土壌微生物は、植物が大きく育っていくには欠かせない働きをしています。主なものは有機物の分解や土壌の団粒化、植物へ栄養の供給、病害の防除等など多岐に渡っています。
ここでは、その主な働きについて簡単に書いています。是非よんでいってください(*•ω•*)
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土壌で蓄積する動物や植物の残骸は「菌類」「細菌」「放線菌」「土壌動物」等が分解しています。
これらが微生物によって分解されると植物の吸収できる無機物に変わり、また残された有機物も腐食となって団粒構造を作り出して肥沃な土壌をつくりあげてくれます。
土壌粒子は一般にマイナスの電荷を持ち、それだけでは反発しあい上手く結合してくれませんが..
微生物が出す代謝産物や有機物の分解過程出来る腐食が、土壌粒子であるシルトや粘土等と結び付き上手く団粒をつくりだしてくれます。
また微生物が関与して出来た団粒は雨などでも壊れにくい耐水性団粒となり!耐久性のある団粒構造を作り出します。
大気中には窒素ガスが沢山ありますが、植物はそのままの形で利用できません。
窒素固定菌が窒素ガスを変換する事で、植物は硝酸塩やアンモニウム塩の形で窒素ガスを利用する事が出来ます。
共生的窒素固定菌はマメ科植物と共生する根粒菌、マメ科植物以外と共生するフランキアと呼ばれる放線菌等がいます。
非共生的窒素固定菌は、アゾトバクターや光合成細菌等がいます。
植物と共生を行う菌根は何種類かあり、主なもの外生菌根やAM菌がいます。
AM菌は多くの植物の中に菌根を侵入させ共生する事ができる最もポピュラーな微生物になります。
根に侵入すると土壌からリンや水分を補給し植物へと供給して、代わりに植物から糖を貰い菌根菌は共生生活をおくります。
また菌根菌に感染すると菌糸で根が守られ、他の病原菌に感染しにくくなります(・x・)
外生菌根は植物の根の中に入らないタイプになり、主に樹木等に共生しているキノコになります。
微生物の中には病原菌や害虫から植物を守る微生物がいます。
菌根菌も病原菌から根を守りますが..他にもトリコデルマやバチルス菌、乳酸菌なども植物をまもっています。