ペチュニアは属の中に約20種がありますが、園芸で栽培されているのは原種ではなく交雑種になります。
このページではペチュニアの園芸シリーズや園芸品種を多数紹介しています。また育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
目次
ペチュニアの特徴
- 原産:南アメリカ
- 学名:Petunia
- 草丈:約15~45cm
- 株張り:約15~150cm
- 分類:多年草
- 開花時期:4月~11月
- 花色:赤色●桃色●橙色●黄色●紫色●青色●緑色●黒色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:弱い
- 誕生花:5月18日/7月22日/8月16日/9月25日
- 花言葉:が和む/心の平安/決して諦めない/あなたと一緒なら心が安らぐ
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物
- 育て方:ペチュニアの育て方
- 購入方法:ペチュニアを楽天で購入
ペチュニアとは!?
ペチュニアの学名はPetunia、別名では「ツクバネアサガオ」等とも呼ばれる南アメリカが原産の多年草です。
ペチュニアは属の中に約20種がありますが、園芸で栽培されているのは原種ではなく交雑種になります。ペチュニアの交配は1834年にヨーロッパでPetunia axillarisとPetunia integrifolia (syn. Petunia violacea)が交配されたのが始まりと言われており、1800年代後半になると日本・ドイツ・イギリス・アメリカ等でペチュニアの品種改良が進んで、花の形や色などがことなる多様な品種が生み出されています。
ペチュニアの語源(由来)
- 属名のPetuniaの由来は、グアラニー語の「pety」からきており、そこからポルトガル語で「タバコ」を意味する「petum」、同様にフランス語で「タバコ」を意味する「petun」となり、最後に現在の「Petunia」に変化しています。
ペチュニアの特徴(魅力)
- ペチュニアの特徴は、開花期間が春から晩秋頃までと長いためお庭の中を花で長く彩る事ができる所、花の形や色が多様にあるため好みに合わせて品種選びができる所、種から育てる事が出来たり苗も安かったりするため大量植栽して花壇を覆いやすい所、草姿がドーム状または匍匐性のため仕立て方を選べる所、茎や葉には腺毛が生えているため触るとベトベトしている所などにあります。
- 園芸では、花を鑑賞する目的で栽培されており、花の形や色が多様なため、お庭の雰囲気や好みに合わせて好みの品種が選べます。
- 草姿はドーム状に盛り上がるか匍匐性に広がる性質があり、性質は交配された原種の性質等によって変わります。例えば、サフィニアはサントリーの駐在員がペチュニアの原種を数系統持ち帰り、品種改良を繰り返した事で、これまでになかった匍匐性の性質を獲得しました。
- 草丈は約15~45cm、株張りは約15~150cm、茎の表面には腺毛があるため茎の色は白色を帯びる事があり、茎の色は若い時は緑色または白緑色、木質化すると黄色味を帯びて淡褐色になります。
- ※腺毛は特殊な液体を溜め込んでいて、少しずつ液体を分泌しています。腺毛は触ると簡単に壊れて液体を放出するため、茎を触ると沢山の液体が指につきベタベタとした質感を感じさせます。野生では、ハキリアリから自らを守る為にべとつく液体を分泌していると考えられており、ベタベタとした液体でアリを動けなくしているとされています。
- 葉序は対生葉序または互生葉序(開花前と開花後で変わることも多い)、葉柄は有りまたは無柄、葉身の形は楕円形・卵形・披針形・菱形、葉には白色の腺毛が生えているため葉の色は白緑色を帯びる事があり、葉の色は緑色です。
- 葉の色は普通は緑色をしていますが、ホワイトメモリーズ等の一部の品種は葉の中に班が入るため、カラーリーフとして楽しまれる事もあります。※品種に関してはペチュニアの主な種と園芸品種のリンクからご覧下さい。
- 開花期間は春から晩秋頃ですが、最も沢山の花が咲くのは晩春から初夏頃になります。
- 花序は腋生、花径は約1.5~14cm、花の構成は萼(5個)・花冠(漏斗形)・雄蕊(5本)・雌蕊(1本)です。
- 萼:萼の数は5個あり輪生する。萼の形は線形または倒披針形、萼の色は緑色です。
- 花冠:花冠な漏斗形で5個の花弁が合着しており、下部から上部にかけて漏斗状に広がり、花弁の縁部分には5個の切れ込みが入り、切れ込みの深さは品種で変化する。色は多様で殆ど全ての色があります。
- 主な用途
- ペチュニアは、開花期間がとても長くて、花付きがよく株を覆うように沢山の花を咲かせる性質があることから観賞用として利用されます。観賞の仕方に関しては花壇に並べたり鉢植えの中で楽しまれることはもちろんのこと、地被植物・ハンギング仕立て・寄せ植えの素材として利用されることもあります。
- 被覆植物とは、草丈がそこまで高くならずに、茎葉が横へと広がる性質があるため地面を被覆しやすい植物の事です。ペチュニアは草姿が匍匐性またはドーム状に広がる性質があるため、沢山の苗を準備しなくても地面を覆いやすいです。ただし花は雨に弱いため、雨に比較的に耐性のある品種を選んだ方がよいでしょう。
- ハンギングとは、植物をハンギングバスケットや吊り鉢に入れて下や横の目線から、鑑賞出来るようにする仕立て方です。ペチュニアは、草姿が品種によって差がありますが、匍匐性の性質があるペチュニアであれば上から下へと下垂する優美な草姿と美しい花姿が楽しめます。
- 寄せ植えとは、鉢の中や花壇の中に異なる種類の植物を密植するように植えて、狭い空間の中に形と色の変化を作り、美しくデザインする植栽方法です。寄せ植えはデザインによってお庭の雰囲気に統一性を出したり、季節を感じさせたりする事が出来ます。
- 栽培時の注意点
- ペチュニアを育てる際に注意することは「降雨」「過湿」などです。
- 降雨とは、雨が降ることです。ペチュニアは降雨により花に水がかかると、花弁に染みが出来たり、萎れたり、傷んだりして鑑賞価値を失います。また降雨が土に当たると泥水が跳ねて、茎葉にかかることがあります。茎葉にかかる泥水には真菌や細菌等の病原菌が潜んでおり、気孔等から侵入して病気を引き起こし、茎葉を腐敗させて枯れさせることがあります。そのため、雨に強い品種を選んだり、マルチング資材を利用して泥跳ね対策を行うことが大切になるでしょう。
- 過湿とは、土壌の中の水分が多い状態です。主な原因は土壌の排水性が悪かったり、水やりを頻繁に行う等にあります。過湿を嫌う植物は根腐れや腐敗などを引き起こしやすい傾向にあるため、土壌の通気性・排水性を高めたり、水やりの頻度を考える必要があります
ペチュニアの歴史
- 1767年
- フランスの植物学者・探検家・医師のPhilibert Commerson(1727-1773)が、南米のウルグアイで白花のPetunia axillarisを発見して、ヨーロッパに伝えました。
- 1831年
- 南米からヨーロッパにPetunia integrifolia (syn. Petunia violacea)がもたらされました。
- 1834年
- ヨーロッパでPetunia axillarisとPetunia integrifolia (syn. Petunia violacea)が交配されて交雑種のPetunia × hybridaが作出されました。現在栽培されているペチュニアは、この交雑種が起源になっていると考えられています。
- 1800年代後半
- 日本・ドイツ・イギリス・アメリカ等でペチュニアの品種改良が進み、花の形や色などがことなる多様な品種が生み出され初めます。
- 1931年
- 世界に先駆けてサカタのタネが、それまで困難だった八重咲き100%のF1品種を発表しました。その際、F1ペチュニアのビクトリアミックスはオール アメリカセレクションズで入賞を果たしています。
- 1989年
- サントリーと京成バラ園芸は共同で「サフィニア」を作出しました。サフィニアは日本の気候に適応出来るように品種改良されており、栄養繁殖系で種子を殆ど作らないため株が弱りにくく花数が多くなる傾向にあります。サフィニアの発表後は優れた特性から高い評価を受け、急速に普及して、1990年代から起こるガーデニングブームの火付け役にもなります。
- 1995年
- キリンビール株式会社アグリバイオカンパニーがウェーブ(キリン ウェーブ)を作出しました。同年にはパープルウェーブがアメリカのAll-America Selectionsで、手入れの容易さ・優れた連続開花性・風雨に耐える優れた耐候性・病気の少なさ等が評価されAAS Winners(優勝)となっています。
ペチュニアの園芸分類
花のサイズ
名称 | 花のサイズ |
---|---|
極小輪 | 5cm未満 |
小輪 | 5~6cm |
大輪 | 7~8cm |
巨大輪 | 9~14cm |
花の形
一重咲き
一重咲きは花弁が一列に並ぶ。
八重咲き
八重咲きは花弁が二列以上に並ぶ。花弁の量と密により、粗・中・密に分類されています。
花弁(裂片)の先端の形状
花弁(裂片)の先端の形状の違いにより、鋭形・突形・円形・切形・凹形がある。
花弁の切れ込み
花弁の切れ込みは、花弁の合着部分に切れ込みが入る事です。切れ込みの深さにより極弱・弱・中・強がある。
花弁の波打ち
花弁の波打ちは、縁部分が不規則に上下してる品種です。波打ちの強弱により弱・中・強がある。
花の班の入り方
ベイン
ベインは花の脈に沿って二次色が入ります。脈の対比や数によって明瞭度の強弱がある。
覆輪(ピコティー)
覆輪(ピコティー)は、花の縁部分に沿うように二次色が入ります。覆輪の幅により大・中・小がある。
モーン
モーンは、花弁の喉部(基部)の二次色が入ります。喉部の二次色の範囲には大・中・小がある。
スター
スターは、花弁の中央脈または癒合部に沿って二次色が入ります。二次色の範囲には大・中・小がある。
不規則
不規則は、花の中に不規則な二次色が入ります。
ペチュニアの園芸シリーズ
おすすめの園芸シリーズ
- サフィニア・シリーズ
- スーパーチュニア・シリーズ
- ウェーブ・シリーズ
- さくらさくら・シリーズ
- マドンナの宝石・シリーズ
- Yes!シリーズ
- バカラIQ・シリーズ
- 湘南ヴェルデ・湘南リプル
- バリフロー・シリーズ
- ラブリー・シリーズ
- ソフィアの宝石・シリーズ
- ギュギュ・シリーズ
耐雨性
匍匐性
種子から育てられる
カラーリーフ
サフィニア
- サフィニアとは1989年にサントリーと京成バラ園芸が共同で作出したペチュニアの園芸シリーズです。
- 日本の気候に合うように品種改良されており、優れた耐候性があるため育てやすくなっています。※ただし、激しい降雨や夏の強い日差し等は苦手にしているため、適切な管理が必要です。
- 栄養繁殖系で種子を殆ど作らないため、従来のペチュニアと比べて株が弱りにくく、エネルギーが花に向かうため花数が多くなる傾向にあります。
- 草姿は匍匐性の性質をもっている事から「サーフ(波)」と「ペチュニア」の二語をとり「サフィニア」と名前がつけられています。ただし、サフィニアシリーズの中にも、コンパクトに成長する習慣をもっているシリーズもあります。
- サフィニアの主なシリーズ
サフィニアの園芸シリーズと品種の紹介
サフィニア
- サフィニア・シリーズは、サフィニアの中で最も長い歴史のあるシリーズです。
- サフィニアの特徴は草姿が匍匐性で波打つように広がっていく性質がある所、他のシリーズと比べて花の大きさのバリエーションが多い所等にあります。
- サフィニアは匍匐性の性質があり、茎葉は下垂もするため、横や下からの目線で楽しむハンギング仕立てやウィンドウボックス仕立てにおすすめです。花も単色で色が鮮やかなため、カラーガーデンなどによくあいます。
- 草姿は匍匐性、株の高さは約15~25cm、株張りは約70~100cm、花のサイズは大輪(7~10cm)または中輪(4~6cm)があります。
- 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- パープル:花のサイズは大輪、花の色は鮮やかな紫色です。
- イエロー:花のサイズは大輪花の色は黄色と白色、花の中に黄色のベイン(花脈の班)がはいる。
- シャインレッド:花のサイズは大輪、花の色は鮮やかな赤色です。
- ピュアホワイト:花のサイズは大輪、花の色は白色です。
- ローズ:花のサイズは大輪、花の色は桃色と濃い桃色、花の中に濃い桃色のベイン(花脈の班)が入る。
- ディープブルー:花のサイズは大輪、花の色は濃い青紫色です。
- パステルピンク:花のサイズは大輪、花の色は明度の高い桃色です。
- パープルミニ:花のサイズは中輪、花の色は鮮やかな紫色と濃い青紫色、花の中に濃い青紫色の弱いベイン(花脈の班)が入る。
- レッド:花のサイズは中輪、花の色は鮮やかな赤色です。
- ラベンダーレース:花のサイズは中輪、花の色は白色と紫色、花の中に紫色のベイン(花脈の班)が入る。
- バイオレット:花のサイズは中輪、花の色は濃い青紫色です。
サフィニアアート
- サフィニアアートは、その名前が示す通り花の中にアートを描いたような個性的な花色が楽しめる園芸シリーズです。
- サフィニアアートの特徴は、花の色が複色で様々な模様が楽しめる所、草姿が匍匐性に広がっていく性質がある所、従来のサフィニア・シリーズと比べて花の大きさが小ぶりな所等にあります。
- 草姿は匍匐性、株の高さは約20~30cm、株張りは約60~100cm、花のサイズは中輪(4~6cm)です。
- 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- モモイロハート:花の色が桃色と白色の二色、花弁の中央脈に沿うように太めの班が入り、花の中に桃色のハートマークが浮かび上がります。そのため、可愛いをテーマにしたお庭や、愛をテーマにするロマンチックガーデンに合う園芸品種です。
- いちごシェイク:花の色が桃色と白色の二色、花の縁部分に白色の覆輪が入ります。そのため、可愛いをテーマにしたお庭や、愛をテーマにするロマンチックガーデンに合う園芸品種です。
- あずきフラッペ:花の色が明度の低い紫色(あずき色)と白色の二色、花の縁部分に白色の覆輪が入り、咲き進むにつれて白覆輪の幅が広がります。紫色と白色は上品さを感じさせるため、エレガントなお庭によくあう品種です。
- るりいろ風ぐるま:花の色が紫色と白色の二色、花弁の中央脈に沿うように太めの班が入り、花の中に風車のような模様が入ります。紫色と白色は上品さを感じさせるため、エレガントなお庭によくあう品種です。
- 江戸しぼり:花の色が紫色と白色の二色、花の縁部分に紫色の覆輪が入ります。紫色と白色は上品さを感じさせるため、エレガントなお庭によくあう品種です。
- とらネコ:花の色が黄色と薄い茶色の二色、花の中にマーブルや虎柄を想像させるような不規則な模様が入ります。
- ブルーモーメント:花の色が紺色と白色の二色、花弁の中央脈に沿うように白色の班が入り、白色の班はスプレーで吹いたように点々としています。紫色と白色は上品さを感じさせるため、エレガントなお庭によくあう品種です。
サフィニアブーケ
- サフィニアブーケは、花束のようにキュッと中身のつまる花姿が楽しめる園芸シリーズです。
- サフィニアブーケの特徴は、茎の節間が短くて分枝もよいため、コンパクトでボリュームのよいドーム状の草姿をつくり沢山の花を密に咲かせる所、他のシリーズと比べて花の大きさが小ぶりな所等にあります。
- 草姿はドーム状、株の高さは約20~35cm、株張りは約60cm、花のサイズは3~4cmです。
- 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- ローズ:花の色は濃い赤ピンク色の単色です。
- ゴールド:花の色は鮮やかな黄色の単色です。
- キューティパープル:花の色は鮮やかな紫色の単色です。
- キューティハニーピンク:花の色は明度の高いパステルピンクの単色です。
- キューティバイオレット:花の色は明度の低い濃い青紫色の単色です。
- キューティホワイト:花の色は白色と黄色の二色、花の喉部が黄色になります。
サフィニアフリル
- サフィニアフリルは、花の形が八重咲きをしていて、バラの花のような華やかな花姿が楽しめる園芸シリーズです。
- サフィニアフリルの特徴は、花の大きさは小ぶりで可愛らしいですが沢山咲くため華やかな印象を与える所、花の形が八重咲きするため豪華さを感じさせる所、草姿はコンパクトでドーム状に盛り上がる所、耐暑性があり夏もしっかり花が咲く所等にあります。
- 草姿はドーム状、株の高さは約20~25cm、株張りは約40~60cm、花のサイズは3~4cmです。
- 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- ピンク:花の色は鮮やかな桃色の単色です。
- ライトピンク:花の色は明度の高いパステルピンクです。
- ライラックブルー:花の色は淡い青紫色です。
- ホワイト:花の色は美しい純白です。
スーパーチュニア
- スーパーチュニアはProvenWinnerから出ている園芸シリーズです。
- スーパーチュニアの特徴は、耐熱性があり夏に強く育てやすい所、花弁が厚いため降雨による花の傷みが少ない所、連続開花性に優れており花がら摘みは基本的に不要(切り戻し必要)な所、多花性で肥料をしっかり与えて育てると株を覆うように沢山の花を咲かせる所等にあります。
- スーパーチュニアは複数のシリーズがあり、シリーズには品種が豊富にあるため花色や花形が多様です。
- スーパーチュニア
- スーパーチュニア・ビスタ
- スーパーチュニア・ビスタミニ
- スーパーチュニアチャーム
スーパーチュニアの園芸シリーズと品種の紹介
スーパーチュニア・シリーズ
- スーパーチュニア・シリーズはスーパーチュニアの中で最も長い歴史があるシリーズです。
- スーパーチュニア・シリーズの特徴は、他のシリーズと比べて花のサイズ・形・色が豊富にあり、比較的にコンパクトに成長する習慣がある所、耐暑性に優れ夏の間も連続開花する所などです。
- 草姿はドーム状または匍匐性、株の高さは約20cm、株張りは約50~60cm、花の大きさは約4~6cmです。
- 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- ラヴィドゥヴィ:ジャパンフラワーセレクション(2022-2023)のガーデニング部門で、ベスト・フラワー(優秀賞)とコンテナ・ガーデンパフォーマンス特別賞を受賞した品種になります。花のサイズは約5~6cm、花の色は濃い桃色と白色、花弁の中央脈に沿うように太めの桃色の班が入ります。そのため、可愛いをテーマにしたお庭や、カラフルで元気の良さを感じさせるお庭などに合う園芸品種になります。
- ロリポップ:花のサイズは約4~5cm、花の形は八重咲き、花の色は桃色と白色、花弁の中央脈に沿うように太めの桃色の班が入ります。そのため、可愛いをテーマにしたお庭などに合う園芸品種です。
- グレープスター:花のサイズは約5~6cm、花の色は紫色と白色、花弁の癒合部に沿うように太めの白色の班が入ります。そのため、上品さをテーマにするエレガントなお庭などに合う園芸品種です。
- ラスベリーチーズ:花のサイズは約4~5cm、花の色は赤紫色とクリーム色、花弁の中央脈に沿うように太めの赤紫色の班が入ります。赤紫色とクリーム色は果物やクリームを想像させるため、甘いお菓子をテーマにするスイーツガーデン等におすすめです。
- レッド:花のサイズは約4~5cm、花の色は赤色の単色です。
- ブルーモーンプラス:花のサイズは約4~5cm、花の色は濃い青紫色と白色、花弁の癒合部に沿うように薄らと白色の班が入ります。そのため、格式高いお庭や落ち着いた雰囲気のお庭などによく合う園芸品種です。
- スワローブラック:花のサイズは約4~5cm、花の色は黒色と白色、花弁の癒合部に沿うように薄らと白色の班が入ります。そのため、格式高いお庭やモダンな雰囲気のお庭などによく合う園芸品種です。
- ロイヤルベルベット:花のサイズは約4~5cm、花の色は濃い青紫色の単色です。
- グレープスター:花のサイズは約4~5cm、花の色は紫色と白色、花弁の癒合部に沿うように太めの白色の班が入ります。
ビスタ・シリーズ
- スーパーチュニアビスタ・シリーズは従来のスーパーチュニアよりも更に強健で育てやすい所、草姿が匍匐性で地面を覆うように広がったり下垂したりする性質があるため地被植物やハンギング仕立てで利用できる所等にあります。
- 草姿は匍匐性、株の高さは約30~40cm、株張りは約80~100cm、花の大きさは約4~5cmです。
- 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- ジャズベリー:花の色は紫色の単色です。スーパーチュニアビスタ・シリーズの中でも強健さが郡を抜くため、花壇植え等にも使いやすくなっています。
- ピンク:花の色は桃色の単色です。
- シルバーベリー:花の色は白色と赤ピンク色の二色、花の中に赤ピンク色の弱いベイン(花脈の班)が入ります。
- スノー:花の色は白色の単色です。
ビスタミニ・シリーズ
- スーパーチュニアビスタミニ・シリーズは、スーパーチュニアビスタと同様に従来のスーパーチュニアよりも強健で育てやすい所、その名前が示す通りビスタよりも花と株が小振りな所、草姿が匍匐性で地面を覆うように広がったり下垂したりする性質があるため地被植物やハンギング仕立てで利用できる所等にあります。
- 草姿は匍匐性、株の高さは約30~40cm(シャインパープルは20~30cm)、株張りは約70cm、花の大きさは約3~4cm(シャインパープルは約2.5~3cm)です。
- 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- ブルースター:花の色は紫色と白色、花弁の中央脈に沿うように紫色の班が入ります。そのため、上品さをテーマにしたエレガントなお庭などに合う園芸品種です。ジャパンフラワーセレクション(2016-2017)のガーデニング部門で、フラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)を受賞した品種になります。
- ピンクスター:花の色は桃色と白色、花弁の中央脈に沿うように桃色の班が入ります。そのため、可愛いをテーマにしたお庭などに合う園芸品種です。
- バイオレット:花の色は濃い紫色の単色です。
- イエロー:花の色は黄色の単色です。
- ドリーム:花の色は桃色の単色です。
- シャインパープル:花の色は赤紫色の単色です。
- クリスタル:花の色は白色と紫色、花の喉部にモーンと呼ばれる紫色の班が入ります。
ウェーブ
- ウェーブ(キリン ウェーブ)は1995年にキリンビール株式会社アグリバイオカンパニーが作出した園芸シリーズです。
- 同年の1995年にはAll-America Selectionsで、手入れの容易さ・優れた連続開花性・風雨に耐える優れた耐候性・病気の少なさ等が評価されAAS Winners(優勝)になっています。
- ウェーブの特徴は、優れた耐候性と耐病性がある事から株が弱りにくく育てやすい所、連続開花性に優れていて株を覆うように沢山の花を咲かせる所、草姿は匍匐性に広がる性質がある事からハンギング仕立てや地被植物等に利用できる所、種から育てる事が出来るため沢山の苗を作り大量植栽しやすい所などにあります。
- ウェーブは複数のシリーズがあり、シリーズには品種が豊富にあるため花色や花形が多様です。
ウェーブの園芸シリーズと品種の紹介
ウェーブ
- ウェーブ・シリーズの特徴は、草姿が匍匐性で地面をカーペットのように広がるため地被植物やハンギング仕立てに利用しやすい所、連続開花性に優れていて株を覆うように沢山の花を咲かせる所などにあります。
- 草姿は匍匐性、株の高さは約13~18cm、株張りは約90~120cm、花の大きさは約5~7cmです。
- 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- ラズベリーアイス:花の色は白色と赤色、花の中に赤色のベイン(花脈の班)が入る。
- ミスティライラック:花の色は薄い桃色と白色、花の喉部にモーンと呼ばれる白色の班が入るため、透明感を感じさせます。
- パープル:花の色は紫色と暗紫色、花の喉部にモーンと呼ばれる暗紫色の班が入ります。
タイダルウェーブ
- タイダルウェーブ・シリーズの特徴は、草姿が匍匐性で地面をカーペットのように広がるため地被植物やハンギング仕立てに利用しやすい所、従来のウェーブよりも生育旺盛で高さ幅ともに遥かに大きく成長する所、連続開花性に優れていて株を覆うように沢山の花を咲かせる所などにあります。
- 草姿は匍匐性、株の高さは約40~55cm、株張りは約70~155cm、花の大きさは約5~5.5cmです。
- 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- シルバー:花の色は白色から灰色みを帯びた薄い紫色の色幅があり、花の中に紫色のベイン(花脈の班)が入る。ジャパンフラワーセレクション(2011-2012)のガーデニング部門で、ニューバリュー特別賞を受賞した品種になります。
- レッドベロア:花の色は赤色と黒色、花の中に黒色のベイン(花脈の班)が入る。そのため、高級感を感じさせるラグジュアリーなお庭や、魅惑的な雰囲気を感じさせるチャーミングお庭などによく合う品種です。
- ピンク:花の色は赤ピンク色と黒色、花の中に弱い黒色のベイン(花脈の班)が入る。
- ホットピンク:花の色は桃色と白色、花の喉部にモーンと呼ばれる白色の小さな班が入ります。
- パープル:花の色は紫色と黒色、花の中に弱い黒色のベイン(花脈の班)が入る。
イージーウェーブ
- イージーウェーブ・シリーズの特徴は、草姿が匍匐性で地面をカーペットのように広がるため地被植物やハンギング仕立てに利用しやすい所、従来のウェーブと比べると広がりが抑制され盛り上がりのある見た目をしている所、連続開花性に優れていて株を覆うように沢山の花を咲かせる所などにあります。
- 草姿は匍匐性、株の高さは約15~30cm、株張りは約75~100cm、花の大きさは約5~7cmです。
- 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- ホワイト:
- バーガンディベロア:
- ローズフュージョン:
- バイオレット:
- イエロー:
- ラベンダースカイブルー:
- ピンクパッション:
- レッド:
- バーガンディスター:
- シルバー:
- ブルー:
さくらさくら・シリーズ
- さくらさくら・シリーズは園芸研究家の杉井明美さんが育成したペチュニアの園芸シリーズです。
- 従来のペチュニアは降雨などを苦手にしていたため、露地栽培をすると梅雨時期などに多湿で株が弱る傾向にありましたが、さくらさくらは病害・虫害が殆どなく丈夫なため露地栽培がやりやすくなっています。
- また、さくらさくらは匍匐性に地面を広がっていく性質があるため地面を覆う美しい花絨毯になり、ランドスケープ・ペチュニアとして利用できます。
- 花は夜間・曇り・雨天は花弁が閉じる性質があるため、降雨による花弁の傷みが少なく見た目の美しさを長く保つことが出来ます。
- 花の形は花弁の切れ込みが深く先端が突形になるため、桜の花のような可愛らしい見た目をしています。
- 夏の高温期でも生育が殆ど衰えず、また冬もマイナス十度まで耐える事が出来ます。そのため、初心者でも育てやすく、2~3年は花が楽しめるとされています。
- 栽培時は健康な成長と開花のために他のペチュニアよりもたくさんの肥料を求めるため、肥料切れに注意が必要です。
- さくらさくらはジャパンフラワーセレクション(2006-2007)のガーデニング部門(花壇苗)で、ベスト・フラワー(優秀賞)とニューバリュー特別賞を受賞した品種になります。
- さくらさくら・シリーズの品種
- さくらさくら:花の色は薄い桃色の単色です。
- おゆきちゃん:花の色は白色です。
- 桃色吐息:花の色はさくらさくらと比べて濃い桃色をしています。
マドンナの宝石・シリーズ
- マドンナの宝石は村岡オーガニックさん育種のペチュニアの園芸シリーズです。
- マドンナの宝石の特徴は、生育旺盛でジャパンフラワーセレクションの静岡県浜松市で行われた露地栽培調査では株張り170cmを超える大株になり、一株当たりの累計花数が25000程度に達した所、花付きが圧倒的に多くて大株になると一度に400~500個の花が一斉に開花する所、連続開花性に優れており次々と花を咲かせる所、草姿は綺麗なドーム状になる傾向にある所、株は非常に大きくなるためランドスケープ等に利用できる所等にあります。
- マドンナの宝石(ピンク)はジャパンフラワーセレクション(2010-2011)の花壇・コンテナ苗等部門で、日本フラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)を受賞した品種になります。
- マドンナの宝石(ピンクイエロー)はジャパンフラワーセレクション(2017-2018)のガーデニング部門で、ベストフラワー(優秀賞)を受賞した品種になります。
- 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- ピンク:花の色は桃色と白色、花の喉部にモーンと呼ばれる白色の小さな班が入る。
- ピンクイエロー:花の色は桃色・黄色・白色の三色、花の喉部にモーンと呼ばれる黄色または白色の大きな班が入る。
- バイオレット:花の色は桃色と紫色、花の喉部にモーンと呼ばれる紫色の班が入る。
- パープルスター:花の色は紫色と白色、花の中央脈にスターと呼ばれる紫色の班が入ります。
Yes!シリーズ
- ペチュニア(Yes!シリーズ)は、ミヨシグループが育成したペチュニアの園芸シリーズです。
- 小輪多花性の性質があり花径3~4cmの小さな花を株一杯に咲かせます。
- 夏の高温と多湿に耐性があり、夏の間も株が弱りにくく、連続して花が咲き続けます。
- 花壇に植えると一株で1㎡以上に力強く成長するため地被植物としても楽しめます。
- 株は茎の分枝が優れているため、こんもりと茂り株が割れにくく、美しい姿を保ち続けます。
- Yes!イエローはジャパンフラワーセレクション(2017-2018)のガーデニング部門でカラークリエイト特別賞を受賞した品種になります。※カラークリエイト特別賞は花の色の流行を先取りした品種です。人の色彩の感性に訴えて、新たな花色の創造を期待させる品種に授与されます。
- Yes!イエローはジャパンフラワーセレクション(2021-2022)のガーデニング部門でベストフラワー(優秀賞)を受賞した品種になります。
- 草姿は匍匐性、株は高さ約25~30cm、株張りは約100cm以上、花のサイズは約3~4cm、花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- Yes!シリーズの園芸品種
- Yes!イエロー:花の色が従来のペチュニアの黄色よりも濃い黄色で発色がよく、明るさと元気の良さを感じさせます。
- Yes!ピンクスマイル:花の色は桃色・赤色・白色の三色、花の喉部に白色のモーン、花脈に赤色のベインが入ります。
- Yes!ミルキーシャワー:花の色は白色と黄色、花の喉部に黄色の小さなモーンが入ります。
- Yes!ラズベリーストライプ:花の色は桃色と白色、花弁の癒着部に白色の班が入ります。
バカラIQ・シリーズ
- よく咲くペチュニア(バカラIQ・シリーズ)は、従来のバカラ・シリーズを総合的に改良したサカタのタネさん育種の園芸品種です。
- 耐雨性に優れており、従来のペチュニアが苦手にしていた梅雨の時期にも負けずに花を咲かせ続ける事が出来ます。
- ペチュニアが苦手にしている灰色カビ病も克服しており初心者でも育てやすくなっています。
- よく咲くペチュニアと呼ばれるように、暑さや雨風の酷い過酷な環境でも茎を伸ばして沢山の花を咲かせます。
- 種から育てる事が出来るため沢山の苗を作り大量植栽しやすい所も魅力です。
- 草姿はドーム状、株は高さ約30cm、幅は約40~50cm、花のサイズは約7cm、花の色はシリーズの中の品種によりかわります。
- バカラIQ・シリーズの品種
- シルバーホワイト:花の色は白色またはほんのりとラベンダー色を帯び、花脈にとても弱い暗紫色のベインが入ります。
- プラム:花の色は明るい赤紫色と暗紫色で、花脈に暗紫色の強いベインが入ります。
- ブルー:花の色は濃い青紫色です。
- ストロベリー:花の色は明るい桃色と赤色で、花脈に赤色の強いベインが入ります。
- ピンクモーン:花の色は桃色と白色で、花の喉部に白色の大きなモーンが入ります。
- ピンク:花の色は桃色で、花の喉部に小さな白色のモーンが入ります。
- ブラッシュピンク:花の色は桃色と白色、花の喉部に小さな白色のモーンが入り、花の中心から外側に向かい桃色が濃くなる。
- ローズ:花の色はローズです。
- パープル:花の色は鮮やかな紫色と暗紫色で、花の喉部に暗紫色の小さなモーンが入ります。
- レッド:花の色は鮮やかな赤色です。
- オーシャン:花の色は薄い青紫色と暗紫色で、花脈に暗紫色の強いベインが入ります。
湘南ヴェルデ・湘南リプル
湘南ヴェルデ・湘南リプルの園芸シリーズと品種の紹介
湘南ヴェルデ
グランヴェルデ(大輪)
ミディヴェルデ(中輪)
プチヴェルデ(小輪)
- 湘南ヴェルデは緑色の花色にこだわりシリーズ化されており、シリーズの名前である「ヴェルデ」もイタリア語で緑色を意味する「verde」からきています。
- 湘南ヴェルデの特徴は、ペチュニアでは珍しい緑色の花色が楽しめる所、花の形が八重咲きで花弁が小さく折れ曲がっているように波打っているため、紙を丸めたような可愛らしい見た目している所、花弁に厚みがあり花持ちがよい所、株の大きさはコンパクトなため鉢植えの中や小さなお庭の中でも育てやすい所などにあります。
- 草姿はドーム状、株は高さ約15~20cm、幅は約30~40cm、花の色はシリーズの中の品種によって変わります。
- 湘南ヴェルデの品種
- グランヴェルデ(大輪)
- ヴェルデ:花の色は薄い緑色と緑色、花弁の縁部分に緑色の覆輪が入る。
- ルビーノヴェルデ:花の色は桃色と緑色、花の縁部分に緑色の覆輪が入る。
- マルモヴェルデ:花の色は白色と緑色、花弁の先端に緑色の爪班が入る。
- ミディヴェルデ(中輪)
- グラーノヴェルデ:花の色は灰色味を帯びる茶色と緑色、花弁の裏側が緑色をしている。
- ニンファヴェルデ:花の色は薄い桃色と緑色、花弁の縁部分が緑色をしている。
- ラテヴェルデ:花の色は白色と緑色、花弁の縁部分に緑色の覆輪が入る。
- ローザヴェルデ:花の色は桃色と緑色、花弁の縁部分に緑色の覆輪が入る。
- プチヴェルデ(小輪)
- ピスタチオヴェルデ:花の色は薄い緑色と白色、咲き進むにつれて白色になる。
- プチローザヴェルデ:花の色は桃色と緑色、花弁の縁部分に緑色の覆輪が入る。
湘南リプル
- 湘南リプルは、花弁が無造作に広がり遊び心のある花姿をしており、シリーズの名前のであるリプルは、湘南の穏やかな波をイメージして、イタリア語でさざなみを意味する「ripple」の名前がつけられています。
- 湘南リプルの特徴は、花の形が八重咲きをしていて、花弁の形が不規則で花弁の向きも不規則に広がる傾向がある所、株の大きさはコンパクトなため鉢植えの中や小さなお庭の中でも育てやすい所などにあります。
- 草姿はドーム状、株は高さ約15~20cm、幅は約30~40cm、花の色はシリーズの中の品種によって変わります。
- 湘南リプルの品種
- プルンニャ:花の形は八重咲き、花弁に不規則な切れ込み入り、弁先が尖る。花の色は暗紫色・紫色・緑色、花芯は暗紫色で外側に行くほど明るい紫色になり、縁部分は緑色の覆輪が入る。
- ブルゴーニュ:花の形が八重咲き、花弁の先端が丸くなりヘラ形をしている、花の色は赤紫色・紫色・緑色、赤紫色に紫色のベインと、緑色の爪班が入る。
- ウーヴァ:花の形が八重咲き、花弁の先端が丸くなりヘラ形をしている、花の色は緑色またはクリーム色です。
バリフロー・シリーズ
- ペチュニア(バリフロー・シリーズ)は、葉の色が緑色と黄色の二色で、葉の中に色の範囲が不規則な黄色の班が入るため、明るく元気な印象を与えるカラーリーフとして楽しめる園芸シリーズです。
- 草姿な匍匐性で横に広がるため、地被植物のように利用したり、ハンギング仕立てやウィンドウボックス仕立てによくあいます。
- バリフロー・シリーズの品種
ラブリー・シリーズ
- ペチュニア(ラブリー・シリーズ)は、タキイ種苗育種の園芸品種です。
- 耐暑性・耐雨性に優れており丈夫なため初心者でも育てやすくなっています。
- 花壇に植えると一株で1㎡に力強く成長するため地被植物としても楽しめます。
- 株は茎の分枝が優れているため、こんもりと茂り株が割れにくく、美しい姿を保ち続けます。
- 萌芽力が強いため切り戻し剪定から再開花までのスパンが短く何度も花が楽しめます。
- 草姿は半匍匐性、株は高さ約30~45cm、株張りは約100cm、花の形は一重咲き、花の色はシリーズの中の品種によりかわります。
- ラブリー・シリーズの中のラブリーアイはジャパンフラワーセレクション(2021-2022)のガーデニング部門で、ベストフラワー(優秀賞)とモーストジョイ・グッドパフォーマンス・フォトジェニック特別賞を同時受賞した品種になります。
- ラブリー・シリーズの園芸品種
- ラブリーアイ:花の色は薄い桃色と濃い桃色で、花の喉部に濃い桃色のモーンが入ります。
- ラブリースカッシュ:花の色は白色と黄色で、花脈に沿って黄色のベインが入ります。
- ラブリースカイ:花の色は白色と青紫色、花の喉部と中央脈に紫色の班が入ります。
ソフィアの宝石・シリーズ
- ペチュニア(ソフィアの宝石・シリーズ)は村岡オーガニックさん育種のペチュニアの園芸シリーズです。
- 草姿は匍匐性で分枝がとてもよく一株で80~100cmのボリュームに力強く成長します。
- 花は小輪多花性の性質があり、花付きが圧倒的に多くて株を覆うように沢山の花を咲かせます。
- 耐暑性が高く暑さに負けずによく成長します。
- ソフィアの宝石(ピンク)はジャパンフラワーセレクション(2012-2013)の苗物部門で入賞した品種になります。
- 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- ホワイトピンク:花の色はほんのりと桃色に染まる白色で、花の濃淡には個体差があります。
- バイオレット:花の色は桃色と紫色、花の喉部にモーンと呼ばれる紫色の班が入る。
ギュギュ
- ギュギュはタキイ種苗育種のペチュニアの園芸シリーズです。
- ギュギュの特徴は、摘芯等の手間をかけなくても分枝しながら綺麗なドーム状になり、ギュギュっと詰まる美しい花姿が楽しめる所、萌芽力が強いため切り戻し剪定からの回復が抜群に早く次の花が直ぐに楽しめる所、花は小輪多花性の性質があり可愛らしさと豪華さを感じさせる所、花は降雨後の花弁の傷みが少なく回復も早い所、草姿が乱れにくいためベランダ等の省スペースで育てやすい所等にあります。
- ギュギュは複数のシリーズがあり、シリーズには品種が豊富にあるため花色や花形が多様です。
- ギュギュは複数のシリーズがあり、シリーズには品種が豊富にあるため花色や花形が多様です。
ギュギュの園芸シリーズと品種の紹介
ギュギュ・シリーズ
- ギュギュ・シリーズの特徴は、花の形が一重咲きで、ギュギュダブル・シリーズと比べて花色のバリエーションが多い所にあります。
- また他のギュギュと同様に摘芯等の手間をかけなくても分枝しながら綺麗なドーム状になり、ギュギュっと詰まる美しい花姿が楽しめたり、萌芽力が強いため切り戻し剪定からの回復が抜群に早く次の花が直ぐに楽しめたり、小輪多花性の性質があったり、降雨後の花弁の傷みが少なく回復も早かったり、草姿が乱れにくいためベランダ等の省スペースで育てやすかったりします。
- 草姿はドーム状、株の高さは約20~30cm、株張りは約60~80cm、花の大きさは約4cmです。
- 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- フラミンゴ:従来のギュギュよりも丈夫で育てやすい。花の色は紫色・白色・桃色の三色、花の喉部が紫色、花の中央脈と先端が桃色になる。
- ピーチアイス:花の色は黄色・白色・赤ピンク色の三色、花の中に赤ピンク色の強いベイン(花脈の班)が入り、喉部が黄色になる。
- グレープアイス:花の色は黄色・白色・濃い青紫色の三色、花の中に濃い青紫色の強いベイン(花脈の班)が入り、喉部が黄色になる。
- ピンクアイス:花の色は黄色・白色・赤色の三色、花の中に赤色の強いベイン(花脈の班)が入り、喉部が黄色になる。
- ハニー:花の色はやや明度の低い黄色と薄い褐色、花の喉部にモーンと呼ばれる薄い褐色の班が入ります。
- ピュアホワイト:花の色は白色と黄色、花の喉部に小さな黄色の班がはいる。
- ローズ:花の色は赤ピンク色と黄色、花の喉部に黄色の班が入る。
- パープル:株張りがよく花の密度が高い、花の色は紫色と黒色、花の喉部に黒色の班が入る。
- ブルーアイ:花の色は濃い青色と黄色、花の喉部に黄色の班が入る。
- イエロー:花の色は黄色と白色、花の縁部分に白色の覆輪が入る。
ギュギュ ダブル・シリーズ
- ギュギュ ダブル・シリーズの特徴は、花の形が八重咲きで豪華な花姿が楽しめる所です。
- また他のギュギュと同様に摘芯等の手間をかけなくても分枝しながら綺麗なドーム状になり、ギュギュっと詰まる美しい花姿が楽しめたり、萌芽力が強いため切り戻し剪定からの回復が抜群に早く次の花が直ぐに楽しめたり、小輪多花性の性質があったり、降雨後の花弁の傷みが少なく回復も早かったり、草姿が乱れにくいためベランダ等の省スペースで育てやすかったりします。
- 草姿はドーム状、株の高さは約20~30cm、株張りは約60~80cm、花の大きさは約4cmです。
- 花の色は、シリーズの中の品種によって変わります。
- イエロー:花の色は明度の高い黄色です。
- レッド:花の色は鮮やかな赤色です。
- ベリー:花の色は明度の高い薄い桃色と濃い桃色、花の中に濃い桃色のベイン(花脈の班)が入ります。
- ラベンダーピンク:花の色は白色と明度の高い薄いラベンダー色、花の中心部がほんのりとラベンダー色になる。
- パープル:花の色は鮮やかな赤紫色、夏の高温期でも殆ど色が変わらない。
- ブルー:花の色は鮮やかな青紫色です。
その他の園芸シリーズ
- あ行
- 朝倉ろまん・シリーズ
- アモーレ・シリーズ(特徴:ハート模様)
- Yes!シリーズ(特徴:匍匐性・耐熱性・耐湿性・分枝力)
- ☆ウェーブ・シリーズ(特徴:匍匐性・耐候性・耐雨性)
- か行
- カペラ・シリーズ(特徴:早咲き・コンパクト)
- ☆ギュギュ・シリーズ(特徴:八重咲き・耐雨性・萌芽力)
- クレイジーチュニア・シリーズ(特徴:花模様)
- 小町・シリーズ
- さ行
- ☆さくらさくら・シリーズ(特徴:匍匐性・耐病害虫・耐雨性・耐熱性・耐寒性)
- サルサ・ミックス(特徴:匍匐性・混植)
- ☆サフィニア・シリーズ(特徴:八重咲き・匍匐性・耐候性)
- ☆湘南ヴェルデ・湘南リプル(特徴:八重咲き)
- シュバリエ・シリーズ(特徴:極小輪)
- ☆スーパーチュニア・シリーズ(特徴:匍匐性・耐熱性・耐雨性)
- スカイファミリー・シリーズ(特徴:花色ユニーク)
- ☆ソフィアの宝石・シリーズ(特徴:匍匐性・圧倒的花数)
- ソフィスティカ・シリーズ(特徴:種子・巨大輪)
- た行
- ティー・シリーズ(特徴:早咲き・耐候性・花色変化)
- デボネア・シリーズ
- デュオ・シリーズ(特徴:種子・八重咲き・雨に強め)
- ドットスター・シリーズ(特徴:種子・水玉模様)
- ドレスアップ・シリーズ(特徴:八重咲き)
- な行
- 流れ星・シリーズ(特徴:花色ユニーク)
- は行
- ☆バカラIQ・シリーズ(特徴:種子・耐雨性・耐病性)
- パフィン・シリーズ(特徴:種子・耐雨性)
- 花衣・シリーズ(特徴:八重咲き)
- パニエ・シリーズ(特徴:八重咲き)
- 春きらり・シリーズ(特徴:雨に強い)
- ☆バリフロー・シリーズ(特徴:匍匐性・カラーリーフ)
- ビバシリーズ(特徴:八重咲き・耐雨性)
- ピルエット・シリーズ(特徴:種子・八重咲き・巨大輪)
- プレジャー・シリーズ(特徴:八重咲き)
- フラメンコ・シリーズ(特徴:八重咲き)
- ベルチャーム・シリーズ(特徴:八重咲き・耐寒性が高い)
- ホイップマカロン・シリーズ(特徴:八重咲き)
- ほほえみ天使・天使のワルツ(特徴:耐寒性が高い)
- ま行
- ☆マドンナの宝石・シリーズ(特徴:匍匐性・圧倒的花数)
- モンローウォーク・シリーズ(特徴:花色がアンティーク調)
- や・ら・わ行
- ラテリーナ・シリーズ(特徴:種子・匍匐性・雨に強い)
- ☆ラブリー・シリーズ(特徴:半匍匐性・耐暑性・耐雨性・分枝力・萌芽力)
ペチュニアの園芸品種
おすすめ品種
花ことば
- ペチュニア(花ことば)は、花の形が桜の花びらのような見た目をしており、花の弁先が凹むユニークな形をしています。
- 花の色は桃色・紫色・白色の三色、花の癒着部に白色のライン状の班が入り、桃色の部分は咲き進むにつれて紫色へと変化します。
- そのため、一株の中で複数の色の花が楽しめて、魔法がかけられた植物のような楽しげな雰囲気をつくることが出来ます。
ビーズニーズ
- ペチュニア(ビーズニーズ)はジャパンフラワーセレクション(2021-2022)のガーデニング部門でベスト・フラワー(優秀賞)とグッドパフォーマンス特別賞を受賞した品種になります。
- 耐暑性・耐雨性に優れており丈夫なため初心者でも育てやすくなっており、また春から秋まで連続して開花します。
- 多花性で連続開花に優れています。
- 花の色は気温や紫外線等による退色がほとんどなく、濃い黄色とクリーム色で、花脈に濃い黄色の強いベインが入ります。
その他の品種
- あ行
- アンティーク(花色:赤褐色・黄褐色・橙色・変化する)
- イエローダイヤモンド(花型:八重咲き/花色:黄)
- いちごミルフィーユ(葉色:緑・黄/花型:八重咲き:花色:桃・紫)
- いちまつ(花色:紫・白・模様)
- か行
- さ行
- 嵯峨野さくら(花色:白・桃・ハート模様)
- 珊瑚(花型:八重咲き/花色:クリーム・淡い桃・淡い緑)
- シャトー(花型:八重咲き・極小輪/花色:白・紫)
- 純翠(花色:緑・白)
- た行
- チョコフラッペ(花色:暗紫・赤紫・青紫・黄)
- トパーズブルー(花型:八重咲き/花色:白・紫)
- ドルチェフランベ(花色:赤・桃・黄・橙・変化する)
- トロピカルティー(花色:桃・黄・橙・変化する)
- な行
- は行
- バイプレイヤー(花色:桃・緑・紫/性質:強健・耐雨性)
- 花ことば(花型:花弁凹む/花色:変化する)
- バナナシェイク(花色:黄色・赤紫色)
- 花舞姫(花型:八重咲き/花色:クリーム・白)
- ビーズニーズ(性質:耐暑性・耐雨性)
- 氷河の空(花色:紫・白)
- ピュアブーケ(花型:八重咲き/花色:白・緑)
- フィオナフラッシュ(花色:赤・黒)
- ブラックチェリー(花色:黒・赤紫)
- プリズムサンシャイン(花色:黄・白)
- ブルーフラッペ(花色:青紫・白)
- ホワイトメモリー(葉色:緑・白/花型:八重咲き/花色:白)
- ホーリーノット(花型:八重咲き/花色:白)
- ま行
- マーベルラズベリー(花色:赤・桃・黄)
- 魔王(花型:八重咲き/花色:黒・紫)
- 真輝(花色:紫・緑/性質:強健・耐雨性)
- ミスジュディ:(花色:桃・黄)
- ミス・マーベラス(花色:紫・白)
- 萌木(花型:八重咲き/花色:黄緑)
- や・ら・わ行
- ヨコハマトワイライト(花色:淡い褐色・クリーム色・暗紫色・変化)
- レイ ピスタチオクリーム(花色:緑・白)
- レモーネ(花色:黄・黄緑)