プリムラ(サクラソウ属)は属の中に約500種があり温帯から寒帯に分布する多年性もしくは一年性の植物です。一般に園芸では開花期間が長く矮性で耐寒性も強いポリアンサ種やジュリアン種、ブルガリス種等が親しまれ、耐寒性はやや劣るものの豪華な花を咲かせるオブコニカ種やマラコイデス種、美しい球状の花が魅力のデンティキュラータ種、スイーツを連想させる様な花が魅力のビアリー種等が親しまれています。
プリムラは一般的に寒さに強く(1部種を除き)、夏の高温多湿を非常に苦手にしています。そのため夏越しする際は管理に注意が必要になるでしょう。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てきます。
このページでは主に種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
![]() 開花時期:12月~4月 | ![]() 開花時期:12月~4月 | ![]() 開花時期:12月~4月 |
![]() 開花時期:12月~4月 | ![]() 開花時期:12月~4月 | ![]() 開花時期:3月~5月 |
![]() 開花時期:3月~5月 | ![]() 開花時期:3月~5月 | ![]() 開花時期:2月~5月 |
![]() 開花時期:5月~6月 | ![]() 開花時期:4月~6月 | ![]() 開花時期:5月~6月 |
![]() 開花時期:5月~6月 |
学名:primula polyantha
草丈:約10~20cm
開花時期:12月~4月
花色:青色●紫色●赤色●桃色●黄色●橙色●緑色●白色〇黒色●
分類:多年草
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
誕生花:1月3日
花言葉:「無言の愛」「富の誇り」
特徴:プリムラ(ポリアンサ種)は学名primula × polyantha、別名「クリンザクラ」や「プリムローズ(Primrose)」とも呼ばれ、原種であるエラチオール種(P. elatior)やベリス種(P. veris)、ブルガリス種(P. vulgaris)が繰り返し交配され品種改良されて出来た交雑種の多年草です。
プリムラ(ポリアンサ種)の最大の特徴(魅力)は、殆ど全ての色がある豊富な花色と、最大直径8cmにも達する大きな花にあり、花は厚みがあるため痛みにくく開花後何週間も萎れず残ります。草姿はロゼット状で中央から外側へと広がる様に皺のある楕円形の葉を広げ、中央から最大20cm迄の茎を伸ばし、茎の頂部に一輪のみ単頂花序(アコーリスタイプ)に花を付けるか、もしくは幾つかの花を散形花序(ポリアンサタイプ)に咲かせます。
プリムラ(ポリアンサ種)とプリムラ(ジュリアン種)は花の形や草姿が非常に似るため、しばしば比較対象されます。昔であればプリムラ(ポリアンサ種)の方が花が大きい等の違いがありましたが、現在は交配が複雑に絡み、ポリアンサ種にも小さい花の品種があるなど、確認出来る違いは殆どありません。
園芸では花壇の縁沿いに並べて植栽したり、鉢植えや寄せ植えにして玄関や花台に飾ったりと利用されます。園芸品種には、青色に白色の縦筋が入り個性的な花を咲かせる「ゼブラブルー」や黒色の花弁にシルバーの縁どりが入る花が非常にスタイリッシュで洗練された魅力がある「シルバーレース」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は冬から春、花色は赤や桃色、紫色や青色、黄色や橙色、白色や黒色等があり、個々の花は直径約3~8cmの高盆形花冠で、花序は茎頂に一輪のみ咲く単頂花序もしくは数個の花が咲く散形花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約15(20)cm × 幅は15(25)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形で皺があり、葉序は根生葉につきます。
プリムラ(ポリアンサ種)は株分けもしくは種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿を非常に苦手にしているため、基本的には多年草ですが夏に枯れる一年草として育てられています。
![]() プリムラ(ゴールドレース)は花の中心部と花弁の縁が黄色く、花弁が赤紫色をした上品で洗練された魅力を感じさせる園芸品種です。花は茎頂に数個の小花が数個ずつ咲きます。高さ約15(20)cm × 幅は15(25)cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() プリムラ(シルバーレース)は黒色と白色の2色の対比が洗練された魅力を感じさせスタイリッシュなお庭によく合う魅力的な園芸品種です。花は茎頂に数個の小花が数個ずつ咲きます。高さ約15(20)cm × 幅は15(25)cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
![]() プリムラ(フランシスカ)はナチュラルな中にフレッシュな魅力を感じさせる緑色と黄色の2色の花色が魅力的な園芸品種です。花は茎頂に小花が数個ずつ咲きます。高さ約15(20)cm × 幅は15(25)cmまで成長します。 | ![]() ディスカバリーストライプス (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:ヨーロッパ
学名:primula juliana
草丈:約10cm~20cm
開花時期:12月~4月
花色:青色●紫色●赤色●桃色●黄色●橙色●緑色●白色〇黒色●
分類:多年草
耐寒性:強い
耐暑性:普通
誕生花:1月3日
花言葉:「神秘な心」「可憐」「運命を開く」
特徴:プリムラ(ジュリアン種)は学名primula × juliana、極矮性(高さ約10cm)のジュリエ種と豊富な園芸品種があるポリアンサ種(primula × polyantha)が繰り返し交配され日本でうまれた交雑種の多年草です。
プリムラ(ジュリアン種)は、一般的に人気の高いポリアンサ種と比べると花が小さく八重咲き品種等があり草丈が低く非常に矮性な所が特徴です。ただし現在は交配が複雑に絡み、ジュリアン種にも大きい花の品種や草丈が高い品種があるなど、確認出来る違いは殆どありません。
プリムラ(ジュリアン種)の魅力は、ポリアンサ種と同様に殆ど全ての色がある豊富な花色と、薔薇の様に花弁が重なり咲く品種等の様々な花の形がある所が魅力です。また花は厚みがあるため痛みにくく開花後何週間も萎れず残ります。草姿はロゼット状で中央から外側へと広がる様に皺のある楕円形の葉を広げ、中央から最大20cm迄の茎を伸ばし、茎の頂部に一輪のみ単頂花序(アコーリスタイプ)に花を付けるか、もしくは幾つかの花を散形花序(ポリアンサタイプ)に咲かせます。
園芸では花壇の縁沿いに並べて植栽したり、鉢植えや寄せ植えにして玄関や花台に飾ったりと利用されます。園芸品種には、黄色に赤色の覆輪が入る花弁が波打ちフリルの様になり八重咲きする「パーティドレス」や花弁がロールの様に重なり八重咲きする「バラ咲きジュリアン」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は冬から春、花色は赤や桃色、紫色や青色、黄色や橙色、白色や黒色等があり、個々の花は直径約3~5cmの高盆形花冠もしくは八重咲きで、花序は茎頂に一輪のみ咲く単頂花序もしくは数個の花が咲く散形花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約10(20)cm × 幅は10(25)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形で皺があり、葉序は根生葉につきます。
プリムラ(ジュリアン種)は株分けもしくは種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿を非常に苦手にしているため、基本的には多年草ですが夏に枯れる一年草として育てられています。
![]() プリムラ(ロイヤルパープルエッジ)は、赤ワインを連想させる様な赤紫色の花弁に白色の縁取りが入り、ドレスを連想させる様なフリルのある美しい花を咲かせる園芸品種です。高さ約10(20)cm × 幅は10(25)cmまで成長します。 |
原産:中国
学名:primula obconica
草丈:約40cm
開花時期:12月~4月
花色:青色●紫色●赤色●桃色●黄色●橙色●白色〇
分類:多年草
耐寒性:普通
耐暑性:弱い
誕生花:12月9日
花言葉:「しとやかな人」
特徴:プリムラ(オブコニカ)は学名primula obconica、別名「トキワザクラ」や「ポイズン プリムローズ(Poison Primrose)」とも呼ばれる中国原産の常緑多年草です。
プリムラ(オブコニカ)は別名「ポイズン プリムローズ」の名前からも分かる通り花や葉にプリミンと呼ばれるベンゾキノン系のアレルギー物質があり、そのため人によっては触ると被れる場合があります。現在はプリミンを分泌しない品種(タッチミー)もありますが、作業する場合は手袋で触るなど注意が必要でしょう。
プリムラ(オブコニカ)の最大の特徴(魅力)は、大きく優雅に広がる草姿と直径3~5cmの大きな花が球状に集まり咲くボリュームある花姿にあります。草姿はロゼット状で中央から外側へと広がる様に皺のあるハートの形をした葉を広げ、最大40cm迄伸びる花茎の先に幾つかの小花を散形花序に咲かせます。
園芸では一般的に寒さに弱いため、鉢植えのまま室内の窓際や霜の降りる心配のない玄関先等に飾られ楽しまれます。園芸品種には、プリミンを分泌せず触っても平気な「タッチミー」や赤色や桃色、橙色や紫色等の様々な花色がある「リブラ(libre)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は冬から春、花色は赤色や桃色、紫色や青色、黄色や橙色、白色等があり、個々の花は直径約3~5cmの高盆形花冠で、花序は茎頂に数個の花が咲く散形花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約40cm × 幅は25cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は腎臓形もしくは楕円形で皺があり、葉序は根生葉につきます。
プリムラ(オブコニカ)は株分けもしくは種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さや夏の高温多湿を苦手にしているため、管理に注意が必要です。
![]() プリムラ(タッチミー)は一般的なオブコニカと違い、葉や萼にアレルギー物質のプリミンを含んでおらず触っても平気な品種です。シリーズには赤色に白色の縁どりがある「レッドホワイト」や紫色に白色の縁どりがある「ブルーホワイト」等があります。高さ約15(30)cm × 幅は15(30)cmまで成長します。 |
原産:中国
学名:primula malacoides
草丈:約20~50cm
開花時期:12月~4月
花色:青色●紫色●赤色●桃色●黄色●緑色●白色〇
分類:多年草(短命)
耐寒性:普通
耐寒性:弱い
誕生花:1月18日/1月21日
花言葉:「素朴」「気取らない愛」「運命を開く」
特徴:プリムラ(マラコイデス)は学名primula malacoides、別名「ケショウザクラ」や「オトメザクラ」とも呼ばれる中国原産の多年草です。和名「ケショウザクラ」の由来は、茎や葉、萼等に白色の粉が吹きケショウした様な感じとなり、また花が桜(サクラ)を連想させる所からきています。
プリムラ(マラコイデス)の最大の特徴(魅力)は、下部で優雅に広がる葉と花茎を長く伸ばし小さな小花が集まり咲くボリューミーな花姿にあります。葉は楕円形で裏面に白色の粉が吹き、基部から長い葉柄(3~15cm)を出し中央から外側へと広がる様にロゼットを作ります。花茎は細く白色の粉が吹いて最大50cmまで伸び、茎の頂部と節(数段)に散形花序を出し非常にボリュームある花穂になります。
またプリムラ(マラコイデス)にもプリミンと呼ばれるベンゾキノン系のアレルギー物質が葉や茎に含まれるため、人によっては触ると被れる場合があります。心配な場合は手袋をした扱うと良いでしょう。
園芸では花壇に並べて植栽したり、また寒さに弱いため鉢植えのまま室内の窓際や霜の降りる心配のない玄関先等に飾られ楽しまれます。園芸品種には、花数が多くふんわりした花姿が魅力的な「ウィンティ シリーズ」や個々の花が大きくボリュームある花穂をもち様々な花色がある「ニューフジシリーズ」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は冬から春、花色は赤色や桃色、紫色や青色、黄色や緑色、白色等があり、個々の花は直径約1.5~3cmの漏斗形花冠で花先は5裂して裂片は浅く2裂し、花序は散形花序を穂状花序の様に咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約20(50)cm × 幅は20(30)cmまで成長します。葉色は緑色で葉裏には白色の粉が吹き、葉身は楕円形もしくは卵形で葉の縁に鋸歯があり、葉序は根生葉につきます。
プリムラ(マラコイデス)は株分けもしくは種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さや夏の高温多湿を苦手にしているため、管理に注意が必要です。
![]() プリムラ(ウィンティ シリーズ)は花数が多くふんわりとした花姿が魅力的なシリーズです。品種には淡緑色の花を咲かせる「ライムグリーン」や柔らかな桃色の花が美しい「サクラ」、桃色から黄緑色へと色変わりする「ウィンティピーチ」があります。高さ約50cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() ウグイスホワイト (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() ウグイスローズ (´・ω・)p楽天で購入q |
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原産:ヨーロッパ/アフリカ/アジア
学名:primula vulgaris
草丈:約20cm
開花時期:12月~4月
分類:多年草
花言葉:「神秘な心」「可憐」「運命を開く」
特徴:プリムラ(ブルガリス種)は学名primula vulgaris、別名「イチゲサクラソウ」や「プリムローズ(Primrose)」とも呼ばれ南ヨーロッパ及び北西アフリカ、西アジアを原産とする多年草で、種小名のブルガリス(Vulgaris)はラテン語で「普通の/ありふれた」を意味しています。
プリムラ(ブルガリス種)の最大の特徴(魅力)は、楕円形の葉を中央から外側へと優雅に広げ、中央から短い花茎を何本も伸ばして茎頂に一輪のみ薄黄色(品種により様々な花色がある)の花を咲かせる姿にあります。
園芸では花壇の縁沿いに並べて植栽したり、鉢植えや寄せ植えにして玄関や花台に飾ったりと利用されます。園芸品種には、花弁がバラの様に幾重にも重なり八重咲きに花を咲かせ様々な花色がある「バレリーナ シリーズ(belarina)」や青色の花弁に白色の絵の具をスプラッシュ(飛び散らす)した様な花色が魅力の「ゼブラブルー」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は冬から春、花色は黄色や赤色、桃色や紫色、青色ら白色等があり、個々の花は直径約2~3.5cmの高盆形花冠もしくは八重咲きで、花序は茎頂に一輪のみ咲く単頂花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約10(15)cm × 幅は10(25)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形で皺があり、葉序は根生葉につきます。
プリムラ(ブルガリス種)は株分けもしくは種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿を非常に苦手にしているため、基本的には多年草ですが夏に枯れる一年草として育てられています。
![]() バレリーナ(アメジストアイス)は紫色に白色の縁どりがある花弁を幾重にも重ね、気品を感じさせる八重咲きの花を咲かせる魅力的な園芸品種です。 | ![]() バレリーナ(ピンクアイス)は甘いキャンディーを連想させる様な、薄桃色とクリーム色の2色の花色をもつ魅力的な園芸品種です。 | ![]() バレリーナ(クリーム)はクリーム色の波打つ花弁が幾重にも重なりフリルの様になり、八重咲きに花を咲かせる園芸品種です。 |
![]() | ![]() プリムラ(ゼブラブルー)は青色と黄色の対比がカラフルで非常に美しい園芸品種で、花は白色で花脈に沿い青色の筋が入り、花の中心部は黄色になります。高さ約10(15)cm × 幅は10(25)cmまで成長します。 | |
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原産:ヨーロッパ
学名:primula auricula
草丈:約5~20cm
開花時期:3月~5月
花色:青色●紫色●赤色●桃色●黄色●橙色●緑色●白色〇黒色●
分類:多年草
耐寒性:強い
耐寒性:弱い
特徴:プリムラ(オーリキュラ種)は学名primula auricula、別名「アツバサクラソウ」や「マウンテン カウスリップ(mountain cowslip)」とも呼ばれヨーロッパ を原産とする多年草です。和名「アツバサクラソウ」の由来は葉が厚いサクラソウからきており、種小名のオーリキュラ(auricula)はラテン語で「外耳/耳たぶ」を意味しています。
プリムラ(オーリキュラ種)の最大の特徴は厚みと光沢がある葉にあります。また高温多湿を苦手にしており日本ではあまり馴染みがないものの、ヨーロッパでは交配が進んで何千もの栽培品種があるほど人気が高く、非常に豊富な花色や個性的な花の形をもつ品種が多数あります。
プリムラ(オーリキュラ種)は厚みがある楕円形の葉を中央から外側へと優雅に広げてロゼットの草姿を作ります。ロゼットの中央から出る茎は非常に短く5~20cmでやや太く、頂部に幾つかの小花が集まり球状の花序を作ります。
プリムラ(オーリキュラ種)は通常、花色は黄色で、花の形は筒状に花先が5裂して裂片は浅く2裂しています。しかし園芸品種では、殆どの花色がありまた独特な配色をしたものが多く、花の形は裂片が丸く中央に裂けがない品種が人気が高く、また花弁が幾重にも重なり八重咲きするものもあります。
園芸では小ぶりな鉢に入れたまま、雨から保護された涼しい場所で育てられます。園芸品種には、濃い紫色の花弁が幾重にも重なり八重咲きする「ダブレット」や花の中央部に白色の円環がある黄色い花を咲かせる「ヘレン」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は早春から春、花色は黄色や赤色、桃色や橙色、紫色や青色、緑色や白色、黒色等があり、個々の花は直径約2~3.5cmの高盆形花冠もしくは八重咲きで、花序は茎頂に小花が数個~十数個咲く散形花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約5(20)cm × 幅は5(20)cmまで成長します。葉色は緑色で光沢と白色の粉が吹き、葉身は卵形もしくは楕円形、葉序は根生葉につきます。
プリムラ(オーリキュラ種)は株分けにより増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿や雨に当たる事を非常に苦手にしているため、管理に注意が必要です。
![]() ヘレンルアン | ![]() ヘレン |
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原産:ヨーロッパ/西アジア
学名:primula veris
草丈:約20cm~25cm
開花時期:3月~5月
花色:黄色●赤色●橙色●
分類:多年草
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
特徴:プリムラ(べリス種)は学名primula veris、別名「カウスリップ(cowslip)」や「キバナノクリンザクラ(黄花九輪桜)」とも呼ばれヨーロッパ及び西アジアを原産とする多年草です。英名「カウスリップ(cowslip)」の由来は牛の放牧地によく繁殖している事から、古い英語で「牛の糞」を意味する名前がついています。
プリムラ(べリス種)の最大の特徴(魅力)は、1つの花茎の頂部から長い花柄を伸ばし10~30個の黄色い小花を咲かせるボリューミーな花姿と、中央から外側へと大きな楕円形の葉を優雅に広げる草姿にあります。
園芸では花壇の縁沿いに並べて植栽したり、鉢植えや寄せ植えにして玄関や花台に飾ったりと利用されます。園芸品種には、黄色と赤色の2色の花色が日没の夕日を連想させる「サンセット シェード(sunset shades)」や色鮮やかな黄色の花が魅力の「レディアガサ(lady agatha)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は早春から春、花色は黄色や赤色、橙色があり、個々の花は筒状で花先が5裂し直径約1~1.5cm、花序は茎頂に10~30個の小花が集まり散形花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約15(25)cm × 幅は15(25)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形で皺があり、葉序は根生葉につきます。
プリムラ(べリス種)は株分けもしくは種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿を非常に苦手にしているため、夏越しする際は管理に注意が必要です。
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原産:中国/アフガニスタン/ブータン/インド/カシミール/ミャンマー/ネパール/パキスタン
学名:primula denticulata
草丈:約20cm~45cm
開花時期:3月~5月
開花:青色●紫色●赤色●桃色●白色〇
分類:多年草
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
特徴:プリムラ(デンティキュラータ種)は学名primula denticulata、別名「玉咲きサクラソウ」や「ドラムスティック プリムラ(drumstick primula)」とも呼ばれ中国及びアフガニスタン、ブータン、インド、カシミール、ミャンマー、ネパール、パキスタンに自生する多年草です。和名「玉咲きサクラソウ」の由来は小花が集まり玉(球状)に咲く花姿からきており、種小名のデンティキュラータ(denticulata)はラテン語で「細かい歯がある」を意味しており、葉にギザギザとした鋸歯がある所に由来します。
プリムラ(デンティキュラータ種)の最大の特徴(魅力)は、最大45cm迄の伸びる花茎の頂部で、直径約1.8cmの小花が集まり直径約8cmの綺麗な球状に咲く花姿にあります。また葉の縁にはよく見ると鋭い棘があり、長い楕円形の葉を中央から外側へと優雅に広げる草姿を作ります。
園芸では花壇の縁沿いに並べて植栽したり、鉢植えや寄せ植えにして玄関や花台に飾ったりと利用されます。園芸品種には、鮮やかな青色の花を咲かせる「ブルーセレクション」や雪玉を連想させる様な白色の花を咲かせる「アルバ」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は早春から春、花色は青色や紫色、赤色や桃色、白色があり、個々の花は直径約1.8cmで高盆形で花先が5裂して裂片中央が浅く裂け、花序は茎頂に小花が集まり散形花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約20(45)cm × 幅は20(45)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形で葉縁に鋸歯があり、葉序は根生葉につきます。
プリムラ(デンティキュラータ種)は株分けもしくは種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿を非常に苦手にしているため、夏越しする際は管理に注意が必要です。
![]() プリムラ(ブルーセレクション)は青色の小花が集まり直径約5~6cmの球状の花を咲かせる魅力的な園芸品種です。高さ約30cm × 幅は25cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() アルバ |
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原産:ヨーロッパ
学名:primula marginata
草丈:約15cm
開花時期:2月~5月
花色:紫色●青色●白色〇
分類:多年草
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
特徴:プリムラ(マルギナータ種)は学名primula marginata、別名「シルバーエッジド プリムローズ(silver-edged primrose)」とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草です。
プリムラ(マルギナータ種)の最大の特徴(魅力)は、地面を被覆する様に中央から外側へと広がる美しいシルバーリーフと春に咲く紫色の花にあり、銀色と紫色の2色の組み合わせは非常に上品で、美しい宝飾を連想させます。
プリムラ(マルギナータ種)は葉に革のような厚みがあり葉縁はギザギザとして、白色の粉が吹きます。ロゼット中央から伸びる花茎は非常に短く最大15cmまで伸び、頂部に直径約3cmの紫色の小花を集め球状の花序をつくります。
開花時期は晩冬から晩春、花色は紫色もしくは青色か白色、個々の花は直径約3cmで高盆形で花先が5裂して裂片中央が浅く裂け、花序は茎頂に小花が集まり散形花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約15cm × 幅は30cmまで成長します。葉色は灰緑色で白色の粉が吹き、葉身は楕円形で葉縁に鋸歯があり、葉序は根生葉につきます。
プリムラ(マルギナータ種)は株分けもしくは根挿しにより増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿を非常に苦手にしているため、夏越しする際は管理に注意が必要です
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原産:中国
学名:primula vialii
草丈:約30~45cm
開花時期:5月~6月
花色:赤色●桃色●紫色●緑色●白色〇
分類:多年草
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
特徴:プリムラ(ビアリー種)は学名primula vialii、別名「バイアル プリムローズ(Vial’s primrose)」とも呼ばれる中国原産の多年草です。
プリムラ(ビアリー種)の最大の特徴(魅力)は、甘いキャンディやイチゴを連想させる様な赤色と桃色(白色)の二色の花色をもつ円錐状の花にあります。花は初め赤色の花穂で現れ、徐々に下から薄桃色(白色)の小花が開花していくことで2色の花色になります。葉は基部から出て上に伸び殆ど広がりがなく、花茎は最大45cmまで伸びます。
園芸では花壇の縁沿いに並べて植栽したり、鉢植えや寄せ植えにして玄関や花台に飾ったりと利用されます。園芸品種には、赤色の萼から紫色の花を咲かせる「オーキッド プリムローズ(orchid primrose)」やクリーム色の萼から白色の花を咲かせる「アリソン ポーランド(alison holland)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は早春から春、花色は赤色や桃色、緑色や白色があり、個々の花は筒状で花先が5裂して穂状に花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約30(45)cm × 幅は20(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形、葉序は根生葉につきます。
プリムラ(ビアリー種)は株分けもしくは種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿を非常に苦手にしているため、夏越しする際は管理に注意が必要です。
![]() プリムラ(ビアリー種)
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原産:インド/ブータン/チベット
学名:primula capitata
草丈:約15~30cm
開花時期:4月~6月
花色:紫色●
分類:多年草
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
特徴:プリムラ(カピタータ種)は学名primula capitata、別名「アジアチック プリムローズ(Asiatic primrose)」や「ラウンドヘッド ヒマラヤプリムローズ(round-headed Himalayan primrose)」とも呼ばれるインド及びブータン、チベット原産の多年草です。
プリムラ(カピタータ種)の最大の特徴(魅力)は最大30cmまで伸びる花茎の先に咲く、円盤を連想させる様な個性的な花姿にあり、花は濃い紫色で下部から徐々に上に向かって咲いていき、萼は白色の粉が吹いています。葉は楕円形でロゼットを形成し中央から外側へと優雅に広げます。
開花時期は春から初夏、花色は紫色、個々の花は筒状で花先が5裂して穂状に花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約15(30)cm × 幅は15(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形、葉序は根生葉につきます。
プリムラ(カピタータ種)は株分けもしくは種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿を非常に苦手にしているため、夏越しする際は管理に注意が必要です。
![]() プリムラ(カピタータ種) |
原産:日本
学名:primula japonica
草丈:約30~90cm
開花時期:5月~6月
花色:赤色●桃色●橙色●紫色●白色〇
分類:多年草
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
特徴:クリンソウは学名primula japonica、別名「プリムラ・ジャポニカ」や「ジャパニーズ プリムローズ(Japanese primrose)」とも呼ばれる日本原産の多年草で、北海道・本州・四国に分布して山間の小川や池の端等の湿潤な場所に自生しています。和名「クリンソウ」の由来は、花の形が五重塔等の仏閣の屋根の上にある「九輪」を連想させる事からきています。
クリンソウの最大の特徴(魅力)は、茎を囲う様に小花が円盤状に集まり2~5段に咲く個性的な花姿にあります。葉は長さが15~40cmと大きく中央から外側へと優雅に広がる草姿を作り、最大高さが90cm迄の花茎を伸ばします。
園芸では花壇に並べて植栽したり、また寒さに弱いため鉢植えのまま室内の窓際や霜の降りる心配のない玄関先等に飾られ楽しまれます。園芸品種には、赤黒い上品な花を咲かせる「ミラーズ クリムゾン(miller’s crimson)」や薄桃色と橙色の2色の花色が甘いキャンディーを連想させる「アップルブロッサム(apple blossom)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は晩春から初夏、花色は赤色や桃色、橙色や紫色、白色等があり、個々の花は筒状で花先は5裂して裂片は浅く2裂し直径約2cmになり、花序は茎を囲う様に輪状に2~5段に咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約30(90)cm × 幅は30(45)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形で葉の縁に鋸歯があり、葉序は根生葉につきます。
クリンソウは株分けや根挿し、種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さに強い一方で夏の高温多湿を苦手にしているため、管理に注意が必要です。
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原産:中国
学名:primula pulverulenta
草丈:約60~90cm
開花時期:5月~6月
花色:赤色●桃色●橙色●紫色●白色〇
分類:多年草
耐寒性:強い
耐暑性:弱い
特徴:プリムラ(プルベルレンタ種)は学名primula pulverulenta、別名「メリー プリムローズ(mealy primrose)」や「メリー カウスリップ(mealy cowslip)」とも呼ばれる中国原産の多年草です。英名メリー プリムローズ(mealy primrose)のメリー(mealy)は「粉状の」を意味しており茎や萼に白色の粉が吹き白っぽくなっている事に由来しており、また種小名のプルベルレンタ(pulverulenta)もラテン語で「埃/粉っぽい」を意味しており茎や萼に白色の粉が吹き白っぽくなる事に由来します。
プリムラ(プルベルレンタ種)の最大の特徴(魅力)は、白粉で化粧をした様な茎や萼と、茎を囲う様に小花が円盤状に集まり段々と咲く個性的な花姿にあります。葉は基部からロゼットを形成して中央から外側へと優雅に広がり、最大高さが90cm迄の花茎を伸ばします。
開花時期は晩春から初夏、花色は赤色や桃色、橙色や紫色、白色等があり、個々の花は筒状で花先は5裂して裂片は浅く2裂し直径約2.5cmになり、花序は茎を囲う様に輪状に段々と咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約60(90)cm × 幅は30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形で葉の縁に鋸歯があり、葉序は根生葉につきます。
プリムラ(プルベルレンタ種)は株分けや種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さに強い一方で夏の高温多湿を苦手にしているため、管理に注意が必要です。
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![]() シネンシス | ![]() プリムラ(アコーリス)は非常に矮性で品種により様々な花色があり、非常に多花性で花茎を何本も伸ばし1個の花茎に1個の花を咲かせる園芸品種です。高さ約10(15)cm × 幅は10(25)cmまで成長します。 |