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原産:東南アジア/南アジア 科:ミソハギ(Lythraceae) 属:サルスベリ/ラガーストロエミア(Lagerstroemia) 種:バナバ(speciosa) 別名:オオバナサルスベリ/ジャイアント・クレープ・マートル(giant crepe myrtle)/クイーンズ・クレープ・マートル(Queen’s crepe myrtle) 開花時期:6月~8月 花の色:桃色● 葉色:緑色● 分類:落葉高木 草丈:約500~2000cm 誕生花:7月18日 花言葉:「愛嬌」「雄弁」「不用意」「あなたを信じる」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
バナバは学名Lagerstroemia speciosa、別名「オオバナサルスベリ」や「紫薇」や「クレープ マートル(crepe myrtle)」とも呼ばれる東南アジア及び南アジアを原産とする落葉高木です。属名のラガーストロエミア(Lagerstroemia)はスウェーデンの植物学者マグナス・フォン・ラガーストローム(Magnus von Lagerstroem)への献名です。また種小名のスペシオサ(speciosa)は「美しい/華やかな」を意味しており、バナバの大きく華やかな花に由来しています。
バナバの特徴(魅力)
- バナバの花は直径2~4cmありサルスベリ(L.indica)より大きく華やか
- バナバの花穂は長さ20~40cmありサルスベリ(L.indica)より大きく華やか
- くしゃくしゃに縮れた花弁が柔らかな花姿をつくる
- 非常に多花性で夏に一回一斉に花が開花する様は圧巻でロマンチック
- 樹皮はサルスベリ(L.indica)と同様に剥がれやすく滑らかな新しい樹皮が出てくる
- バナバの葉は乾燥させた後にお湯で蒸らしハーブティーとして飲めます
- ↳また現地ではバナバの若い葉が野菜としても食べられています。
- バナバの葉には食物繊維が100gの中に25gも含まれており便秘等の改善、整腸効果がある。
- バナバの葉に含まれるコロソリン酸が血糖中の糖の取込みを助けて血糖値を抑え糖尿病予防になる
- ↳またその健康効果からエキスが抽出されてサプリ等にも利用されています
- 木材は硬く工芸品や高級家具等に利用されます
バナバは成熟すると高さが2000mに達する事もあり、上部で横枝を出し大きく広げ傘を開いたかの様な美しい樹形を作ります。サルスベリの幹は肥大成長する事で樹皮が毎年剥がれ落ち、中からスベスベとした綺麗な樹皮が現れます。また所々で剥がれ落ちていくため、幹はまだら模様となり現れます。
園芸では、初夏から晩夏にかけて咲く華やかな花を鑑賞する目的で育てられる事もありますが、東南アジア等ではお茶や野菜として食べられるバナバの葉を収穫する目的で育てられており、日本でもバナバ茶は人気があります。高さ幅ともに非常に大きく成長する事から十分スペースを取り植える必要があるでしょう。
開花時期は初夏から晩夏、花色は桃色、個々の花には6枚の縮れた花弁(6数花)があり、花序は小花と花穂が円錐状に集まり円錐花序の花を咲かせます。樹形は高さ約500(2000)cm × 幅は約300(1200)cmまで成長します。葉色は緑色、葉序は互生葉序(コクサギ型葉序)につきます。
バナバは挿し木や根伏せ、種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さに強い一方で冬の寒さに弱いため、暖地以外で地植えで育てる事は難しいかもしれません。
サルスベリの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。