原産:ヨーロッパ/アジア/北アフリカ 科:シソ(Lamiaceae) 属:オドリコソウ/ラミウム(lamium) 種:ホトケノザ(amplexicaule) 別名:サンガイグサ 開花時期:2月~6月 花の色:桃色●紫色● 葉色:緑色● 分類:一年草(越年草) 草姿:直立 草丈:約10~30cm 誕生日:2月8日 花言葉:「調和」「輝く心」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ホトケノザは学名lamium amplexicaule、別名「サンガイグサ」とも呼ばれるヨーロッパ及びアジア、北アフリカが原産の一年草(越年草)です。日本にも帰化しており北海道を除く全国の道端や田畑等でよく見られ、花壇等にもいつの間にか侵入して雑草として嫌われる事もあります。ホトケノザがいつの間にか様々な場所に侵入する理由のひとつに、種にエライオソームと呼ばれる蟻が好む粒子が付いており、種を蟻がよく運ぶことにあります。エライオソームは乾いたり擦れたりするといつの間にか無くなるため、蟻は暫くすると種に見向きもしなくなり、その場に残った種は発芽して翌年に花と種を付けて枯れていきます。
ホトケノザ(L.amplexicaule)は食用ではありません(食用に向かない)が、同名(別名)で「ホトケノザ」と呼ばれ春の七草として七草粥にして食べられるコオニタビラコ(L. apogonoides)があります。同名のためしばしば混同されてしまう事があるため注意が必要ですが、基本的には草姿や葉の形、花の形や花色等が違うため名前以外で間違う要素はありません。
花は甘い蜜があり、ツツジと同様に筒状の小花を外した後にお尻から吸うとほんのり甘い蜜を感じる事が出来ます。またこの花蜜は花蜂の重要な蜜源(蜜蜂は舌が届かないため花粉のみ)にもなっており、花は斑点や足場になる下唇によって蜜の場所を蜜蜂や花蜂等に教えて蜜を与えるかわりに花粉を運んで貰っています。また一方で花弁が開く程に成長しない閉鎖花ももち自家受粉する事で種をつける花もあります。
開花時期は晩冬から初夏、花色は桃色や紫色、2唇形で下唇が3裂、中央裂片が2裂する小花を茎上部の葉腋に数個ずつ咲きます。草姿は下部でよく分枝して直立し高さ約10(30)cm × 幅は約10(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は扇形で葉縁に鋸歯があり葉序は対生葉序につきます。
オドリコソウ(ラミウム)属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
剪定のやり方ホトケノザの剪定は基本的には不要ですが、こぼれ種を防ぐために開花後は花を摘みましょう。 | 夏越しする方法 |
冬越しする方法Hardiness: | 挿し木や株分けで増やす |
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