エリンジウム属の種は約251種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは8種類の原種と、12種類の園芸品種を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方や購入する際のリンクも用意しています。よければ、そちらもご活用ください。
■目次
■エリンジウム属の簡易比較

学名:Eryngium planum
生活形:多年草
草丈:約50~100cm
開花:6月~8月
花色:緑色・青色・紫色
葉色:緑色・黄色・白色
生育型:ロゼット型
備考:集散状に次々と分枝し沢山の花が咲くためボリューム感がある花姿が楽しめます。総苞片は細長く切れ込みが少ないためスッキリとしたシャープな見た目をしています。

学名:Eryngium × zabelii
生活形:多年草
草丈:約50~100cm
開花:6月~8月
花色:緑色・青色・紫色・黄色
葉色:緑色・黄色・白色
生育型:ロゼット型
備考:総苞片が細長くて深く裂けて棘があるため近寄り難さとカッコ良さがあります。総苞片を含めた花の直径は10cmに達します。さらに、頭花の長さは5cmに達するため、花は巨大で存在感があります。エリンジウムでは珍しい黄色の総苞片や葉を持つ品種が見られます。

学名:Eryngium alpinum
生活形:多年草
草丈:約30~100cm
開花:6月~8月
花色:灰緑色・青色・紫色・白色
葉色:緑色・灰緑色
生育型:ロゼット型
備考:総苞片が柔らかな羽毛状な一方で鋭い棘を持ち独特な対比を生み出します。総苞片は近縁種と比べて数が多いため八重咲きのような見た目にもなり、総苞片の長さは10cmに達することもあり大きく存在感を感じさせるため非常に豪華な印象を与えます。総苞片は強い光沢があるため宝飾品のような美しさがあります。

学名:トルコ/コーカサス地方
生活形:二年草・短命多年草
草丈:約50~120cm
開花:6月~8月
花色:緑色・灰緑色・白色・青色
葉色:緑色・白色
生育型:ロゼット型
備考:総苞片が幅広でメタリックな銀白色を呈すため豪華さがあります。頭花の長さは約5~10cmと大きいため強い存在感がある花姿が楽しめます。

学名:Eryngium bourgatii
生活形:多年草
草丈:約15~45cm
開花:6月~8月
花色:緑色・灰緑色・白色・青色
葉色:緑色・白色
生育型:ロゼット型
備考:総苞片の形が針のように長く伸びるためシャープな印象を与えます。葉は2~3回掌状深裂し、裂片も細長いため、彫刻で彫られたような独特な形状をしています。脈や脈の分岐点に沿い白色の太い斑が入るため、大理石のような模様が見られます。

学名:Eryngium variifolium
生活形:多年草
草丈:約20~60cm
開花:6月~8月
花色:灰緑色・灰青色・白色
葉色:緑色・灰緑色・白色
生育型:ロゼット型
備考:総苞片の形が針のように長く伸びるためシャープな印象を与え、総苞片の脈に沿い太い白色の斑が入ります。葉は脈や脈の分岐点に沿い白色の太い斑が入るため、大理石のような模様が見られます。

学名:Eryngium maritimum
生活形:多年草
草丈:約20~60cm
開花:6月~8月
花色:灰緑色・青色・紫色・白色
葉色:灰緑色・白色
生育型:ロゼット型
備考:総苞片が幅広で強い存在感があり、総苞片の色はワックス質で灰白色・灰緑色をしているため、シルバーの宝飾品の美しさがあります。葉はワックス質で、色は灰緑色・白色を呈すため、シルバーリーフとして楽しむことができます。
■エリンジウム属の主な種と園芸品種の紹介
マツカサアザミ

マツカサアザミとは!
マツカサアザミ(学名: Eryngium planum)は、別名で「エリンジウム・プラナム」「ブルーエリンゴ(blue eryngo)」「フラットシーホリック(flat sea holly)」とも呼ばれるセリ科エリンジウム属に分類される多年草です。
マツカサアザミの原産地は中央・南東ヨーロッパ、西・中央アジアで、自生地は乾燥した草原、牧草地、荒れ地などに見られます。
マツカサアザミの特徴
- 形態と生活形:草丈は約50~100cm、生育型はロゼット型、春に芽を出しロゼットを展開し、夏に茎が伸長して花が咲いたら、夏から秋に結実して地上部が枯れ、冬はそのまま休眠する多年草です。
- 花の魅力:花は近縁種のエリンジウム属の花と同様に襟巻きのような総苞片が花序の基部にあり、球形または長球形の花序を支えることで個性的でスタイリッシュな花姿を見せます。また本種は集散状に次々と分枝し沢山の花が咲くためボリューム感があり、総苞片が細長く切れ込みが少ないためスッキリとしたシャープな見た目をしています。花の色は植物の世界では珍しい青色または紫色をしているため、クールで爽やかな雰囲気のお庭によく調和し、またその花の見た目からラグジュアリーなお庭にもよく調和するでしょう。
- フラワーアレンジメント:本種の花は収穫して切り花やドライフラワーにしたり、フラワーアレンジメントの素材として活用できます。花は独特な見た目と色彩から、アレンジメントの中ではアクセントとして強い存在感を発揮するでしょう。切り花として用いた場合、花瓶の中での寿命は7~10日ほどになります。
- ロックガーデン:本種は耐乾性がとても高くて、栄養の乏しい土壌で生育出来るため、土壌層が浅くて乾燥しやすいロックガーデンでも育てられる植物のひとつとなります。
マツカサアザミの園芸品種の紹介
●シルバーサレンティノ
学名:Eryngium planum ‘silver salentino’
花の色:白色・灰白色
草丈:約50~100cm
備考:花・総苞は白色(灰白色)をしているため、清潔感を感じさせたり神聖さを感じさせるようなお庭によく調和します。
●タイニージャックポット

学名:Eryngium planum ‘tiny jackpot’
花の色:青色・青紫色
葉の色:緑色・紫色
草丈:約30~45cm
備考:矮性品種で、スモールガーデンや鉢植えで栽培しやすくなっています。開花後、集散状に分枝を繰り返し次々と花が咲きます。節間も短いため、非常にコンパクトな草姿となります。
●フルエラ
学名:Eryngium planum ‘Fluella’
花の色:青色・灰青色
草丈:約50~100cm
備考:花・総苞・茎の全てが、空の色を想像させるような青色(灰青色)に染まり、クールで爽やかな雰囲気を呈す品種です。
●ブルーグリッター

学名:Eryngium planum ‘blue glitter’
花の色:青色・青紫色
草丈:約50~80cm
備考:世界初、開花のための春化処理(低温)を必要としないため、他の品種と比べて収穫までの期間が短いです。花・総苞・茎の色は青色(青紫色)をしているため、クールで心を落ち着かせるようなお庭によく調和します。
エリンジウム・ザベリー

エリンジウム・ザベリーとは!
エリンジウム・ザベリー(学名: Eryngium × zabelii)は、同義語としてオリビエリアナム(学名:Eryngium × olivierianum)と扱われることもあり、別名で「ザベル・シーホリー(Zabel Sea Holly)」「シーホリー(Sea Holly)」とも呼ばれるセリ科エリンジウム属に分類される多年草です。
エリンジウム・ザベリーは野生に自生している原種ではありません。エリンジウム・アルピナム(Eryngium alpinum)と、エリンジウム・ブルガティ(学名: Eryngium bourgatii)の交雑種です。
エリンジウム・ザベリーの特徴
- 形態と生活形:草丈は約50~100cm、生育型はロゼット型、春に芽を出しロゼットを展開し、夏に茎が伸長して花が咲いたら、夏から秋に結実して地上部が枯れ、冬はそのまま休眠する多年草です。
- 花の魅力:花は近縁種のエリンジウム属の花と同様に襟巻きのような総苞片が花序の基部にあり、球形または長球形の花序を支えることで個性的でスタイリッシュな花姿を見せます。また本種は総苞片が細長くて深く裂けて棘があるため近寄り難さとカッコ良さがあり、また総苞片を含めた花の直径は10cmに達します。さらに、頭花の長さは5cmに達するため、花は巨大で存在感があります。花の色は青色や紫色が一般的ですが、本種はエリンジウムでは珍しい黄色の総苞片や葉を持つ品種(ネプチューンズゴールド等)も見られます。
- 葉の魅力:葉は分裂葉で掌状に避けるため、紅葉の葉を見てるようなスタイリッシュなファンシーリーフとして楽しむことができます。またいくつかの品種では、葉の色が黄色になるため、明るく元気な印象を感じさせるカラーリーフとして楽しむことも可能です。
- フラワーアレンジメント:本種の花は収穫して切り花やドライフラワーにしたり、フラワーアレンジメントの素材として活用できます。花は独特な見た目と色彩から、アレンジメントの中ではアクセントとして強い存在感を発揮するでしょう。切り花として用いた場合、花瓶の中での寿命は7~10日ほどになります。
- ロックガーデン:本種は耐乾性がとても高くて、栄養の乏しい土壌で生育出来るため、土壌層が浅くて乾燥しやすいロックガーデンでも育てられる植物のひとつとなります。
エリンジウム・ザベリーの園芸品種の紹介
エリンジウム・アルピナム

エリンジウム・アルピナムとは!
エリンジウム・アルピナム(学名: Eryngium alpinum)は、別名で「アルパインシーホリー(alpine sea holly)」「アルパインエリンゴ(alpine eryngo)」「クィーンオブザアルプス(queen of the Alps)」とも呼ばれるセリ科エリンジウム属に分類される多年草です。
エリンジウム・アルピナムの原産地はオーストリア、 フランス、スイス、イタリア、スロベニア、リヒテンシュタイン、クロアチアで、自生地は高山の潅木地帯や岩場、高原などに見られます。
エリンジウム・アルピナムの特徴
- 形態と生活形:草丈は約30~100cm、生育型はロゼット型、春に芽を出しロゼットを展開し、夏に茎が伸長して花が咲いたら、夏から秋に結実して地上部が枯れ、冬はそのまま休眠する多年草です。
- 花の魅力:花は近縁種のエリンジウム属の花と同様に襟巻きのような総苞片が花序の基部にあり、球形または長球形の花序を支えることで個性的でスタイリッシュな花姿を見せます。また本種は総苞片が柔らかな羽毛状な一方で鋭い棘を持ち独特な対比を生み出します。この総苞片は近縁種と比べて数が多いため八重咲きのような見た目にもなり、総苞片の長さは10cmに達することもあり大きく存在感を感じさせるため非常に豪華な印象を与えます。さらに、総苞片は強い光沢があるため宝飾品のような美しさがあり、色は白色から青色または紫色に染まるため、上品な印象を与えるため、エレガントな雰囲気のお庭や、ラグジュアリーなお庭によく調和するでしょう。
- フラワーアレンジメント:本種の花は収穫して切り花やドライフラワーにしたり、フラワーアレンジメントの素材として活用できます。花は独特な見た目と色彩から、アレンジメントの中ではアクセントとして強い存在感を発揮するでしょう。切り花として用いた場合、花瓶の中での寿命は7~10日ほどになります。
- ロックガーデン:本種は耐乾性がとても高くて、栄養の乏しい土壌でも生育出来るため、土壌層が浅くて乾燥しやすいロックガーデンでも育てられる植物のひとつとなります。
- 栽培時の注意点:本種は山岳地帯に自生しており耐寒性や耐乾性、栄養の乏しい環境に強いです。しかし、夏場の高温や多湿を苦手にしており、特に高温多湿の複合ストレスで株は弱りやすい傾向があるため、栽培時は夏の管理に注意が必要です。
エリンジウム・アルピナムの園芸品種の紹介
エリンジウム・ギガンテウム

エリンジウム・ギガンテウムとは!
エリンジウム・ギガンテウム(学名: Eryngium giganteum)は、別名で「ミスウィルモットゴースト(Miss Willmott’s ghost)」「トールエリンゴ(Tall Eryngo)」とも呼ばれるセリ科エリンジウム属に分類される二年草または短命の多年草です。
エリンジウム・ギガンテウムの原産地はトルコからコーカサス地方で、自生地は乾燥した背の高い草が茂る草原や高原などに見られます。
エリンジウム・ギガンテウムの特徴
- 花の魅力:花は多くの近縁種のエリンジウム属の花と同様に襟巻きのような総苞片が花序の基部にあり、球形または長球形の花序を支えることで個性的でスタイリッシュな花姿を見せます。また本種は近縁種と比べて総苞片が幅広で銀白色を呈すため豪華さがあり、また頭花の長さは約5~10cmと大きいため強い存在感がある花姿が楽しめます。花の色は白色、総苞片はメタリックな銀白色をしているため、神聖さを感じさせるようなギリシャ庭園によく調和し、また高級感を感じさせるラグジュアリーなお庭にもよく調和するでしょう。
- フラワーアレンジメント:本種の花は収穫して切り花やドライフラワーにしたり、フラワーアレンジメントの素材として活用できます。花は独特な見た目と色彩から、アレンジメントの中ではアクセントとして強い存在感を発揮するでしょう。切り花として用いた場合、花瓶の中での寿命は7~10日ほどになります。
- ロックガーデン:本種は耐乾性がとても高くて、栄養の乏しい土壌で生育できるため、土壌層が浅くて乾燥しやすいロックガーデンでも育てられる植物のひとつとなります。
エリンジウム・ギガンテウムの園芸品種の紹介
エリンジウム・ブルガティ

エリンジウム・ブルガティとは!
エリンジウム・ブルガティ(学名: Eryngium bourgatii)は、別名で「メジタレイニアン・シーホリック(Mediterranean sea holly)」「ピレネーエリンゴ(Pyrenean eryngo)」とも呼ばれるセリ科エリンジウム属に分類される多年草です。
エリンジウム・ブルガティの原産地はフランス、スペイン、モロッコで、自生地は山岳地帯の岩場や高原などに見られます。
エリンジウム・ブルガティの特徴
- 形態と生活形:草丈は約15~45cm、生育型はロゼット型、春に芽を出しロゼットを展開し、夏に茎を伸長させて開花し、その後結実すると秋には地上部が枯れ、冬はそのまま休眠する多年草です。
- 花の魅力:花は多くの近縁種のエリンジウム属の花と同様に襟巻きのような総苞片が花序の基部にあり、球形または長球形の花序を支えることで個性的でスタイリッシュな花姿を見せます。本種は近縁種と比べて総苞片の形が針のように長く伸びるためシャープな印象を与えます。また総苞片の色は白色から青色を呈し、花は青色をしているため、クールな色彩効果を生み出し爽やかなお庭やラグジュアリーなお庭によく調和するでしょう。
- 葉の魅力:本種の葉は2~3回掌状深裂し、裂片も細長いため、彫刻で彫られたような独特な形状をしており、また脈や脈の分岐点に沿い白色の太い斑が入るため、大理石のような模様が見られます。そのため、高級感を感じさせるようなラグジュアリーなお庭によく調和します。
- フラワーアレンジメント:本種の花は収穫して切り花やドライフラワーにしたり、フラワーアレンジメントの素材として活用できます。花は独特な見た目と色彩から、アレンジメントの中ではアクセントとして強い存在感を発揮するでしょう。切り花として用いた場合、花瓶の中での寿命は7~10日ほどになります。
- ロックガーデン:本種は耐乾性がとても高くて、栄養の乏しい土壌で生育できるため、土壌層が浅くて乾燥しやすいロックガーデンでも育てられる植物のひとつとなります。
エリンジウム・ブルガティの園芸品種の紹介
エリンジウム・バリィフォリウム

エリンジウム・バリィフォリウムとは!
エリンジウム・バリィフォリウム(学名: Eryngium variifolium)は、別名で「バリアブル・リーブ・シーホリック(variable-leaved sea holly)」「モロッカン・シーホリー(Moroccan Sea Holly)」とも呼ばれるセリ科エリンジウム属に分類される常緑多年草です。
エリンジウム・バリィフォリウムの原産地はモロッコで、自生地は山脈の岩場や草原などに見られます。
エリンジウム・バリィフォリウムの特徴
- 形態と生活形:草丈は約20~60cm、生育型はロゼット型、春になると成長が始まり新芽を出してロゼットを展開し、夏になると茎を伸長させて開花し、その後結実すると秋にはロゼットを残して茎などは枯れ、冬はロゼットを残したまま休眠する常緑多年草です。
- 花の魅力:花は多くの近縁種のエリンジウム属の花と同様に襟巻きのような総苞片が花序の基部にあり、球形または長球形の花序を支えることで個性的でスタイリッシュな花姿を見せます。本種は近縁種と比べて総苞片の形が針のように長く伸びるためシャープな印象を与え、総苞片の脈に沿い太い白色の斑が入ります。また花の色は個体により灰緑色・灰青色・白色などが見られます。
- 葉の魅力:本種の葉は脈や脈の分岐点に沿い白色の太い斑が入るため、大理石のような模様が見られます。そのため、高級感を感じさせるようなラグジュアリーなお庭によく調和します。
- フラワーアレンジメント:本種の花は収穫して切り花やドライフラワーにしたり、フラワーアレンジメントの素材として活用できます。花は独特な見た目と色彩から、アレンジメントの中ではアクセントとして強い存在感を発揮するでしょう。切り花として用いた場合、花瓶の中での寿命は7~10日ほどになります。
- ロックガーデン:本種は耐乾性がとても高くて、栄養の乏しい土壌で生育できるため、土壌層が浅くて乾燥しやすいロックガーデンでも育てられる植物のひとつとなります。
エリンジウム・バリィフォリウムの園芸品種の紹介
エリンジウム・マリティマム

エリンジウム・マリティマムとは!
エリンジウム・マリティマム(学名: Eryngium maritimum)は、別名で「シーホリー(sea holly)」「シーサイド・エリンゴ(seaside eryngo)」とも呼ばれるセリ科エリンジウム属に分類される多年草です。
エリンジウム・マリティマムの原産地はヨーロッパと北アフリカで、自生地は海岸の砂浜や砂浜などに見られます。
エリンジウム・マリティマムの特徴
- 花の魅力:花は多くの近縁種のエリンジウム属の花と同様に襟巻きのような総苞片が花序の基部にあり、球形または長球形の花序を支えることで個性的でスタイリッシュな花姿を見せます。また本種は近縁種と比べて総苞片が幅広で強い存在感があり、総苞片の色はワックス質で灰白色・灰緑色をしているため、シルバーの宝飾品の美しさがあります。そのため、高級感を感じさせるラグジュアリーなお庭によく調和するでしょう。
- 葉の魅力:葉はワックス質で、色は灰緑色・白色を呈すため、シルバーリーフとして楽しむことができます。シルバーの宝飾品のような美しさがあるため、ラグジュアリーなお庭によく調和するでしょう。
- フラワーアレンジメント:本種の花は収穫して切り花やドライフラワーにしたり、フラワーアレンジメントの素材として活用できます。花は独特な見た目と色彩から、アレンジメントの中ではアクセントとして強い存在感を発揮するでしょう。切り花として用いた場合、花瓶の中での寿命は7~10日ほどになります。
- ロックガーデン:本種は耐乾性がとても高くて、栄養の乏しい土壌で生育できるため、土壌層が浅くて乾燥しやすいロックガーデンでも育てられる植物のひとつとなります。
エリンジウム・アガビフォリウム

エリンジウム・アガビフォリウムとは!
エリンジウム・アガビフォリウム(学名: Eryngium agavifolium)は、別名で「アガベリーブド・シーホリー(agave-leaved sea holly)」とも呼ばれるセリ科エリンジウム属に分類される多年草です。
エリンジウム・アガビフォリウムの原産地はアルゼンチンで、自生地は山脈の岩場や草地などに見られます。
エリンジウム・アガビフォリウムの特徴
- 形態と生活形:草丈は約40~150cm、生育型はロゼット型、春になると成長が始まり新芽を出してロゼットを展開し、夏になると茎を伸長させて開花し、その後結実すると秋にはロゼットを残して茎などは枯れ、冬はロゼットを残したまま休眠する常緑多年草です。
- 花の魅力:花は近縁種のエリンジウム属の花と比べると総苞片は小さくて目立たず、緑色から白色をした長球形の頭花が鑑賞されます。形や色彩的に、あまり目立ちませんが、ナチュラルで個性的な花を好きな人にはおすすめです。
- 葉の魅力:本種の葉は、近縁のエリンジウム属の葉と比べて長さが約40~60cmと細長くて縁部が鋸歯と棘があり、アガベ属やアロエ属の葉に似たユニークな葉姿をしています。
- フラワーアレンジメント:本種の花は収穫して切り花やドライフラワーにしたり、フラワーアレンジメントの素材として活用できます。花は独特な見た目と色彩から、アレンジメントの中ではアクセントとして強い存在感を発揮するでしょう。切り花として用いた場合、花瓶の中での寿命は7~10日ほどになります。
- ロックガーデン:本種は耐乾性がとても高くて、栄養の乏しい土壌で生育出来るため、土壌層が浅くて乾燥しやすいロックガーデンでも育てられる植物のひとつです。