単子葉植物の特徴は子葉が1枚しかなく、根は主根がなくひげ根が発達している。
茎の中には形成層がなく維管束がバラバラにあり、葉脈は平行脈のものが多い。
双子葉植物の根には主根があり、周りには側根が伸びている。
維管束には形成層があり、その部分に維管束が円状に並ぶ。
葉脈は網状で主脈、側脈、細脈がある。
植物の種類や育て方の紹介を行います
高性種および矮性種は、一般に近縁の植物の中で草丈の高さの違いをさします。
矮性種は草丈が低いものや矮化剤で草丈を抑えられたものさし、高性種は草丈の高いものをさします。
スラリと真っ直ぐ主茎を伸ばし、群生させたり色々な植物と組み合わせると楽しい植物です。
地面から茎が一本伸び下部で多数枝分かれします。多くの園芸植物がこのタイプで1株でも見栄えがいい草姿をしています。
つる型は、他の植物や物に巻き付きながら伸びる草姿をしています。トレリスや壁面にからませ仕立てる事ができます。
ほふく型は茎が横に倒れ地上を這うように伸び、節からは根がでます。グランドカバー等に使われ、コンテナでは縁から垂らすように仕立てることができ魅力的な雰囲気をだします。
ロゼット型は一般に基部から葉を出し地表面に広がる様な草姿を呼びます。また冬のみロゼット型で生育期になると直立する茎を伸ばすものもあり、これもロゼット型と呼ばれます。
一般に葉は「葉身」と「葉柄」、「托葉」の3つまたは2つで形成されており、葉身は効率的な光合成を行う為に薄く扁平な形をしています。
葉身は葉全体をさし、葉柄は葉身と茎の間の柄の部分で養分等の輸送路になり、托葉は茎についている部分にあります。
葉身の形態は全体の形状と葉縁の形状等にわけて表さす事ができます。
全体の形状を表す時は楕円形の葉をしている等と表され、葉縁に凹凸がある場合は葉縁に鋸葉があるや浅裂がある等と表されます。
葉は茎に対して規則的に配列しますが、一般に3つの法則があり「互生葉序」「対生葉序」「輪生葉序」にわかれます。
互生葉序は1節に葉が一つ、対生葉序は1節に葉が2つ、輪生葉序は1節に葉が3つ以上ある葉序をさします。
植物の種類ごとに変わる花の付き方をさす名称です。
花序には、中央に位置する「花軸」と呼ぶ茎と、花を1つだけ付ける「花柄」と呼ぶ茎。頂点に位置する「頂花」と呼ぶ花と、その他の「側花」と呼ぶ花があります。
これらを全て、または1部合わせたものが「花序」と呼ばれ、花の形の種類ごとに○○花序と呼び名がついています。
主軸の周りに花が付き、1つの花序のみで構成されているものを言います。
その中で花軸の先端が花になり成長が止まる物を有限花序といい。花軸の先端に花を(一般的に)付けず、基部から開花していくものを無限花序と呼んでいます。
有限花序
無限花序
複合花序は単一の花序が複数集まって出来たものを呼びます。
一種類の花序だけが組み合わさり出来たものを「同形複合花序」と呼び、2種類以上の花序が組み合わさり出来たものを「異型複合花序」と呼びます。
同形複合花序
異型複合花序
VA菌根菌は植物の根に入り、植物から糖を分けてもらうかわりに水分やリン等の養分を植物に供給して共生を行う政令で唯一指定された微生物の土壌改良資材です。
VA菌根菌(AM菌)は飢餓土壌において、菌糸を伸ばしリン酸/ミネラル/水分を集め植物に供給する働きをもっています。
また根を包む菌鞘は物理的に病原性微生物が植物に感染し辛くなるといわれ、産出され抗菌性物質は病原性微生物の働きを抑制すると言われます。
VA菌根菌(AM菌)は根に直接接触させる事で感染させます。
一般に新しい根にしか感染出来ないため、根の少ない種蒔き時や苗の植付け時に感染させるのがいいでしょう。
種蒔き時に使用する場合は予め土壌と胞子を混ぜておき種まき後に覆土します。
苗の定植時に植える際は植え穴にVA菌根菌を入れる、または根に直接かけて使用します。
この時に木炭やくん炭を補助材として利用すると定着がよくなるため利用しましょう。
くん炭は米を精米する時に出る籾殻を蒸し焼きにして炭化させたもので多孔質で通気性がよく園芸等で利用されます。
くん炭は一般に通気性を高め根腐れを防止する改良用土として利用されます。
くん炭はケイ素を主体に、カリウムやカルシウムを含んでおり植物を丈夫にする効果があります。
またバチルス菌(AI株)や菌根菌などの植物と共生していい影響を与える微生物等がくん炭を好んでおり、増殖する事で病原菌の繁殖を抑えます。
一方でくん炭の灰分はアルカリ性です。使いすぎると土壌をアルカリ性にかえるため注意が必要です。使用は土に対して一割程度に抑えましょう。
また黒く太陽光を吸収しやすいくん炭をマルチとして使用する事もでき、地温を上げ泥跳ねを防ぐ等の効果が期待できます。