さび病は糸状菌/担子菌類を病原とするカビの病気です。
落葉した残渣で越冬した病原菌が飛散して気孔から侵入し感染する。感染部を放置すると風により周りに感染を広げる。
発生時期は4月〜10月
発病適温は18°~21°
多湿を好みます
症状
植物によって病斑の色は異なるが、葉の表面にオレンジや退色した斑点が見られ裏側に粉状の盛り上がりをつくる。
被害
生育不良、落葉、株の衰弱
予防
・肥料(窒素)をあげすぎない。
・適正な株間と適時に剪定を行い、日当たりと通気性をよくする。
・土壌の水はけをよくする。
・発病した葉は感染源となるので処分する。
治療
発病部を切除し処分して薬剤を散布して治療及び防除を行う。
・ジマンダイセン水和剤
主に予防として使用され植物体上に付着し病原菌の侵入を阻害します。
多くの作物の病害対策広く利用される殺菌剤ので、国内では40作物の100種類を越える病害に使用できる。
優れた耐雨性・残効性があり。薬害の恐れが少ない薬剤です。
ミツバチ等の益虫に殆ど影響しない。
・アミスター20フロアブル
作物の主要な病害に対して高い効果を示し、特に糸状菌を原因とした病害に高い効果をしめします。
作用性としては病原菌細胞におけるミトコンドリア内の電子伝達系に働き、呼吸を阻害します。
雨に強く、浸透移行性による優れた予防効果があります。
ミツバチ等の益虫に殆ど影響しない。