に地上部の茎は木質化せずに一年で枯れる。
- 一年生植物・一年草(annual・annual herb・annual plant):種子が発芽したら、その年の間に開花と結実をおこない、種子を残して枯れてしまう草本の植物です。※園芸分野の中では、日本の冬の寒さや夏の暑さに耐えられない多年草の植物が一年草として扱われる場合もあります。
- 二年生植物・二年草(biennial・biennial herb):種子が発芽したら、翌年に開花と結実をおこない、その年の冬までに種子を残して枯れてしまう草本の植物です。一・二年草と呼ばれることもあります。
- 多年生植物・多年草(perennial・perennial herb):種子が発芽した後、多年に渡り成長を続ける草本の植物です。
- 宿根草:多年生植物のうち、冬になると地上部が枯れて、地面下にある地下茎などで冬を越して生き残り、翌春ころに成長を初める草本の植物です。
- 木本(woody plant・plant):茎は維管束の木部がよく発達して硬く丈夫になり、茎は木化と肥大成長しながら多年に渡り成長する。
- 樹高による分類
- 低木(shrub・bush):木本植物のうち、成長すると高さが0.3m~3mの範囲で成長する植物です。主幹と枝の区別がハッキリしないことが多い。
- 亜低木(undershrub・subshrub):茎の基部が木質化して、上部が草質である植物です。亜低木として分類される植物にはヤマブキ・ヨモギなどがあります。
- 高木(arbor・tree):木本植物のうち、成長すると高さが8m以上になり、ふつう主幹と枝の区別がハッキリとしているしている植物です。
- 小高木・亜高木(subarbor):木本植物のうち、成長すると高さが3~8mの範囲で成長する植物です。
- 大高木:木本植物のうち、成長すると高さが20m以上に成長する植物です。
- 超高木(emergent tree):木本植物のうち、成長すると高さが30m以上に成長する植物です。
- 低木(shrub・bush):木本植物のうち、成長すると高さが0.3m~3mの範囲で成長する植物です。主幹と枝の区別がハッキリしないことが多い。
- 葉の形態による分類
- 針葉樹(needle leaved tree・conifer):葉が針葉と呼ばれる、ふつう針形の形状をしている。
- 広葉樹(broad leaved tree):葉が針葉と比べて、ふつう広く扁平な形状をしている。
- 葉の存続期間による分類
- 落葉樹(deciduous tree):木本植物のうち、生育に不適な乾期や冬期に落葉する植物です。
- 半落葉樹・半常緑樹(Semi-deciduous・semi-evergreen):古い葉と新しい葉が入れ替わる短い期間に葉がなくなる植物、または冬期・乾期の気候条件の厳しさの程度により一部の葉を残したり完全に落葉したりする植物です。
- 常緑樹(evergreen tree):木本植物のうち、一年を通して緑色の葉をつける植物です。
- 樹高による分類
- ツル植物(vine):茎は基本的に柔軟で自立せずに、他物を支えにしながら伸びる。
●ラウンケルの生活形
ラウンケルの生活形では、植物の生育に不適な冬の期間に、休眠芽がどの位置にあるか、休眠芽の保護状態がどうなっているかで、類型化して分類されています。
- 地上植物(phanerophyte):休眠芽の位置が地上より地上から30cm以上にある植物です。ほとんどが木本植物になり、着生植物や多肉植物なども含まれます。
- 地表植物(chamaephyte):休眠芽の位置が地面から30cmの範囲にある植物です。地表植物が見られる植物には木本の低木や草本などがあります。
- 半地中植物(hemicyptophyte):休眠芽の位置が地表面のすぐ下にある植物です。
- 地中植物(geophyte):休眠芽の位置が地表面から離れた地中にある植物です。地下茎や球根をもっている植物などがあたります。
- 一年生植物(therophyte):生活に適した期間のみ生育して、一年で枯れてしまう植物です。
●沼田の生育型による分類
- 直立型:主軸がハッキリとして直立しているもの
- ロゼット型:地際にロゼット葉をつけるもの
- 匍匐型:地面を這うように茎が伸びるもの
- 叢生型:地際から茎が何本も出て叢生(株立ち)するもの
- 分枝型:主軸がハッキリとせず分枝が多いもの
- ツル型:ツルを他物に巻き付けて成長するもの
- トゲ型:トゲをつけるもの
●水分条件による分類
- 乾生植物(xerophyte):砂漠などの乾燥地や、塩類が多く蓄積している環境、低温により水分の吸収が困難な環境などに自生していて、形態的または機能的に乾燥に強い性質をもっている植物です。
- 葉の表面積の縮小:葉を小さくしたり退化させて無くす事で、蒸散による水分の損失を抑えている。
- トライコーム(trichome):植物の表皮細胞が突起様構造になったうぶ毛状の器官です。強光を反射する事で温度の上昇を防いだり、毛が気孔から水分を奪うことを防ぎます。
- クチクラ層(cuticle layer):植物の表皮細胞の外側に分泌されるワックス状(ロウ質)の層です。クチクラ層は太陽光を反射して温度の上昇を抑制したり、水分の蒸発を抑制したり、病害虫の侵入を抑制する働きがあります。クチクラ層が発達した植物はセダム科・サボテン科の植物などでみられます。
- 多肉化(Succulent):茎・葉・根が肥大化して水分や養分を蓄える現象で、極端な乾燥などに強くなります。多肉化した植物はカランコエやユーフォルビアなどでみられます。
- CAM植物(CAM plant):昼間は気孔を閉じて極端な水の蒸散を防ぎ、気温が下がる夜間に気孔を開いて空気中のCO2を取り入れる植物です。CAM植物はサボテン科・ベンケイソウ科・ユリ科などでみられます。
- 根系の発達(Extensive root system):根系を深く広範に発達させる事で、乾燥に強くなります。根系の発達した植物は、プロソピス属やアカシア属でみられます。
- 中性植物・適潤植物(mesophyte):乾生植物と湿生植物の中間の性質がある植物になり、一般的な植物です。
- 湿生植物(hygrophyte):湿潤な水辺や湿原などで自生しており、乾燥した環境に耐えられない植物です。湿性植物にはオランダカイウ属・ロベリア属などがあります。
- 水生植物(hydrophyte):池・湖・沼・川などの水中や水辺に自生している植物の総称です。
- 抽水植物・挺水植物(emergent plant):根は水底の土壌に張り、茎・葉の一部または大部分が水面から出ている植物です。抽水植物はガマ属・ハス属などの植物でみられます。
- 浮葉植物(floating leaved plant):根は水底の土壌に張り、浮葉を水面に浮かせる植物です。浮葉植物はオニバス属・ヒツジグサ属などの植物でみられます。
- 沈水植物(submerged plant):根は水底の土壌に張り、植物全体が水中に沈んでいる植物です。沈水植物はバイカモなどの植物でみられます。
- 浮標植物(free-floating plant):根は水底の土壌に張らず水中に漂い、植物全体が水面に浮かんで生育する植物です。浮標植物はホテイアオイなどの植物でみられます。
●根が伸長する場所による分類
- 地生植物(terrestrial plant):地中に根が伸びる一般的な植物です。
- 着生植物(epiphyte):地中に根を下ろさず、樹木や岩盤に気根を張り付着して生活する植物です。また一部の植物(チランジア等)は、捻れた葉などを使いぶら下がり着生する植物もある。
- 岩生植物(lithophyte):着生植物のうち、岩の表面に着生して生活する植物です。着生植物は広義では樹木・岩盤の両方に着生する植物をさしていますが、樹木に着生するものだけを着生植物として、岩盤に着生する植物は岩生植物とする考えもあります。
- 偽着生:樹木や岩盤などの隙間に土が溜まっていることがあり、そこに根を張り生活する植物です。
- 岩隙植物(chamophyte):岩の割れ目や隙間にたまった土などで生活する植物です。
●栄養摂取方法による分類
- 独立栄養生物(autotrophy):無機化合物を素材にして、光合成により有機化合物を合成して生活する一般的な植物です。
- 寄生植物(parasitic plant):生きた他の植物に寄生して養分を吸収して生活する植物です。寄生植物の寄生が見られる植物にはラフレシア属・ハマウツボ属・ヤドリギ属などがある。写真はブドウ科の植物に寄生するラフレシア
- 宿主植物(host plant):寄生植物に養分を吸収される方の植物です。
- 食中植物(insectivorous plant):小動物や昆虫を変態葉の捕虫葉で捕獲して、自らが分泌する消化酵素や共生する微生物の助けを借りながら消化吸収して、養分のひとつとして活用する植物です。
- 粘着式:食虫植物のうち、粘着性のある腺毛で捕虫する方式です。粘着式で捕虫する食虫植物には、モウセンゴケ属・ドロソフィルム属・ビブリス属などがあります。
- バネ式:食虫植物のうち、二枚貝のような変態葉を閉合運動させて捕虫する方式です。バネ式で捕虫する食虫植物には、ハエトリグサ属・ムジナモ属などがあります。
- 落とし穴式:食虫植物のうち、変態葉が壺形・筒形になり落とし穴で捕虫する方式です。落とし穴式で捕虫する食虫植物には、ウツボカズラ属・サラセニア属・フクロユキノシタ属・ヘリアンフォラ属などがあります。
- 吸い込み式:食虫植物のうち、水中に蓋のある捕虫袋を持ち、水圧の差でプランクトンなどを吸い込み捕虫する方式です。吸い込み式で捕虫する食虫植物には、タヌキモ属などがあります。
- 腐生植物(saprophyte):菌根菌と共生して、根に定着した菌根から生存に必要な養分を得る植物です。腐生植物にはギンリョウソウ属などがある。
■園芸学の分類
●園芸植物の分類
- 鑑賞植物(ornamental plant):花・葉・茎・根・果実を鑑賞したり、香りを楽しんだりする目的で栽培される植物です。
- 果樹(fruit tree):食用になる果実や種子を産する多年生の草本または木本の植物です。
- 野菜(vegetable):草本植物で、植物のうち全部または一部が食べられる植物です。
●鑑賞植物の分類
- 一年草(annual):種子が発芽したら、その年の間に開花と結実をおこない、種子を残して枯れてしまう草本の植物です。また原産地では多年草でも、日本の環境で一年以内に枯れる場合は、一年草として扱われる場合もあります。
- 二年草(biennial):種子が発芽したら、翌年に開花と結実をおこない、その年の冬までに種子を残して枯れてしまう草本の植物です。一・二年草と呼ばれることもあります。
- 多年生植物・多年草(perennial):種子が発芽した後、多年に渡り成長を続ける草本の植物です。
- 宿根草:多年生植物のうち、冬になると地上部が枯れて、地面下にある地下茎などで冬を越して生き残り、翌春ころに成長を初める草本の植物です。
- 球根植物(bulb・tuber):地中または地際に、養分を蓄えて肥大した貯蔵器官をもっている植物です。
- 秋植え球根:球根植物のうち、秋に球根の植え付けを行うものです。夏の高温乾燥期に球根が休眠するもので、花は植え付け後の秋または翌年の春に楽しむことが出来ます。
- 春植え球根:球根植物のうち、春に球根の植え付けを行うものです。冬の寒さが厳しい期間に球根が休眠するもので、花は植え付け後の夏または秋に楽しむことが出来ます。
- 鑑賞樹(ornamental tree):花・果実・葉・茎などを鑑賞する目的で育てられる木本植物です。
- 花木(Flowering tree):一般に花を鑑賞する目的で育てられる木本植物です。
- コニファー(conifer):針葉樹または球果植物の事ですが、園芸では矮性で育てやすい針葉樹や鑑賞価値の高い針葉樹などをさしています。
- 盆栽(bonsai):小さな植木鉢・花盆の中に植物を植えて、本来は大木であるような植物を、根域の制限・剪定・誘引でコンパクトにまとめ、自然の中にあるような樹形に育てたものです。ふつうは木本植物が用いられますが、キクなどの草本が用いられることもあります。
- 松柏盆栽:マツ科・ヒノキ科などの針葉樹を用いた盆栽です。
- 雑木盆栽:前述の松柏盆栽以外の木本植物の盆栽です。
- 実物:実を鑑賞するもの
- 花物:花を鑑賞するもの
- 葉物:葉を鑑賞するもの
- グラウンドカバー・地被植物(ground cover plant):草丈がそこまで高くならず、横へと広がる性質がある等して、地表面や壁面を覆うのに適している植物の総称です。美観を高める目的で使われる事が多いですが、雑草を抑制したり、熱を吸収しないため体感温度を下げたり、砂埃や泥はねが起こりにくくなり汚れにくなったりする効果もあります。
- つる植物(vine・climbing plant):茎は基本的に柔軟で自立せずに、他物を支えにしながら伸びる植物です。
- 巻きつき茎:茎自体が他物に螺旋状に巻きついて登る茎です。
- よじ登り茎:茎にある器官を用いて他物に掴まりながら登る茎です。
- 山野草:一般に山野に自生している植物です。
- カラーリーフ(color leaf plants):葉の色が単色または二色以上の複色で、一般的な緑色の植物と比べて魅力的な葉色をもっている植物の総称です。葉の色が単色の場合は一般的に色の名前の後ろにリーフがつき、また葉の中に二色以上の色の異なる部分が存在している場合は班入りと呼ばれており、班の模様の入り方で更に細かな分類がされています。
- ハーブ(herb):一般に飲食物に芳香を加えたり、薬効を持たせたり、保存料としての機能性もたせたりする有用植物の総称です。木本ではラベンダーなど、草本ではミントなどがある。
- 多肉植物・サボテン:多肉植物と、多肉植物の中でも非常に大きな植物群のサボテンを分けて表記したものです。多肉植物もサボテンも使用される培養土や肥料が似ており、また育て方も似ているため、園芸では同一のグループにまとめられる事があります。
- 観葉植物(ornamental foliage plant):主に葉を鑑賞する目的で育てられる植物です。観葉植物の多くは熱帯・亜熱帯に自生している植物になり、耐陰性が高めで寒さにも弱いためインドアグリーンとして室内で楽しまれるのが一般的です。
- 室内緑化・インドアグリーン(indoor green):室内に植物を取り入れて緑化することです。室内を緑化する事でストレスが軽減され、心身の状態を改善するため園芸療法などで利用されます。
- 温室植物:熱帯・亜熱帯の植物は、寒さに弱いため日本の多くの地域で屋外での越冬が難しく、温室などの施設で加温して育てる必要があり、温室植物と呼ばれます。
- 食虫植物:小動物や昆虫を変態葉の捕虫葉で捕獲して、自らが分泌する消化酵素や共生する微生物の助けを借りてながら消化吸収して、養分のひとつとして活用する植物です。
- オーナメンタルグラス:イネ科やカヤツリグサ科などの鑑賞価値の高いグラス類の総称です。オーナメンタルグラスはシャープな見た目さているため、お庭のアクセントなどに使うとモダンでスタイリッシュな雰囲気をつくれます。
- 古典園芸植物:日本で園芸文化が大きく花ひらいた江戸時代を中心にして、育種されて独自の発展を遂げた園芸植物の総称です。古典園芸植物にはキク・アサガオ・ハナショウブ・サクラソウなどがある。
- 有毒植物(poisonous plant):有毒成分を含んでいる植物です。