キャットテールは主に西インド諸島に自生している約500種あるエノキグサ属(Acalypha)の中の植物で、一般に草本のレプタンス種(reptans)と低木のヒスピダ種(hispida)がキャットテールとして園芸で親しまれています。
夏の暑さに強く、温度があれば周年花が咲くほど長い開花期間があり、ふさふさとした猫のしっぽの様な赤色の花穂が装飾性の高い植物として親しまれますが、冬の寒さには弱く霜に当たると枯れてしまうため冬越しさせる場合には管理に注意が必要になるでしょう。
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このページでは主に種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
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原産:西インド諸島
学名:Acalypha reptans/chamaedrifolia
草丈:約30cm
開花時期:4月~11月
分類:多年草
誕生花:10月26日
花言葉:「曖無」「気まま」「上機嫌」
特徴:キャットテール(レプタンス種)は日本で最も一般的に栽培されている種で、草本で這う様に広がり猫のしっぽの様な赤色のふさふさとした花を長期間咲かせる多年生植物です。
開花時期は春から晩秋、花は両性花序に赤色の花を咲かせます。草姿は這性で高さは30cm × 幅は約60cmまで成長し茎の節からでる不定根により侵襲的に広がる事があります。葉は卵形で対生葉序につきます。
キャットテール(レプタンス種)は這う様に広がる草姿からハンギングバスケットや寄せ植えにすると鉢縁から垂れる優美な草姿を楽しむ事が出来ます。また開花期間が非常に長くトロピカルで愛らしい花は、花持ちがよく雨に当て汚れたりしなければ一月以上と長持ちします。夏の暑さや多湿に強い植物です。一方で基本的に霜に当たると枯れてしまう半耐寒性の植物のため冬越しさせる際は管理に注意が必要でしょう。
![]() キャットテール(バリエガータ)は、葉に入るクリーム色の班と赤色のフワフワとした花がふんわりと優しい雰囲気をもつ園芸品種です。高さは30cm × 幅は約60cmまで成長する。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() キャットテール(めめ)は花穂が長くならず太くもこもことした見た目が可愛らしいchamaedrifolia種の園芸品種です。高さは30cm × 幅は約50cmまで成長する。 (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:フィリピン/ニューギニア
学名:Acalypha hispida
草丈:約180cm
開花時期:4月~11月
分類:低木
誕生花:10月26日
花言葉:「曖無」「気まま」「上機嫌」
特徴:キャットテール(ヒスピダ種)は別名「ベニヒモノキ」と呼ばれ開花期間が非常に長く猫のしっぽの様なふさふさとした赤色のトロピカルな花を咲かせる低木植物です。
開花時期は春から晩秋、雌雄別株で一般に赤色の美しく垂れる花穂(尾状花序)を付ける株は雌株です。樹高は約180cm、卵形の葉を対生葉序です。
キャットテール(ヒスピダ種)は開花期間が非常に長く温度さえあれば周年トロピカルで派手な花を咲かせ、お庭のフォーカルポイントとして働く半耐寒性植物です。暑さに強く熱帯では高性に育つものの剪定やコンテナ植えにする事で樹高を抑えコンパクトに育てる事も出来ます。一方で寒さには弱いため基本冬は温室やサンルーム内に取り込む必要があるでしょう。