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原産:北アメリカ 科:アカバナ(Onagraceae) 属:マツヨイグサ(oenothera) 種:リンドハイメリ(lindheimeri) 同義語(syn.):gaura lindheimeri 品種:リリポップピンク 開花時期:5月~11月 花の色:桃色● 葉色:緑色● 分類:多年草 草丈:約30cm 草姿:直立 誕生花:6月9日 花言葉:「清楚」「負けず嫌い」「我慢できない」「行きずりの恋」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ガウラ(リリポップピンク)は基部付近での枝分かれがとてもよくふんわりとしたボリュームある草姿をつくり、また高さ30cm程度と背が低いため鉢植えでも育てやすく、柔らかな桃色の花を咲かせる魅力的な園芸品種です。
開花時期は晩春から晩秋、花色は桃色、個々の花は4個の花弁(4数花)があり、花序は小花が穂状に集まり穂状花序もしくは総状花序に花を咲かせます。草姿は直立でドーム状に広がり高さ約30cm × 幅は約30cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は披針形で縁に粗く鋸葉があり、葉序は互生葉序につきます。
ガウラは学名oenothera lindheimeri(syn. gaura lindheimeri)、以前はガウラ属にありましたが2000年代初頭の研究により現在はマツヨイグサ属にあります。混乱を避ける為に同義語としてガウラ(gaura lindheimeri)も利用されており、また一般的に流通する際も以前から親しみのある「ガウラ」の名前で呼ばれています。また別名では「ハクチョウソウ(白蝶草)」や「リンドハイマー・ビーブロッサム(Lindheimer’s beeblossom)」等とも呼ばれ北アメリカを原産とする多年草です。和名「ハクチョウソウ(白蝶草)」の由来は花の形と風で揺れる姿が白い蝶々にみえる所からきています。また学名のガウラ(gaura)はギリシャ語で「素晴らしい」を意味する「gauros」に由来しており、種小名のリンドハイメリ(lindheimeri)は、この植物を発見したドイツ生まれの植物学者フェルディナンド・リンドハイマー(Ferdinand Lindheimer)への献名です。
ガウラの特徴(魅力)
- 蝶々を連想させる様な可憐な花姿
- 細い茎は風に吹かれると揺られ蝶々が飛び回る様な姿に見える
- 華奢に伸びる花の茎は葉が少ないため風通しがよくなる
- ↳また日光を通すため暗くならず明るい雰囲気をつくります
- 晩春頃から晩秋頃まで長く開花し続ける所
- 幾つかの品種では赤色(~紫色)の葉をカラーリーフとして利用出来る
ガウラは多年草(宿根草)です。温暖な地域では常緑な場合もありますが、基本的には冬に地上部の葉や茎は枯れてしまい、春になると株元から前年より沢山の新しい芽を出し戻ってきます。茎は細く地面から何本も伸び、また下部でよく分枝する事でドーム状に広がる草姿が作られます。
葉は細長く(1~9cm・幅0.1~1.3cm)、下部程大きくなり花序では葉の存在が殆どなく目立ちません。また幾つかの品種では赤色や紫色をした葉や、白色や黄色の班が入る葉もあり、カラーリーフとして楽しむ事も出来ます。
花は初夏から霜が降りるまで伸び続ける花の茎に、下から順々に白色の花を咲かせます。そのため、高性な品種では晩秋頃には高さが150cmに達する事もあるようです。また一般的には桃色の蕾から白色の花を咲かせますが、品種によっては桃色や赤色の花を咲かせる場合もあります。基本的には個々の3日程度の花持ちと短命です。
園芸では、一般的に蝶々の様な可憐な花を鑑賞する目的で育てられる事が多いですが、幾つかの品種ではカラーリーフを目的として育てられます。高性な品種では高さ幅ともに大きく育つため花壇の中央等に植えて高さと立体感を出すといいでしょう。また矮性品種では花壇の縁どりとして利用したり、鉢植えの中でコンパクトに育て玄関周り等に飾り楽しむといいでしょう。園芸品種には白色の花弁に桃色の覆輪が入り可愛らしい雰囲気をつくる「ピコティー」や、茎や葉が赤みを帯びてカラーリーフとしても楽しめる「ガウディ」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
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開花時期は晩春から晩秋、花色は白色や桃色、赤色があり、個々の花は直径約4cmで4個の花弁(4数花)があり、花序は小花が穂状に集まり長さ10~80cmの穂状花序もしくは総状花序に花を咲かせます。草姿は直立でドーム状に広がり高さ約30(150)cm × 幅は約30(120)cmまで成長します。葉色は緑色で品種により赤色や紫色、黄色や白色があり、葉身は披針形で縁に粗く鋸葉があり、葉序は互生葉序につきます。
ガウラは一般的に挿し木や種によって増やされます。春に株分けでも増やす事が出来ますが、直根で難しく回復も遅いため避けた方が無難です。育てる際は基本的には夏の暑さや冬の寒さにも強く丈夫で育てやすい多年草です。