プラティア属は、現在はロベリア属に移動し分類されています。ただし、現在も昔のプラティア属の植物も同義語としてプラティアとして扱われており、また流通でもプラティアの名称が使われています。そのため、ここではロベリア属として扱わず、旧プラティア属の植物として原種や品種を集め紹介しています。また別途、ロベリア属の方でも紹介をしているため、そちらもご覧下さい。
上記の他にも、このページでは育て方や購入する際のリンクも用意しています。よければ、そちらもご活用ください。
■目次
■プラティアの簡易比較

学名:Lobelia angulata
同義語:Pratia angulata
生活形:多年草
草丈:約5cm
開花:5月~8月
花色:白色・黄色・青色
葉色:緑色・黄色
生育型:匍匐型
備考:この植物の魅力は、絨毯のように地表を広がる草姿と、株を覆い尽くすように咲き誇る白色の花にあります。株は生育旺盛で成長が早く、茎が匍匐して地表を覆うため地被植物として利用され、開花期には株一面が白色の花で埋めつくされて花絨毯となり、美しい景観が楽しめます。花はよく見ると5枚の花弁が扇状に下側に集まり、色は白色を基調として黄色や青色の斑が入ります。また葉はほとんど円形をしているため可愛らしさがあり、葉のサイズが1cm程度と小さいため緻密で繊細な印象を与える所も魅力です。
学名:Lobelia pedunculata
同義語:Pratia pedunculata
生活形:多年草
草丈:約5cm
開花:5月~8月
花色:青色・淡い青色・白色
葉色:緑色
生育型:匍匐型
備考:この植物の魅力は、絨毯のように地表を広がる草姿と、株を覆い尽くすように咲き誇る淡い青色の花にあります。株は生育旺盛で成長が早く、茎が匍匐して地表を覆うため地被植物として利用され、開花期には株一面が淡い青色の花で埋めつくされて花絨毯となり、美しい景観が楽しめます。
■プラティアの主な種と園芸品種の紹介
プラティア・アングラータ

プラティア・アングラータとは!
プラティア・アングラータの現在の学名はLobelia angulataです。ただし以前はプラティア属に分類されていたため、同義語としてPratia angulataが一緒に表記されることもあり、一般的に流通している際の名称も「ロベリア」ではなく、ほとんどが「プラティア」として流通しています。また別名で「パナケナケ(pānakenake)」「ローンロベリア(Lawn Lobelia)」「ロベリア・アングラータ」と呼ばれる事もある多年草です。
プラティア・アングラータの原産地はニュージーランドで、自生地は湿潤な潅木地帯や草原、河川沿いなどの様々な場所で見られます。
プラティア・アングラータの特徴
- プラティア・アングラータの魅力:この植物の魅力は、絨毯のように地表を広がる草姿と、株を覆い尽くすように咲き誇る白色の花にあります。株は生育旺盛で成長が早く、茎が匍匐して地表を覆うため地被植物として利用され、開花期には株一面が白色の花で埋めつくされて花絨毯となり、美しい景観が楽しめます。花はよく見ると5枚の花弁が扇状に下側に集まり、色は白色を基調として黄色や青色の斑が入ります。また葉はほとんど円形をしているため可愛らしさがあり、葉のサイズが1cm程度と小さいため緻密で繊細な印象を与える所も魅力です。
- 草姿:生育型は匍匐型になり、茎の種類は匍匐茎で、茎はよく分枝して、節から不定根を出して活着しながら、密なマット状に広がります。非常に生育旺盛で繁殖力も高いため、雑草化することもある。
- 葉の特徴:葉の概形は円形・広卵形をしており、サイズは0.5~1.2cmほどと小振りです。そのため、茎葉が密に茂った場合も野暮ったさを感じさせにくく緻密な印象を与えます。葉の色は一般的に緑色をしていますが、園芸品種の中には黄色の葉色の品種もあるため、カラーリーフとして楽しむ事もできます。
- 花の特徴:開花期は春から夏頃、花序は腋生で、株を覆うように非常にたくさんの花が咲き、花の色は白色を基調して黄色や青色の斑が入る。
- 地被植物:プラティア・アングラータは、株が匍匐して地表をマット状に広がる性質があり、株分けなどもしながら株を容易に増やすことができます。そのため、主に地被植物(グランドカバー)として利用されています。開花期には花が株を覆うように咲くため花絨毯となり、特に広範囲をこの植物で覆うと美しい花が視界に広がるため景観植物にもなります。利用方法としては、踏石(ステップストーン)の間などに植栽される事が多いです。
プラティア・アングラータの園芸品種の紹介
プラティア・ペドゥンクラータ
プラティア・ペドゥンクラータとは!
プラティア・ペドゥンクラータの現在の学名はLobelia pedunculataです。ただし以前はプラティア属に分類されていたため、同義語としてPratia pedunculataが一緒に表記されることもあり、一般的に流通している際の名称も「ロベリア」ではなく、ほとんどが「プラティア」として流通しています。また別名で「トレーリング プラティア(trailing pratia)」「ブルースター クリーパー(blue star creeper)」「ロベリア・ペドゥンクラータ」と呼ばれる事もある多年草です。
プラティア・ペドゥンクラータの原産地はオーストラリア(ニューサウスウェールズ州/クイーンズランド州/南オーストラリア州/タスマニア州/ビクトリア州)で、自生地は林縁や草原、河川沿いなどの様々な場所で見られます。
プラティア・ペドゥンクラータの特徴
- プラティア・ペドゥンクラータの魅力:この植物の魅力は、絨毯のように地表を広がる草姿と、株を覆い尽くすように咲き誇る淡い青色の花にあります。株は生育旺盛で成長が早く、茎が匍匐して地表を覆うため地被植物として利用され、開花期には株一面が淡い青色の花で埋めつくされて花絨毯となり、美しい景観が楽しめます。
- 草姿:生育型は匍匐型になり、茎の種類は匍匐茎で、茎はよく分枝して、節から不定根を出して活着しながら、密なマット状に広がります。非常に生育旺盛で繁殖力も高いため、雑草化することもある。
- 葉の特徴:葉の概形は卵形・広卵形をしており、サイズは0.5~1.5cmほどと小振りです。そのため、茎葉が密に茂った場合も野暮ったさを感じさせにくく緻密な印象を与えます。
- 花の特徴:開花期は春から夏頃、花序は腋生で、株を覆うように非常にたくさんの淡い青色の花が咲きます。
- 地被植物:プラティア・ペドゥンクラータは、株が匍匐して地表をマット状に広がる性質があり、株分けなどもしながら株を容易に増やすことができます。そのため、主に地被植物(グランドカバー)として利用されています。開花期には花が株を覆うように咲くため花絨毯となり、特に広範囲をこの植物で覆うと美しい花が視界に広がるため景観植物にもなります。利用方法としては、踏石(ステップストーン)の間などに植栽される事が多いです。
プラティア・ペドゥンクラータの園芸品種の紹介