プリムラ属(サクラソウ属)の種は約549種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは15種類の原種と、170種類の園芸品種を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方や購入する際のリンクも用意しています。よければ、そちらもご活用ください。
■目次
■プリムラ属(サクラソウ属)の簡易比較

学名:Primula × polyantha
生活形:多年草
草丈:約10~30cm
開花:11月~5月
花色:赤色・桃色・黄色・橙色・紫色・青色・白色・黒色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型
備考:開花期間が非常に長く冬を代表する花のひとつです。花は直径6cmを超えることもあり、プリムラ・ジュリアンと比べ大きく存在感のある花姿が楽しめます。花の色は珍しい青色や黒色を初めとして、赤色・桃色・黄色・橙色・紫色・白色等が見られます。

学名:Primula × juliana
生活形:多年草
草丈:約10~15cm
開花:11月~5月
花色:赤色・桃色・黄色・橙色・紫色・青色・白色・黒色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型
備考:開花期間が非常に長く冬を代表する花のひとつです。花は直径3~4cmと小ぶりで、プリムラ・ポリアンサと比べて小さい。また花弁が重なりバラ咲きするものもあり、優美な見た目をしています。花の色は珍しい青色や黒色を初めとして、赤色・桃色・黄色・橙色・紫色・白色等が見られます。

学名:Primula obconica
生活形:多年草
草丈:約20~40cm
開花:11月~5月
花色:赤色・桃色・橙色・黄色・青色・紫色・緑色・白色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型
備考:開花期間が非常に長く、植物の多くが休眠する冬に花を長く楽しめます。花茎が長く伸び、花茎の先端に多数の大きな花を咲かせるため豪華な花姿が楽しめます。体感せよはやや低いため、屋外での栽培は難しく、普通はインテリアのように室内で花が楽しまれます。一部の品種を除きアレルギー物質のプリミンを含んでいます。

学名:Primula malacoides
生活形:多年草
草丈:約20~40cm
開花:11月~5月
花色:赤色・桃色・黄色(クリーム色)・紫色・緑色・白色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型
備考:開花期間が非常に長く冬を代表する花のひとつです。花は花茎の節ごとに輪生して段咲きし、また個々の花は小さく多数つくため、豪華さの中に繊細さも感じさせる花姿が楽しめます。花の色は赤色・桃色・黄色・紫色・緑色・白色と多彩です。軽い霜であれば耐えられるため、温帯であれば花壇などで栽培できます。ただし、霜に当たると株は傷みやすいため栽培環境には注意が必要です。

学名:Primula vulgaris
生活形:多年草
草丈:約10~30cm
開花:2月~5月
花色:赤色・桃色・黄色・橙色・紫色・青色・白色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型
備考:プリムラ・ポリアンサの親種として知られます。株元から多数の花茎を伸ばし、先端に一個の花を付けます。原種は黄花を咲かせますが、品種によっては多彩な花色が楽しめます。

学名:Primula denticulata
生活形:多年草
草丈:約15~45cm
開花:3月~5月
花色:赤色・桃色・青色・紫色・白色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型
備考:本種はアリウムの花を想像させるような花姿が楽しめる植物です。そのため、洗練された見た目をしており、花の色も品種により赤色・桃色・青色・紫色・白色と多彩です。

学名:Primula auricula
生活形:多年草
草丈:約10~20cm
開花:3月~5月
花色:赤色・桃色・橙色・黄色・青色・紫色・緑色・白色・黒色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型
備考:本種は品種改良が進んでおり豊富な品種がありますが、類似する品種も多めです。花の形や色が多彩で、花弁や葉には白粉が厚くのる品種も多く、個性的な見た目をしています。この個性的な花は全体的にと整った見た目をしており、人工的に作られたような印象を感じさせることも多いです。

学名:Primula marginata
生活形:多年草
草丈:約10~15cm
開花:2月~5月
花色:青色・紫色・白色
葉色:緑色・白緑色・灰緑色
生育型:ロゼット型
備考:葉や花冠の喉部に白粉(ファリナ)が乗り、これを木的に鑑賞もされる。花の色は青色から紫色で、上品さを感じさせます。

学名:Primula vialii
生活形:多年草
草丈:約20~40cm
開花:5月~6月
花色:淡い桃色・淡い紫色・白色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型
備考:花穂は円錐型で、花を構成する萼が色鮮やかな赤色を呈すため、イチゴを見てるような可愛らしさを感じさせます。そのため、可愛いをテーマにする御庭によく調和すると植物です。

学名:Primula japonica
生活形:多年草
草丈:約30~90cm
開花:4月~6月
花色:赤色・桃色・朱色・白色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型
備考:日本原産で、花序は花軸の節ごとに複数の花が輪生し放射状に広がりながら段咲きします。湿性植物で、湿った環境を好みます。

学名:Primula pulverulenta
生活形:多年草
草丈:約50~100cm
開花:4月~6月
花色:赤色・桃色・朱色・白色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型
備考:クリンソウと同様に花は段咲きしますが、本種は白粉が乗ります。湿性植物で、湿った環境を好みます。

学名:Primula filchnerae
生活形:多年草
草丈:約10~15cm
開花:3月~5月
花色:桃色・白色・クリーム色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型
備考:桜の花を想像させるような可愛らしい花を咲かせる植物です。

学名:Primula veris
生活形:多年草
草丈:約10~30cm
開花:3月~5月
花色:黄色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型
備考:株元から多数の花茎が伸び、花茎の先端に黄色の小花を密生させ散形花序に咲かせます。

学名:Primula capitata
生活形:多年草
草丈:約10~45cm
開花:5月~7月
花色:青色・紫色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型
備考:花序は頭状花序で、円盤のように花が広がる個性的な見た目をしており、萼は白粉が乗るため、紫色・青色の花弁とのコントラストが楽しめる植物です。
■プリムラ属(サクラソウ属)の主な種と園芸品種の紹介
主な原種
その他の品種
●主な原種
プリムラ・ポリアンサ



プリムラ・ポリアンサとは!
プリムラ・ポリアンサ(学名: Primula × polyantha)は、別名では「ポリアンサ・プリムローズ(polyanthus primrose)」「フォルス・オックスリップ(false oxlip)」とも呼ばれるサクラソウ科プリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草です。
プリムラ・ポリアンサは野生に自生している原種ではありません。プリムラ・ベリス(Primula veris)、プリムラ・ブルガリス(Primula vulgaris)、プリムラ・エラチオール(Primula elatior)が繰り返し交配されて生み出された交雑種です。
プリムラ・ポリアンサの特徴
- 形態:草丈は10~30cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から多数の花茎を伸ばし、花茎の先端に多数の花を付けます。
- 開花期間:開花は早ければ11月頃から始まり5月頃まで開花し続けます。連続開花性も抜群に高く、個々の花持ちがとても良いため、ほとんど休みなく花を咲かせ続けます。また植物の多くが休眠する冬の時期に花を咲かせる本種は、選択肢が少ない中で非常に華やかな花を長く咲かせ続けるため、パンジーやストックなどと並んで人気の高い植物のひとつとなっています。
- 花の魅力:花序は散形花序で、花茎の先端に多数の花が付き、半球状の花房を形成します。さらに、この花茎はロゼットの中央部から多数出て株を覆うように花が咲き誇るため、葉が覆い隠されて雑草感を感じさせにくく華やかで洗練された花姿が楽しめます。花は近縁種のプリムラ・ジュリアンと比べて花径が大きいため、遠くでも鑑賞しやすく強い存在感を感じさせます。また植物では、珍しい青色や黒色を初めとして、赤色・桃色・黄色・橙色・紫色・白色等の多彩な花色が楽しめる点も魅力となります。そのため、本種はこの花を鑑賞する目的で栽培されています。
- 花壇の縁取り:本種は、株がほとんど横へ広がらないため地被植物のような働きは出来ませんが、株はコンパクトに行儀よく成長するため、一定間隔に株を並べることで、洗練された美しい縁取りをつくることができます。花は色の種類が非常に豊富なため、色が持つイメージを強調するように色相(赤・桃・紫・白)を統一したり、色調を変えてグラデーションのような色彩効果を生み出したり、様々な色を組み合わせてカラフルな色彩を楽しんだりすることも出来るでしょう。
- 寄せ植え:本種のロゼット型で開花期には株元から多数の花茎が伸びて沢山の花を咲かせます。ロゼット葉が横に広がり、寄せ植えに使用される他の植物の成長を阻害することもありますが、邪魔になる葉を少し整理すれば、問題なく寄せ植えできます。
プリムラ・ポリアンサの園芸品種の紹介
●ゴールドレース

学名:Primula × polyantha ‘gold lace’
花の形:一重咲き
花の色:濃赤紫色・黄色
斑の模様:アイ・覆輪
草丈:約20cm
備考:濃赤紫色と黄色の2色の花色が、高級感を感じさせて、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出す品種です。
●シルバーレース

学名:Primula × polyantha ‘silver lace’
花の形:一重咲き
花の色:黄色・黒色(暗紫色)・白色
斑の模様:アイ・覆輪
草丈:約20cm
備考:黄色・黒色(暗紫色)・白色の3色の花色が、格式高い雰囲気があり気品を感じさせる品種です。
●パロマ
学名:Primula × polyantha cv.
花の形:八重咲き
花の色:黄色・黒色(暗紫色)・白色
斑の模様:アイ・覆輪
草丈:約20cm
備考:花の形は八重咲きで、花弁は波うつため、揺れるドレスのような優美さを感じさせます。花の色は咲き始めはクリーム色ですが、咲き進むにつれて桃色へと変化します。そのため、女性的で可愛らしい雰囲気を感じさせます。
●ハヤカワストレイン

学名:Primula × polyantha cv.
花径:約5~6cm
花の形:一重咲き
花の色:赤色・桃色・黄色・白色
斑の模様:アイ
草丈:約20cm
備考:早川氏育成の早咲きポリアンサの品種です。花は大輪で強い存在感があり、花弁が厚く花持ちがよく、花の色が鮮やかで見栄えが良い点が魅力です。花の色は個体差があり、赤色・桃色・黄色・白色などが見られます。
●フランシスカ

学名:Primula × polyantha ‘francesca’
花径:約4cm
花の形:一重咲き
花の色:緑色・黄色
斑の模様:アイ
草丈:約20cm
備考:花弁が波打ちフリル傾向があるため、遊び心のある花の見た目をしています。緑色と黄色の花色は、ナチュラルでフレッシュな印象を与えるため、爽やかなお庭によく調和するでしょう。
●メルローズ・ミックス
学名:Primula × polyantha cv.
花の形:一重咲き
花の色:赤色・桃色・橙色・黄色・紫色・白色
斑の模様:アイ・覆輪
草丈:約20cm
備考:花弁が波打ちフリル傾向があるため、遊び心のある花の見た目をしています。花の色は個体差があり、赤色・桃色・橙色・黄色・紫色・白色などが見られます。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範をパンジーで埋めやすい。
プリムラ・ジュリアン



プリムラ・ジュリアンとは!
プリムラ・ジュリアン(学名: Primula × juliana)はサクラソウ科プリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草です。本種は野生に自生している原種ではありません。20世紀初頭のイギリスで、プリムラ・ポリアンサ(Primula × polyantha)とコーカサス地方で発見されたプリムラ・ジュリアエ(Primula juliae)が交配されて作出された交雑種または品種群です。
プリムラ・ジュリアンの特徴
- 形態:草丈は10~15cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から多数の花茎を伸ばし、花茎の先端に1個または多数の花を付けます。
- 開花期間:開花は早ければ11月頃から始まり5月頃まで開花し続けます。連続開花性も抜群に高く、個々の花持ちがとても良いため、ほとんど休みなく花を咲かせ続けます。また植物の多くが休眠する冬の時期に花を咲かせる本種は、選択肢が少ない中で非常に華やかな花を長く咲かせ続けるため、パンジーやストックなどと並んで人気の高い植物のひとつとなっています。
- 花の魅力:花序は単生または散形花序を形成します。さらに、この花茎はロゼットの中央部から多数出て株を覆うように花が咲き誇るため、葉が覆い隠されて雑草感を感じさせにくく華やかで洗練された花姿が楽しめます。花は近縁種のプリムラ・ポリアンサと比べて花径が小さいため、可愛らしさがあり花形も多様で薔薇のような花も見られます。また植物では、珍しい青色や黒色を初めとして、赤色・桃色・黄色・橙色・紫色・白色等の多彩な花色が楽しめる点も魅力となります。そのため、本種はこの花を鑑賞する目的で栽培されています。
- 花壇の縁取り:本種は、株がほとんど横へ広がらないため地被植物のような働きは出来ませんが、株はコンパクトに行儀よく成長するため、一定間隔に株を並べることで、洗練された美しい縁取りをつくることができます。花は色の種類が非常に豊富なため、色が持つイメージを強調するように色相(赤・桃・紫・白)を統一したり、色調を変えてグラデーションのような色彩効果を生み出したり、様々な色を組み合わせてカラフルな色彩を楽しんだりすることも出来るでしょう。
- 寄せ植え:本種のロゼット型で開花期には株元から多数の花茎が伸びて沢山の花を咲かせます。ロゼット葉が横に広がり、寄せ植えに使用される他の植物の成長を阻害することもありますが、邪魔になる葉を少し整理すれば、問題なく寄せ植えできます。
プリムラ・ジュリアンの園芸品種の紹介
●あずき色の恋
学名:Primula × juliana cv.
花の形:八重咲き
花の色:濃い赤紫色
草丈:約10~15cm
備考:花の形は八重咲きで、花弁は波うつため、揺れるドレスのような優美さを感じさせます。花の色は濃い赤紫色をしているため、上品でエレガントな雰囲気の御庭によく調和します。
●アリー
学名:Primula × juliana cv.
花の形:一重咲き
花の色:赤色・桃色・橙色・黄色・紫色・白色
草丈:約10~15cm
備考:花の形は一重咲き、花芯の色鮮やかな黄色のアイと、鮮やかな赤色・桃色・黄色・紫色・白色の花弁のコントラストが魅力的な品種です。
●イエローフリルリング
学名:Primula × juliana cv.
花の形:一重咲き
花の色:黄色・クリーム色
草丈:約10~15cm
備考:金子園芸オリジナルの品種です。花の形は一重咲き、花弁が大きく波打つため、風でゆれるドレスのような優美な見た目をしており、ボカシ斑が入る黄色とクリーム色の花色が、明るく元気な印象を感じさせる品種です。
●いちごのミルフィーユ
学名:Primula × juliana cv.
花の形:バラ咲き
花の色:クリーム色・桃色
草丈:約10~15cm
備考:早川元三さん育種の品種です。花の形はバラ咲きをしているため、優美さと豪華さを演出できます。また花の色はクリーム色から始まり、桃色へと変化するため、女性的な可愛らしさも感じさせる品種です。
●キャンディ・シリーズ
学名:Primula × juliana cv.
花径:約4cm
花の形:一重咲き
花の色:赤色・桃色・橙色・黄色・青色・紫色・白色
草丈:約10~15cm
備考:早川元三さん育種の品種です。花の形は一重咲きで、花弁は厚みがあり傷みにくく花持ちが良いです。花の色は個体差があり、赤色・桃色・橙色・黄色・青色・紫色・白色などがあり、斑入りの品種もあります。
●キャンディマジック
学名:Primula × juliana cv.
花の形:バラ咲き
花の色:赤色・桃色・橙色・黄色・紫色・白色
草丈:約10~15cm
備考:早川元三さん育種の品種です。花の形はバラ咲きをしているため、優美さと豪華さを演出できます。花の色は個体差があり、赤色・桃色・橙色・黄色・紫色・白色などが見られます。
●クイック・ミックス
学名:Primula × juliana cv.
花の形:一重咲き
花の色:赤色・桃色・橙色・黄色・紫色・白色
草丈:約10~15cm
備考:極早性で開花にあまり低温を必要とせず、播種から開花までが早い。種子はミックスで様々な花色が楽しめます。
●シルキーレイ
学名:Primula × juliana cv.
花の形:バラ咲き
花の色:赤ピンク色・白色
草丈:約10~15cm
備考:花の形はバラ咲きをしているため、優美さと豪華さを演出できます。また花の色は白色を基調として桃色の覆輪が入るため、上品な中に可愛らしさを感じさせる品種になります。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範をパンジーで埋めやすい。
●初恋・シリーズ


学名:Primula × juliana cv.
花の形:一重咲き
花の色:赤色・桃色・紫色・白色
斑の模様:覆輪(白色)
草丈:約10~15cm
備考:花は綺麗な円形を呈し、花弁は円形または横長楕円形をしています。花の色は個体差がありますが、赤色または桃色か紫色を基調として、白色の覆輪がはいります。
●ピーチフロマージュ
学名:Primula × juliana cv.
花の形:バラ咲き
花の色:クリーム色・桃色・赤桃色
斑の模様:ボカシ
草丈:約10~15cm
備考:早川元三さん育種の品種です。花の形はバラ咲きをしているため、優美さと豪華さを演出できます。花の色は咲き進むにつれて濃いクリーム色・桃色・赤桃色へと変化するため、女性的で可愛らし雰囲気のお庭によく調和する品種です。
●ブライダルベル

学名:Primula × juliana cv.
花の形:バラ咲き
花の色:白色・桃色
斑の模様:覆輪(桃色)
草丈:約10~15cm
備考:早川元三さん育種の品種です。花の形はバラ咲きをしているため、優美さと豪華さを演出できます。また花の色は白色を基調として桃色の覆輪が入るため、上品な中に可愛らしさを感じさせる品種になります。
●プリンアラモード

学名:Primula × juliana cv.
花の形:バラ咲き
花の色:クリーム色・桃色
斑の模様:覆輪(桃色)
草丈:約10~15cm
備考:早川元三さん育種の品種です。花の形はバラ咲きをしているため、優美さと豪華さを演出できます。また花の色はクリーム色を基調として赤桃色の覆輪が入るため、果物の桃を想像させ、可愛らし雰囲気のお庭によく調和する品種です。
●ポミーライト
学名:Primula × juliana cv.
花の形:一重咲き
花の色:赤色・桃色・橙色・黄色・紫色・白色
斑の模様:ボカシ
草丈:約10~15cm
備考:花のサイズや花弁が小ぶりで、繊細な花姿をしています。花の色は多彩ですが、基本的に細い糸覆輪が入り、個体により散斑なども見られます。
プリムラ・オブコニカ

プリムラ・オブコニカとは!
プリムラ・オブコニカ(学名: Primula obconica)は、別名では「トキワザクラ」「ポイズン・プリムローズ(Poison Primrose)」「ジャーマンプリムローズ(German Primrose)」とも呼ばれるプリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草です。
プリムラ・オブコニカの原産地は中国(雲南省・四川省)で、自生地は山岳地帯の林床や岩場等にあります。
プリムラ・オブコニカの特徴
- 形態:草丈は20~40cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から複数の花茎を伸ばします。花序は散形花序で、花が約2~13個集まり半球形の花姿を作ります。
- 開花期間:本種の開花時期は11月~4月頃までと非常に長いです。さらに、植物の多くが休眠する冬の時期に花を咲かせるため、選択肢の少ない中でプリムラ・オブコニカの価値は非常に高まり、パンジーやシクラメンなどと並ぶように人気の高い植物の一つとなっています。
- 花の魅力:本種は人気の高いプリムラ・ポリアンサなどの近縁種と比べて草丈が高くなり、プリムラ・マラコイデスと比べて大きな花を咲かせます。そのため、豪華で存在感のある花姿がたのしめるプリムラです。株中央から花茎が垂直に何本も伸びる姿は洗練されている印象を与え、花茎の頂部で花が球状に集まり咲く姿は、非常に豪華でボリューム感を感じさせます。花の色は赤色、桃色、橙色、黄色、青色、紫色、緑色、白色と多彩なため、好みの色の花を探せる点も本種の魅力となります。
- プリミンフリー:プリミンフリーとは、アレルギー性の皮膚炎を引き起こす原因物質の「プリミン」を含まない品種です。本種は葉や茎には腺毛があり、この腺毛から分泌される「プリミン」が、人の肌に触れると、かぶれる等の炎症を引き起こすことで知られています。そのため、本来であれば子供が触れないように注意したり、作業時は手袋を着用して作業する必要がありますが、プリミンフリーの品種(タッチミー等)であれば、これらの注意が不要になり栽培がしやすくなっています。
- インドアグリーン:本種は基本的に寒さに弱い一方で、比較的高い耐陰性があるため、太陽光が直接届かないような、窓際の明るい屋内でも栽培する事ができます。ただし、完全に太陽光が当たらない暗い環境で栽培するのは厳しいため、栽培環境のLuxがどの程度あるか計測して置き場を決めるとよいでしょう。基本的に5000~20000Luxあれば、株が充実しながら沢山の花を咲かせます。完全に太陽光が届かない場所であれば、植物育成ライトを使用して栽培する事も可能です。
プリムラ・オブコニカの園芸品種の紹介
●タッチミー・シリーズ

学名:Primula obconica ‘touch me’
花の色:赤色・桃色・橙色・青色・紫色・白色
草丈:約15~30cm
プリミンフリー:本品種はプリミンを含まないため、触っても肌に刺激を与えず、安心して栽培出来る品種です。
バリエーション:草丈や花の色が異なる品種が多種多様に揃うため、好みに合わせて品種選びができます。例えば、草丈の低い品種は小さなテーブルなどの狭い空間で楽しむのに向いており、また桃色の花であれば可愛らしいお部屋によく調和します。
プリムラ・マラコイデス

プリムラ・マラコイデスとは!
プリムラ・マラコイデス(学名: Primula malacoides)は、別名では「ケショウザクラ」「オトメザクラ」「ヒメザクラ」「フェアリー プリムローズ(fairy primrose)」「ベイビー プリムローズ(baby primrose)」とも呼ばれるプリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草または二年草です。
プリムラ・マラコイデスの原産地は中国(中南部・東南部)、ミャンマー、インド(アッサム州)で、自生地は山岳地帯の高原や林縁、人為的攪乱を受けた耕作地等に見られます。
プリムラ・マラコイデスの特徴
- 形態:草丈は20~40cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から複数の花茎を伸ばします。花序は散形総状花序で段咲きする個性的な花姿を作ります。
- 開花期間:本種の開花時期は11月~4月頃までと非常に長いです。さらに、植物の多くが休眠する冬の時期に花を咲かせるため、選択肢の少ない中でプリムラ・マラコイデスの価値は非常に高まり、パンジーやシクラメンなどと並ぶように人気の高い植物の一つとなっています。
- 花の魅力:本種は小さな花が多数集まり段咲きするため、繊細でありながら、豪華な花姿が見られます。近縁種のプリムラ・ポリアンサと比べて草丈が高くなるため立体感が出て存在感が増し、さらにプリムラ・オブコニカと比べて個々の花の大きさは2cm程と小さいですが花数が多いため繊細でありながら豪華な花姿が楽しめます。また色鮮やかな花弁と、白粉を帯びる萼・花茎のコントラストがお化粧をしているような柔らかな印象を感じさせる点もこの花の魅力となります。
- 花壇植え:本種は、軽い霜くらいには耐えることが出来るため、最寒月の平均気温が-3度以上の温帯地域であれば一般的に屋外の花壇で栽培することが可能です。ただし、気温が一気に下がる日などがあると枯れる事もあることには留意して下さい。株は横への広がりは無いため地被植物のような働きは出来ないですが、花壇に沿って並木のように植え付けすることで、花壇に立体感とリズム感を与え、また色のイメージを強調するように色相(赤・桃・紫・白)を統一したり、色調を変えてグラデーションのような色彩効果を生み出したり、様々な色を組み合わせてカラフルな色彩を楽しんだりすることもできます。
- 寄せ植え:本種のロゼット型で開花期には垂直に花茎が何本も伸びて高さを出します。ロゼット葉が横に広がり、寄せ植えに使用される他の植物の成長を阻害する所もありますが、邪魔になる葉を少し整理すれば、問題なく寄せ植えできます。本種は花が非常に豪華なため、寄せ植えの中で主役として働かせることができるでしょう。
- インドアグリーン:本種は比較的高い耐陰性があるため、太陽光が直接届かないような、窓際の明るい屋内でも栽培する事ができます。ただし、完全に太陽光が当たらない暗い環境で栽培するのは厳しいため、栽培環境のLuxがどの程度あるか計測して置き場を決めるとよいでしょう。基本的に5000~20000Luxあれば、株が充実しながら沢山の花を咲かせます。完全に太陽光が届かない場所であれば、植物育成ライトを使用して栽培する事も可能です。
プリムラ・マラコイデスの園芸品種の紹介
●秋桜・シリーズ
学名:Primula malacoides cv.
花の色:赤色・桃色・紫色・白色
葉の色:緑色
草丈:約20cm
備考:大花園さんオリジナル品種です。株はコンパクトで、花上がりがとても良い品種です。個々の花が大きめでしっかりした見た目をしているため、強い存在感を感じさせます。
●ウィンティ・シリーズ
学名:Primula malacoides cv.
花の色:黄緑色・桃色・ローズ・白色
葉の色:緑色
草丈:約40~60cm
受賞:ライムグリーンはジャパンフラワーセレクション2010-2011鉢物部門でモーストジョイ特別賞とモニター特別賞の二部門で受賞、ダブルライラックは同年の同部門で入賞しています。
花穂の魅力:茎が華奢で、小さな花が緻密につき、花弁が柔らかさを強調するように捻れるため、花穂全体が空気を含んでいるようなふんわりとした優しい見た目になります。そのため、メルヘンチックなお庭等によく調和します。
花の色:世界初の緑系(ライムグリーン)の品種や、開花後に色が変化する品種、またこれらの他にも様々な色の品種があります。そのため、お庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。例えば、ライムグリーンであれば爽やかでナチュラルなお庭によく調和し、ローズであれば上品でエレガントなお庭によく調和します。
耐寒性が高い:冬の屋外でも栽培がしやすい品種です。
園芸品種
- ライムグリーン:花の色は明るい色調の淡緑色をしています。そのため、爽やかな雰囲気のあるエントランスガーデンなどに良く調和する品種です。
- ピーチ:花の色は咲き始め桃色をしていて、咲き進むにつれて淡い黄緑色へと変化します。一株の中で複数の色の花が混在し、魔法で変化する花のような楽しさや、また子供っぽい色彩から可愛らしさも感じさせる品種となります。
- サクラ:花の色は白色から淡い桃色をしています。そのため、清潔感を感じさせたり、可愛らしさを感じさせるお庭によく調和します。
- ローズ:花の色は赤紫色です。そのため、上品さと華やかさを感じさせるエレガントなお庭や、高級感を感じさせるラグジュアリーなお庭等によく調和します。
●ウグイス・シリーズ
学名:Primula malacoides cv.
花の色:赤色・桃色・紫色・白色
葉の色:緑色
草丈:約30cm
備考:株はコンパクトで、花上がりがとても良い品種です。種子から育てることが出来るため、苗をたくさん作り、広範囲をプリムラで埋めることができます。
●古都さくら・シリーズ
学名:Primula malacoides cv.
花の色:赤色・桃色・紫色・白色
葉の色:緑色
草丈:約20~30cm
早性:生育が早く、種まきから開花までが早いため、普通より花が早く楽しめる。
花の魅力:個々の花が大きめでしっかりした見た目をしているため、強い存在感を感じさせます。
プリムラ・ブルガリス

プリムラ・ブルガリスとは!
プリムラ・ブルガリス(学名: Primula vulgaris)は、別名では「イチゲサクラソウ」「プリムローズ(Primrose)」「コモンプリムローズ(common primrose)」「イングリッシュ プリムローズ(English primrose)」とも呼ばれるサクラソウ科プリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草です。
プリムラ・ブルガリスの原産地はヨーロッパから西アジアに広がり、自生地は森林の林床、河川敷、湿潤な草原等に見られます。
プリムラ・ブルガリスの特徴
- 形態:草丈は10~30cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から多数の花茎を伸ばし、花茎の先端に一個の花を付けます。
- 花の魅力:開花は冬の終わりの2月頃から5月頃で、ヨーロッパでは春の訪れを知らせる花として親しまれており、英名では最初の薔薇を意味する「プリムローズ(prima rosa)」とも呼ばれ、その語源は「最初」を意味する「primus」から来ており、春一番に咲く花に因みます。花序は単生ですが、株元から多数の花茎が立ち上がり、株を覆うように花が咲くため非常に豪華な花姿が楽しめます。花の色は野生種では黄色ですが、品種改良も進んでおり、赤色・桃色・橙色・紫色・青色・白色などもあり、好みの色に合わせて品種が選べる点も魅力となっています。
- 寄せ植え:本種のロゼット型で開花期には株元から多数の花茎が伸びて沢山の花を咲かせます。ロゼット葉が横に広がり、寄せ植えに使用される他の植物の成長を阻害することもありますが、邪魔になる葉を少し整理すれば、問題なく寄せ植えできます。
- インドアグリーン:本種は比較的高い耐陰性があるため、太陽光が直接届かないような、窓際の明るい屋内でも栽培する事ができます。ただし、完全に太陽光が当たらない暗い環境で栽培するのは厳しいため、栽培環境のLuxがどの程度あるか計測して置き場を決めるとよいでしょう。基本的に5000~20000Luxあれば、株が充実しながら沢山の花を咲かせます。完全に太陽光が届かない場所であれば、植物育成ライトを使用して栽培する事も可能です。
- 食用:自生地では本種の葉と花が食用にされています。主に葉が食用として利用されており、サラダとして食べられたり、スープに入れて煮込み食べられたり、ハーブティーにして飲まれたりします。味はマイルドで少し苦味があります。
プリムラ・ブルガリスの園芸品種の紹介
●ベラリーナ・シリーズ
学名:Primula vulgaris ‘ballerina’
花の色:赤色・桃色・橙色・黄色・青色・紫色・白色
葉の色:緑色
草丈:約10~20cm
花の魅力:花は八重咲きで薔薇のような豪華な花姿をしているため、ラグジュアリーな雰囲気のお庭などによく調和します。また花の色も多彩なため好みに合わせて品種選びができる点も魅力となります。
不稔性:開花後に結実しないため、株の消耗が少なくて開花期間が長くなります。
園芸品種
- アメジストアイス:花の色は青色から青紫色をしています。そのため、男性的な落ち着きやクールさを感じさせる品種です。
- ピンクアイス:花の色は咲き初めはクリーム色で、咲き進むと桃色へと変化します。そのため、一株の中に桃色とクリーム色の複数の色の花があり、女性的な優しい雰囲気を感じさせる品種です。
- クリーム:花の色はクリーム色です。そのため、優しい雰囲気のあるお庭や可愛らしい雰囲気のお庭によく調和する品種です。
- ライブラリーライラック:花の色は紫色と白色の複色です。そのため、高級な着物のような気品があり、エレガントなお庭によく調和します。
- バレンタイン:花の色は真紅です。そのため、派手さの中に高級感があり、ラグジュアリーな雰囲気のお庭によく調和します。
- ゴールディ:花の色はやや赤みを帯びる黄色(山吹色)をしています。そのため、金を見てるような高級感があり、ラグジュアリーな雰囲気のお庭によく調和します。
- カルメン:花の色は赤色から赤橙色で、南国の派手さを感じさせる品種です。
●カーニバル
学名:Primula vulgaris ssp. sibthorpii
花の色:淡い桃色・黄色
葉の色:緑色
草丈:約10~25cm
備考:花弁の形はハート形で可愛らしく、折りたたまれたような個性的な見た目をしています。花の色は淡い桃色を基調にして、花芯に黄色のアイが入るため、子供っぽい可愛らしい色彩効果が生まれます。
●ゼブラブルー

学名:Primula vulgaris ‘zebra blue’
花の色:青色・白色・黄色
葉の色:緑色
草丈:約10~25cm
備考:花の色は青色を基調として、花芯に黄色のアイ斑が入り、花弁全体に白色の絞り模様が入ります。そのため、カラフルな色彩効果を生み出します。
プリムラ・デンティキュラータ

プリムラ・デンティキュラータとは!
プリムラ・デンティキュラータ(学名: Primula denticulata)は、別名では「タマザキサクラソウ(玉咲きサクラソウ)」「ドラムスティック プリムラ(drumstick primula)」とも呼ばれるプリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草です。
プリムラ・デンティキュラータの原産地は中国(四川省、雲南省)、ネパール、ミャンマー、パキスタン、チベットで、自生地は森林、林縁、高山の高原等に見られます。
プリムラ・デンティキュラータの特徴
- 形態:草丈は15~45cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から花茎を伸ばします。花序は頭状花序または散形花序で綺麗な球形の花姿を作ります。
- 花の魅力:本種はロゼット中央から複数の花茎が伸び、ボールを思わせる完全な球形の花房が咲くため、豪華でありながら洗練された印象を感じさせます。花の色は赤色・桃色・青色・紫色・白色と多彩なため、好みに合わせて色を選べる点も魅力となります。
- 寄せ植え:本種のロゼット型で開花期には垂直に花茎が何本も伸びて高さを出します。開花期間は3月から5月頃までと、他の人気の高いプリムラと比べて長くは無いですが、本種は花が非常に豪華なため、寄せ植えの中で主役として働かせることができるでしょう。
- プリミン :プリミンとは、アレルギー性の皮膚炎を引き起こす原因物質です。本種はこの物質がそれほど含まれていませんが、人によっては肌に触れると、かぶれる等の炎症を引き起こすため、作業時は手袋をするなどの注意した方が良いでしょう。
プリムラ・デンティキュラータの園芸品種の紹介
●スノーボール

学名:Primula denticulata ‘Snowball’
花の色:白色
葉の色:緑色
草丈:約30cm
備考:花の色は白色を基調として、目立つ黄色のアイを持つ品種です。
●ブルーセレクション

学名:Primula denticulata ‘blue selection’
花の色:青色・紫色
葉の色:緑色
草丈:約30cm
備考:鮮やかな青色もしくは紫色をした花を咲かせる品種です。そのため、気持ちを落ち着かせるようなブルーガーデンなどによく合う品種です。
プリムラ・オーリキュラ

プリムラ・オーリキュラとは!
プリムラ・オーリキュラ(学名: Primula auricula)は、別名では「アツバサクラソウ」「オーリキュラ(auricula)」「マウンテン・カウスリップ(mountain cowslip)」「ベアーズ・イアー・プラント(bear’s ear plant)」とも呼ばれるサクラソウ科プリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草です。
プリムラ・オーリキュラの原産地はヨーロッパで、自生地はアルプス山脈、ジュラ山脈、ヴォージュ山脈、シュヴァルツヴァルト、タトラ山脈などの山岳地帯の岩の割れ目などに見られます。
プリムラ・オーリキュラの特徴
- 形態:草丈は10~20cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から花茎を伸ばし、散形花序に花を咲かせます。
- 花の魅力:本種は品種改良が進んでおり、多彩な花の色と花の形が見られます。早春頃になるとロゼット中央から複数の花茎が伸び、花茎の先端に散形花序を呈し複数の花が密生します。原種では、花弁の形が細長く色は黄色で野趣がありますが、品種改良が重ねられて現在では花の形が円形で綺麗に整い、花の色も赤色・桃色・橙色・黄色・青色・紫色・緑色・白色・黒色・複色と多様で、人気の品種(ショウ系など)では決まった場所に白粉(ファリナ)が乗っており、人工的なまでに完成された美を感じさせます。
- 葉の魅力:本種の葉は肉厚で光沢があり、しばしば熊の耳に例えられます。また品種によっては、葉に白粉が満遍なく乗り真っ白となっており、花同様に葉の鑑賞価値も高くなっています。ただし、この白粉は水で流れやすいため、水やりをする際は植物に水がかからないように注意が必要です。
- ロックガーデン:本種は自生地が山岳地帯の割れ目などにあり、ロックガーデンに最適な植物のひとつです。ただし、同時に冷涼な環境で生育しており、日本の夏の高温・多湿・乾燥を非常に苦手にしています。そのため、日本の多くの地域(温帯湿潤気候)の屋外で栽培するのは難しいでしょう。屋外で栽培する場合は、それに向いた品種群(ボーダー系)があるため、冷涼な地域で栽培する際はこの品種群から選ぶと良いでしょう。
- インドアグリーン:本種、特にショウ系などの品種群は基本的に屋内で栽培されることが想定されています。比較的高い耐陰性があるため、太陽光が直接届かないような、窓際の明るい屋内で栽培する事が可能です。ただし、十分な光量がないと生育不良になるため、栽培環境のLuxがどの程度あるか計測して置き場を決めましょう。基本的に5000~20000Luxあれば、株が充実しながら沢山の花を咲かせます。完全に太陽光が届かない場所であれば、植物育成ライトを使用して栽培する事も可能です。
- 育てやすさ:本種は園芸植物の中でも栽培がやや難しい上級者向けの植物です。基本的に夏場の高温・強光・多湿・乾燥を苦手にしており、特に白粉が乗る品種(ショウ系)では雨に当たることも嫌います。そのため、夏場は特に屋外での栽培は難しく冷房の効いた部屋で栽培した方が良いでしょう。
プリムラ・オーリキュラの園芸品種の紹介
●アルパイン系(ALPINE AURICULAS)
●ショウ系(SHOW AURICULAS)
- カーネル・チャンプニーズ
- クラニー2
- グレイシュライク
- グレイラグ
- グレンエルグ
- ザ・ビショップ
- ザ・レイブン
- CG・ハイソン
- ジェロニモ
- シャーウッド
- シャア
- シレニティ
- スーパーパラ
- スターリー
- スターウォーズ
- セイラーボーイ
- ダーウェントタイガー
- タフタ
- チェリー
- チャフィンチ
- ナンバー21
- ノクターン
- ハリーオー
- フェイヴァリット
- ブラジル
- プリンスチャーミング
- フレミングハウス
- フロスティ
- ヘティウルフ
- ヘレン
- ホークウッド
- ホワイトエンサイン
- マーガレットマーチン
- マーリン
- マギー
- マゼッタストライプ
- マネームーン
- ミンリー
- ムーングロウ
- ムーンライズ
- モハベ
- ラージャ
- リサ・クララ
- ルードロウ
- レイブロックファンシー
- レプトンジュビリー
- ローズバッド
- ローズマリー
- ロードセイエンセレ
- ローリーストライプ
- ロザリー・エドワーズ
- ロックサンド
- ロビンフッドストライプ
- ロベルト
●ダブル系(DOUBLE AURICULAS)
●ボーダー系(BORDER AURICULAS)
●ショウ系(SHOW AURICULAS)
●カーネル・チャンプニーズ
学名:Primula auricula ‘Colonel Champneys’
系統:ショウファンシーオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:紫色
花(エッジ)の色:白緑色
草丈:約10~20cm
備考:1867年にW.Turner氏により作出された品種です。花の色は白緑色・紫色・黄色・白色の複色で、個性的で上品さを感じさせる品種となります。
●クラニー2
学名:Primula auricula ‘Clunie II’
系統:ショウファンシーオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤色
花(エッジ)の色:白緑
草丈:約10~20cm
備考:Gordon Douglas氏により作出された品種です。花の色は白緑色・赤色・黄色・白色の複色で、個性的で派手さを感じさせる品種となります。
●グレイシュライク
学名:Primula auricula ‘Grey Shrike’
系統:ショウファンシーオーリキュラ
花弁の形:半円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黄色
花(エッジ)の色:白緑色
草丈:約10~20cm
備考:1959年にJames Douglasにより作出された品種です。花の色は黄色・白色・白緑色の複色で、明るさや爽やかさを感じさせます。
●グレイラグ
学名:Primula auricula ‘Grey Lag’
系統:エッジショウオーリキュラ(グレーエッジ)
花弁の形:半円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色・暗赤色
花(エッジ)の色:白色・灰緑色
草丈:約10~20cm
備考:1969年にJack Ballardにより作出された品種です。白緑色(白色)と黒色のコントラストが、ユニークな色彩効果を生み出しています。
●グレンエルグ
学名:Primula auricula ‘Glenelg’
系統:ショウファンシーオーリキュラ
花弁の形:半円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤色
花(エッジ)の色:緑色
草丈:約10~20cm
備考:1974年にDouglasにより作出された品種です。花の色は黄色・白色・赤色・緑色の複色で、個性的で派手さを感じさせます。
●ザ・ビショップ
学名:Primula auricula ‘The Bishop’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤黒色
草丈:約10~20cm
備考:1974年にStan Kos氏により作出された品種です。花の色は赤黒色・黄色・白色の複色で、シックで高級感を感じさせる品種となります。
●ザ・レイブン
学名:Primula auricula ‘The Raven’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色(赤黒色)
草丈:約10~20cm
備考:1900年頃にBen Simonite氏により作出された品種です。ほとんど黒色に見える赤黒色と白色の花色が、ベルベットのような高級感を感じさせる品種です。
●CG・ハイソン
湯沢園芸 楽天市場店
学名:Primula auricula ‘CG Haysom’
系統:エッジショウオーリキュラ(ホワイトエッジ)
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:白色
草丈:約10~20cm
備考:1957年にJack Ballardにより作出された品種です。ボディーカラーの幅が小さいため目立たず、白色と黄色が目立ちます。
●ジェロニモ
学名:Primula auricula ‘Geronimo’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:濃赤色
草丈:約10~20cm
備考:1971年にPeter Ward氏により作出された品種です。花の色は濃赤色・黄色・白色の複色で、派手さの中に高級感を感じさせる品種となります。
●シャーウッド
学名:Primula auricula ‘Sherwood’
エッジショウオーリキュラ(グレーエッジ)
花弁の形:半円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:灰色・白緑色
草丈:約10~20cm
備考: 白色・黒色・グレー・黄色が植物とは思えないようなユニークな色彩効果を生み出します。
●シャア
学名:Primula auricula ‘Shere’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤色
草丈:約10~20cm
備考:Coop氏により作出された品種です。花の色は赤色・黄色・白色の複色で、派手でカラフルな印象を感じさせる品種となります。
●シレニティ
学名:Primula auricula ‘serenity’
系統:エッジショウオーリキュラ(グリーンエッジ)
花弁の形:広卵形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:緑色
草丈:約10~20cm
備考:1957年にJack Ballardにより作出された品種です。
●スーパーパラ
学名:Primula auricula ‘Super Para’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤色
草丈:約10~20cm
備考:1974年にDerek Telfordにより作出された品種です。花の色は濃赤色・黄色・白色の複色で、派手さの中に高級感を感じさせる品種となります。
●スターリー
学名:Primula auricula ‘Starry’
系統:ショウファンシーオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:紫色
花(エッジ)の色:白緑色
草丈:約10~20cm
備考:1974年にDerek Telfordにより作出された品種です。花の色は白緑色・紫色・黄色・白色の複色で、個性的な色彩を感じさせる品種となります。
●スターウォーズ
学名:Primula auricula ‘Star Wars’
系統:ショウファンシーオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:紫色
花(エッジ)の色:白緑色(白色)
草丈:約10~20cm
備考:Tim Coop氏により作出された品種です。花の色は白緑色・紫色・黄色・白色の複色で、個性的な色彩を感じさせる品種となります。
●セイラーボーイ
学名:Primula auricula ‘Sailor Boy’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:濃青色
草丈:約10~20cm
備考:1968年にJack Ballardにより作出された品種です。花の色は濃青色・黄色・白色の複色で、男性のスーツ姿をみてるようなカッコ良さを感じさせる品種となります。
●ダーウェントタイガー
学名:Primula auricula ‘Derwent Tiger’
系統:ストライプオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤紫色・クリーム色
草丈:約10~20cm
備考:1992年にAllan Hawkesにより作出された品種です。花の裂片が細長くシャープな外観をしています。ボディーカラーの色は赤紫色とクリーム色の絞り模様で、お菓子を想像させるような色彩をしている品種です。
●タフタ
学名:Primula auricula ‘Taffeta’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:桃色
草丈:約10~20cm
備考:Coop氏により作出された品種です。花の色は桃色・黄色・白色の複色で、可愛らしさを感じさせる品種となります。
●チェリー
学名:Primula auricula ‘Cherry’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:濃赤色
草丈:約10~20cm
備考:花の色は濃赤色・黄色・白色の複色で、派手さと高級感を感じさせる品種となります。
●チャフィンチ
学名:Primula auricula ‘Chaffinch’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤橙色
草丈:約10~20cm
備考:花の色は赤橙色・黄色・白色の複色で、南国の花を見てるようなトロピカルな印象を感じさせる品種となります。
●ナンバー21
学名:Primula auricula ‘No.21’
系統:ストライプオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色・白緑色
草丈:約10~20cm
備考:ボディーカラーの色は黒色と白緑色の絞り模様で、一般的な花の色とは一線を画す個性的な色彩をしている品種です。
●ノクターン
学名:Primula auricula ‘Nocturne’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤黒色
草丈:約10~20cm
備考:1955年にDr Robert Newtonにより作出された品種です。花の色は赤黒色・黄色・白色の複色で、シックで高級感を感じさせる品種となります。
●ハリーオー
学名:Primula auricula ‘Harry O’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:濃赤色
草丈:約10~20cm
備考:1985年にTim Coopにより作出された品種です。花の色は濃赤色・黄色・白色の複色で、派手さの中に上品さを感じさせる品種となります。
●フェイヴァリット
学名:Primula auricula ‘Favorite’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤色
草丈:約10~20cm
備考:1981年にTim Coop氏により作出された品種です。花の色は赤色・黄色・白色の複色で、派手さとカラフルさを感じさせる品種となります。
●ブラジル
学名:Primula auricula ‘Brazil’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黄色
草丈:約10~20cm
備考:1981年にDerek Telford氏により作出された品種です。黄色を基調として、白粉が円環模様を描き、明るく元気な印象を感じさせる品種となります。
●プリンスチャーミング
学名:Primula auricula ‘Prince Charming’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黄色
草丈:約10~20cm
備考:1954年にGordon Douglas氏により作出された品種です。黄色を基調として、白粉が円環模様を描き、明るく元気な印象を感じさせる品種となります。
●フレミングハウス
学名:Primula auricula ‘fleminghouse’
系統:エッジショウオーリキュラ(グリーンエッジ)
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:緑色
草丈:約10~20cm
備考:1967年にRobert Newtonにより作出された品種です。緑色・黒色・白色のコントラストが美しい。
●フロスティ
学名:Primula auricula ‘Frosty’
系統:ショウファンシーオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤紫色
花(エッジ)の色:白緑色(白色)
草丈:約10~20cm
備考:Tim Coop氏により作出された品種です。花の色は白緑色・赤紫色・黄色・白色の複色で、個性的な色彩を感じさせる品種となります。
●ヘティウルフ
学名:Primula auricula ‘Hetty Woolf’
系統:エッジショウオーリキュラ(ホワイトエッジ)
花弁の形:広卵形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:白色
草丈:約10~20cm
備考:Kath Drydenにより作出された品種です。白色・黒色・黄色のコントラストが独特な色彩効果を生み出す品種です。
●ヘレン

学名:Primula auricula ‘Helen’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黄色
草丈:約10~20cm
備考:黄色を基調として、白粉が円環模様を描き、明るく元気な印象を感じさせる品種となります。
●ホークウッド
学名:Primula auricula ‘Hawkwood’
系統:ショウファンシーオーリキュラ
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤色
花(エッジ)の色:白緑色(白色)
草丈:約10~20cm
備考:1970年にJames Douglasにより作出された品種です。花の色は白緑色・赤色・黄色・白色の複色で、個性的でありながら派手さも感じさせる品種となります。
●ホワイトエンサイン
学名:Primula auricula ‘White Ensign’
系統:ショウファンシーオーリキュラ
花弁の形:広卵形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤紫色
花(エッジ)の色:白緑色
草丈:約10~20cm
備考:1950年に発表されたJames Douglas氏により作出された品種です。花の色は白緑色・赤紫色・黄色・白色の複色で、個性的な色彩を感じさせる品種となります。
●マーガレットマーチン
学名:Primula auricula ‘Margaret Martin’
系統:エッジショウオーリキュラ(グレーエッジ)
花弁の形:広卵形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:灰色・白緑色
草丈:約10~20cm
備考:1973年にArthur J Martinにより作出された品種です。白色・黒色・グレー・黄色が植物とは思えないようなユニークな色彩効果を生み出します。
●マーリン
学名:Primula auricula ‘Merlin’
系統:ストライプオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色・白緑色
草丈:約10~20cm
備考:1990年にAllan Hawkesにより作出された品種です。花の形は八重咲きで華やかな花姿が楽しめます。花のボディーカラーの色は黒色と白緑色の絞り模様で、一般的な花の色とは一線を画す個性的な色彩をしている品種です。
●マギー
学名:Primula auricula ‘Maggie’
系統:エッジショウオーリキュラ(グレーエッジ)
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:灰色・白緑色
草丈:約10~20cm
備考:1966年にAllan Hawkesにより作出された品種です。白色・黒色・グレー・黄色が植物とは思えないようなユニークな色彩効果を生み出します。
●マゼッタストライプ
学名:Primula auricula ‘Mazetta Stripe’
系統:ストライプオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:白緑色・濃赤紫色
草丈:約10~20cm
備考:1988年にAllan Hawkesにより作出された品種です。ボディーカラーの色は白緑色・濃赤紫色の複色で、絞り模様が入る個性的な品種となります。
●マネームーン
学名:Primula auricula ‘Moneymoon’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:淡い黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:淡い黄色
草丈:約10~20cm
備考:1989年にTim Coop氏により作出された品種です。淡い黄色を基調として、白粉が円環模様を描き、明るく元気な印象を感じさせる品種となります。
●ミンリー
学名:Primula auricula ‘Minley’
系統:ショウファンシーオーリキュラ
花弁の形:半円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤色
花(エッジ)の色:緑色
草丈:約10~20cm
備考:1982年にGordon Douglasにより作出された品種です。花の色は緑色・赤色・白色・黄色の複色で、カラフルで派手さを感じさせる品種となります。
●ムーングロウ
学名:Primula auricula ‘Moonglow’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:淡い黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:淡い黄色
草丈:約10~20cm
備考:1974年にDavid Hadfield氏により作出された品種です。淡い黄色を基調として、白粉が円環模様を描き、明るく元気な印象を感じさせる品種となります。
●ムーンライズ
学名:Primula auricula ‘Moonrise’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黄色
草丈:約10~20cm
備考:黄色を基調として、白粉が円環模様を描き、明るく元気な印象を感じさせる品種となります。
●モハベ
学名:Primula auricula ‘Mojave’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤色
草丈:約10~20cm
備考:1980年にPeter Ward氏により作出された品種です。花の色は赤色・黄色・白色の複色で、カラフルなコントラストを感じさせる品種となります。
●ラージャ
学名:Primula auricula ‘Rajah’
系統:ショウファンシーオーリキュラ
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤色
花(エッジ)の色:白緑色
草丈:約10~20cm
備考:1950年代にJames Douglasにより作出された品種です。花の色は白緑色・赤色・白色・黄色の複色で、個性的で派手さを感じさせる品種となります。
●リサクララ
学名:Primula auricula ‘Lisa Clara’
系統:ショウファンシーオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤色
花(エッジ)の色:緑色
草丈:約10~20cm
備考:Brenda Hyattにより作出された品種です。花の色は緑色・赤色・白色・黄色の複色で、カラフルで派手さを感じさせる品種となります。
●ルードロウ
学名:Primula auricula ‘Ludlow’
系統:エッジショウオーリキュラ(グレーエッジ)
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:灰色・白緑色
草丈:約10~20cm
備考:1986年にEd Pickinにより作出された品種です。白色・黒色・グレー・黄色が植物とは思えないようなユニークな色彩効果を生み出します。
●レイブロックファンシー
学名:Primula auricula ‘Laverock Fancy’
系統:ショウファンシーオーリキュラ
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤紫色
花(エッジ)の色:白緑色
草丈:約10~20cm
備考:1983年にGordon Douglasによって作出された品種です。花の色は白緑色・赤紫色・黄色・白色の複色で、個性的な色彩を感じさせる品種となります。
●レプトンジュビリー
学名:Primula auricula ‘Lepton Jubilee’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:濃紫色
草丈:約10~20cm
備考:1977年にJohn Gibsonにより作出された品種です。花の色は濃紫色・黄色・白色の複色で、高級感のある着物のような上品な印象を感じさせる品種となります。
●ローズバッド
学名:Primula auricula ‘Rosebud’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:赤色
草丈:約10~20cm
備考:1940年頃にJames Douglasにより作出された品種です。花の色は赤色・黄色・白色の複色で、カラフルなコントラストを感じさせる品種となります。
●ローズマリー
学名:Primula auricula ‘Rosemary’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:濃赤色
草丈:約10~20cm
備考:花の色は濃赤色・黄色・白色の複色で、派手さの中に上品さを感じさせる品種となります。
●ロードセイエンセレ
学名:Primula auricula ‘Lord Saye and Sele’
系統:ストライプオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:白緑色・黄色・赤橙色
草丈:約10~20cm
備考:1987年にAllan Hawkesにより作出された品種です。ボディーカラーのの色は白緑色・黄色・赤橙色の複色で、木漏れ日のような光を感じさせる個性的な品種となります。
●ローリーストライプ
学名:Primula auricula ‘Raleigh Stripe’
系統:ストライプオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:緑色・濃赤紫色・黄色
草丈:約10~20cm
備考:1979年にAllan Hawkesにより作出された品種です。ボディーカラーの色は緑色・濃赤紫色・黄色の複色で、絞り模様が入る個性的な品種となります。
●ロザリーエドワーズ
学名:Primula auricula ‘Rosalie Edwards’
系統:エッジショウオーリキュラ(ホワイトエッジ)
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:白色
草丈:約10~20cm
備考:1972年にHarold D. Hallにより作出された品種です。黒色・白色のコントラストが魅力的です。
●ロックサンド
学名:Primula auricula ‘Rock Sand’
系統:ショウセルフオーリキュラ
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黄色
草丈:約10~20cm
備考:1982年にLes Kaye氏により作出された品種です。花の色は黄色を基調として、白粉が円環模様を描き、明るく元気な印象を感じさせる品種となります。
●ロビンフッドストライプ
学名:Primula auricula ‘Robin Hood Stripe’
系統:ストライプオーリキュラ
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:白緑色・濃赤紫色・黄色
草丈:約10~20cm
備考:2003年にRay Downardにより作出された品種です。ボディーカラーの色は緑色・濃赤紫色・黄色の複色の絞り模様で、個性的な色彩が楽しめる品種となります。
●アルパイン系(ALPINE AURICULAS)
●アイスメイデン
学名:Primula auricula ‘Ice Maiden’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:明るい紫色
草丈:約10~20cm
備考:1995年にDerek Telfordにより作出された品種です。明るい紫色・黒色・白色の3色は着物のような高級感を感じさせるためラグジュアリーな部屋のインテリアとしてピッタリな品種です。
●アップルクロス
学名:Primula auricula ‘Applecross’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:濃赤色
草丈:約10~20cm
備考:1968年にDennis Edwardsにより作出された品種です。濃赤色・黒色・黄色の3色は高級感を感じさせるためラグジュアリーな部屋のインテリアとしてピッタリな品種です。
●アンドリュー・ハンター
学名:Primula auricula ‘Andrew Hunter’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:紫色
草丈:約10~20cm
備考:1990年代にDerek Telfordにより作出された品種です。紫色・黒色・白色の複色で、高級感のある着物を想像させるため、お部屋のインテリアとして飾るとエレガントな雰囲気を演出します。
●アンドレア・ジュリー
学名:Primula auricula ‘Andrea Julie’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:赤橙色
草丈:約10~20cm
備考:1972年にDerek Telfordにより作出された品種です。赤橙色・黒色・黄色の派手で強いコントラストを生み出す品種です。
●イースタンプロミス
学名:Primula auricula ‘Eastern Promise’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:紫色
草丈:約10~20cm
備考:1995年にDerek Telfordにより作出された品種です。暗紫色・黄色の花色は高級感を感じさせるためラグジュアリーな部屋のインテリアとしてピッタリな品種です。
●インディアン・ラブ・コール
学名:Primula auricula ‘Indian Love call’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:赤色
草丈:約10~20cm
備考:1993年にDerek Telfordにより作出された品種です。花の色は赤色・黒色・黄色の複色で、派手でカラフルな印象を感じさせる品種です。
●ヴィー・トゥー
学名:Primula auricula ‘Vee Too’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:淡い赤色
草丈:約10~20cm
備考:1973年にAllan Hawkesにより作出された品種です。暗紫色・紫色・白色の花色は高級感ある着物を連想させるため上品な印象を感じさせる品種です。
●ヴェルディ
学名:Primula auricula ‘Verdi’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:赤色
草丈:約10~20cm
備考:1943年にH.Lennieにより作出された品種です。花の色は赤色・黒色・黄色の複色で、派手でカラフルな印象を感じさせる品種です。
●エイドリアン
学名:Primula auricula ‘Adrian’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:淡い赤色
草丈:約10~20cm
備考:1970年にArthur Delbridgeにより作出された品種です。紫色と白色の花色は高級感ある着物を連想させるため上品な印象を感じさせる品種です。
●エリカ
学名:Primula auricula ‘Erica’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:濃赤色
草丈:約10~20cm
備考:1984年代にGwen Bakerにより作出されたです。花の色は濃赤色・黒色・黄色の3色で、派手さと高級感を感じさせる品種です。
●エルジー・メイ
学名:Primula auricula ‘Elsie May’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色(クリーム色)
花(サークル)の色:白色(クリーム色)
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:紫色
草丈:約10~20cm
備考:1972年代にDerek Telfordにより作出された品種です。紫色・暗紫色・白色(クリーム色)の花色が、上品さを感じさせます。
●オールド・スモーキー
学名:Primula auricula ‘Old Smokey’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:淡い赤色
草丈:約10~20cm
備考:1991年にDerek Telfordにより作出された品種です。暗紫色と黄色の花色が、強い対比を生み出す品種です。
●キム
学名:Primula auricula ‘Kim’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:赤色
草丈:約10~20cm
備考:1972年にAlec Stubbsにより作出された品種です。花の色は赤色・黒色・黄色の3色で、派手さと高級感を感じさせる品種です。
●グエン
学名:Primula auricula ‘Gwen’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:紫色
草丈:約10~20cm
備考:1971年にAllan Hawkesにより作出された品種です。紫色・暗紫色・白色の複色が、高級感ある着物を連想させるため上品な印象を感じさせる品種です。
●コメット
学名:Primula auricula ‘Comet’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:赤紫色
草丈:約10~20cm
備考:1983年代にDerek Telfordにより作出された品種です。赤紫色・暗紫色・白色の複色が、ベルベットのような高級感を感じさせる品種です。
●ザ・スニープ
学名:Primula auricula ‘The Sneep’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:橙色
草丈:約10~20cm
備考:Derek Telfordにより作出された品種です。花の色は黄色・黒色・橙色の複色で、個性的な色彩をしています。
●サンドウッドベイ
学名:Primula auricula ‘Sandwood Bay’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:濃赤色
草丈:約10~20cm
備考:1968年にD.Edwardsにより作出された品種です。花の色は濃赤色・黒色・黄色の3色で、派手さと高級感を感じさせる品種です。
●C.W ニーダム
学名:Primula auricula ‘C.W Needham’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:濃紫色
花(エッジ)の色:濃紫色
草丈:約10~20cm
備考:1934年にC.W. Needhamにより作出された品種です。濃紫色と白色の複色で、ベルベットのような質感があり高級感を感じさせる品種です。
●ジ・エジプシャ
学名:Primula auricula ‘The Egyptian’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:橙色
草丈:約10~20cm
備考:1995年にDerek Telfordにより作出された品種です。花の色は黄色・黒色・橙色の複色で、個性的な色彩をしています。
●シリウス
学名:Primula auricula ‘Sirius’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:クリーム色
草丈:約10~20cm
備考:1979年にFrank Jacquesにより作出された品種です。花の色は黄色・暗紫色・クリーム色の複色で、甘いお菓子を想像させる可愛らしい色彩をしています。
●スモー
学名:Primula auricula ‘Sumo’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:橙色
草丈:約10~20cm
備考:1993年にDerek Telfordにより作出された品種です。花の色は黄色・黒色・橙色の複色で、個性的な色彩をしています。
●タランティラ
学名:Primula auricula ‘Tarantella’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:赤色
草丈:約10~20cm
備考:1979年にDerek Telfordにより作出された品種です。花の色は赤色・黒色・黄色の3色で、派手さと高級感を感じさせる品種です。
●テッド・ギブス
学名:Primula auricula ‘Ted Gibbs’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:紫色
草丈:約10~20cm
備考:1986年代にKen Bowerにより作出された品種です。花の色は紫色・黒色・白色の複色で、高級感のある着物を想像させるため、お部屋のインテリアとして飾るとエレガントな雰囲気を演出します。
●テッド・ロバーツ
学名:Primula auricula ‘Ted Roberts’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:赤色
草丈:約10~20cm
備考:1977年にJack Allenにより作出された品種です。花の色は黄色・黒色・赤色の複色で、高級感を想像させる色彩をしています。
●ニキティ
学名:Primula auricula ‘Nickity’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:ブラウン・淡い赤色
草丈:約10~20cm
備考:1988年にCliff Timpsonにより作出された品種です。花の色は黄色・黒色・ブラウンから淡い赤色を呈します。
●バスト
学名:Primula auricula ‘Basuto’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:濃赤色
草丈:約10~20cm
備考:1935年にJames Douglasにより作出された品種です。花の色は濃赤色・黒色・黄色で、高級感を感じさせるためラグジュアリーなお部屋のインテリアとしておすすめです。
●バルカン
学名:Primula auricula ‘Vulcan’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:赤紫色
草丈:約10~20cm
備考:1955年代にFrank Faulknerにより作出された品種です。花の色は赤紫色・暗紫色・白色で、高級感ある着物を連想させるため上品な印象を感じさせる品種です。
●ピアーズテルフォード
学名:Primula auricula ‘Piers Telford’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:橙色
草丈:約10~20cm
備考:1991年にDerek Telfordにより作出された品種です。黄色・暗紫色・橙色の複色の花色が、太陽を見てるような印象を感じさせる品種です。
●ピピン
学名:Primula auricula ‘Pippin’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色(クリーム色)
花(サークル)の色:白色(クリーム色)
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:濃赤色(栗色)
草丈:約10~20cm
備考:1931年代にJames Douglasにより作出された品種です。花の色は濃赤色(栗色)・黒色・白色(クリーム色)で、派手さと上品さを感じさせる品種となっています。
●ピンクレディ
学名:Primula auricula ‘Pink Lady’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:桃色
草丈:約10~20cm
備考:1930年代にJames Douglas Snrにより作出された品種です。花の色は桃色・暗紫色・黄色で、可愛らしさの中に上品さも感じさせる品種となっています。
●ブッカム・ファイアフライ
学名:Primula auricula ‘Bookham Firefly’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:濃赤色
草丈:約10~20cm
備考:1930年代にJames Douglasにより作出された品種です。濃赤色・黒色・黄色の複色が、高級感を感じさせるためラグジュアリーなお部屋のインテリアとしておすすめです。
●プリンス・ジョン
学名:Primula auricula ‘Prince John’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:紫色
草丈:約10~20cm
備考:1961年頃にJames Douglasにより作出された品種です。黄色と、発光しているようにも見える紫色の花色が、ネオンサインのような独特な色彩効果を生み出す品種です。
●ベアトリス
学名:Primula auricula ‘Beatrice’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:淡い紫色
草丈:約10~20cm
備考:1914年にJames Douglasにより作出された品種です。淡い紫色・暗紫色・白色の複色が、高級感ある着物を連想させるため上品な印象を感じさせる品種です。
●ラメセス
学名:Primula auricula ‘Rameses’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:紫色
草丈:約10~20cm
備考:紫色・暗紫色・白色の複色が、高級感ある着物を連想させるため上品な印象を感じさせる品種です。
●マーク
学名:Primula auricula ‘Mark’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:紫色
草丈:約10~20cm
備考:1972年代にDerek Telfordにより作出された品種です。紫色・暗紫色・白色の複色が、高級感ある着物を連想させるため上品な印象を感じさせる品種です。
●ラリー
学名:Primula auricula ‘Larry’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:暗紫色
花(エッジ)の色:明るい紫色
草丈:約10~20cm
備考:1955年代にDerek Telfordにより作出された品種です。明るい紫色・暗紫色・白色の複色が、上品な印象を感じさせるため、エレガントなお部屋などによく調和します。
●ランディ
学名:Primula auricula ‘Landy’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:赤色(赤茶色)
草丈:約10~20cm
備考:1986年にDerek Telfordにより作出された品種です。赤色(赤茶色)・黒色・黄色の複色が、高級感を感じさせるためラグジュアリーなお部屋のインテリアとしておすすめです。
●リー・ポール
学名:Primula auricula ‘Lee Paul’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:淡橙色
草丈:約10~20cm
備考:1990年にDerek Telfordにより作出された品種です。花の色は黄色・黒色・淡橙色の複色で、ゴールドを見てるような高級感を感じさせる品種です。
●リサ
学名:Primula auricula ‘Lisa’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黒色
花(エッジ)の色:明るい紫色
草丈:約10~20cm
備考:1978年代にDerek Telfordにより作出された品種です。花の色は明るい紫色・黒色・白色の複色が、明るさと上品さを感じさせる品種です。
●リラ

学名:Primula auricula ‘Lila’
系統:ライトセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:紫色
花(エッジ)の色:薄い紫色
草丈:約10~20cm
備考:1999年にDerek Telfordにより作出された品種です。紫色と白色の花色が、高級感のある着物を連想させるため、エレガントな雰囲気を醸し出します。
●ロウィーナ
学名:Primula auricula ‘Rowena’
系統:ゴールドセンター・アルパイン
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色
花(ボディーカラー)の色:濃紫色
花(エッジ)の色:紫色
草丈:約10~20cm
備考:1967年にJack Stantにより作出された品種です。花の色は紫色・濃紫色・黄色の複色で、ネオンサインのようなカラフルな色彩効果を感じさせる品種です。
●ダブル系(DOUBLE AURICULAS)
●アルベルトバイリー
学名:Primula auricula ‘Albert Bailey’
系統:ダブル系
花の色:焦げ茶色・橙色
草丈:約10~20cm
備考:1988年にLen Baileyによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしています。花の色は明度の低い赤橙色で、派手さの中に高級感を感じさせます。
●ウィリアム・ガン
学名:Primula auricula ‘William Gunn’
系統:ダブル系
花の色:焦げ茶色・橙色
草丈:約10~20cm
備考:1999年にRandall Deeによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしています。花の色は焦げ茶色を基調として橙色の覆輪がはいるため、落ち着いた雰囲気があり高級感を感じさせます。
●カーディナル・レッド
学名:Primula auricula ‘Cardinal Red’
系統:ダブル系
花の色:赤茶色
草丈:約10~20cm
備考:花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、明度の低い赤茶色の花色が落ち着いた雰囲気と高級感を感じさせるため、ラグジュアリーなお部屋によく調和します。
●クワトロ
学名:Primula auricula ‘Quatro’
系統:ダブル系
花の色:焦げ茶色・橙色
草丈:約10~20cm
備考:Gwen Bakerによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、紫色の花色が上品な印象を与えるため、エレガントなお部屋によく調和します。
●サウスバロウ
学名:Primula auricula ‘South Barrow’
系統:ダブル系
花の色:紫色
草丈:約10~20cm
備考:1962年にKen Gouldによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、紫色の花色が上品な印象を与えるため、エレガントなお部屋によく調和します。
●サラギズビー
学名:Primula auricula ‘Sarah Gisby’
系統:ダブル系
花の色:濃紫色
草丈:約10~20cm
備考:Ken Whortonによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、濃紫色の花色が上品で格式高い雰囲気を感じさせます。
●サラロッジ
学名:Primula auricula ‘Sarah Lodge’
系統:ダブル系
花の色:紫色
草丈:約10~20cm
備考:1974年にDerek Saltによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、紫色の花色が上品さを感じさせます。
●スザンナ
学名:Primula auricula ‘Susannah’
系統:ダブル系
花の色:桃色
草丈:約10~20cm
備考:1965年にAllan Hawkesによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、桃色の花弁が女性的な可愛らしさを演出します。
●ソード
学名:Primula auricula ‘Sword’
系統:ダブル系
花の色:緑色・黒色・白色(白粉)
草丈:約10~20cm
備考:1990年にDerek Saltによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしています。花の色は緑色・黒色・白色(白粉)の複色で、個性的な色彩が楽しめます。
●ダーク・アイズ
学名:Primula auricula ‘Dark Eyes’
系統:ダブル系
花の色:黒色(暗赤褐色)
草丈:約10~20cm
備考:1989年にLes Allen によって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、ほとんど黒色に見える暗赤褐色の花色が落ち着いていて高級感を感じさせます。
●ダブルアー
学名:Primula auricula ‘Doblure’
系統:ダブル系
花の色:濃紫色
草丈:約10~20cm
備考:1980年にAllan Hawkesによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、濃紫色の花色が上品で格式高い雰囲気を感じさせます。
●ダブレット
学名:Primula auricula ‘Doublet’
系統:ダブル系
花の色:紫色・濃紫色
草丈:約10~20cm
備考:1975年にAllan Hawkesによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、紫色から濃紫色の花色が高貴な印象を感じさせます。
●デボン・クリーム
学名:Primula auricula ‘Devon Cream’
系統:ダブル系
花の色:クリーム色
草丈:約10~20cm
備考:Gwen Bakerにより作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、クリーム色の花色がふんわりとした柔らかさを感じさせます。
●デライラ
学名:Primula auricula ‘Delilah’
系統:ダブル系
花の色:赤紫色
草丈:約10~20cm
備考:1979年にGwen Bakerによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、赤紫色の花色が派手さの中に上品さを感じさせます。
●ニンフ
学名:Primula auricula ‘Nymph’
系統:ダブル系
花の色:淡い桃色
草丈:約10~20cm
備考:1955年にKen Whortonによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、淡い桃色の花色が可愛らしさを感じさせます。
●ピグレット
学名:Primula auricula ‘Piglet’
系統:ダブル系
花の色:淡い桃色
草丈:約10~20cm
備考:2001年にDerek Saltによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、淡い桃色の花色が可愛らしさを感じさせます。
●ペガサス
学名:Primula auricula ‘Pegasus’
系統:ダブル系
花の色:赤橙色
草丈:約10~20cm
備考:M.Sheaderによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、明度の低い赤橙色の花色が派手さの中に高級感を感じさせます。
●マリー・クロウセ
学名:Primula auricula ‘Marie Crousse’
系統:ダブル系
花の色:紫色
草丈:約10~20cm
備考:Derek Saltによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、紫色の花色が貴族を思わせるような高貴さを感じさせます。
●メーティス
学名:Primula auricula ‘Metis’
系統:ダブル系
花の色:紫色・淡紫色
草丈:約10~20cm
備考:2000年にDerek Tiltによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしており、紫色の花色が上品さを感じさせます。
●ランスロット
学名:Primula auricula ‘Lancelot’
系統:ダブル系
花の色:紫色・淡紫色
草丈:約10~20cm
備考:1966年にLes Allenによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、薔薇の花のような豪華な見た目をしています。花の色は紫色を基調として、淡紫色の覆輪が入るため、気品を感じさせる色彩効果を生み出します。
●リトルロゼッタ
学名:Primula auricula ‘Little Rosetta’
系統:ダブル系
花の色:赤黒色・橙色
草丈:約10~20cm
備考:1980年にB.Smithによって作出された品種です。花の形は八重咲きで、弁が波打つため優美さがあり、薔薇の花のような豪華な見た目をしています。花の色は赤黒色に橙色の覆輪が入るため、高級感があり、ラグジュアリーなお部屋によく調和します。
●ボーダー系(BORDER AURICULAS)
●エデンブルースター
学名:Primula auricula ‘Eden Blue Star’
系統:ボーダー系
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:クリーム色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:青紫色
草丈:約10~20cm
備考:花の色は青紫色と白色の複色で、高級な着物を見てるような上品な色彩が楽しめる品種です。
●オールドイエロー・ダスティーミラー
学名:Primula auricula ‘Old Yellow Dusty Miller’
系統:ボーダー系
花弁の形:倒卵形
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:黄色
草丈:約10~20cm
備考:見た目は原種に近く、花弁が倒卵形で先端に切れ込みが入り、黄色を基調にサークルに白粉が乗ります。葉はギザギザしており、原種っぽい形を残しています。
●オズボーングリーン
学名:Primula auricula ‘Osborne Green’
系統:ボーダー系
花(チューブ)の色:クリーム色
花(サークル)の色:クリーム色・白色
花(ボディーカラー)の色:紫色・緑色
草丈:約10~20cm
備考:18世紀後半にOsborn氏の庭で発見された品種です。花の形は一重咲きで漏斗状に広がり、弁縁に切れ込みが不規則に入り、ギザギザとした個性的な見た目をしています。花の色は白色・紫色・白緑色からなり、個性的な色彩が楽しめます。
●スターリング
学名:Primula auricula ‘Starling’
系統:ボーダー系
花弁の形:円形・倒卵形
花(チューブ)の色:クリーム色
花(サークル)の色:クリーム色・白色
花(ボディーカラー)の色:濃青色
草丈:約10~20cm
備考:1980年代にChris Gayferにより作出された品種です。濃紫色の花弁に白粉が疎らに乗るため、まるで夜空に散らばる星のような個性的な見た目をしています。
●ノーム
学名:Primula auricula ‘Gnome’
系統:ボーダー系
花弁の形:円形で先端に切れ込みが入る
花(チューブ)の色:黄色
花(サークル)の色:黄色(白粉が乗り白色に見えることもある)
花(ボディーカラー)の色:赤色
草丈:約10~20cm
備考:花の色は赤色と黄色の複色で、カラフルな色彩効果が期待できます。
●ブルー・ヴェルヴェット
学名:Primula auricula ‘Blue Velvet’
系統:ボーダー系
花弁の形:横長楕円形
花(チューブ)の色:白色
花(サークル)の色:白色
花(ボディーカラー)の色:濃青色
草丈:約10~20cm
備考:花の色は濃青色と白色の複色で、高級な着物を見てるような上品な色彩が楽しめる品種です。
プリムラ・マルギナータ

プリムラ・マルギナータとは!
プリムラ・マルギナータ(学名: Primula marginata)は、別名では「シルバーエッジド・プリムローズ(silver-edged primrose)」とも呼ばれるサクラソウ科プリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草です。
プリムラ・マルギナータの原産地はフランスとイタリアで、自生地は南西アルプス山脈の山岳地帯の岩の割れ目や砂礫地などに見られます。
プリムラ・マルギナータの特徴
- 形態:草丈は10~15cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から花茎を伸ばし、散形花序に花を咲かせます。
- 花の魅力:開花期の早春頃になるとロゼット中央から複数の花茎が伸び、花茎の先端に散形花序を呈し最大20個の花が密生し、半球状の花房を形成します。花は細長い花冠筒部と5枚の裂片からなり、色は紫色から青色を呈し、花冠喉部と花冠筒部の内側に白粉(ファリナ)が乗ります。そのため、上品なお庭によく調和する植物です。
- 葉の魅力:本種の葉は肉厚で白粉(ファリナ)が乗ります。そのため、灰緑色を基調として葉の縁部分や表面に白っぽい粉がついており、独特な色彩と質感を感じさせるカラーリーフとして楽しめます。ただし、この白粉は水で流れやすいため、水やりをする際は植物に水がかからないように注意が必要です。
- ロックガーデン:本種は自生地が山岳地帯の割れ目などにあり、ロックガーデンに最適な植物のひとつです。ただし、同時に冷涼な環境で生育しており、日本の夏の高温・多湿・乾燥を非常に苦手にしています。そのため、日本の多くの地域(温帯湿潤気候)の屋外で栽培するのは難しいでしょう。
- 育てやすさ:本種は園芸植物の中でも栽培がやや難しい上級者向けの植物です。基本的に夏場の高温・強光・多湿・乾燥を苦手にしており、特に白粉が多く乗る品種では雨に当たることも嫌います。そのため、夏場は特に屋外での栽培は難しく冷房の効いた部屋で栽培した方が良いでしょう。
プリムラ・マルギナータの園芸品種の紹介
●プリチャーズバー
学名:Primula marginata ‘pritchard’s Variety’
花の色:青紫色・白色
葉の色:灰緑色・白色
草丈:約10~15cm
備考:葉は幅広で色は灰緑色に白粉を帯び白色を呈します。花の色は青紫色を基調として、花喉部に円環状の白粉が乗ります。
●ナポレオン
学名:Primula marginata ‘Napoleon’
花の色:薄い青紫色・白色
葉の色:灰緑色・白色
草丈:約10~15cm
備考:花の色が薄い青紫色で、花冠筒部に疎らに白色の白粉が乗ります。
●ストラッドブルック・チャーマー
学名:Primula marginata ‘Stradbrook Charmer’
花の色:紫色・白色
葉の色:灰緑色・白色
草丈:約10~15cm
備考:花の色が明るい紫色で、花冠筒部に疎らに白色の白粉が乗ります。
●ウェイスマンズ・バー
学名:Primula marginata ‘Waithmans Variety’
花の色:淡い青紫色・白色
葉の色:灰緑色・白色
草丈:約10~15cm
備考:花の色は淡い紫色を基調にして、花冠筒部に疎らに白色の白粉が乗ります。
●カエルレア
学名:Primula marginata ‘Caerulea’
花の色:青紫色・白色
葉の色:灰緑色・白色
草丈:約10~15cm
備考:花の色は青紫色で、白粉は目立たず、香りがあります。
●クリアーズバー
学名:Primula marginata ‘Clear’s Variety’
花の色:淡い桃色(淡い紫色)・白色
葉の色:灰緑色・白色
草丈:約10~15cm
備考:花の色は淡い桃色から淡い紫色を呈し、花冠喉部に白粉がしっかりと乗ります。
●ホールデン・クロウ
学名:Primula marginata ‘Holden Clough’
花の色:薄い青紫色・白色
葉の色:灰緑色・白色
草丈:約10~15cm
備考:花の色が薄い青紫色で、花冠筒部に白色の白粉が乗ります。
プリムラ・ビアリー

プリムラ・ビアリーとは!
プリムラ・ビアリー(学名: Primula vialii)は、別名では「バイアル・プリムローズ(Vial’s primrose)」とも呼ばれるサクラソウ科プリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草です。
プリムラ・ビアリーの原産地は中国(四川省・雲南省)で、自生地は標高2800~4000mの高地にある湿地、湿潤な草地などに見られます。
プリムラ・ビアリーの特徴
- 形態:草丈は20~40cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から花茎を伸ばし、イチゴを想像させるような可愛らしい花姿を作ります。
- 花の魅力:開花期間は5月から6月頃、花序は穂状花序で、花穂の形が細長い円錐型をしています。花は赤色の萼と、淡い桃色・淡い紫色・白色の花弁からなり、花穂の下から上へと順番に花が開花していきます。そのため、花穂の上側に鮮やかな赤色の萼が集まり、下側で桃色・紫色・白色の花弁が開花します。本種は、この花の色のコントラストが魅力で、果物のイチゴを想像させるような可愛らしい見た目をしています。そのため、お菓子をテーマにしたような可愛らしいお庭によく調和するでしょう。
- シェードガーデン:本種は比較的耐陰性があるため、午前中だけ日光に当たる場所から、日光が当たらず間接光しか入らないような明るい日陰までで栽培が可能です。
クリンソウ

クリンソウとは!
クリンソウ(学名: Primula japonica)は、別名では「プリムラ・ジャポニカ」「ジャパニーズ・プリムローズ(Japanese primrose)」「ジャパニーズ・カウスリップ(Japanese cowslip)」「クィーン オブ・プリムローズ(Queen of primroses)」とも呼ばれるサクラソウ科プリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草です。
クリンソウの原産地は日本(本州・四国・北海道)で、自生地は山間地の沢の辺、渓流沿いなどの湿地、林縁の湿った草地などに見られます。
クリンソウの特徴
- 形態:草丈は30~90cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から花茎を伸ばし、段咲きする個性的な花姿を作ります。
- 花の魅力:開花期間は4月から6月頃、花序は花軸の節ごとに複数の花が輪生し放射状に広がりながら段咲きします。その個性的な花姿から仏閣の屋根にある九輪の形に例えられたり、また五重塔のような見た目をしています。花は筒部が細長く、上部で裂けて5枚の裂片に分かれます。花の色は赤色・桃色・朱色・白色が見られ、花冠喉部の色が濃くなり、独特なアイ模様が見られます。この美しい花姿から、観賞用として広く栽培されており、また赤色や桃色の花の色がお庭に可愛らしい彩りを添えてくれるでしょう。
- 湿性植物:本種は、沢のほとりや渓流沿いなどの湿地に見られる植物です。そのため、池のほとりのジメジメした場所などで栽培することができます。ただし、抽水植物ではないため、常に水で浸かっているような場所では栽培出来ません。
- シェードガーデン:本種は比較的耐陰性があるため、午前中だけ日光に当たる場所から、日光が当たらず間接光しか入らないような明るい日陰までで栽培が可能です。
クリンソウの園芸品種の紹介
●アップルブロッサム

学名:Primula japonica ‘apple blossom’
花の色:淡い桃色(サーモンピンク)・橙色
葉の色:緑色
草丈:約30~60cm
備考:淡い桃色を基調として、花冠喉部に鮮やかな橙色のアイ模様が入る品種です。そのため、可愛らしい雰囲気のお庭によく調和します。
●ミラーズクリムゾン

学名:Primula japonica ‘miller’s crimson’’
花の色:真紅色・黒色
葉の色:緑色
草丈:約30~60cm
備考:鮮やかな真紅色を基調として、花冠喉部に黒色のアイ模様が入る品種です。そのため、派手さの中に高級感があり、ラグジュアリーな雰囲気のお庭によく調和します。
プリムラ・プルベルレンタ

プリムラ・プルベルレンタとは!
プリムラ・プルベルレンタ(学名: Primula pulverulenta)は、別名では「ミーリー・プリムローズ(mealy primrose)」「ミーリー・カウスリップ(mealy cowslip)」とも呼ばれるサクラソウ科プリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草です。
プリムラ・プルベルレンタの原産地は中国(四川省)で、自生地は高地の林縁や疎林にある、湿潤な河川沿いや草原などに見られます。
プリムラ・プルベルレンタの特徴
- 形態:草丈は50~100cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から花茎を伸ばし、段咲きする個性的な花姿を作ります。
- 花の魅力:開花期間は5月から6月頃、花序は花軸の節ごとに複数の花が輪生し放射状に広がりながら段咲きします。その個性的な花姿は、日本原産のクリンソウとよく似ていますが、本種は白粉(ファリナ)が多く乗り化粧をしてる様な見た目をしています。花は筒部が細長く、上部で裂けて5枚の裂片に分かれます。花の色は赤色・桃色・朱色・白色が見られ、花冠喉部の色が濃くなり、独特なアイ模様が見られます。この美しい花姿から、観賞用として広く栽培されており、また赤色や桃色の花の色がお庭に可愛らしい彩りを添えてくれるでしょう。
- 湿性植物:本種は、沢のほとりや渓流沿いなどの湿地に見られる植物です。そのため、池のほとりのジメジメした場所などで栽培することができます。ただし、抽水植物ではないため、常に水で浸かっているような場所では栽培出来ません。
- シェードガーデン:本種は比較的耐陰性があるため、午前中だけ日光に当たる場所から、日光が当たらず間接光しか入らないような明るい日陰までで栽培が可能です。
ウンナンサクラソウ

ウンナンサクラソウとは!
ウンナンサクラソウ(学名: Primula filchnerae)は、別名では「雲南桜草」「プリムラ・フィルクネラエ」とも呼ばれるサクラソウ科プリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草です。
ウンナンサクラソウの原産地は中国(陝西省・湖北省)で、自生地は山岳地帯の森林や林縁に見られます。
ウンナンサクラソウの特徴
- 形態:草丈は10~15cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から花茎を伸ばし、花茎の先端に多数の桃花を付けます。
- 花の魅力:開花期の早春頃になるとロゼット中央から複数の花茎が伸び、花茎の先端に散形花序を呈し多数の花が付き、半球状の花房を形成します。花は裂片がハート形で、桃色から白色をしているため、桜の花弁のような見た目をしており、可愛らしい雰囲気のお庭によく調和します。
プリムラ・ベリス

プリムラ・ベリスとは!
プリムラ・ベリス(学名: Primula veris)は、別名では「キバナノクリンザクラ(黄花九輪桜)」「カウスリップ(cowslip)」「カウスリップ・プリムローズ(cowslip primrose)」とも呼ばれるサクラソウ科プリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草です。
プリムラ・ベリスの原産地はヨーロッパから西アジアに広がり、自生地は林縁、草原、人為的攪乱を受けた牧草地などに見られます。
プリムラ・ベリスの特徴
- 形態:草丈は10~30cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から多数の花茎を伸ばし、花茎の先端に多数の黄花を付けます。
- 花の魅力:開花期の早春頃になるとロゼット中央から複数の花茎が伸び、花茎の先端に散形花序を呈し多数の花が付き、半球状の花房を形成します。花は白緑色の萼と黄色の花弁からなりますが、萼が花弁の大部分を覆うため、華やかさはやや控えめでナチュラルな雰囲気があります。
- 食用:自生地では本種の葉と花が食用にされています。柔らかな若葉はサラダとして食べられたり、スープに入れて煮込み食べられたりしており、花はサラダの彩りとして利用されたり、砂糖漬けやジャム等に加工されて香りが楽しまれます。
プリムラ・ベリスの園芸品種の紹介
●サンセットシェーズ
学名:Primula veris ‘Sunset Shades’
花の色:赤色・橙色(黄色)
葉の色:緑色
草丈:約25cm
備考:花の色は筒部が橙色(黄色)で、裂片が赤色をしています。そのため、太陽を見てるようなエネルギー溢れる印象を感じさせる品種です。
プリムラ・カピタータ

プリムラ・カピタータとは!
プリムラ・カピタータ(学名: Primula capitata)は、別名では「ラウンドヘッド・ヒマラヤプリムローズ(round-headed Himalayan primrose)」「アジアチック・プリムローズ(Asiatic primrose)」とも呼ばれるサクラソウ科プリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草です。
プリムラ・カピタータの原産地はブータン、チベット、ネパール、インド、中国(中南部)で、自生地は高地にある湿地、湿潤な草地などに見られます。
プリムラ・カピタータの特徴
- 形態:草丈は10~45cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から花茎を伸ばし、花茎先端に円盤状の個性的な花を咲かせます。
- 花の魅力:開花期間は5月から7月頃、花序は頭状花序で、花軸が極端に短い一方で花が密生し、横向きに開花するため円盤状の花姿を形成します。花は白粉(ファリナ)が乗る萼と、青色・紫色の花弁からなり、花穂の下から上へと順番に花が開花していきます。 そのため、紫色と白色のコントラストが作られて、清潔感や上品さを感じさせる花を楽しむことができます。
プリムラ・ブレヤナ
プリムラ・ブレヤナとは!
プリムラ・ブレヤナ(学名: Primula bulleyana)は、別名では「キャンデラブラ・プリムローズ(candelabra primulas)」とも呼ばれるサクラソウ科プリムラ属(サクラソウ属)に分類される多年草です。
プリムラ・ブレヤナの原産地は中国(四川省・雲南省)で、自生地は高地の湿潤な草原、河川沿いや池のほとりなどに見られます。
プリムラ・ブレヤナの特徴
- 形態:草丈は50~70cm、生育型はロゼット型で、地際から放射状に葉を広げて、株の中心部から花茎を伸ばし、段咲きする個性的な花姿を作ります。
- 花の魅力:開花期間は5月から6月頃、花序は花軸の節ごとに複数の花が輪生し放射状に広がりながら段咲きします。その個性的な花姿は、日本原産のクリンソウとよく似ていますが、本種は鮮やかな橙色から黄色の花色を呈します。花は筒部が細長く、上部で裂けて5枚の裂片に分かれ、花冠芯部に小さな隆起があります。花の色は蕾の時は赤みを帯びた橙色で、花が開くと赤みを帯びる黄色を呈します。この美しい花姿から、観賞用として広く栽培されており、また赤みを帯びる橙色の花色がカジュアルな雰囲気を醸し出します。
- 湿性植物:本種は、沢のほとりや渓流沿いなどの湿地に見られる植物です。そのため、池のほとりのジメジメした場所などで栽培することができます。ただし、抽水植物ではないため、常に水で浸かっているような場所では栽培出来ません。
- シェードガーデン:本種は比較的耐陰性があるため、午前中だけ日光に当たる場所から、日光が当たらず間接光しか入らないような明るい日陰までで栽培が可能です。
●その他の品種
●アラカルト シュシュ
- 学名:primula sp.
- 形態:草丈は約20~30cm、生育型はロゼット型、根生葉は束生してロゼットに広がり、葉身の形はヘラ形・倒披針形、葉の色は緑色、葉脈が凹み皺が寄る。開花期になると花茎が長く伸びて、花茎頂部で花が束生して散形花序を呈し、花冠は5枚の花弁が合着する合弁花冠で、倒卵形の裂片が平開し、色は品種により桃色・黄色・白色が見られます。
- 本種の魅力:開花期が長く晩秋頃から春まで長期間に渡り花が見られます。人気の高いプリムラ・ポリアンサと比べ花茎が長く伸びるため立体感のある豪華な花姿を楽しめて、花姿が似ているプリムラ・オブコニカと比べて耐寒性が高いため屋外の花壇でも楽しめる点が魅力となります。また用途としては、花壇植えの他に寄せ植えにも利用可能です。:
●エアーミスト(斑入り)
- 学名:Primula × loiseleurii ‘Air Mist’
- 形態:草丈は約20~30cm、生育型はロゼット型、根生葉は束生してロゼットに広がり、葉身の形はヘラ形・倒披針形、葉の色は緑色を基調に黄色の掃け込み班が入り、葉は肉厚で光沢があり、白粉(ファリナ)が乗ることもあります。開花期になると花茎が長く伸びて、花茎頂部で花が束生して散形花序を呈し、花冠は5枚の花弁が合着する合弁花冠で、倒卵形の裂片が平開し、色は白色です。
- 本種の魅力:プリムラでは珍しい斑入り品種になるため、カラーリーフとして楽しむことができます。開花期になると、清潔感を感じさせる白花が楽しめます。ロックガーデンで楽しめますが、高温多湿に弱いため夏場の管理が難しい。