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原産:ヨーロッパ 科:トウダイグサ(euphorbiaceae) 属:ユーフォルビア(euphorbia) 種:マティーニ(martinii) 品種:アスコットレインボー(ascot rainbow) 開花時期:4月~6月 花の色:黄色●緑色● 葉色:緑色●黄色●赤色●紫色● 分類:常緑多年草 草丈:30~60cm 草姿:直立 誕生花:10月7日 花言葉:「地味」「ひかえめ」「明るく照らして」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ユーフォルビア(アスコットレインボー)は緑色の葉にクリーム色の覆輪が入り柔らかな印象をつくり、また秋になると赤色(~橙色)へと紅葉する葉が魅力的な園芸品種です。
開花時期は春から初夏、花色は黄色もしくは緑色、個々の花は雌花もしくは雄花の杯状花序で、花序は小花が集まり集散花序に花を咲かせます。草姿は直立で高さ約30(60)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色で秋になると赤色(~橙色)へと紅葉して、葉身は線形で、葉序は互生葉序につきます。
ユーフォルビア(マティーニ種)は学名euphorbia martinii、1800年代にフランスで発見されたアミグロダイデス種(E. amygdaloides)とカラキアス種(E. characias)の野生の雑種です。属名ユーフォルビア(euphorbia)の由来はヌミディア王国の医師のユーフォルビア (Euphorbus)への献名です。
ユーフォルビア(マティーニ種)の特徴(魅力)
- 茎は殆ど分枝せずに垂直に伸び最大90cm迄成長する
- 葉は細長く豊富な葉色が楽しめる
- 花は小花が円筒状に集まり非常にボリュームがあり華やか
- ↳カラキアス種と比べると小ぶり
- ↳種をあまり作らずこぼれ種で増える心配が少ない
ユーフォルビア(マティーニ種)の毒性
ユーフォルビア(マティーニ種)も他のユーフォルビアと同様に、傷付くと乳白色の有毒な樹液を出します。これは主に草食動物に食べられないようにと、ユーフォルビアが進化した形ですが、人間にとっても有毒なため注意が必要です。
ユーフォルビアの樹液は皮膚等に付いた場合、痛みを伴う炎症や水膨れ等を引き起こす可能性があります。そのため皮膚に付いた樹液はすぐに水と石鹸で洗い流してください。
また目や鼻や口等の粘膜に付いた場合は、激しい痛みを伴い炎症を起こすことがあり、特に目に入った場合は結膜炎を起こし、最悪の場合は失明や重度の障害を引き起こす可能性があります。そのため樹液が目にかかったら直ぐお医者さんに相談してください。
ユーフォルビア(マティーニ種)の栽培
園芸では、シックな葉色の美しい葉や大きく華やかな花を鑑賞する目的で育てられます。比較的に背が高く成長して年を追うごとに根茎で広がり群生する事から花壇の中央等に植えて高さと立体感を出したり、また鉢植えの中でコンパクトに育てて玄関先に飾ったりして楽しまれたりします。園芸品種にはクリーム色の覆輪と秋になると赤色(~橙色)へと紅葉する葉が魅力的な「アスコットレインボー」や青緑色の葉にクリーム色の覆輪が入り柔らかな雰囲気をつくる「ゴールデンレインボー」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
ユーフォルビア(マティーニ種)を育てる際は、健康的な成長を促すためによく陽の当たる場所で管理しましょう。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすいですが、浸水する様な土壌では根腐れを起こすなどして枯れる事もあるため注意が必要です。増やし方は一般的に春に株分けするか種を撒いて増やします。また難易度は上がりますが挿し木によって増やす事も可能です。