ユーフォルビアは属の中に約2000種以上があり、多肉や低木、多年草や一年草等があります。一般的に園芸で親しまれる種は丈夫で育てやすく美しい葉と花が魅力的なカラキアス種やアミグロダイデス種、矮性でこんもりドーム状に茂り明るい黄色の苞葉や赤色の葉が楽しめるポリクロマ種、クリスマスシーズンを彩るポインセチア等があります。
ユーフォルビアは一般的に夏の暑さや寒さに強く、丈夫で育てやすいものの種によっては耐寒性が低い種や暑さに弱い種などがあります。
このページでは主に種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
種毎の育て方は写真や育て方をクリックしてご覧下さい。
開花時期:4月~6月 | 開花時期:4月~6月 | 開花時期:4月~6月 |
開花時期:4月~6月 | 開花時期:7月~9月 | 開花時期:11月~2月 |
開花時期:4月~8月(理想的な環境であれば周年) | ⑧その他の種や園芸品種 |
原産:ヨーロッパ/コーカサス/トルコ
学名:euphorbia amygdaloides
草丈:約30~60cm
開花時期:4月~6月
花色:黄色●緑色●
葉色:緑色●黄色●紫色●黒色●
分類:常緑多年草
耐寒性:強い
耐暑性:強い
誕生花:10月7日
花言葉:「控えめ」「地味」「明るく照らして」
特徴:ユーフォルビア(アミグロダイデス種)は学名euphorbia amygdaloides、別名「ウッド・スパージ(wood spurge)」とも呼ばれるヨーロッパ及びコーカサス、トルコが原産の常緑多年草です。属名ユーフォルビア(euphorbia)の由来はヌミディア王国の医師のユーフォルビア (Euphorbus)への献名です。また種小名はアミグロダイデス(amygdaloides)はラテン語で「アーモンドの様な/アーモンドに似た」を意味しています。
ユーフォルビア(アミグロダイデス種)の特徴(魅力)
- 茎は殆ど分枝せずに垂直に伸び最大80cm迄成長する
- 緑色の葉は秋になると紫色(~赤紫色)へと紅葉する
- ↳一年を通して黒葉や紫葉を楽しめる品種(カラーリーフ)もある
- 根茎が急速に広がり年を追うごとに沢山の茎が出て群生する
- 花は小花が円筒状に集まり非常にボリュームがあり華やか
- ↳カラキアス種と比べると小ぶり
- ↳花色は黄色(~黄緑色)で黒葉や紫葉との対比が美しい
ユーフォルビア(アミグロダイデス種)は地下茎が地面下を急速に広がりながら、垂直に伸びる茎を出し最大80cmまで成長します。葉は長さが約6cmで僅かに毛が生えており、緑色の葉は秋になると紫色(~赤紫色)へと美しく紅葉します。また品種によっては一年を通して赤色や紫色、黒色の美しい葉がありカラーリーフとしても楽しまれるものもあります。花はユーフォルビア特有の杯状花序で、お椀の様な苞に囲まれて雄蕊が数個の雄花、もしくは雌蕊が1個の雌花を別々に咲かせます。また小花(杯状花序)は円筒状に多数集まり咲くため非常に華やかな花姿になります。
開花時期は春から初夏、花色は黄色もしくは緑色、個々の花は雌花もしくは雄花の杯状花序で、花序は小花が集まり集散花序に花を咲かせます。草姿は直立で地下茎により広がり高さ約30(80)cm × 幅は約20(45)cmまで成長します。葉色は緑色や黄色、赤色や紫色、黒色があり、葉身は線形で、葉序は互生葉序につきます。
ユーフォルビア(アミグロダイデス種)の毒性
ユーフォルビア(アミグロダイデス種)も他のユーフォルビアと同様に、傷付くと乳白色の有毒な樹液を出します。これは主に草食動物に食べられないようにと、ユーフォルビアが進化した形ですが、人間にとっても有毒なため注意が必要です。
ユーフォルビアの樹液は皮膚等に付いた場合、痛みを伴う炎症や水膨れ等を引き起こす可能性があります。そのため皮膚に付いた樹液はすぐに水と石鹸で洗い流してください。
また目や鼻や口等の粘膜に付いた場合は、激しい痛みを伴い炎症を起こすことがあり、特に目に入った場合は結膜炎を起こし、最悪の場合は失明や重度の障害を引き起こす可能性があります。そのため樹液が目にかかったら直ぐお医者さんに相談してください。
ユーフォルビア(アミグロダイデス種)の栽培
園芸では、シックな葉色の美しい葉や大きく華やかな花を鑑賞する目的で育てられます。比較的に背が高く成長して年を追うごとに根茎で広がり群生する事から花壇の中央等に植えて高さと立体感を出したり、また鉢植えの中でコンパクトに育てて玄関先に飾ったりして楽しまれたりします。園芸品種には紫色の葉が上品で美しい「パープレア」や、重厚感ある黒葉がかっこいい「ブラックバード」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
ユーフォルビア(アミグロダイデス種)を育てる際は、健康的な成長を促すためによく陽の当たる場所で管理しましょう。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすいですが、浸水する様な土壌では根腐れを起こすなどして枯れる事もあるため注意が必要です。増やし方は一般的に春に株分けするか種を撒いて増やします。また難易度は上がりますが挿し木によって増やす事も可能です。
ユーフォルビア(パープレア)は赤い茎と紫色の葉、黄色の花のコントラストがカラフルで美しい園芸品種です。高さ約50cm × 幅は約30cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ユーフォルビア(ブラックバード)は殆ど黒色をした紫色の重厚感ある葉が魅力的な園芸品種です。ダークファンタジーにも出てきそうな黒葉(~紫葉)は、落ち着いた雰囲気があり格式高いお庭等によくあうでしょう。高さ約60cm × 幅は約45cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:南ヨーロッパ/トルコ/バルカン半島
学名:euphorbia characias
草丈:約60~120cm
開花時期:4月~6月
花色:黄色●緑色●
葉色:青色●緑色●白色〇
分類:常緑低木
耐寒性:強い
耐寒性:強い
誕生花:10月7日
花言葉:「地味」「ひかえめ」「明るく照らして」
特徴:ユーフォルビア(カラキアス種)は学名euphorbia characias、別名「アラビアン・スパージ(Albanian spurge)」とも呼ばれる南ヨーロッパ及びトルコ、バルカン半島が原産の常緑低木です。属名ユーフォルビア(euphorbia)の由来はヌミディア王国の医師のユーフォルビア (Euphorbus)への献名です。
ユーフォルビア(カラキアス種)の特徴(魅力)
- 非常に背が高く群生してお庭を印象づける景観をつくる
- 茎は太く肉質で最大高さ120cmまで成長する
- 南国のリゾートを連想させる様な青緑色の葉
- ↳葉は細長く長さ約15cmになる
- ↳茎に対して螺旋状に葉は配置される
- 花は円筒状に小花が集まり非常に巨大に咲く
- ↳花(小花)の中に暗褐色の蜜腺がある
- ↳黄色の花と青緑色の葉は温かさと明るさがありトロピカルな雰囲気をつくる
- 夏の暑さや冬の寒さに強く基本的に丈夫
- 乾燥に強く低メンテナンスで育てられる
ユーフォルビア(カラキアス種)の茎は太く肉質で、成熟すると最大120cmまで垂直に茎を伸ばし成長します。葉は長さが約15cmで茎に対して螺旋状(互生)に付き、葉色は青色に近い緑色(~青緑色)です。また品種によってはクリーム色(薄黄色)の覆輪が入る事もあります。花はユーフォルビア特有の杯状花序で、お椀の様な苞に囲まれて暗褐色の蜜腺をもっており、雄蕊が数個の雄花、もしくは雌蕊が1個の雌花を別々に咲かせます。また小花(杯状花序)は円筒状に多数集まり咲くため非常に華やかな花姿になります。
開花時期は春から初夏、花色は黄色もしくは緑色、個々の花は雌花もしくは雄花の杯状花序で中央に蜜腺があり、花序は小花が集まり集散花序に花を咲かせます。草姿は直立で根茎により広がり高さ約60(120)cm × 幅は約60(120)cmまで成長します。葉色は緑色(~青緑色)や黄色、葉身は線形で、葉序は互生葉序につきます。
ユーフォルビア(カラキアス種)の毒性
ユーフォルビア(カラキアス種)も他のユーフォルビアと同様に、傷付くと乳白色の有毒な樹液を出します。これは主に草食動物に食べられないようにと、ユーフォルビアが進化した形ですが、人間にとっても有毒なため注意が必要です。
ユーフォルビアの樹液は皮膚等に付いた場合、痛みを伴う炎症や水膨れ等を引き起こす可能性があります。そのため皮膚に付いた樹液はすぐに水と石鹸で洗い流してください。
また目や鼻や口等の粘膜に付いた場合は、激しい痛みを伴い炎症を起こすことがあり、特に目に入った場合は結膜炎を起こし、最悪の場合は失明や重度の障害を引き起こす可能性があります。そのため樹液が目にかかったら直ぐお医者さんに相談してください。
ユーフォルビア(カラキアス種)の栽培
園芸では、南国のリゾートを連想させる様な美しい青緑色の葉や巨大で華やかな花を鑑賞する目的で育てられます。比較的に背が高く成長して群生する事から花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また鉢植えの中でコンパクトに育てて玄関先に飾ったりして楽しまれたりします。園芸品種には、黄色の花(苞)の中央に大きな暗褐色の蜜腺がありコントラストが美しい花を咲かせる「ブラックパール」や、一般的な種より背が低い一方で巨大な花を咲かせる「ドワーフ」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
ユーフォルビア(カラキアス種)を育てる際は、健康的な成長を促すためによく陽の当たる場所で管理しましょう。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすいですが、浸水する様な土壌では根腐れを起こすなどして枯れる事もあるため注意が必要です。増やし方は挿し木や株分け、種を撒く事で増やす事が出来ます。
ユーフォルビア(ドワーフ)は一般的に種と比べて背が低い一方で、花の大きさは同等と二頭身の様なアンバランスな花姿が魅力の園芸品種です。高さ約75cm × 幅は約75cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ユーフォルビア(ブラックパール)は黄色(~黄緑色)の花の中央に暗褐色の目立つ蜜腺があり、黄色と黒色の対比がとても美しい花を咲かせる園芸品種です。高さ約75cm × 幅は約75cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
ユーフォルビア(ウルフェニー)は学名euphorbia characias subsp. wulfenii、カラキアス種の亜種で、違いは背の高さ(低い)や花の色(より黄色い)等に違いがあります。高さ約60(90)cm × 幅は約45(60)cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ユーフォルビア(シルバースワン)は葉の縁部分に白色(~薄黄色)の班が入る魅力的な園芸品種です。緑色(~青緑色)と白色(~薄黄色)の二色の葉色は柔らかで温まりを感じさせ、南国を連想させる様な明るい雰囲気のお庭等によくあいます。高さ約60(90)cm × 幅は約60(90)cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
ユーフォルビア(タスマニアンタイガー)は全体が白色に近いパステル調の柔らかな葉色をしており、温もりのある青緑色の葉に柔らかな薄黄色の覆輪が入り優しい雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。高さ約60(90)cm × 幅は約60(90)cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:ヨーロッパ
学名:euphorbia martinii
草丈:約30~90cm
開花時期:4月~6月
花色:黄色●緑色●
葉色:緑色●黄色●紫色●黒色●
分類:常緑多年草
耐寒性:強い
耐暑性:強い
誕生花:10月7日
花言葉:「控えめ」「地味」「明るく照らして」
特徴:ユーフォルビア(マティーニ種)は学名euphorbia martinii、1800年代にフランスで発見されたアミグロダイデス種(E. amygdaloides)とカラキアス種(E. characias)の野生の雑種です。属名ユーフォルビア(euphorbia)の由来はヌミディア王国の医師のユーフォルビア (Euphorbus)への献名です。
ユーフォルビア(マティーニ種)の特徴(魅力)
- 茎は殆ど分枝せずに垂直に伸び最大90cm迄成長する
- 葉は細長く豊富な葉色が楽しめる
- 花は小花が円筒状に集まり非常にボリュームがあり華やか
- ↳カラキアス種と比べると小ぶり
- ↳種をあまり作らずこぼれ種で増える心配が少ない
開花時期は春から初夏、花色は黄色もしくは緑色、個々の花は雌花もしくは雄花の杯状花序で、花序は小花が集まり集散花序に花を咲かせます。草姿は直立で高さ約30(90)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色や黄色、赤色や紫色、黒色があり、葉身は線形で、葉序は互生葉序につきます。
ユーフォルビア(マティーニ種)の毒性
ユーフォルビア(マティーニ種)も他のユーフォルビアと同様に、傷付くと乳白色の有毒な樹液を出します。これは主に草食動物に食べられないようにと、ユーフォルビアが進化した形ですが、人間にとっても有毒なため注意が必要です。
ユーフォルビアの樹液は皮膚等に付いた場合、痛みを伴う炎症や水膨れ等を引き起こす可能性があります。そのため皮膚に付いた樹液はすぐに水と石鹸で洗い流してください。
また目や鼻や口等の粘膜に付いた場合は、激しい痛みを伴い炎症を起こすことがあり、特に目に入った場合は結膜炎を起こし、最悪の場合は失明や重度の障害を引き起こす可能性があります。そのため樹液が目にかかったら直ぐお医者さんに相談してください。
ユーフォルビア(マティーニ種)の栽培
園芸では、シックな葉色の美しい葉や大きく華やかな花を鑑賞する目的で育てられます。比較的に背が高く成長して年を追うごとに根茎で広がり群生する事から花壇の中央等に植えて高さと立体感を出したり、また鉢植えの中でコンパクトに育てて玄関先に飾ったりして楽しまれたりします。園芸品種にはクリーム色の覆輪と秋になると赤色(~橙色)へと紅葉する葉が魅力的な「アスコットレインボー」や青緑色の葉にクリーム色の覆輪が入り柔らかな雰囲気をつくる「ゴールデンレインボー」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
ユーフォルビア(マティーニ種)を育てる際は、健康的な成長を促すためによく陽の当たる場所で管理しましょう。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすいですが、浸水する様な土壌では根腐れを起こすなどして枯れる事もあるため注意が必要です。増やし方は一般的に春に株分けするか種を撒いて増やします。また難易度は上がりますが挿し木によって増やす事も可能です。
マーティニー種(ゴールデンレインボー) (´・ω・)p楽天で購入q | ユーフォルビア(アスコットレインボー)は緑色の葉にクリーム色の覆輪が入り柔らかな印象をつくり、また秋になると赤色(~橙色)へと紅葉する葉が魅力的な園芸品種です。高さ約30(60)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:ヨーロッパ/アジア
学名:euphorbia polychroma
草丈:約30~45cm
開花時期:4月~6月
花色:黄色●緑色●
葉色:緑色●黄色●赤色●紫色●白色〇
分類:多年草
花言葉:「控えめ」「地味」「明るく照らして」
特徴:ユーフォルビア(ポリクロマ)は学名euphorbia polychroma、別名「クッション・スパージ(cushion spurge)」とも呼ばれるヨーロッパ及びアジアが原産の多年草です。属名ユーフォルビア(euphorbia)の由来はヌミディア王国の医師のユーフォルビア (Euphorbus)への献名です。種小名のポリクロマ(polychroma)は「多色の/多くの色の」を意味しており、葉色に由来しています。
ユーフォルビア(ポリクロマ)の特徴(魅力)
- 柔らかなクッションを連想させるドーム状の草姿
- ↳茎は殆ど分枝せず直立で45cm迄のびる
- 花を囲う鮮やかな黄色の苞葉
- ↳苞葉は品種によって紫色(~赤色)の場合がある
- ↳茎の頂部に咲く花は小さく目立たない
- 緑色の葉は秋に赤色や橙色へと紅葉する
- ↳春・夏・秋と季節に合わせ美しい葉色が楽しめる
- 夏の暑さや冬の寒さに強く基本的に丈夫
- 乾燥に強く低メンテナンスで育てられる
ユーフォルビア(ポリクロマ)の茎は太く肉質で殆ど分枝する事なく、中央から放射状に広がり高さ幅共に45cmまで成長します。葉は長さが約5cmで葉色は緑色をしており、花の近くの苞葉は黄色で春から夏にかけ長く楽しめます。また品種(ボンファイアー等)によっては苞葉が赤色や紫色になっている場合もあります。また秋になると葉は赤色や橙色へと紅葉します。花はユーフォルビア特有の杯状花序で、お椀の様な苞に囲まれて、雄蕊が数個の雄花、もしくは雌蕊が1個の雌花を別々に咲かせます。基本的には花と葉は同色で、また小さいため目立たず重要視されません。
開花時期は春から初夏、花色は黄色もしくは緑色、個々の花は雌花もしくは雄花の杯状花序で、花序は小花が集まり散形花序の様に花を咲かせます。草姿は直立でドーム状に広がり高さ約30(45)cm × 幅は約30(45)cmまで成長します。葉色は緑色や黄色、赤色や紫色等があり、葉身は線形もしくは楕円形で、葉序は互生葉序につきます。
ユーフォルビア(ポリクロマ)の毒性
ユーフォルビア(カラキアス種)も他のユーフォルビアと同様に、傷付くと乳白色の有毒な樹液を出します。これは主に草食動物に食べられないようにと、ユーフォルビアが進化した形ですが、人間にとっても有毒なため注意が必要です。
ユーフォルビアの樹液は皮膚等に付いた場合、痛みを伴う炎症や水膨れ等を引き起こす可能性があります。そのため皮膚に付いた樹液はすぐに水と石鹸で洗い流してください。
また目や鼻や口等の粘膜に付いた場合は、激しい痛みを伴い炎症を起こすことがあり、特に目に入った場合は結膜炎を起こし、最悪の場合は失明や重度の障害を引き起こす可能性があります。そのため樹液が目にかかったら直ぐお医者さんに相談してください。
ユーフォルビア(ポリクロマ)の栽培
園芸では、黄色や赤色の美しい苞葉や紅葉、またクッションの様なドーム状の草姿を鑑賞する目的で育てられます。主に花壇や植え込みに並べて植えて縁どりとされたり、またコンパクトで管理がしやすい鉢植えにして玄関周り等に飾られたりして楽しまれます。園芸品種には、苞葉が赤く燃え上がる炎を連想させる「ボンファイアー」や葉の縁部分にクリーム色の覆輪が入り柔らかな印象を与える「バリエガータ」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
ユーフォルビア(ポリクロマ)を育てる際は、陽の当たる場所で最もよく成長しますが、夏の強い日差しをやや苦手にしているため暑さの厳しい地域では西日の当たらない半日陰で管理するといいでしょう。また基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすいですが、浸水する様な土壌では根腐れを起こすなどして枯れる事もあるため注意が必要です。増やし方は挿し木や株分け、種を撒く事で増やす事が出来ます。
ユーフォルビア(メジャー)は濃い緑色の葉と鮮やかな黄色の苞葉、半球状の美しい草姿と秋の鮮やかな紅葉が魅力的な園芸品種です。高さ約45cm × 幅は約45cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ポリクロマ・バリエガータは葉の縁部分に白色(~薄黄色)の班が入る魅力的な園芸品種です。緑色と白色(~薄黄色)の二色の葉色は柔らかで明るい雰囲気をつくり、ロマンチックな雰囲気のお庭等にもよくあうでしょう。高さ約45cm × 幅は約45cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
ユーフォルビア(ボンファイアー)は春に上部にある葉が赤色から橙色、紫色へと色が変わり、また真夏には濃い赤紫色へとなり、秋に入ると全体が濃い赤色へと紅葉して、長期間カラーリーフとして楽しめる魅力的な園芸品種です。高さ約45cm × 幅は約45cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:ヨーロッパ/トルコ/バルカン半島
学名:euphorbia marginata
草丈:約30~90cm
開花時期:7月~10月
花色:白色〇
葉色:緑色●白色〇
分類:一年草
耐寒性:-
耐暑性:強い
誕生花:8月31日
花言葉:「祝福」「好奇心」「穏やかな生活」
特徴:ハツユキソウは学名euphorbia marginata、別名「クッション・スパージ(cushion spurge)」とも呼ばれるヨーロッパ及びアジアが原産の多年草です。和名「ハツユキソウ」の由来は夏になると頂部の葉に白色の覆輪が入り草の上に積もる初雪の様に見える事からきます。また属名ユーフォルビア(euphorbia)の由来はヌミディア王国の医師のユーフォルビア (Euphorbus)への献名で、種小名のマルギナータ(marginata)は「縁辺のある」を意味しており、葉の縁部分に白色の覆輪が入る事に由来します。
ハツユキソウの特徴(魅力)
- 茎は殆ど枝分かれせずに直立して伸び上部で枝分かれする
- ↳枝分かれする事で頂部付近で沢山の花が咲く
- 夏になると頂部に小さな葉が密集して縁部分に白色の覆輪が入る
- ↳真っ白な覆輪の入る葉が初雪を連想させる
- ↳花は葉と同色(白色)で小さいため目立たない
- 花(白色の葉)は切り花としても人気が高い
- ↳切り口から出る樹液は有毒なため接触を避けて下さい
- 種から育てる事が出来るため大量植栽しやすい
- 夏の暑さや冬の寒さに強く基本的に丈夫
- 乾燥に強く低メンテナンスで育てられる
ハツユキソウの茎は太く肉質で殆ど分枝する事なく垂直に伸び、上部で幾つかに枝分かれします。通常、葉は大きく長さ約7~8cmの楕円形でやや疎らにつきますが、夏の花が咲く頃に現れる頂部の葉は小さくまた密集しており縁部分に真っ白の覆輪が入ります。花はユーフォルビア特有の杯状花序で、雄蕊が数個の雄花と雌蕊が1個の雌花がお椀の様な苞に包まれた状態で咲きます。ただ、とても小さく葉と同色のため装飾性は殆どありません。
開花時期は夏から秋、花色は白色、個々の花は雌花と雄花が集まる杯状花序です。草姿は直立で高さ約30(90)cm × 幅は約30(45)cmまで成長します。葉色は緑色もしくは白色、葉身は線形もしくは楕円形で、葉序は互生葉序につきます。
ハツユキソウの毒性
ハツユキソウも他のユーフォルビアと同様に、傷付くと乳白色の有毒な樹液を出します。これは主に草食動物に食べられないようにと、ユーフォルビアが進化した形ですが、人間にとっても有毒なため注意が必要です。
ユーフォルビアの樹液は皮膚等に付いた場合、痛みを伴う炎症や水膨れ等を引き起こす可能性があります。そのため皮膚に付いた樹液はすぐに水と石鹸で洗い流してください。
また目や鼻や口等の粘膜に付いた場合は、激しい痛みを伴い炎症を起こすことがあり、特に目に入った場合は結膜炎を起こし、最悪の場合は失明や重度の障害を引き起こす可能性があります。そのため樹液が目にかかったら直ぐお医者さんに相談してください。
ハツユキソウの栽培
園芸では、夏から秋にかけて白く染まる美しい葉を鑑賞する目的や切り花を取る目的のために育てられます。ハツユキソウは背が高く広がりが少ない事から、花壇の中に植えて高さと立体感を出したり、また矮性な品種では鉢植えでコンパクトに育て玄関周り等に飾られたりします。
ハツユキソウを育てる際の注意点は、陽の当たる場所で最もよく成長しますが、夏の強い日差しをやや苦手にしているため暑さの厳しい地域では西日の当たらない半日陰で管理するといいです。一般的に春暖かく(20~25度)なってきたら種を撒き、成長させて夏に花(葉)を鑑賞後、冬に枯れる一年草として楽しみます。夏の暑さに強く基本的には育てやすいですが、雨などで浸水する様な土壌では根腐れを起こすなどして枯れる事もあるため注意が必要です。増やし方は種を撒く事で増やします。
原産:リビア/トルコ/
学名:euphorbia pulcherrima
草丈:約30~300cm
開花時期:11月~2月(短日植物)
花色:赤色●黄色●緑色●
葉色:緑色●赤色●桃色●黄色●橙色●白色〇
分類:低木
耐寒性:普通
耐暑性:普通
誕生花:12月9日
花言葉:「聖なる祈り」「聖夜」「祝福」
特徴:ポインセチアは学名euphorbia pulcherrima、別名「ショウジョウボク」や「クリスマスフラワー」とも呼ばれるメキシコ及び中央アメリカが原産の低木です。属名ユーフォルビア(euphorbia)の由来はヌミディア王国の医師のユーフォルビア (Euphorbus)への献名です。種小名のpulcherrimaは「非常に美しい」を意味しており、葉色に由来しています。
ポインセチアの特徴(魅力)
- 柔らかなクッションを連想させる様なドーム状の草姿
- 冬になると頂部の葉(苞葉)が赤く色付きクリスマスカラーとなる
- ↳葉色は赤色以外にも桃色や白色等もある
- 室内で観葉植物として育てられる
- 乾燥に強く低メンテナンスで育てられる
ポインセチアは低木で野生では3mの高さに達する事がありますが、一般的に販売されている園芸品種では遥かに背が低く育てやすい品種が殆どです。葉は楕円形で、冬になり開花が始まると頂部の葉(苞葉)は密集して付き赤色に色付きます。また品種によっては白色や桃色、黄色等もあります。開花は短日植物のため、日が短くなる冬に咲きますが、クリスマスシーズンに開花を合わせる場合は9月から10月頃に短日処理が行われる様です。
開花時期は春から初夏、花色は赤色もしくは黄色か緑色、個々の花は杯状花序で頂部に密に集まり花を咲かせます。草姿は直立で広がり高さ約30(300)cm × 幅は約30(210)cmまで成長します。葉色は緑色や赤色、桃色や黄色、橙色や白色等があり、葉身は楕円形もしくは披針形で、葉序は互生葉序につきます。
ポインセチアの短日処理
ポインセチアは短日植物のため日長が短くなる事で花芽を付けます。具体的に言うと、1日の中で暗闇の中で12時間~16時間過ごさせ、明るい光に8時間~10時間当てます。重要な事は暗闇の時間を守る事で、また継続して6~8週間行う必要があります。
一般的な短日処理の方法は朝から夕方頃まで日光に当てて、残りの時間(12~16時間)をダンボール(布でも可)でも良いので、植物の上から被せて真っ暗にして下さい。これを6~8週間行います。
ポインセチアの短日処理をいつ頃行うかですが、これは9月末頃から始める事が一般的です。
ポインセチアの毒性
ポインセチアも他のユーフォルビアと同様に、傷付くと乳白色の有毒な樹液を出します。これは主に草食動物に食べられないようにと、ユーフォルビアが進化した形ですが、人間にとっても有毒なため注意が必要です。
ユーフォルビアの樹液は皮膚等に付いた場合、痛みを伴う炎症や水膨れ等を引き起こす可能性があります。そのため皮膚に付いた樹液はすぐに水と石鹸で洗い流してください。
また目や鼻や口等の粘膜に付いた場合は、激しい痛みを伴い炎症を起こすことがあり、特に目に入った場合は結膜炎を起こし、最悪の場合は失明や重度の障害を引き起こす可能性があります。そのため樹液が目にかかったら直ぐお医者さんに相談してください。
ポインセチアの栽培
園芸では、11月頃から出回る鉢を購入して屋内の陽の当たる窓辺等で観葉植物として育て楽しまれます。寒さ暑さを苦手にしているため、殆どの場合は鑑賞期間を過ぎると、そのまま枯らして処分される事が多いです。夏を越し短日処理を行えば翌年以降も楽しむ事が可能です。
草丈:30~180cm
開花時期:4月~8月(理想的な環境であれば周年)
誕生花:10月19日/11月9日
花言葉:「純愛」「自立」「独立」「逆境に耐える」「冷たくしないで」
特徴:ハナキリンは学名euphorbia milii、別名「ユーフォルビア・ミリー」や「茨の冠(crown of thorns)」とも呼ばれるリビア及びトルコ、中東が原産の低木です。属名ユーフォルビア(euphorbia)の由来はヌミディア王国の医師のユーフォルビア (Euphorbus)への献名です。また種小名のmiliiはフランスでこの植物を栽培のために導入したPierre Bernard Miliusへの献名です。
ハナキリンの特徴(魅力)
- 茎は多肉質でトゲトゲしておりサボテンの様な見た目
- ↳茎は木質で太くツルの様にうねうね不規則に伸びる
- ↳伝説ではイエス・キリストが磔にされた際に被せられた冠(茨の冠)
- 温暖な気候では1年を通して開花(主に春と夏)する
- ↳室内で育てられた場合も開花する
- ↳花(苞葉)は非常に長持ちして大きく赤色や桃色、白色がある
- 乾燥に強く低メンテナンスで育てられる
ハナキリンの茎は直立したり這うように伸びたりと不規則に成長して野生では1.8mの高さに達する事があります。ただ一般的に販売されている園芸品種では遥かに背が低かったり枝分かれがよかったりと育てやすい品種が殆どになります。茎は太く肉質で中には水分を貯めており、茎の色は灰褐色で木質、鋭い棘が密についています。花は春から夏にかけて最も開花しますが、理想的な環境であれば一年を通して開花します。
開花時期は春から晩夏(理想的な環境であれば周年)、花色は赤色や桃色、白色があり、個々の花は杯状花序です。草姿は直立もしくは這性で高さ約30(180)cm × 幅は約30(180)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形もしくは披針形で、葉序は互生葉序につきます。
ハナキリンの毒性
ポインセチアも他のユーフォルビアと同様に、傷付くと乳白色の有毒な樹液を出します。これは主に草食動物に食べられないようにと、ユーフォルビアが進化した形ですが、人間にとっても有毒なため注意が必要です。
ユーフォルビアの樹液は皮膚等に付いた場合、痛みを伴う炎症や水膨れ等を引き起こす可能性があります。そのため皮膚に付いた樹液はすぐに水と石鹸で洗い流してください。
また目や鼻や口等の粘膜に付いた場合は、激しい痛みを伴い炎症を起こすことがあり、特に目に入った場合は結膜炎を起こし、最悪の場合は失明や重度の障害を引き起こす可能性があります。そのため樹液が目にかかったら直ぐお医者さんに相談してください
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