フランネルフラワー(アクチノタス属)は属の中に約20種がありオーストラリアを原産する短命の多年生植物です。一般に園芸品種で親しまれるのは殆どヘリアンセ種であり白色のフェルト生地で出来たような草姿が魅力です。
一般的に暑さや乾燥に強いフランネルフラワーですが、多湿に弱くカビ(真菌性)の病気で枯れてしまう事があります。また寒さや軽い霜には耐えるものの強い霜の当たる地域では注意が必要になるでしょう。
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このページでは主に種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
原産:オーストラリア
学名:actinotus helianthi
草丈:約30~100cm
開花時期:4月~11月(一期咲きは春のみ)
分類:多年草(短命)
誕生花:6月18日
花言葉:「高潔」「誠実」
特徴:フランネルフラワー(ヘリアンセ種)は、植物全体が白色の柔らかな毛で覆われフェルト生地の様な手触りのあるオーストラリア原産の多年生植物です。
開花時期は春にのみ咲く一期咲きのもと春から晩秋まで咲く四季咲きのものがあり、花は花弁の様に広がる白色の苞葉の中央に半球状にクリーム色の小花を咲かせます。草姿は直立/分枝し高さは最大約100cm × 幅は約50cmまで成長し、葉は非常に柔らかく奇数羽状複葉で互生葉序につきます。
フランネルフラワー(ヘリアンセ種)は植物全体がパステル調でふんわりと柔らかな印象を持たせ、ロマンティックで捉えどころのない優しい雰囲気のお庭にピッタリです。また開花期間も長く他の植物とも合わせやすいため寄せ植え素材としてもおすすめです。
フランネルフラワー(ヘリアンセ種)は暑さや乾燥に強く低メンテナンスで育てられますが、多湿を非常に苦手にしておりカビ(真菌性)の病気に弱い植物のため雨を避けたり水やりに気を付ける等の対策が必要でしょう。また寒さや軽い霜には耐えるものの強い霜の降りる地域では屋外での冬越しは難しく管理に注意が必要でしょう。フランネルフラワーは多年草ですが短命のため2年~3年で株が弱り殆どの場合枯れてしまいます。挿し木をする等して株の若返りを行いましょう。
![]() 天使のウィンクは矮性で、分枝がよくエンジェルスターより小さな花を沢山咲かせる園芸品種です。草丈は約30cmまで成長する。 | ![]() フェアリーホワイトは四季咲き性があり、やや大きめの花を咲かせるヘリアンセ種の園芸品種です。草丈は約40cmまで成長する。 |
![]() エンジェルスターは矮性で分枝がよく小輪の花を多数咲かせる四季咲きの園芸品種です。草丈30cmまで成長する。 |