エリゲロンは属の中に約476種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、春から秋まで長く咲き続け桃色と白色の二色の花がロマンチックな雰囲気をつくるエリゲロン(ペラペラヨメナ)、花の大きさが2~5cmと大きく茎の頂部に花が多数集まり咲くため華やかな花姿をつくるエリゲロン(スペシオサス)、オレンジ色の花が明るく開放的な印象を与えるエリゲロン(オーランティアカス)等が親しまれています。
エリゲロン属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
目次
エリゲロン(ペラペラヨメナ)の特徴や園芸品種
- 原産:メキシコ
- 学名:Erigeron karvinskianus
- 草丈:約30~75cm
- 分類:多年草
- 開花時期:4月~12月(理想的な環境では周年)
- 花色:桃色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 誕生花:5月27日
- 花言葉:移り気/遠くから見守ります
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン/ロマンチックなお庭
エリゲロン(ペラペラヨメナ)とは!?
エリゲロン(ペラペラヨメナ)は学名Erigeron karvinskianus、別名では「エリゲロン・カルビンスキアヌス」や「ゲンペイコギク(源平小菊)」とも呼ばれるメキシコが原産の多年草です。
エリゲロン(ペラペラヨメナ)の語源(由来)
- 属名のErigeronは古代ギリシア語で「早朝」「夜明け」を意味する「ἦρι(eri)」と、古代ギリシア語で「老人」を意味する「γέρων(geron)」の2語からなり、花後にできる種に冠毛が生えて老人の髭のように見える所から属名の由来がきています。
- 種小名のkarvinskianusは、ドイツの自然主義者で、メキシコでこの植物を採集したWilhelm Friedrich Karwinsky von Karwin (1780–1855)への献名です。
エリゲロン(ペラペラヨメナ)の特徴(魅力)
- エリゲロン(ペラペラヨメナ)は、たまに小休止しますが開花期間が非常に長い事から、お庭全体の印象を決める花としておすすめの植物です。
- 花は非常に多花性のため、株を覆うように咲き誇り、白色と桃色の2色の花が株一面を覆い非常にロマンチックな雰囲気をつくります。
- 草姿は半球状に盛り上がり広がる習慣があるため、花壇の縁どりなどに利用出来ます。
- 茎は匍匐茎または分枝して盛り上がり、匍匐茎は地面を這い不定根を出して定着しながら無制限に広がっていきます。
- 開花時期は春から晩秋、暖かな地域では冬の間もちょこちょこと花が残り一年を通して花が見られる場合もあります。
- 花はキク科でよく見られる頭花の形をしており、頭花は直径が約0.7~1cmと小ぶり、外周にある舌状花は咲き進むに連れて白色から桃色へと変化します。
- 桃色と白色の2色の花色は、明るく輝くような印象を与えたり、可愛らしい印象を与えたりするため、明るくポップな雰囲気をつくるお庭や、可愛らしくロマンチックな雰囲気をつくるお庭などにおすすめです。
- 花はシジミ蝶やハナアブなどの蜜源にもなるため、開花期になると花の周りを元気に飛ぶ昆虫の姿がよく見られます。そのため、お庭全体の印象を明るくしてくれます。
- エリゲロン(ペラペラヨメナ)の仕立て方には「被覆植物(グランドカバー)」「ハンギング」「ロックガーデン」「ナチュラルガーデン」等があります。
- 被覆植物(グランドカバー)とは、地表面を覆う目的で、草丈が低く、茎葉が横へと広がる習慣がある植物を植え付ける事です。
- エリゲロン(ペラペラヨメナ)は、ドーム状に盛り上がり、また匍匐茎が横に伸びて広がる草姿をつくります。そのため、花壇のふち部分に苗を並べて、花壇の縁どりとして利用したり、敷石の隙間に植えてナチュラルな景観をつくる地被植物として利用したりされます。
- ハンギングとは、植物をハンギングバスケットや吊り鉢に入れて上や横の目線から、鑑賞出来るようにする仕立て方です。
- エリゲロン(ペラペラヨメナ)は、株全体が盛り上がりながらも、上から下へと下垂する習慣があります。そのため、鉢植えなどに植えると、ふち部分から零れるように茎葉が枝垂れて側面を覆い、人工物と自然との境界を曖昧にして、ナチュラルな雰囲気を作り出します。
- ロックガーデンとは、高山や崖地などをイメージしながら岩石や大きめの石などを配置して、植物等も植え付けられて作られる庭園のスタイルのひとつです。
- エリゲロン(ペラペラヨメナ)は、乾燥に強く丈夫なためロックガーデンに向いています。岩の隙間やコンクリートの小さな隙間でも生き延び、急速に広がり壁面や斜面を被覆する事が出来るため、手軽にロックガーデンが出来る魅力的な植物です。
- ナチュラルガーデンとは、フォーマルガーデンのように格式ばって植物を左右対称に並べたり無理に美しく見せるために剪定したりせず、植物本来の美しさを引き出しながら、昆虫や野生動物などとも共生してつくる、お庭のスタイルの一つです。
- エリゲロン(ペラペラヨメナ)は一度定着すると基本的に放ったらかしで育てられる程に丈夫で手もかかりません。そのため、ナチュラルガーデンに非常に向く植物の1つです。
- 被覆植物(グランドカバー)とは、地表面を覆う目的で、草丈が低く、茎葉が横へと広がる習慣がある植物を植え付ける事です。
- エリゲロン(ペラペラヨメナ)は、こぼれ種が風で広がり逸出しやすく、様々な場所で株を増やす傾向があります。そのため雑草化しやすく、お庭の様々な場所からエリゲロンが出てくると、雑多な印象を与えてしまいます。
エリゲロン(ペラペラヨメナ)の草丈は約30(~75)cm、草姿は匍匐性または分枝してドーム状に盛り上がり、茎の色は緑色、茎の基部は木質化します。※匍匐茎は地面を這い節から不定根を出し無制限に広がります。
葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉柄は無柄または短い、葉身の形は狭楕円形またはヘラ形、葉のふち部は浅裂(~中裂)する事があり、裂片は無しまたは3(~5)個、葉は短い白色の毛が生えます。
花序は頭状花序、頭状花序は直径約0.7(~1)cm、頭花は舌状花と筒状花の2種類で構成されており、舌状花の数は約40(~80)個、形は線形、色は咲き始めは白色で成熟すると桃色または稀に紫色です。筒状花の数は多数、長さ約0.2cm、色は黄色です。
果実は痩果(果実は成熟すると乾燥して裂開せず、中に1個の種子を包みます)、痩果の形は楕円形、長さ約0.1(~0.2)cm、色は褐色、痩果の先端には冠毛が生えており、冠毛の数は約15(~27)個、色は白色です。
エリゲロン(ペラペラヨメナ)の園芸品種の紹介
- プロフュージョン(erigeron karvinskianus ‘profusion’)は、プロフュージョンの名前からも分かる通り豊富に咲く白色と桃色の二色の花が魅力的な園芸品種です。草姿は背の低いドーム状、高さ約15~30cm、幅は約60~120cmに成長します。
- スタローン(erigeron karvinskianus ‘stallone’)は草丈が非常に低く、横へと大きく広がるため、地被植物として優れており、また桃色と白色の二色の花を沢山咲かせるため、開花期には花で溢れる絨毯のような外観をつくる魅力的な園芸品種です。草姿は背の低いドーム状、高さ約20cm、幅は約60cmに成長します。
- ラベンダーレディ(erigeron karvinskianus ‘lavender lady’)は、繊細でシックな印象を与える薄い紫色の花が魅力的な園芸品種です。薄い紫色の花は、心や体が癒される様な優しい雰囲気を作ったり、緊張が解れリラックス出来るようなお庭や、シックで落ち着いた雰囲気のあるエレガントなお庭などにおすすめです。草姿は背の低いドーム状、高さ約25cm、幅は約60cmに成長します。
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エリゲロン(スペシオサス)の特徴や園芸品種
- 原産:北アメリカ
- 学名:Erigeron speciosus
- 草丈:約30~100cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~10月(最盛期は5月~7月)
- 花色:桃色●黄色●紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:ロックガーデン
エリゲロン(スペシオサス)とは!?
エリゲロン(スペシオサス)は学名Erigeron speciosus、別名では「アスペン・フリーバネ(aspen fleabane)」や「ガーデン・フリーバネ(garden fleabane)」等とも呼ばれる北アメリカが原産の多年草です。
エリゲロン(スペシオサス)の語源(由来)
- 属名のErigeronは古代ギリシア語で「早朝」「夜明け」を意味する「ἦρι(eri)」と、古代ギリシア語で「老人」を意味する「γέρων(geron)」の2語からなり、花後にできる種に冠毛が生えて老人の髭のように見える所から属名の由来がきています。
- 種小名のspeciosusはラテン語で「派手な」「素晴らしい」等を意味しており、花が魅力的な事に由来します。
エリゲロン(スペシオサス)の特徴(魅力)
- エリゲロン(スペシオサス)は、茎の上部に花が沢山集まるため華やかな印象の花姿をつくり、また花弁は糸状でフサフサとした外観をつくるため繊細な印象も与える植物です。
- 地面下に根茎があり、根茎は広がりながら直立する茎を何本も出すため群生するような草姿をつくります。
- 基部の葉(根生葉)は大きくなり、ロゼット状に広がるため地被植物としての働きもあります。
- 開花時期は晩春から晩秋、晩春から夏に最も沢山の花が咲き、それ以降は花数は少なくなります。
- 花はキク科でよく見られる頭花の形をしており、頭花は直径が約2~5cm、外周にある舌状花は数が約75~150個と多く、形は糸状でふさふさとした外観をしており、青色・紫色・桃色・白色と様々な花色があります。
- エリゲロン(スペシオサス)は水捌けのよい土壌を好み、乾燥に強いためロックガーデンの植物として利用される事もあります。
- ロックガーデンとは、高山や崖地などをイメージしながら岩石や大きめの石などを配置して、植物等も植え付けられて作られる庭園のスタイルのひとつです。
エリゲロン(スペシオサス)の草丈は約30(~100)cm、根茎が地面下にあり、根茎から直立する茎を出し、茎の色は緑色または赤みを帯び、茎は無毛または毛が生えます。
葉序は根生葉または互生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の長さ約3(~15)cm、幅は0.4(~3)cm、葉身の形はヘラ形または披針形です。
花序は頭状散房花序、頭状散房花序は頭状花序が約2(~20)個、散房状(花柄が茎下部ほど長く茎頂部ほど短い)に茎の頂部に集まります。頭状花序は直径約2(~5)cm、頭花は舌状花と筒状花の2種類で構成されており、舌状花の形は糸状、舌状花の数は75(~150)個、舌状花の色は青色・紫色・桃色・白色、筒状花の数は多数、 色は黄色です。
果実は痩果(果実は成熟すると乾燥して裂開せず、中に1個の種子を包みます)、痩果の形は楕円形、色は淡褐色、痩果の先端には冠毛が生えており、冠毛の数は約20(~30)個、色は白色です。
エリゲロン(スペシオサス)の園芸品種の紹介
- ピンクジュエル(Erigeron speciosus ‘pink jewel’)は、可愛らしい印象を与えるピンクの花弁と、明るく開放的な印象を与える黄色の筒状花が、カラフルでポップな雰囲気や、甘くロマンティックな雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。草姿は直立、高さ約30~60cmに成長します。
- アズールフェアリー(Erigeron speciosus ‘azure fairy’)は、繊細な印象を与えるラベンダーブルーの花色と細い花弁が魅力の園芸品種です。薄い紫色の花は、心や体が癒される様な優しい雰囲気を作るため、緊張が解れリラックス出来るようなお庭や、エレガントで落ち着いた雰囲気のあるお庭などにおすすめです。草姿は直立、高さ約30~60cmに成長します。
- ローザジュエル(Erigeron speciosus ‘rosa jewel’)は、甘いお菓子を連想させるような桃色の花が魅力的な園芸品種です。柔らかな桃色の花色は、可愛らしい印象やふんわりとした優しい雰囲気をつくるため、心が癒される様な優しい雰囲気のお庭や、甘くロマンチックな雰囲気のお庭などによくあうでしょう。草姿は直立、高さ約30~60cmに成長します。
- ブルービューティ(Erigeron speciosus ‘blue beauty’)の落ち着いた印象を与える鮮やかな青色の花が魅力的な園芸品種です。草姿は直立、高さ約30~60cmに成長します。
- グランディフロラス(Erigeron speciosus ‘grandiflorus’)は、ラテン語で「大きい(grandi)」と「花(florus)」を意味する名前がつく通り、エリゲロンの中で最大と言われる直径5cmに達する大きな花を咲かせ、華やかな印象を与える園芸品種です。青色の花は、気分を落ち着け冷静な気分にさせたり、相手に信頼感を与えたりします。そのため、心を落ち着かせリラックス出来る様なお庭を作りたい時などにおすすめです。草姿は直立、高さ約30~60cmに成長します。
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エリゲロン(オーランティアカス)の特徴や園芸品種
- 原産:中央アジア
- 学名:Erigeron aurantiacus
- 草丈:約5~35cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~7月
- 花色:橙色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:ロックガーデン
エリゲロン(オーランティアカス)とは!?
エリゲロン(オーランティアカス)は学名Erigeron aurantiacus、別名では「オレンジデイジー(orange daisy)」とも呼ばれる中央アジアが原産の多年草です。
エリゲロン(オーランティアカス)の語源(由来)
- 属名のErigeronは古代ギリシア語で「早朝」「夜明け」を意味する「ἦρι(eri)」と、古代ギリシア語で「老人」を意味する「γέρων(geron)」の2語からなり、花後にできる種に冠毛が生えて老人の髭のように見える所から属名の由来がきています。
- 種小名のaurantiacusはラテン語で「オレンジ」を意味しており、花の色に由来します。
エリゲロン(オーランティアカス)の特徴(魅力)
- エリゲロン(オーランティアカス)は、太陽のように明るく開放的な印象を与える橙色の花を咲かせる植物です。
- 地面下に根茎があり、根茎は分枝しながら広がり、直立する茎を何本も出して群生するような草姿をつくります。
- 葉は下部ほど大きくなり、ロゼット状の外観をしており、茎は長めの毛が生え密生しています。
- 開花時期は晩春から夏、花はキク科でよく見られる頭花の形をしており、頭花は直径が約1.5cmと小ぶり、外周にある舌状花は鮮やかな橙色をしています。
エリゲロン(オーランティアカス)の草丈は約5(~35)cm、根茎が地面下にあり、根茎から直立する茎を出し、茎の色は緑色または赤みを帯び、茎には長い毛が生えます。
葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の形は線形または楕円形か倒披針形です。
花序は頭状花序、頭状花序は直径約1(~1.5)cm、頭花は舌状花と筒状花の2種類で構成されており、舌状花の形は線形、舌状花の色は橙色または黄色、筒状花の数は多数、 色は橙色または黄色です。
果実は痩果(果実は成熟すると乾燥して裂開せず、中に1個の種子を包みます)、痩果の形は楕円形、色は褐色、痩果の先端には冠毛が生えており、色は白色です。
エリゲロン(オーランティアカス)の園芸品種の紹介
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はの特徴や園芸品種
- 原産:北アメリカ
- 学名:Erigeron glaucus
- 草丈:約30~45cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~10月(最盛期は5月~7月)
- 花色:桃色●黄色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:グランドカバー/ロックガーデン
エリゲロン(グラウカス)とは!?
エリゲロン(グラウカス)は学名Erigeron glaucus、別名では「アスペン・フリーバネ(aspen fleabane)」や「ガーデン・フリーバネ(garden fleabane)」等とも呼ばれる北アメリカが原産の多年草です。
エリゲロン(グラウカス)の語源(由来)
- 属名のErigeronは古代ギリシア語で「早朝」「夜明け」を意味する「ἦρι(eri)」と、古代ギリシア語で「老人」を意味する「γέρων(geron)」の2語からなり、花後にできる種に冠毛が生えて老人の髭のように見える所から属名の由来がきています。
- 種小名のglaucusは古代ギリシア語で「青緑」「青白い」を意味する「γλαυκός(glaukos)」からきています。
エリゲロン(グラウカス)の特徴(魅力)
- エリゲロン(グラウカス)は、アメリカの西海岸の砂浜などに自生しており、乾燥塩害に非常に強い植物です。
- 地面下には根茎があり、根茎が広がりマットを形成するような草姿をつくります。
- 基部の葉(根生葉)は大きくなり、ロゼット状に広がるため地被植物としての働きもあります。
- 開花時期は晩春から晩秋、晩春から夏に最も沢山の花が咲き、それ以降は花数は減ります。
- 花はキク科でよく見られる頭花の形をしており、外周にある舌状花は数が約100個と多く、形は糸状でふさふさとした外観をしており、通常は桃色ですが、紫色や白色の花色もあります。
- エリゲロン(グラウカス)は水捌けのよい土壌を好み、乾燥に強いためロックガーデンの植物として利用される事もあります。
- ロックガーデンとは、高山や崖地などをイメージしながら岩石や大きめの石などを配置して、植物等も植え付けられて作られる庭園のスタイルのひとつです。
エリゲロン(グラウカス)の草丈は約30(~45)cm、草姿はマット状、根茎が地面下にあり、根茎から茎を出し、茎の色は緑色、茎は白色の毛が密生します。
葉序は根生葉または互生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の長さ約2(~13)cm、葉身の形はヘラ形、葉は肉質で不規則に捻る傾向があり、葉全体に白色の毛が生えます。
花序は頭状花序または頭状散房花序、頭状散房花序は頭状花序が約1(~15)個、散房状(花柄が茎下部ほど長く茎頂部ほど短い)に茎の頂部に集まります。頭状花序は舌状花と筒状花の2種類で構成されており、舌状花の形は糸状、舌状花の数は100個、舌状花の色は紫色・桃色・白色、筒状花の数は多数、 色は黄色または赤橙色です。
果実は痩果(果実は成熟すると乾燥して裂開せず、中に1個の種子を包みます)、痩果の形は楕円形、色は淡褐色、痩果の先端には冠毛が生えており、冠毛の剛毛、色は白色です。