原産:南アフリカ 科:シソ(Lamiaceae) 属:プレクトランサス(Plectranthus) 種:フルティコサ(fruticosus) 別名:フォレスト・シュプールフラワー(forest spurflower) 開花時期:6月~9月 花の色:紫色●桃色● 葉色:緑色● 分類:常緑低木 草丈:約90~250cm 草姿:直立 誕生花:2月28日 花言葉:「鎮静」「友情」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
プレクトランサス(フルティコサ種)は学名Plectranthus fruticosus、別名「フォレスト・シュプールフラワー(forest spurflower)」等とも呼ばれる南アフリカ原産の常緑低木です。属名のプレクトランサス(Plectranthus)はギリシャ語で「距」を意味するプレクトロン(plectron)とギリシャ語で「花」を意味するアンソス(anthos)の2語からきており、恐らく長い筒状の花に由来します。また種小名のフルティコサ(fruticosus)はラテン語で「低木状の/低木の」を意味しておりプレクトランサス(フルティコサ種)の樹形に由来しています。
プレクトランサス(フルティコサ種)の特徴(魅力)は、紫色(桃色)の小花が穂状に連なり咲く上品な花姿や、全体的に黒色に近い色調で濃い緑色の葉は深い皺があり重厚感と渋い雰囲気をつくる所、耐陰性に優れ日陰の植物として育てられる所にあります。
園芸では落ち着いた葉色と上品な紫色(~桃色)の花を鑑賞する目的で育てられる事が多く、高さ幅ともに2m近くまで成長する事から花壇や植え込み等の背景として後方に植えられます。また寒さにとても弱い事から管理が容易な鉢植えの中でコンパクトに育てられる事もあります。 耐陰性が強く間接光のみが当たる様な日陰を好むため、シェードガーデンや屋内の観葉植物等として利用するといいでしょう。園芸品種には、ピンク色の花を咲かせる「ジェームズ(James)」や紫色の花が上品な雰囲気をつくる「リアナ(liana)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いです。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は初夏から秋、花色は紫色もしくは桃色、個々の花は唇形、花序は小花が節に多数集まり輪散花序に花を咲かせます。樹形は直立して高さ約90(250)cm × 幅は約90(250)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形で縁部分に鋸歯があり、葉序は対生葉序につきます。
プレクトランサス(フルティコサ種)は挿し木や種で増やす事ができます。育てる際は夏の暑さに強い一方で、冬の寒さと霜には耐えられないため冬越しする場合は管理に注意が必要です。