イヌタデ(ポリゴナム)は属の中に約66種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、茎が匍匐して広がる事から地被植物として利用されており桃色の花が一面に咲く事からピンクの絨毯のような美しい景観をつくるポリゴナム(ヒメツルソバ)、茎が匍匐して広がり桃色の棒キャンディーのような可愛らしい花を咲かせるヒマラヤトラノオ、直立する茎にシャープな外観の赤色の花を咲かせるペルシカリア(アプレキシコール)等が親しまれています。
イヌタデ(ポリゴナム)属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
目次
ポリゴナム(ヒメツルソバ)の特徴や園芸品種
- 原産:中国/インド亜大陸/ベトナム/マレーシア等
- 学名:Persicaria capitata
- 草丈:約5~15cm
- 分類:多年草
- 開花時期:周年(夏は休む)
- 花色:桃色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●桃色●白色〇
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:普通
- 誕生花:10月6日/10月16日
- 花言葉:気がきく/愛らしい
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/ロックガーデン/ロマンチックなお庭/アンティークなお庭
ポリゴナム(ヒメツルソバ)とは!?
ポリゴナム(ヒメツルソバ)は学名Persicaria capitata、別名では「カンイタドリ」や「ピンクヘッド・ペルシカリア(pink headed persicaria)」等とも呼ばれる中国およびインド亜大陸、ベトナム、マレーシアなどを原産とする多年草です。
ポリゴナム(ヒメツルソバ)の語源(由来)
- 属名のPersicariaはラテン語で「桃」を意味する「persicum」と、「~に関係する」を意味する「-aria」の二語からきており、葉の形に由来します。
- 種小名のcapitataはラテン語で「頭」を意味する「caput」からきており、花の形が頭に似ている事に由来します。
- ポリゴナムの由来は、学名Persicaria capitataの同義語であるpolygonum capitataの属名からきています。
- polygonumはギリシャ語で「多数」を意味する「poly」と、ギリシャ語で「膝」「(植物の)節」を意味する「genu」の二語からきており、茎の節が膨らみ膝のように見えることからきています。
ポリゴナム(ヒメツルソバ)の特徴(魅力)
- ポリゴナム(ヒメツルソバ)は、匍匐するように茎が広がり地面や斜面をカーペットのように覆う草姿からグランドカバーや斜面を覆うロックガーデン等に利用されます。
- 開花期が長く、金平糖のようなコロンとした丸い花を、株いっぱいに咲かせるため、開花期間中はピンクの絨毯が敷かれたかのようなロマンチックな景観を作り出します。
- 草姿は匍匐性、茎は枝分かれがよく地面を密に覆うため優れたグランドカバーを作ります。
- 茎は緑色または赤みを帯びており、白色の毛が生えています。
- 開花期間は周年、基本的に一年を通して咲く能力がありますが、普通は夏の間だけ休みます。
- 花序は頭花、頭花は球形に小さな花が集まっており、小さな花は尖ったような突起になるためお菓子の「金平糖」のような可愛らしい外観をつくります。
- 葉には「逆V字型」の個性的な班が入ります。
- 葉はふつう緑色ですが、柔らかな印象を与えるクリーム色の葉色や、可愛らしい印象を与える桃色の葉色等があるため、品種を選んでカラーリーフとして楽しむ事も出来ます。
- 葉は常緑のため冬の間も落葉しませんが、落葉性の植物で見られるような紅葉があり、秋になると葉の色が赤色・橙色・黄色などに色づき、アンティークな落ち着いた雰囲気を作ります。
- ポリゴナム(ヒメツルソバ)の仕立て方には「被覆植物(グランドカバー)」「ロックガーデン」等があります。
- 被覆植物(グランドカバー)とは、地表面を覆う目的で、草丈が低く、茎葉が横へと広がる習慣がある植物を植え付ける事です。
- ポリゴナム(ヒメツルソバ)の茎は基本的に立ち上がらずに横へと広がり茎が密に地表面を密に覆います。また多花性で沢山のピンクの花が株を覆うため、ピンク色の絨毯が敷かれたかのような美しい景観を作り出します。
- ロックガーデンとは、高山や崖地などをイメージしながら岩石や大きめの石などを配置して、植物等も植え付けられて作られる庭園のスタイルのひとつです。
- ポリゴナム(ヒメツルソバ)は乾燥に強く丈夫なためロックガーデンに向いており、土の殆どない岩壁を覆うように広がり被覆する事が出来ます。
- 被覆植物(グランドカバー)とは、地表面を覆う目的で、草丈が低く、茎葉が横へと広がる習慣がある植物を植え付ける事です。
- ポリゴナム(ヒメツルソバ)は丈夫で育てやすい植物ですが、ツルが旺盛に広がり様々な場所に侵入したり、こぼれ種が逸出して様々な場所で発芽して雑草化する事がよくあります。
- 日本では明治時代にロックガーデン用として導入された後、様々な場所で帰化して、道端や壁面等で雑草化しており、海外でも米国・アフリカ・オーストラリア等で帰化した後に雑草化しており侵略的な外来植物として扱われる事があります。
- ポリゴナム(ヒメツルソバ)は旺盛に広がりますが、根茎で広がる事なく、簡単に引っ張りとれるため除草は比較的に容易です。
ポリゴナム(ヒメツルソバ)の草姿は匍匐性、草丈は約5(~10)cm、茎の長さは約50cm、茎の色は緑色または赤褐色、茎は枝分かれがよく密に地面を覆い、茎の節部分からは発根して無制限に広がります。
葉序は互生葉序、葉色は緑色に暗色の「逆V字型」の班が入る、葉柄は長さ約0.2(~0.5)cm、葉身の長さ約1(~6)cm、幅は約0.7(~3)cm、葉身の形は楕円形または卵形、葉には毛が生えており、秋になると黄色・赤色・桃色に紅葉する。
花序は頭花、頭花は直径0.7(~1.5)cm、形は球形、多数の花が集まります。花は花被片が5個、花被片は桃色または白色、雄蕊は8個あります。
果実は痩果(果実は成熟すると乾燥して裂開せず、中に1個の種子を包みます)、痩果は楕円形、長さ約1(~2)cm、色は褐色です。
ポリゴナム(ヒメツルソバ)の園芸品種の紹介
- ビクトリーカーペット(Persicaria capitata ‘victory carpet’)は、茎葉が絨毯のように地面を広がり、沢山のピンクの花を咲かせるため、桃色の絨毯が敷かれたかのような美しい景観をつくる魅力的な園芸品種です。
- セレブピンクは、葉の色が全体的にくすみ濃い緑色・薄い黄色(クリーム)・薄い桃色の三色の葉色が入り交じるため、可愛らしい印象またはアンティークな雰囲気が漂うカラーリーフとしても楽しめる園芸品種です。花の色は桃色、葉の色は下地が緑色で、薄い黄色または桃色の掃け込み斑または切り班のような不規則な班が入ります。草姿は匍匐性、草丈は約5~10cmです。
- オリエンターレは、葉に不規則な班が入り緑色・白色(薄い黄色)・桃色の3色の葉色が入り交じるため、可愛らしい印象を与えるカラーリーフとして楽しめる園芸品種です。花の色は桃色、葉の色は下地が緑色で、白色(薄い黄色)または桃色の掃け込み斑または切り班のような不規則な班が入ります。草姿は匍匐性、草丈は約5~10cmです。
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ヒマラヤトラノオの特徴や園芸品種
- 原産:ヒマラヤ
- 学名:Persicaria affine
- 草丈:約25cm
- 分類:多年草
- 開花時期:7月~10月
- 花色:赤色●桃色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:グランドカバー/ロックガーデン/ロマンチックなお庭
ヒマラヤトラノオとは!?
ヒマラヤトラノオは学名Persicaria affine、別名では「ポリゴナム・アフィネ」や「ヒマヤラン・ビストート(Himalayan bistort)」等とも呼ばれるヒマラヤが原産の多年草です。
ヒマラヤトラノオの語源(由来)
- 属名のPersicariaはラテン語で「桃」を意味する「persicum」と、「~に関係する」を意味する「-aria」の二語からきており、葉の形に由来します。
- 種小名のaffineはラテン語で「類似」「関連がある」を意味しています。
ヒマラヤトラノオの特徴(魅力)
- ヒマラヤトラノオは、棒キャンディーのような可愛らしい外観をした花と、地面を被覆するように広がる草姿が特徴の植物です。
- 草姿は匍匐性または直立性、地面を覆うように茎は広がり、直立する茎に可愛らしい花を咲かせます。
- 開花期間は夏から秋、花は穂状に並び、長さ約5~7.5cmの花穂をつくるため、スラッと伸びるシャープな外観をしており、桃色の花色は可愛らしくロマンチックな雰囲気をつくります。
- ヒマラヤトラノオの仕立て方には「被覆植物(グランドカバー)」「ロックガーデン」等があります。
- 被覆植物(グランドカバー)とは、地表面を覆う目的で、草丈が低く、茎葉が横へと広がる習慣がある植物を植え付ける事です。
- ロックガーデンとは、高山や崖地などをイメージしながら岩石や大きめの石などを配置して、植物等も植え付けられて作られる庭園のスタイルのひとつです。
ヒマラヤトラノオの草姿は匍匐性または直立性、高さ約25cm、幅は約60cm、茎の色は緑色または赤みを帯びます。
葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の長さ約5(~10)cm、幅は約1(~2)cm、葉身の形は狭楕円形または卵形、葉は全体的に光沢があります。
花序は穂状花序、穂状花序は長さ約5(~7.5)cm、形は円筒型、多数の花が集まります。花は花被片が5個、花被片は桃色または赤色か白色、雄蕊は8個あります。花は枯れても長く残る傾向があります。
ヒマラヤトラノオの園芸品種の紹介
ペルシカリア(アプレキシコール)の特徴や園芸品種
- 原産:中国/パキスタン/ヒマラヤ
- 学名:Persicaria amplexicaulis
- 草丈:約60~120cm
- 分類:多年草
- 開花時期:7月~10月
- 花色:赤色●桃色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:背が高い花/カラーリーフ/ロマンチックなお庭
ペルシカリア(アプレキシコール)とは!?
ペルシカリア(アプレキシコール)は学名Persicaria amplexicaulis、別名では「ポリゴナム・アフィネ」や「ヒマヤラン・ビストート(Himalayan bistort)」等とも呼ばれるヒマラヤが原産の多年草です。
ペルシカリア(アプレキシコール)の語源(由来)
- 属名のPersicariaはラテン語で「桃」を意味する「persicum」と、「~に関係する」を意味する「-aria」の二語からきており、葉の形に由来します。
- 種小名のamplexicaulisはラテン語で「茎を抱く」「抱茎の」を意味します。
ペルシカリア(アプレキシコール)の特徴(魅力)
- ペルシカリア(アプレキシコール)は、スラッと伸びるシャープな外観の花姿と、赤色・桃色・紫色の豊富な花色、茎を抱くようにつく葉の姿等が特徴の植物です。
- 草姿は直立して最大120cmまで伸びるため、花壇の中で立体感を出したり、花壇の後方の背景として利用することが出来ます。
- 開花期間は夏から秋、花は穂状に並び、長さ約10cmの花穂をつくるため、スラッと伸びるシャープな外観をしており、華やかな印象を与える赤色の花や上品な印象を与える紫色の花を咲かせます。
- 葉は長さが最大25cmになり、全体的に皺がよったような外観をしています。
- 葉は基部が幅広で茎を抱くような形になるため、ラテン語で「茎を抱く」「抱茎の」を意味するamplexicaulisの種小名がついています。
- 葉はふつう緑色ですが、幾つかの品種では、明るく開放的な印象を与える黄色の葉色もあるためカラーリーフとして楽しめる事もあります。
ペルシカリア(アプレキシコール)の草姿は直立性、草丈は高さ約60(~120)cm、茎の色は緑色または赤みを帯びます。
葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉身の長さ約25cm、葉身は基部が広く抱茎(基部が広く茎を抱き)しており、葉身の形は卵形または披針形です。
花序は穂状花序、穂状花序の長さ約10cm、形は円筒型、多数の花が集まります。花は花被片が5個、花被片は赤色・桃色・紫色・白色があり、雄蕊は8個あります。花は枯れても長く残る傾向があります。
ペルシカリア(アプレキシコール)の園芸品種の紹介
- ファイヤーテール(Persicaria amplexicaulis ‘firetail’)は、赤ワインや口紅の色を連想させる真っ赤な花が特徴です。赤色の花は、華やかな印象や情熱的で愛情深い印象を与えるため、人の心を惹き付けるようなチャーミングなお庭や、明るくカラフルなお庭などによく合うでしょう。草姿は直立、高さは約90~120cmに成長します。
- アルバ(Persicaria amplexicaulis ‘alba’)は、雪の色を思わせるような真っ白な花色が、汚れのない清潔な印象を与えたり、輝いている様な明るい印象を与える魅力的な園芸品種です。草姿は直立、高さは約90~120cmに成長します。
- ブラックフィールド(Persicaria amplexicaulis ‘blackfield’)は、重厚的な印象を与えるを赤黒い花が魅力的な園芸品種です。赤黒い花は、華やかさと重厚感があり高級な印象を与えたり、またやや暗い所が怪しくミステリアスな雰囲気を作ったりします。そのため、大人な魅力を感じさせるチャーミングなお庭や、独特な世界観のあるミステリアスなお庭等におすすめです。草姿は直立、高さは約50~100cmに成長します。
- ロゼア(Persicaria amplexicaulis ‘rosea’)は、甘いお菓子を連想させるような薄い桃色の花が魅力的な園芸品種です。柔らかな桃色の花色は、可愛らしい印象やふんわりとした優しい雰囲気をつくるため、心が癒される様な優しい雰囲気のお庭や、甘くロマンチックな雰囲気のお庭などによくあうでしょう。草姿は直立、高さは約90~120cmに成長します。
- ファットドミノ(Persicaria amplexicaulis ‘fat domino’)は、太くボリュームのある真っ赤な花を咲かせる園芸品種です。色鮮やかな赤色の花色は刺激的な色をしているため遠くからでも強く目を引く力があり、華やかな印象や情熱的で愛情深い印象などを与えます。草姿は直立、高さは約90~120cmに成長します。
- ゴールデンアロー(bistorta amplexicaulis ‘golden arrow’)は、葉全体が黄色の葉色をしており、明るく開放的な印象を与えるカラーリーフとして楽しめる園芸品種です。花の色は赤色、イエローリーフとの相性もよく明るくカラフルな雰囲気をつくります。草姿は直立、高さは約50~100cmに成長します。
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ペルシカリア(マイクロセファラ)の特徴や園芸品種
- 原産:アジア
- 学名:Persicaria microcephala
- 草丈:約50~100cm
- 分類:多年草
- 開花時期:7月~10月
- 花色:桃色●白色〇
- 葉色:緑色●赤色●紫色●橙色●白色〇
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 誕生花:
- 花言葉:
- 用途:カラーリーフ/エレガントなお庭
ペルシカリア(マイクロセファラ)とは!?
ペルシカリア(マイクロセファラ)は学名Persicaria microcephala、別名では「タイニーヘッド・ノットウィード(Tiny Head Knotweed)」とも呼ばれるアジアが多年草です。
ペルシカリア(マイクロセファラ)の語源(由来)
- 属名のPersicariaはラテン語で「桃」を意味する「persicum」と、「~に関係する」を意味する「-aria」の二語からきており、葉の形に由来します。
- 種小名のmicrocephalaは、古代ギリシア語で「小さい」「少し」を意味する「μικρός」と、古代ギリシア語で「頭」を意味する「κεφαλή」の二語からきており、花が小さい事に由来します。
ペルシカリア(マイクロセファラ)の特徴(魅力)
- ペルシカリア(マイクロセファラ)は、近縁のペルシカリアやポリゴナムと比べて花がとても小さいため、花の鑑賞価値は低めです。
- 一方で、葉は三角形のシャープな外観をしているため洗練された印象を与えます。また葉には三角形の班が入り、紫色・赤色・橙色の葉色があるため、お洒落な印象を与えるカラーリーフとして楽しまれます。
- ペルシカリア(マイクロセファラ)は、地面下に根茎があり、根茎は徐々に広がる事で群生をつくります。
- 茎は直立して50~100cmまで伸びるため花壇の中で立体感を出します。
- 開花期間は夏から秋、花は球形で直径が約0.7cmと小さく目立たないため、あまり重要視されません。
- 葉はシャープな印象を与える三角形をしているため洗練された雰囲気があり、また葉の中には三角形の中班が入り、葉色には緑色の他に紫色・赤色・橙色があるため、お洒落な印象を与えるカラーリーフとして楽しめます。
ペルシカリア(マイクロセファラ)は根茎が地面下にあり、草姿は直立性、高さ約50(~100)cm、茎の色は緑色または赤みを帯びます。
葉序は互生葉序、葉色は緑色・紫色・赤色・橙色があり、葉の中央に三角形の中班が入る、葉柄には翼があり、葉身の長さ約6(~10)cm、幅は約2(~4)cm、葉身の形は三角形または卵形、葉のふち部分に鋸歯があります。
花序は頭花、頭花は直径が約0.7cm、形は球形、多数の花が集まります。花は花被片が5個、花被片は白色または桃色、雄蕊は8個あります。
ペルシカリア(マイクロセファラ)の園芸品種の紹介
- レッドドラゴン(Persicaria microcephala ‘red dragon’)は、葉の中央に三角形の赤紫色の中班が入り、若い葉は葉全体が赤紫色をしているため、上品でお洒落な印象を与えるカラーリーフとして楽しめる園芸品種です。葉は細長い三角形、葉の色は若い葉では全体が赤紫色で中央に濃い赤紫色の班が入り、成熟すると全体が緑色になり中央に三角形の紫色の班が入ります。草姿は直立、高さ約50~100cmに成長します。
- シルバードラゴン(persicaria microcephala ‘silver dragon’)は、ひとつの葉の中に灰緑色・白色(薄い緑色)・赤色・赤紫色の四色の葉色が入り交じるため、上品な印象を与えたり、涼し気な印象を与えるカラーリーフとして楽しめる園芸品種です。葉は三角形、葉の色は灰緑色の下地に、白色(薄い緑色)の中班が入り、しばしば葉全体または中班が赤紫色をしており、茎及び葉脈が赤色になります。草姿は直立、高さ約50~100cmに成長します。
- パープルファンタジー(persicaria microcephala ‘purple fantasy’)は、驚く程に綺麗な紫色の班が入り、上品で華やかな印象を与えるカラーリーフとして楽しめる園芸品種です。葉は三角形、葉の色は緑色の下地に、濃い紫色の中班が中央に入り、紫色の班の外側に白色の班が入ります。草姿は直立、高さ約30~50cmに成長します。
- ドラゴンズアイ(persicaria microcephala ‘dragon’s eye’)は、ドラゴンの目を連想させるようなかっこいい葉の形と葉の色が特徴で、葉はつり上がるような三角形の外観をしており、中央に大きな濃い紫色の班が入ります。葉の形は三角形、葉の色は中央に三角形の大きな中班、中班の外側に白色の班、葉のふち部分は紫色または緑色をしています。草姿は直立、高さ約30~50cmに成長します。