カランコエは属の中に約73種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、ベニベンケイは開花期間の長さと華やかな花姿から主に花を鑑賞する目的で育てられます。また、子宝弁慶草(コダカラベンケイ)は葉の葉縁部分に子株を沢山つくる事から子孫繁栄に繋がる縁起の良い植物として人気です。
カランコエ属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
目次
- カランコエ属の種の簡易比較
- ベニベンケイの特徴
- カランコエ(マンギニー)の特徴
- 子宝弁慶草(コダカラベンケイ)の特徴
- カランコエ(トメントーサ)の特徴
- カランコエ(ベハレンシス)の特徴
- カランコエ(プミラ)の特徴
- カランコエ(ティルシフローラ)の特徴
- セイロンベンケイの特徴
- カランコエ(フミリス)の特徴
- カランコエのその他の種と園芸品種
属の種の簡易比較
種 | 比較 |
---|---|
ベニベンケイ | 分類:多年草 開花期間:11月~5月(短日処理を行うことで周年) 葉の形:多肉質・楕円形・倒卵形・ヘラ形 花の形:集散花序 耐寒性:弱い 特徴:ベニベンケイは、他のカランコエと比べて花が色鮮やかで華やかなため、花を鑑賞する目的で育てられる植物です。開花期間も長く、短日植物ですが、短日処理を行えば一年を通して何時でも花が見られる所も魅力になるでしょう。 |
カランコエ(マンギニー) | 分類:多年草 開花期間:11月~5月 葉の形:多肉質・倒卵形・楕円形 花の形:鐘形・壺形 耐寒性:弱い 特徴:カランコエ(マンギニー)は、シャンデリアのように優雅に垂れ下がる草姿と、壺のようにやや膨らみのある可愛らしい花姿が特徴の植物です。 |
子宝弁慶草(コダカラベンケイ) | 分類:多年草 開花期間: 葉の形:多肉質 花の形: 耐寒性:弱い 特徴:子宝弁慶草(コダカラベンケイ)は、葉の上の葉縁部分で沢山の子株を育てる姿が特徴的な植物です。園芸でもその姿から、子宝に恵まれ子孫繁栄に繋がる縁起の良い植物として人気があります。また不定期ですが、シャンデリアを思わせるような美しい花を秋から冬に咲かせる事もある所も魅力のひとつになっています。 |
カランコエ(トメントーサ) | 分類:多年草 開花期間:ほとんど咲かない 葉の形:多肉質・楕円形・狭楕円形 耐寒性:弱い 特徴:カランコエ(トメントーサ)は、葉が多肉質でぷにぷにとしており、白色の毛が生えてビロードのような質感があります。そのため、可愛らしい葉を鑑賞する目的で育てられる事が多い植物です。 |
カランコエ(ベハレンシス) | 分類:多年草 開花期間:3月~7月 葉の形:多肉質 花の形:多肉質・三角形・鉾形 耐寒性:弱い 特徴:カランコエ(ベハレンシス)は、強い存在感やダイナミックさ、優雅さを感じさせる大きく動きのある葉の形が特徴です。また葉は表面に毛が生えるためベルベットのような質感があり、高級感なども感じさせる事が出来ます。そのため、園芸では葉を鑑賞する目的で育てられる植物です。 |
カランコエ(プミラ) | 分類:亜低木 開花期間:1月~5月 葉の形:多肉質・倒卵形・菱形 耐寒性:弱い 特徴:カランコエ(プミラ)は、白銀を思わせるような上品な葉色と、匍匐しながら広がっていく草姿が特徴の植物です。そのため、園芸ではシルバーリーフとして楽しまれる事が多い植物です。 |
カランコエ(ティルシフローラ) | 分類:多年草 開花期間:1月~5月 葉の形:多肉質・円形・倒卵形 耐寒性:弱い 特徴:カランコエ(ティルシフローラ)は、丸くて多肉質の可愛らしい葉が、交互に重なり作られる薔薇やキャベツを思わせるような葉の姿が特徴です。葉の色は白緑色で柔らかな色合いをしていますが、しっかりと日の光に当たると赤色に染まる所も魅力のひとつになります。 |
セイロンベンケイ | 分類:多年草 開花期間:12月~5月 葉の形:多肉質・羽状複葉 耐寒性:弱い 特徴:セイロンベンケイは、近縁のカランコエと違い、一個の葉が羽状複葉に分裂しています。またシャンデリアのように咲く豪華な花姿や、葉の葉縁部分に作られる可愛らしい子株が魅力的な植物になります。 |
カランコエ(フミリス) | 分類:多年草 葉の形:多肉質・倒卵形 耐寒性:弱い 特徴:カランコエ(フミリス)は、葉が薔薇の花のように密に集まり広がる葉の姿や、葉の中に虎柄を思わせるような紫色の模様が出来る所、多肉質でぷにぷにとした可愛らしい葉をもっている所などが特徴の植物です。 |
カランコエ(ベニベンケイ)の特徴や園芸品種
- 原産:マダガスカル
- 学名:Kalanchoe blossfeldiana
- 草丈:約15~50cm
- 分類:多年草
- 開花時期:11月~5月(短日処理を行うことで周年)
- 花色:赤色●桃色●橙色●黄色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:弱い
- 誕生花:12月7日
- 花言葉:人気・人望・幸せを告げる・あなたを守る・おおらかな心・たくさんの小さな思い出
- 用途:開花期間長い
- 購入方法:カランコエ(ベニベンケイ)を楽天で購入
カランコエ(ベニベンケイ)とは!?
カランコエ(ベニベンケイ)は学名Kalanchoe blossfeldiana、別名では「フレーミング・ケイティ(flaming Katy)」や「クリスマス・カランコエ(Christmas kalanchoe)」等とも呼ばれるマダガスカルが原産の多年草です。
カランコエ(ベニベンケイ)の語源(由来)
- 属名のKalanchoeは、中国語の「伽藍菜」に由来すると考えられています。
- 種小名のblossfeldianaは、ドイツの植物学者Robert Blossfeldへの献名です。
カランコエ(ベニベンケイ)の特徴(魅力)
- カランコエ(ベニベンケイ)は、他のカランコエの近縁種と比べて、花が色鮮やかで華やかな所と、光沢のある肉質な葉っぱが装飾的で魅力的な所などが特徴になる植物です。
- 園芸では一般的に花を鑑賞する目的で育てられます。
- 草姿は丸みを帯びたドーム状になる傾向があり、コンパクトに成長するため、鉢栽培に向いています。
- 葉は肉質で丸みを帯びているため可愛らしく、また水に濡れたような光沢があり、光が反射するととても美しいです。そのため、カラーリーフとして楽しむ事も出来ます。
- 開花は一般的に秋頃から春頃にかけて、短日植物のため暗闇の時間が長くなる事で花を咲かせます。そのため、その性質を利用して植物に暗闇を経験させる事で、狙ったタイミングで花を咲かせる事が可能です。
- 短日処理のやり方は、色々ありますが、普通の家庭ではダンボールを植物に被せて行うのが一般的です。詳しくは、短日処理のリンクからご覧下さい。
- 花序は集散花序、集散花序は茎の頂部に集まるように咲くため、半球状の外観の花姿をつくります。
- 花は直径約1cm、花の色は鮮やかで華やかな雰囲気を演出することが出来ます。
- カランコエ(ベニベンケイ)を栽培する際は「過湿」「強光」「冬の寒さ」に注意する必要があります。
- 過湿とは、何時までも土壌がジメジメしているような状態です。基本的に他の多肉植物と同様に、乾燥に強いですが、水分の過剰な状態を苦手にしています。そのため、水のやりすぎないこと、長雨に当てないことが大切になるでしょう。
- 強光とは、強過ぎる直射日光です。日当たりに関しては気温にも左右されるため一概ではないですが、基本的に明るい日陰または半日陰で育てる事が理想です。日向で育てた場合、光合成能力を超える強光となるため、葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしやすくなります。
- 冬の寒さを苦手にしています。そのため、冬の管理は基本的に屋内で行いましょう。
カランコエ(ベニベンケイ)の草丈は約15(~50)cm、草姿はドーム状、茎は直立、茎の質感は多肉質、茎の色は緑色または赤みを帯びるか淡い褐色になります。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉身の長さ約3(~10)cm、葉身の形は楕円形または倒卵形またはヘラ形、葉縁部分に鋸歯があります。
花序は集散花序、花の直径は約1cm、花弁は4個、花の色は赤色・桃色・橙色・黄色・緑色・白色があります。
カランコエ(ベニベンケイ)の園芸品種の紹介
育て方・楽天で購入 カランディーバ・シリーズの特徴は、花が八重咲きするため華やかな花姿が楽しめる所や、分枝力が高いため茎葉が密になり、花の数も多くなる所、シリーズの中には赤・桃・橙・黄・緑・白と豊富な花色があるため、お庭やお部屋の雰囲気に合わせて品種が選べる所等にあります。 | 育て方・楽天で購入 ピトン・シリーズは、花の縁部分に白色の覆輪が入る、橙色と白色または桃色と白色の二色の花色が特徴の園芸シリーズです。また花は繰り返し咲くため、長く花を楽しめる所が魅力です。 |
育て方・楽天で購入 またシリーズの中には花の色に合わせて幾つかの品種があるため、お庭やお部屋の雰囲気に合わせて品種が選べる所もクィーンローズ・シリーズの魅力です。 | 育て方・楽天で購入 ディスコディップは、花房の中に桃色・クリーム色・白色の花が入り交じり、カラフルでロマンチックな雰囲気を演出する魅力的な園芸品種です。 |
ハッピーガーデン 育て方・楽天で購入 ミリオンスターは、鉢植えの中でも育てやすいコンパクトな草姿と、次々と咲くカラフルな花色が魅力的なシリーズです。 | 育て方・楽天で購入 パーフェクタ・シリーズは、オランダのパーフェクタ社が育種した園芸シリーズです。従来のカランコエと比べて花芽が多く、綺麗な半球状の花房を作り、花は完全八重咲きです。そのため、非常に豪華で華やかな花姿を楽しめます。また挿し木から高品質の苗が作りやすく、維持管理が楽なところなどもこのシリーズが人気になっている要因の一つとなっているのかもしれません。 |
カランコエ(マンギニー)の特徴や園芸品種
- 原産:マダガスカル
- 学名:Kalanchoe manginii
- 草丈:約30~40cm
- 分類:多年草
- 開花時期:11月~5月
- 花色:赤色●桃色●橙色●黄色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:弱い
- 誕生花:12月7日
- 花言葉:人気・人望・幸せを告げる・あなたを守る・おおらかな心・たくさんの小さな思い出
- 用途:開花期間長い
- 購入方法:カランコエ(マンギニー)を楽天で購入
カランコエ(マンギニー)とは!?
カランコエ(マンギニー)は学名Kalanchoe manginii、別名では「紅提灯(ベニチョウチン)」や「ビーチベル(beach bells)」等とも呼ばれる多年草です。原産地はマダガスカルにあり、自生地は岩場や乾燥した森林の中にあります。
カランコエ(マンギニー)の語源(由来)
- 属名のKalanchoeは、中国語の「伽藍菜」に由来すると考えられています。
- 種小名のmanginiiは、フランスの植物学者Louis Alexandre Mangin (1852-1937)への献名です。
カランコエ(マンギニー)の特徴(魅力)
- カランコエ(マンギニー)は、天井から吊り下がるシャンデリアを想像させるような、優雅な草姿と、壺を想像させるような膨らんだ可愛らしい花姿が魅力的な植物です。
- 草姿は優雅に広がる傾向があり、茎は湾曲しながら枝垂れます。そのため、園芸ではハンギングバスケットなどに植えられて茎葉が優雅に枝垂れる様子を楽しまれる事が多いです。
- 葉は肉質でぷにぷにとして可愛らしく、また光沢があり、光が反射するととても美しいです。そのため、カラーリーフとして楽しむ事も出来ます。
- 開花は一般的に冬頃、花序は円錐花序、円錐花序は花軸に花穂を何本も付けて沢山の花を吊り下げるように咲かせるため、非常に豪華な雰囲気を演出します。
- 花は長さが約2.5cm、四個の花弁が合着する合弁花で、通常は筒部が少し膨らみます。そのため、可愛らしい印象を与えることが多いです。
- カランコエ(マンギニー)を栽培する際は「過湿」「強光」「冬の寒さ」に注意する必要があります。
- 過湿とは、何時までも土壌がジメジメしているような状態です。基本的に他の多肉植物と同様に、乾燥に強いですが、水分の過剰な状態を苦手にしています。そのため、水のやりすぎないこと、長雨に当てないことが大切になるでしょう。
- 強光とは、強過ぎる直射日光です。日当たりに関しては気温にも左右されるため一概ではないですが、基本的に明るい日陰または半日陰で育てる事が理想です。日向で育てた場合、光合成能力を超える強光となるため、葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしやすくなります。
- 冬の寒さを苦手にしています。そのため、冬の管理は基本的に屋内で行いましょう。
カランコエ(マンギニー)の草丈は約30(~40)cm、茎は斜上または湾曲して枝垂れる傾向があり、茎の質感は多肉質、茎の色は緑色または赤色か褐色になります。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉身の長さ約1(~3)cm、葉身の形は楕円形または倒卵形、葉の質感は多肉質です。
花序は円錐花序、花の長さ約2.5cm、花の形は鐘形または壺形、花の先端の裂片は4個、花の色は赤色・桃色・橙色・黄色・緑色があります。
カランコエ(マンギニー)の園芸品種の紹介
育て方・楽天で購入 ウェンディは、一般的なマンギニー種と比べて、花の筒部の膨らみが大きく、ポテッとしていて可愛らしい形状をしています。花の色は、赤ピンク色と黄色で、裂片部分が黄色になります。桃色と黄色は、子供っぽさや可愛らしさ、元気の良さなどを表現することが出来ます。そのため、色をテーマにしたカラフルガーデンや、可愛いをテーマにするお庭などにピッタリな品種になります。 | 育て方・楽天で購入 サニーディは、花の筒部の膨らみが普通のマンギニー種よりも大きいため可愛らしく、また花弁が幾重にも重なり八重咲きするため華やかで豪華な印象を与える園芸品種です。花の色は赤ピンク色と黄色で、裂片部分が黄色になります。赤ピンクと黄色は、子供っぽさや可愛らしさ、元気の良さなどを表現することが出来ます。そのため、色をテーマにしたカラフルガーデンや、可愛いをテーマにするお庭などにピッタリな品種になります。 |
育て方・楽天で購入 テッサは、花の筒部に殆ど膨らみがなく細長い形状をしています。そのため、シャープでカッコイイ印象を与えることが出来ます。花の色は橙色と白色、橙色と白色は社交的でカジュアルな印象を与えるお庭などによく合う品種です。 |
子宝弁慶草(コダカラベンケイ)の特徴や園芸品種
- 原産:マダガスカル
- 学名:Kalanchoe daigremontiana
- 草丈:約30~100cm
- 分類:多年草
- 開花時期:冬から春(不定期)
- 花色:赤色●桃色●橙色●紫色●
- 葉色:緑色●紫色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:弱い
- 花言葉:子孫繁栄
- 購入方法:子宝弁慶草(コダカラベンケイ)楽天で購入
子宝弁慶草(コダカラベンケイ)とは!?
子宝弁慶草(コダカラベンケイ)は学名Kalanchoe daigremontiana、別名では「マザーオブサウザンズ(mother of thousands)」や「メキシカン・ハット・プラント(Mexican hat plant)」等とも呼ばれる多年草です。原産地はマダガスカル、自生地は岩場などの乾燥した場所にありますが、ブラジルやアルゼンチン、フロリダなど熱帯および亜熱帯地域に広く帰化しています。
子宝弁慶草(コダカラベンケイ)の語源(由来)
- 属名のKalanchoeは、中国語の「伽藍菜」に由来すると考えられています。
- 種小名のdaigremontianaは、フランスの熱心な植物収集家だったMonsieur と Madame Daigremontへの献名です。
- 子宝弁慶草(コダカラベンケイ)の由来は、ベンケイソウの仲間で、葉縁部分に沢山の子株をつける所からきています。
子宝弁慶草(コダカラベンケイ)の特徴(魅力)
- 子宝弁慶草(コダカラベンケイ)は、葉の上の葉縁部分で沢山の子株を育てることから、和名「コダカラベンケイ」や英名「マザーオブサウザンズ(mother of thousands)」と呼ばれている植物です。
- 園芸では、子株を沢山つける性質から子宝に恵まれる縁起の良い植物として育てられる事が多く、また不定期ですがシャンデリアのような美しい花を咲かせる所も魅力のひとつになります。
- 葉は肉質でぷにぷにとして可愛らしく、葉表面は粉っぽく白粉を帯びたような白緑色をしています。また幾つかの品種では、紫色の班が入るため、カラーリーフとして楽しむことも可能です。
- 葉は葉縁部分に沢山の子株をつくります。子株は、親株の葉の上で根・茎・葉を形成して、親株から剥がれて落ちると、地面上で繁殖します。その繁殖力の高さから熱帯地域で広く帰化しており、在来種に悪影響を及ぼすとして問題を引き起こしています。
- 開花は毎年定期的に咲くのではなく不定期で、多くの場合は秋から冬頃に咲きます。花序は複集散花序、複集散花序は花軸に花穂を何本も付けて沢山の花を吊り下げるように咲かせるため、非常に豪華な雰囲気を演出します。
- 子宝弁慶草(コダカラベンケイ)を栽培する際は「過湿」「強光」「冬の寒さ」に注意する必要があります。
- 過湿とは、何時までも土壌がジメジメしているような状態です。基本的に他の多肉植物と同様に、乾燥に強いですが、水分の過剰な状態を苦手にしています。そのため、水のやりすぎないこと、長雨に当てないことが大切になるでしょう。
- 強光とは、強過ぎる直射日光です。日当たりに関しては気温にも左右されるため一概ではないですが、基本的に明るい日陰または半日陰で育てる事が理想です。日向で育てた場合、光合成能力を超える強光となるため、葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしやすくなります。
- 冬の寒さを苦手にしています。そのため、冬の管理は基本的に屋内で行いましょう。
子宝弁慶草(コダカラベンケイ)の草丈は約30(~100)cm、茎は直立、茎の質感は多肉質、茎の色は緑色または淡い褐色になります。
葉序は対生葉序、葉色は緑色または白粉を帯びたように白っぽく、葉身の長さ約5(~25)cm、葉身の形は卵形または狭楕円形か楕円形、葉縁部分には鋸歯があり、葉の質感は多肉質です。
花序は複集散花序、複集散花序は花が垂れ下がるように付き、花の長さ約2(~3)cm、花の形は鐘形、花の先端の裂片は4個、花の色は赤色・桃色・橙色・紫色です。
子宝弁慶草(コダカラベンケイ)の園芸品種の紹介
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カランコエ(トメントーサ)の特徴や園芸品種
- 原産:マダガスカル
- 学名:Kalanchoe tomentosa
- 草丈:約30~100cm
- 分類:多年草
- 開花時期:殆ど咲かない
- 花色:黄色●
- 葉色:緑色●茶色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:弱い
- 花言葉:おおらかな愛
- 用途:アンティークガーデン
- 購入方法:カランコエ(トメントーサ)楽天で購入
カランコエ(トメントーサ)とは!?
カランコエ(トメントーサ)は学名Kalanchoe tomentosa、別名では「月兎耳(ツキトジ)」や「パンダ・プラント(panda plant)」等とも呼ばれるマダガスカルが原産の多年草です。
カランコエ(トメントーサ)の語源(由来)
- 属名のKalanchoeは、中国語の「伽藍菜」に由来すると考えられています。
- 種小名のtomentosaはラテン語で「毛深い」や「糸状の毛」を意味しており、葉に毛が密生している所に由来します。
カランコエ(トメントーサ)の特徴(魅力)
- カランコエ(トメントーサ)は、葉が多肉質でぷくぷくと膨らんでおり、白色の毛で覆われているためビロードのような質感を持っています。そのため、園芸では可愛らしい葉を鑑賞する目的で育てられます。
- 草姿は直立、若い時は茎が短く葉が密につくためコンパクトな外観をしていますが、成熟すると茎が伸びていき、葉が少ない裸の茎となる傾向があります。そのため、外観を保つため切り戻し剪定なども必要になってきます。
- 葉は肉質でぷにぷにとしており、葉表面は白色または褐色の毛が密生します。そのため、ビロードのような柔らかな質感があり、ふっくらした外観が可愛らしい印象を与えます。
- また幾つかの品種では、茶色の班が入るため、カラーリーフとして楽しむことも可能です。
- 花の開花は栽培環境下で見られることはほとんどありません。
- カランコエ(トメントーサ)は水やりや肥料の手間がほとんどなく、環境を整えて上げれば育てるのが容易です。ただし栽培する際は「過湿」「強光」「冬の寒さ」に注意する必要があります。
- 過湿とは、何時までも土壌がジメジメしているような状態です。基本的に他の多肉植物と同様に、乾燥に強いですが、水分の過剰な状態を苦手にしています。そのため、水のやりすぎないこと、長雨に当てないことが大切になるでしょう。
- 強光とは、強過ぎる直射日光です。日当たりに関しては気温にも左右されるため一概ではないですが、基本的に明るい日陰または半日陰で育てる事が理想です。日向で育てた場合、光合成能力を超える強光となるため、葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしやすくなります。
- 冬の寒さを苦手にしています。そのため、冬の管理は基本的に屋内で行いましょう。
カランコエ(トメントーサ)の草丈は約30(~100)cm、茎は直立、茎の質感は多肉質、茎の色は緑色または淡い褐色、白色の毛が密生します。葉の長さ約5(~10)cm、葉の形は楕円形または狭楕円形、葉の質感は多肉質、葉の色は緑色、葉は白色の毛が密生します。
カランコエ(トメントーサ)の園芸品種の紹介
グリーン・ルーム株式会社 育て方・楽天で購入 シナモンは、葉がやや細身でシャープな外観をしており、トースターで焼いたパンのような淡い褐色から焦げ茶色の美味しそうな葉色が特徴です。褐色の葉は、アンティークの骨董品やコーヒーの色を想像させます。そのため、落ち着いた雰囲気を演出するアンティークガーデンや、お洒落なカフェテラスを再現するようなお庭などにピッタリな品種になるでしょう。 | グリーン・ルーム株式会社 育て方・楽天で購入 テディベアは、葉がやや小ぶりでずんぐりした可愛らしい見た目をしており、葉の色は葉全体が茶色を帯びていて葉縁部分が焦げ茶色になります。そのため、クマのぬいぐるみのような見た目をしており、可愛らしい雰囲気を演出したり、アンティークな雰囲気の演出する事が可能です。 |
育て方・楽天で購入 クロトジは、葉が全体的にほんのりと褐色を帯びており、葉縁部分の鋸歯の所に暗褐色のスポットが転々と入ります。全体的に褐色の色合いをした葉は、アンティークの骨董品やコーヒーの色を想像させます。そのため、落ち着いた雰囲気を演出するアンティークガーデンや、お洒落なカフェテラスを再現するようなお庭などにピッタリな品種になります。 | 育て方・楽天で購入 チョコレートソルジャーは、葉が少し細長く、中心部が少し凹む剣のようなカッコイイ形状をしています。葉は全体的にほんのりと褐色を帯びており、葉縁部分の鋸歯の所に暗褐色のスポットが転々と入ります。全体的に褐色の色合いをした葉は、アンティークの骨董品やコーヒーの色を想像させます。そのため、落ち着いた雰囲気を演出するアンティークガーデンや、お洒落なカフェテラスを再現するようなお庭などにピッタリな品種になります。 |
育て方・楽天で購入 黄金兎耳(ゴールデンラビット)は、一般的な月兎耳と比べて葉の色が全体的に黄色っぽくなり、葉の縁部分に褐色の班が入ります。そのため、黄金をイメージさせる高級感あふれる園芸品種です。 | 育て方・楽天で購入 孫悟空は、葉の形状がやや細身でシャープな外観をしており、葉の先端から裏側を中心に赤茶色になります。色合いが焦げたトーストを想像させるため、美味しそうな見た目をしている所が魅力の園芸品種です。 |
育て方・楽天で購入 福兎耳(フクトジ)は、葉全体が真っ白な毛で覆われているため、粉雪が積もっているかのようなふんわりとした外観をしています。また葉に殆ど褐色の班が入らないため、爽やかで清潔感がある所も魅力になります。 | 育て方・楽天で購入 姫月兎耳(ヒメツキトジ)は、園芸ではより小さなものに名前がつく事が多い「姫」が頭文字につくことからもわかる通り小型品種で、葉がやや細身です。葉の色は茶色の班が入ります。 |
育て方・楽天で購入 達磨月兎耳(ダルマツキトジ)は、一般的な月兎耳と比べて葉の横幅が広いためぽっちゃりした可愛らしい外観をしており、葉の色は褐色から緑色で葉の葉縁部分に濃い褐色の班が入る品種です。 | 株式会社多肉永遠楽天市場店 育て方・楽天で購入 月兎耳錦(ツキトジニシキ)は、一般的な月兎耳と比べて葉の色がほんのりと黄色っぽくなる所が特徴で、葉の縁部分に褐色の班も入ります。そのため、明るく元気な印象を与える園芸品種です。 |
多肉植物専門店 ビスタ 育て方・楽天で購入 ジャイアントラビットは、一般的な月兎耳と比べて葉が肉厚で大きくなる傾向があるため、強い存在感と豪華さを感じさせる園芸品種です。葉の色は緑色と茶色、葉の葉縁部分に褐色の班が入り、葉全体に白色の毛が生えます。 | 日本花キ流通 育て方・楽天で購入 ゴールデンガールは、その名前からもわかる通り葉が黄色味を帯びて黄金のような色合いになる所が特徴です。そのため、高級感がありラグジュアリーな雰囲気を演出する園芸品種です。 |
日本花キ流通 育て方・楽天で購入 ラッキーガールは、葉を覆う毛がほんのりと茶色を帯びて密生しており、また葉に膨らみがありぽっちゃりとしているため、ぬいぐるみのような可愛らしさがある園芸品種です。 | 多肉植物専門店 ビスタ 育て方・楽天で購入 野兎は、葉がやや細身でシャープな外観をしており、葉の葉縁部分に殆ど黒色に見える焦げ茶色の覆輪が入る、緑色と焦げ茶の二色の葉色が特徴の園芸品種です。 |
多肉植物専門店 ビスタ 育て方・楽天で購入 月の光は、葉の葉縁部分を中心にほんのりと入る黄色の覆輪と紅葉が魅力的な園芸品種です。黄色の覆輪は、月に照らされる植物を想像させるため、神々しく明るい印象を与える事ができます。 | 多肉植物専門店 ビスタ 育て方・楽天で購入 星兎耳(ホシトジ)は、葉全体に白色またはほんのり茶色に色付く毛が生えており、葉の葉縁部分の鋸歯に点々とした焦げ茶色のスポットが入ります。そのため、可愛らしいぬいぐるみや、骨董品などを想像させる魅力的な園芸品種です。 |
カランコエ(ベハレンシス)の特徴や園芸品種
- 原産:マダガスカル
- 学名:Kalanchoe beharensis
- 草丈:約50~450cm
- 分類:多年草
- 開花時期:3月~7月
- 花色:紫色●白色〇
- 葉色:緑色●茶色●白色〇
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:弱い
- 購入方法:カランコエ(ベハレンシス)楽天で購入
カランコエ(ベハレンシス)とは!?
カランコエ(ベハレンシス)は学名Kalanchoe beharensis、別名では「仙女の舞(センニョノマイ)」や「エレファント・イアー・カランコエ(elephant’s ear kalanchoe)」等とも呼ばれるマダガスカルが原産の多年草です。
カランコエ(ベハレンシス)の語源(由来)
- 属名のKalanchoeは、中国語の「伽藍菜」に由来すると考えられています。
- 種小名のbeharensisは、カランコエ(ベハレンシス)が分布するマダガスカルのBeharaという地域に由来しています。
カランコエ(ベハレンシス)の特徴(魅力)
- カランコエ(ベハレンシス)は、他のカランコエと比べても葉がとても大きく、葉の縁部分が波打ったり中央部が凹んだりしています。そのため、遠くからでも目を引きつける存在感があり、ダイナミックで動きのある優雅な葉の姿が楽しめます。
- 草姿は直立、栽培環境下では50~200cm程度ですが、野生では高さが400cmを超えることもあります。
- 葉は多肉質、形状は三角形または葉の肩部分が突き出る鉾形をしており、葉縁部分が波打ったり、葉中央部が凹んだりしています。そのため、葉の形には動きがありダイナミックでカッコ良さを感じさせることがあります。
- 葉の色は青緑色から茶色をしています。
- 葉の表面には羊毛のような毛が密生しています。そのため、ベルベットやフェルトのような質感を持っています。
- カランコエ(ベハレンシス)は水やりや肥料の手間がほとんどなく、環境を整えて上げれば育てるのが容易です。ただし栽培する際は「過湿」「冬の寒さ」に注意する必要があります。
- 過湿とは、何時までも土壌がジメジメしているような状態です。基本的に他の多肉植物と同様に、乾燥に強いですが、水分の過剰な状態を苦手にしています。そのため、水のやりすぎないこと、長雨に当てないことが大切になるでしょう。
- 冬の寒さを苦手にしています。そのため、冬の管理は基本的に屋内で行いましょう。
カランコエ(ベハレンシス)の草丈は約50(~450)cm、茎は直立、茎の質感は多肉質、茎の色は緑色または淡い褐色、白色の毛が密生します。
葉序は対生葉序、葉柄は長く、葉の色は青緑色または茶色、葉の長さ約15(~35)cm、葉の形は三角形または鉾形、葉縁部分に鋸歯があり、葉の質感は多肉質、葉は白色または褐色の羊毛のような毛が密生しています。また葉の中央が凹み、葉縁部分が波打つ傾向があります。
花序は複集散花序、花冠は壺形、花冠の裂片は4個、花の色は白色と紫色で紫色の脈班が入ります。
カランコエ(ベハレンシス)の園芸品種の紹介
育て方・楽天で購入 ファングは、葉の裏側に獣の牙を想像させるような鋭い突起が出来る所や、葉の葉縁部分を中心に褐色になる白緑色と褐色の二色の葉色が特徴です。そのため、デンジャラスで近寄り難い雰囲気を演出することが出来るため、男らしさやカッコ良さなどを感じさせることが出来る品種になります。草姿は直立、株は高さ約30~100cmに成長します。 |
カランコエ(プミラ)の特徴や園芸品種
- 原産:マダガスカル
- 学名:Kalanchoe pumila
- 草丈:約15~30cm
- 分類:亜低木
- 開花時期:1月~5月
- 花色:桃色●
- 葉色:緑色●白色〇灰色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:弱い
- 用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
- 購入方法:カランコエ(プミラ)楽天で購入
カランコエ(プミラ)とは!?
カランコエ(プミラ)は学名Kalanchoe pumila、別名では「白銀の舞(シロガネノマイ)」や「フラワー・ダスト・プラント(flower dust plant)」等とも呼ばれるマダガスカルが原産の多年草です。
カランコエ(プミラ)の語源(由来)
- 属名のKalanchoeは、中国語の「伽藍菜」に由来すると考えられています。
- 種小名のpumilaはラテン語で「矮性」「低い」を意味しており、草姿に由来しています。
カランコエ(プミラ)の特徴(魅力)
- カランコエ(プミラ)は、白銀を思わせるような上品な葉色と、匍匐しながら広がっていく草姿が特徴の植物です。
- そのため、園芸では上品で洗練された印象を与える葉をシルバーリーフとして楽しむ目的だったり、ロックガーデンの地被植物またはハンギング仕立てで枝垂れる姿を楽しむ目的で育てられます。
- 草姿はマット状に広がる性質があり、茎は匍匐したり、また下垂する性質もあります。そのため、乾燥しやすいロックガーデンの地被植物として使われたり、大鉢やハンギングバスケットに植えて優雅に枝垂れる姿を鑑賞する目的で育てられたりします。
- 草姿は直立、栽培環境下では50~200cm程度ですが、野生では高さが400cmを超えることもあります。
- 葉は多肉質、葉表面に白粉を帯びたような毛が生えており、ワックスのような質感があります。
- 葉の色は灰緑色から灰色または銀色をしていることから、上品な印象を与えるシルバーリーフとして楽しめます。
- 葉の表面には羊毛のような毛が密生しています。そのため、ベルベットやフェルトのような質感を持っています。
- 開花は冬の終わりごろから春にかけて、光沢のある桃色の花はシルバーリーフとの相性がとてもよく、女性が好む宝石やアクセサリーなどを想像させます。そのため、高級感のあるラグジュアリーなお庭などによく合うでしょう。
- カランコエ(プミラ)は水やりや肥料の手間がほとんどなく、環境を整えて上げれば育てるのが容易です。ただし栽培する際は「過湿」「強光」「冬の寒さ」に注意する必要があります。
- 過湿とは、何時までも土壌がジメジメしているような状態です。基本的に他の多肉植物と同様に、乾燥に強いですが、水分の過剰な状態を苦手にしています。そのため、水のやりすぎないこと、長雨に当てないことが大切になるでしょう。
- 強光とは、強過ぎる直射日光です。日当たりに関しては気温にも左右されるため一概ではないですが、基本的に明るい日陰または半日陰で育てる事が理想です。日向で育てた場合、光合成能力を超える強光となるため、葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしやすくなります。
- 冬の寒さを苦手にしています。そのため、冬の管理は基本的に屋内で行いましょう。
カランコエ(プミラ)の草丈は約15(~30)cm、草姿はマット状、茎はほふく性、茎の質感は多肉質、茎の色は緑色または赤みを帯び、新しい茎は白粉を帯びて白っぽくなります。
葉序は対生葉序、葉柄はあり、葉の色は灰色または灰緑色、葉の長さ約2(~4)cm、葉の形は倒卵形または菱形、葉縁部分に鋸歯があり、葉の質感は多肉質、葉は白粉を帯びたような毛で覆われています。
花序は茎の末端に集まる集散花序、花冠は壺形、花冠の裂片は4個、裂片は外側に反る傾向があり、花の色は桃色です。
カランコエ(プミラ)の園芸品種の紹介
カランコエ(ティルシフローラ)の特徴や園芸品種
- 原産:マダガスカル
- 学名:Kalanchoe thyrsiflora
- 草丈:約30~100cm
- 分類:多年草
- 開花時期:1月~5月
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●赤色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:弱い
- 購入方法:カランコエ(ティルシフローラ)楽天で購入
カランコエ(ティルシフローラ)とは!?
カランコエ(ティルシフローラ)は学名Kalanchoe thyrsiflora、別名では「デザートローズ」や「唐印(トウイン)」等とも呼ばれる多年草です。原産地はマダガスカルにあり、自生地は乾燥した草原や岩の多い場所などにあります。
カランコエ(ティルシフローラ)の語源(由来)
- 属名のKalanchoeは、中国語の「伽藍菜」に由来すると考えられています。
- 種小名のthyrsifloraは、古代ギリシア語で「(密集した)穂」を意味する「θύρσος(thyrsos)」と、ラテン語で「花」を意味する「floris」の二語で構成されており、密に咲く花姿に由来します。
カランコエ(ティルシフローラ)の特徴(魅力)
- カランコエ(ティルシフローラ)は、丸くて多肉質の可愛らしい葉が、交互に重なるロゼットのような葉姿が特徴です。その外観から、日本ではデザートローズ(砂漠の薔薇)と呼ばれており、また海外でもdesert cabbage(砂漠のキャベツ)と呼ばれたりしています。
- 草姿は生育初期はロゼットを形成して葉が密に付き、株が成熟してくると茎を100cmまで直立に伸ばして花を咲かせます。
- 葉は多肉質、葉の形は殆ど円形をしているため可愛らしい印象を与えやすく、また生育初期はロゼット状に葉が密につくため薔薇の花のような華やかな葉の姿が楽しめます。
- 葉は表面が白粉を帯びたようになるため白緑色の色合いをしており、十分な光を浴びた株は葉の色が葉縁部分を中心に赤色に染まります。
- 開花は冬の終わりごろから春にかけて、茎を最大100cmまで伸ばし、密な円錐花序を作ります。
- 開花後は株は乾燥して枯れてしまいますが、親株の周りに子株を沢山作るため、これを繁殖させて増やす事が可能です。
- カランコエ(ティルシフローラ)は水やりや肥料の手間がほとんどなく、環境を整えて上げれば育てるのが容易です。ただし栽培する際は「過湿」「強光」「冬の寒さ」に注意する必要があります。
- 過湿とは、何時までも土壌がジメジメしているような状態です。基本的に他の多肉植物と同様に、乾燥に強いですが、水分の過剰な状態を苦手にしています。そのため、水のやりすぎないこと、長雨に当てないことが大切になるでしょう。
- 強光とは、強過ぎる直射日光です。日当たりに関しては気温にも左右されるため一概ではないですが、基本的に明るい日陰または半日陰で育てる事が理想です。日向で育てた場合、光合成能力を超える強光となるため、葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしやすくなります。
- 冬の寒さを苦手にしています。そのため、冬の管理は基本的に屋内で行いましょう。
カランコエ(ティルシフローラ)の草丈は約30(~100)cm、草姿はロゼットを形成後に茎が直立に伸び花を咲かせます。茎の質感は多肉質、茎の色は緑色または赤みを帯び、白粉を帯びて白っぽくなります。
葉序は根生葉または対生葉序、葉の色は白緑色または葉縁部分が赤色、葉の形は円形または倒卵形、葉の質感は多肉質、葉は白粉を帯びています。
花序は円錐花序状で密集しています。花冠は壺形、花冠の裂片は4個、花の色は黄色です。
カランコエ(ティルシフローラ)の園芸品種の紹介
育て方・楽天で購入 紅唐印は、紅葉すると綺麗な葉が綺麗な赤色に染まる魅力的な品種です。 | charm 楽天市場店 育て方・楽天で購入 唐印錦は、葉の色が明度の高いパステル調の緑色と黄色で構成されており、しばしば紅葉して赤色・緑色・黄色の三色の葉色が楽しめます。そのため、カラフルな葉をカラーリーフとして楽しみたい人などにおすすめの品種です。 |
セイロンベンケイの特徴や園芸品種
- 原産:マダガスカル
- 学名:Kalanchoe pinnata
- 草丈:約50~100cm
- 分類:多年草
- 開花時期:12月~5月
- 花色:赤色●桃色●橙色●黄色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:弱い
- 購入方法:セイロンベンケイを楽天で購入
セイロンベンケイとは!?
セイロンベンケイは学名Kalanchoe pinnata、別名では「カランコエ・ピナータ」や「はからめ」等とも呼ばれる多年草です。原産地はマダガスカル、自生地は乾燥した森の中や岩の上などにあります。熱帯および亜熱帯地域に広く帰化しており、日本でも小笠原諸島に帰化しています。
セイロンベンケイの語源(由来)
- 属名のKalanchoeは、中国語の「伽藍菜」に由来すると考えられています。
- 種小名のpinnataはラテン語で「羽状の」を意味し、葉の形に由来しています。
セイロンベンケイの特徴(魅力)
- セイロンベンケイは、シャンデリアのように垂れ下がりながら咲く豪華な花姿や、羽状に分裂した多肉質の葉の形、葉縁部分に子株が出来る所などが特徴になる植物です。
- 草姿は直立、茎の質感は多肉質です。
- 葉は単葉または一個の葉が羽状に分裂しており、小葉が三個または五個ついています。小葉は多肉質で、形は卵形から楕円形をしています。
- 葉は葉縁部分に子株をつくる事があります。子株は、親株の葉の上で根・茎・葉を形成して、親株から剥がれて落ちると、地面上で繁殖します。その繁殖力の高さから熱帯地域で広く帰化しており、在来種に悪影響を及ぼすとして問題を引き起こしています。
- 開花は一般的に冬頃、花序は円錐花序、円錐花序は花軸に花穂を何本も付けて沢山の花を吊り下げるように咲かせるため、非常に豪華な雰囲気を演出します。
- 萼な長い筒状、萼の色は黄緑色から赤色をしており、非常に装飾的です。また花が落ちた後も長く楽しめる所が魅力です。
- 花は長さが約5cm、四個の花弁が合着する合弁花で、裂片が4個あります。
セイロンベンケイの草丈は約50(~100)cm、茎は直立、茎の質感は多肉質、茎の色は緑色または赤色か赤褐色になります。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉身の長さ約10(~30)cm、葉身の形は単葉または羽状複葉、羽状複葉は小葉が3(~5)個、小葉の形は卵形または楕円形、葉縁部分には鋸歯があり、葉の質感は多肉質です。
花序は円錐花序、萼の形は筒状、萼の色は黄緑色・赤色・桃色、花の長さ約5cm、花の形は鐘形、花の先端の裂片は4個、花の色は赤色または桃色です。
セイロンベンケイの園芸品種の紹介
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カランコエ(フミリス)の特徴や園芸品種
- 原産:マダガスカル
- 学名:Kalanchoe humilis
- 草丈:約15~100cm(花序含む)
- 分類:多年草
- 開花時期:
- 花色:桃色●紫色●
- 葉色:緑色●紫色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:弱い
- 用途:カラーリーフ/ロックガーデン
- 購入方法:カランコエ(フミリス)楽天で購入
カランコエ(フミリス)とは!?
カランコエ(フミリス)は学名Kalanchoe humilis、別名では「スポッテッド・カランコエ(Spotted Kalanchoe)」等とも呼ばれるマダガスカルが原産の多年草です。
カランコエ(フミリス)の語源(由来)
- 属名のKalanchoeは、中国語の「伽藍菜」に由来すると考えられています。
- 種小名のhumilisはラテン語で「低い」「謙虚な」を意味しており、草姿に由来しています。
カランコエ(フミリス)の特徴(魅力)
- カランコエ(フミリス)は、葉が多肉質で丸い形状をしており可愛らしい印象を与える所や、葉の中に虎柄を思わせるような紫色の模様が入り個性的な印象を与える所が特徴の植物です。
- そのため、園芸では虎柄の個性的な葉を鑑賞する目的で育てられます。
- 草姿はロゼット状、株が成熟すると茎を直立に伸ばして花を咲かせます。
- 葉は多肉質でぷにぷにしていて、丸い形状をしています。そのため、可愛らしい印象を与えることが出来ます。
- 葉の色は緑色(白緑色)と紫色、十分な光量がある環境では葉の中に虎柄を想像させるような紫色のまだら模様があらわれます。そのため、個性的な印象を与えるカラーリーフとして楽しむことが可能です。
- カランコエ(フミリス)は水やりや肥料の手間がほとんどなく、環境を整えて上げれば育てるのが容易です。ただし栽培する際は「過湿」「強光」「冬の寒さ」に注意する必要があります。
- 過湿とは、何時までも土壌がジメジメしているような状態です。基本的に他の多肉植物と同様に、乾燥に強いですが、水分の過剰な状態を苦手にしています。そのため、水のやりすぎないこと、長雨に当てないことが大切になるでしょう。
- 強光とは、強過ぎる直射日光です。日当たりに関しては気温にも左右されるため一概ではないですが、基本的に明るい日陰または半日陰で育てる事が理想です。日向で育てた場合、光合成能力を超える強光となるため、葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしやすくなります。
- 冬の寒さを苦手にしています。そのため、冬の管理は基本的に屋内で行いましょう。
カランコエ(フミリス)の草丈は花序を含めて約15(~100)cm、草姿はロゼットを形成して、その後に茎を直立に伸ばし花を咲かせます。茎の質感は多肉質、茎の色は白緑色です。
葉序は根生葉または対生葉序、葉の色は緑色(白緑色)と紫色で横に斑模様ができます。葉の長さ約5(~15)cm、葉の形は倒卵形、葉縁部分に鋸歯があり、葉の質感は多肉質です。
花序は円錐花序、花冠は壺形、花冠の裂片は4個、花の色は紫色または桃色です。
カランコエ(フミリス)の園芸品種の紹介
カランコエのその他の種と園芸品種
その他のカランコエの種の紹介
育て方・楽天で購入 原産地はマダガスカル、自生地は岩の多い乾燥した場所等にあります。白姫の舞は、シャンデリアのように鮮やかな赤橙色の花が吊りさがりながら咲くため、非常に豪華な花姿が楽しめます。また葉は殆ど円形で可愛らしい形状をしており、白粉を帯びたような明度の高い白緑色の葉色が、メルヘンチックで可愛らしい雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。 草丈は約10~50cm、草姿は直立、茎は基部付近でよく枝分かれして、茎の質感は多肉質、成熟すると木質化して、茎の色は白緑色と薄い茶色です。葉序は対生葉序、葉の色は白緑色と赤色(縁部分)、葉の形は広倒卵形または円形です。花序は集散花序、花冠は壺形または鐘形、花の色は橙色または赤色です。 | 育て方・楽天で購入 胡蝶の舞は、シャンデリアのように鮮やかな橙色または桃色の花が吊りさがりながら咲くため、非常に豪華な花姿が楽しめます。また葉は丸くて外側に膨らむためお皿のような可愛らしい形状をしており、葉の色は白緑色と赤色、葉縁部分が赤色になり、葉の中にも不規則にスポットが入ったり、紅葉したりするため、カラーリーフとして楽しむことも出来ます。 草丈は約10~50cm、草姿は直立、茎は基部付近でよく枝分かれして、茎の質感は多肉質、成熟すると木質化して、茎の色は白色と薄い茶色です。葉序は対生葉序、葉の色は白緑色と赤色、葉の形は広倒卵形または円形、葉は外側に膨らむ傾向があり、葉縁部分は鋸歯があります。花序は集散花序、花冠は壺形または鐘形、花の色は橙色または桃色です。 |
グリーン・ルーム株式会社 ミロッティーは、葉の色や茎の色がパステル調の明度の白緑色をしている所と、多肉質でぷにぷにとした可愛らしい外観をしている所が魅力の植物です。そのため、一般的に可愛らしい葉を鑑賞する目的で育てられます。 草丈は約30~100cm、草姿は直立、茎の質感は多肉質、茎の色は白緑色、白粉を帯びたような毛が生えます。葉序は対生葉序、葉の色は明度の高い白緑色、葉の形は卵形または菱形、葉縁部分は鋸歯があり、葉には白粉を帯びたような白色の毛が生えます。花序は円錐花序、花冠は壺形、花の色は白色または薄い桃色です。 | グリーン・ルーム株式会社 エリオフィラは、葉全体に蜘蛛の巣状の毛が生えています。そのため、雪が積もっているかのような外観をしており英名ではSnow White Panda Plantとも呼ばれています。また葉は多肉質で厚みがあり、ツキトジのような可愛らしい形状をしている所も魅力です。そのため、一般的に可愛らしい葉を鑑賞する目的で育てられます。 草丈は約10cm(茎の長さ約30cm)、草姿はマット状、茎は基部付近でよく枝分かれして直立した後に途中で湾曲して倒れ匍匐するように広がる傾向があります。茎の質感は多肉質、茎の色は緑色または白緑色、白色の長い毛が生えます。葉序は対生葉序、葉の色は明度の高い白緑色、葉の形は楕円形、葉縁部分、葉には蜘蛛の巣状の白色の毛が生えます。花序は円錐花序、花冠は鐘形、花の色は薄い桃色です。 |
株式会社多肉永遠楽天市場店 ロンボピロサは、カランコエの中でも最小の種の一つとして数えられており、成長しても高さ10~30cm程度にしかなりません。葉は扇状でカッコイイ形状をしており、白色と褐色の二色の葉色がモダンで洗練された雰囲気を演出します。そのため、一般的にカッコイイ葉や茎を鑑賞する目的で育てられます。 草丈は約10~30cm、草姿は直立、茎の質感は多肉質、茎の色は白色と茶色です。葉序は対生葉序、葉の色は白色と茶色、葉の形は倒三角形または菱形、葉縁部分は鋸歯があります。花序は総状花序、花冠は壺形、花の色は緑色または黄色です。 | 花と観葉植物のChouchou,te ユニフローラは、茎が柔軟なため地面をマット情報に広がったり、壁面を上から下へと下垂したり、また茎の節から不定根を出して岩壁や樹木などを登る性質があったりします。また、葉は肉質で丸い形状をしているため可愛らしく、花はぷっくりと風船のように膨らみ赤ピンクまたは橙色をしているため鮮やかで可愛い雰囲気を演出する事が出来る植物です。そのため、園芸では一般的にロックガーデンの地被植物として利用されたり、吊り鉢等に植えてハンギングにされたりする事が多く、可愛らしい葉っぱや花を楽しむ目的で育てられます。 草丈は約15cm、茎の長さ約50~100cm、草姿は匍匐性、茎の質感は多肉質、茎の色は緑色または赤色、茎の節からは不定根を出します。葉序は対生葉序、葉の色は緑色、葉の形は楕円形または倒卵形、葉縁部分に切れ込みがあります。花序は集散花序、花冠は壺形、花の色は赤色・桃色・橙色です。 |
その他のカランコエの品種
三本松フラワー 不死鳥錦(ふしちょうにしき)は、コダカラベンケイなどと同様に葉の葉縁部に可愛らしい子株をつくる性質があります。葉はほんのりと赤紫色を帯びる傾向があり、また葉裏にまだら模様が出来たり、子株も薄い赤紫色をしています。そのため、一般的に独特で奇妙な色合いをした葉や、可愛らしい子株を鑑賞する目的で育てられます。 草丈は約10~40cm、草姿は直立、茎の質感は多肉質、茎の色は緑色または薄い赤紫色です。葉序は対生葉序、葉の色は緑色または薄い赤紫色で葉裏を中心にまだら模様が入ります、葉の形は狭楕円形、葉縁部分には鋸歯があります。花序は円錐花序、花冠は鐘形、花の色は橙色または薄い桃色です。 | 株式会社多肉永遠楽天市場店 育て方・楽天で購入 カランコエ(紅燕)は、燕の翼を想像させるようなシャープでカッコイイ葉の形と、赤色の細い覆輪が入る緑色と赤色の二色の葉色が魅力的な園芸品種です。 |
育て方・楽天で購入 草丈は約20~25cm、草姿は直立、茎の質感は多肉質、茎の色は緑色または赤色です。葉序は対生葉序、葉の色は緑色で光沢があり、葉の形は楕円形、葉の質感は多肉質です。花序は集散花序、花冠は鐘形、花の色は赤色・桃色・橙色があります。 |