スカビオサの特徴や育て方

国:アフリカ/ヨーロッパ/アジア
科目:マツムシソウ
属:マツムシソウ(scabiosa)
分類:多年草(一年草)
草丈:10cm～100cm
開花:4月～10月
花言葉:｢風情｣

スカビオサの主な種

スカビオサ(scabiosa)は、アフリカやヨーロッパ、アジアに分布するマツムシソウ科/マツムシソウ属の多年草及び一年草の植物で約70種がある。日本ではマツムシソウと、その変種が自生しています。

園芸品種として親しまれるスカビオサの多くは地中海周辺の改良品種で特にコーカシカ種のファーマやアルバ等が人気、ロゼットに広がる葉から花茎を長く伸ばし、筒状と舌状の花冠が合わさった可憐で独特な花をさかせます。

スカビオサは一般にヨーロッパ原産の種が多く冷涼な気候を好むため、暑さや多湿に弱く夏の間に枯れてしまう事があります。逆に寒さには強いのが特徴です。

スカビオサは日当たりと風通しのいい場所、水はけのいい土を好みます！一度土質を調べ土壌改良をしてから植付けをおこなうといいでしょう。

おすすめ
花壇の土に対して腐葉土三割＋バーミキュライト一割がおすすめです。

鉢植え育てる場合は｢通気性｣がよく｢保水性｣もある培養土で育てましょう。

作成例
赤玉土(小or中)六割＋腐葉土三割＋くん炭一割＋元肥

スカビオサはヨーロッパ原産の園芸品種が多く冷涼な気候を好むものが多いため日本の夏は苦手です。暑い日差しや高温が葉焼けや水切れを起こしやすく、また梅雨や夏の雨は高温多湿になり病気にかかりやすくなります。

出来るだけ直射日光を避け西日の当たらない半日影に移動するか、遮光ネットを利用して日差しや雨避けをつくり夏越ししやすくしましょう。

スカビオサは耐寒性が強く寒冷地でも路地植えでの冬越しが可能です。

スカビオサは肥料をあまり必要としません。夏と冬をのぞき成長に合わせ三月～五月、九月～十月に水でゆっくり溶けだす緩効性肥料を月に一度与えてあげましょう。

花が終わったら、こまめに花がらを切り順次花を咲かせましょう。

梅雨後は花や蕾は全て切り取り、株が弱らないように管理しましょう。

スカビオサは挿し木で増やす事ができます。

挿し木時期は五月～六月が最も適しており、10月頃(挿し木のまま冬越し)まで行えます。切り戻した枝等を利用しましょう。
挿し木方法は、五センチ前後で枝を切り分け葉を二枚程残し、半日程水につけておきます。水あげが終わったら清潔な赤玉土(小)に切口が傷つかないように挿し枝を挿してあげましょう。

スカビオサの種蒔は9月または10月に行い、発芽適温は18℃前後です。

培養土はピート版もしくはバーミキュライトや赤玉土に種を撒き、軽く指で押して土と密着させ、軽く5mm程覆土して優しく散水しましょう。

灰色カビ病