エキナセアは属の中に約10種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、園芸品種が豊富にあり筒状花が盛り上がる個性的な花姿や豊富な花色が魅力的なエキナセア、細長い黄色の舌状花が下垂する様につくエキナセア(パラドクサ)、ぼろぼろした花姿が個性的なエキナセア(パリダ種)等が親しまれています。
エキナセア属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
エキナセアの主な種の目次
①エキナセア 開花時期:5月~9月(6月~8月に最も開花) | ②エキナセア(パラドクサ) 開花時期:4月~8月(5月~7月に最も開花) |
③ホソババレンギク 開花時期:6月~8月 | ④エキナセア(パリダ種) 開花時期:5月~8月 |
エキナセアの特徴や園芸品種
原産:北アメリカ
学名:Echinacea purpurea
草丈:約60~120cm
分類:多年草
開花時期:5月~9月(6月~8月に最も開花)
花色:赤色●桃色●橙色●黄色●紫色●緑色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:8月20日/10月13日
花言葉:優しさ/ただよう気品/深い愛/あなたの痛みを癒します
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花
特徴:エキナセアは学名Echinacea purpurea、一般的に単にエキナセアというと属全体をさすかこの種(Echinacea purpurea)を指している事が多く、英名でも単に「Echinacea」と呼ばれており、また別名では「ムラサキバレンギク」や「パープルコーンフラワー(purple coneflower)」等とも呼ばれる北アメリカが原産の多年草です。
エキナセアの語源(由来)
- 属名のEchinaceaは古代ギリシャ語で「ハリネズミ」「うに」を意味する「ἐχῖνος(ekhînos)」からきており、花の中心部にある硬く棘を思わせる様な筒状花に由来します。
- 種小名のpurpureaは「紫」を意味する「purpuro」と、接尾辞で「色」を意味する「-ea」の2語からきており、花の色に由来します。
- ムラサキバレンギクの由来は、花色が「紫(ムラサキ)」をしており、花の姿が纏から垂れ下がる細長い飾りの「馬簾(バレン)」に似ている所からきています。
エキナセアの特徴(魅力)
- エキナセアの花は非常に個性的で、中央に硬く半球状に盛上がる筒状花と下垂する様に反り返る舌状花がある所が特徴です。
- ↳ただし園芸品種が多く筒状花が花弁化して八重咲きする品種も沢山あります。
- 花は直径約7~15cmと非常に大きく華やです。
- 個性的な形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
- ↳切り花は管理の仕方や場所にも左右されますが7日~10日程度の日持ちがあります。
- 花の中央にある筒状花は蜜が豊富なため開花期には蜜を求め優雅に飛び回る蝶々の姿が見られます。
- 自生地の北アメリカでは野生のエキナセアを伝統医学のハーブとして利用していました。
- ↳現在もエキナセアの根が健康食費などで利用されています。ただし多くの園芸品種は効力の殆どが失われています。
- 種から育てる事も出来るため大量植栽しやすいです。
- エキナセアは夏の暑さや冬の寒さに強く非常に丈夫です。
- ↳また乾燥に非常に強く肥料も基本的に不要な事から放ったらかしで育てる事が出来ます。
エキナセアは地面下に塊状の太い地下茎をもち、ひげ根は深くまで張り活着すると乾燥に強くなります。茎は春になると伸び初めて、殆ど分枝することなく垂直に伸び高さ60(~120)cmの間で成長します。葉は根生葉と茎葉があり、茎葉は互生葉序に配置され、葉の大きさは長さ約5(~30)cm幅約5(~12)cmあり、葉身は披針形から楕円形で縁部分に鋸歯があります。花序は直径約7(~15)cmで筒状花と舌状花が組み合わさる頭状花序、舌状花は長さ3(~8)cmあり後方に反り返り、筒状花は中央で多数集まり半球状に盛り上がり硬く棘の様な感触をもちます。花後の果実は痩果です。
開花時期は晩春から秋、花色は赤色や桃色、紫色や橙色、黄色や緑色、白色等があり、花序は筒状花と舌状花の小花が集まり直径約7~15cmの頭状花序をつくります。草姿は直立で高さ約90(120)cm × 幅は40(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形もしくは披針形で、葉序は互生葉序もしくは根生葉につきます。
エキナセアの切り花の楽しみ方
- エキナセアの収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- エキナセアの収穫は花の舌状花が完全に開いていない物を選びましょう。
- 収穫したエキナセアはバケツの中で不要な葉を取り除きます。
- 葉を取り除いたら水に漬けて水切りを行いましょう。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~10日程度です。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行います。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
エキナセアの栽培方法
園芸では、個性的で華やかな花を鑑賞する目的で育てられたり、また切り花として利用する目的で育てられたり、蝶々が飛び交うようなお庭(バタフライガーデン等)をつくる目的で育てられたりします。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、管理のしやすい鉢植えに植えて様々な場所で楽しまれたりします。
エキナセアを育てる際に注意する事は「日向に植える」くらいです。一度活着すれば水やりや肥料を与える事が基本的に不要になるため放ったらかしでも育ちます。また夏の暑さや冬の寒さにも強いため一度植えれば毎年花が楽しめます。
エキナセアの主な園芸品種
サザンベル
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エキナセア(サザンベル)は、一般的な種と比べて沢山の花を咲かせ開花期間が長い傾向(Freely flowering)があり、また茎もよく分岐する傾向(Freely basal branching)にあります。成長が早く茎は垂直に最大110cmまで成長する事があり、花は直径が約10cm迄の大きさで、殆ど水平に伸びる薄桃色の舌状花と半球状に高さ6cmまで盛り上がる傾向ピンクの筒状花の2つで構成された頭花の花を咲かせます。
エキナセア(サザンベル)の発色のよい濃い桃色の花色は、可愛らしい雰囲気をつくったり明るくポップな雰囲気をつくったりするため、ロマンチックで可愛いお庭や、様々な色(青色・黄色等)を組合せながらつくるカラフルなお庭等におすすめの品種です。
ファタルアトラクション
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エキナセア(ファタルアトラクション)は一般的な種と比べて沢山の花を咲かせ開花期間が長い傾向(Freely flowering)があります。成長が早く高さ60cmまでのコンパクトな草姿をつくり、花は桃色の舌状花が殆ど下垂せずに横に伸びる一重咲きで、直径約9cmの大きな花を咲かせます。
グリーンジュエル
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エキナセア(グリーンジュエル)は、薄緑色の舌状花と濃い緑色の筒状花の2色の花色が、透き通った宝石の様な印象を与える魅力的な園芸品種です。エキナセア(グリーンジュエル)は一般的な種と比べて沢山の花を咲かせ開花期間が長い傾向(Freely flowering)があり、側枝ごとに四つまでの花が咲きます。個々の花は直径が約11cm迄と大きくなる一方で、他の品種の様な筒状花の盛り上がりはなく半球状(約4cm)に控えめ盛り上がります。
エキナセア(マーマレード)は、一般的な種と比べて沢山の花を咲かせ開花期間が長い傾向(Freely flowering)があります。花は黄色(~橙色)で直径約6.5cmあり、中央の筒状花が花弁状で著しく長くポンポンの様に大きく盛り上がる個性的な花姿をしています。
エキナセア(ホワイトダブルデライト)は、一般的な種と比べて沢山の花を咲かせ開花期間が長い傾向(Freely flowering)があります。花は直径が8cm迄の大きさになり、白色の舌状花と薄緑色の筒状花で構成され、筒状花は大きく盛り上がりポンポンを思わせる様な半球状のふさふさとした形になります。
ピンクダブルデライト
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エキナセア(ピンクダブルデライト)は花の直径が約7cmあり、花の中央にある桃色の筒状花が通常よりも長く、また沢山の筒状花が集まる事でチアのポンポンの様な個性的な花姿をつくる魅力的な園芸品種です。発色のよい濃い桃色の花色は、可愛らしい雰囲気をつくったり明るくポップな雰囲気をつくったりするため、ロマンチックで可愛いお庭や、様々な色(青色・黄色等)を組合せながらつくるカラフルなお庭等におすすめの品種です。
エキナセア(シュプリームエレガンス)は、花が成熟するに連れてローズレッドへと色が濃くなる桃色の花色と、直径が9cmにも達する大きな花、筒状花が通常よりも長く、また沢山の筒状花が集まる事でチアのポンポンの様な個性的な花姿をつくる所などが魅力的な園芸品種です。またエキナセア(シュプリームエレガンス)は横への広がりが少ない傾向があるとされています。
エキナセア(カタリーナ)は、イチゴを思わせる様な赤みの強い濃い桃色の花色と、花の中央で円錐状に盛り上がる多数の小花(筒状花)の集まりが魅力的な園芸品種です。発色のよい濃い桃色の花色は、可愛らしい雰囲気をつくったり明るくポップな雰囲気をつくったりするため、ロマンチックで可愛いお庭や、様々な色(青色・黄色等)を組合せながらつくるカラフルなお庭等におすすめの品種です。
ミルクシェーク
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エキナセア(ミルクシェーク)は、その名前からも分かる通りミルクシェークの様なクリーム色の柔らかな花色と、ふんわりとした花姿が魅力の園芸品種です。エキナセア(ミルクシェーク)は基部で茎がよく分岐する傾向(Freely basal branching)にあり、直立する茎を80cmまで多数伸ばします。1つの茎には1~7個の花が付き、個々の花は白色(~薄黄色)で直径8cm迄の大きさがあり、中央の筒状花が大きく盛り上がる個性的な花姿をしている所が特徴です。
バタフライキス
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エキナセア(バタフライキス)は一般的なエキナセアと比較して高さが50cm迄と背が低く、枝分かれの良い茎をもっています。また花の直径が約7cmと大きく、花の中央にある桃色の筒状花が通常よりも長くなり、チアで使うポンポンの様な個性的な花姿をつくる魅力的な園芸品種です。
エキナセア(ダブルスコープラズベリー)はラズベリーを連想させるような赤みの強い桃色の花色と、ポンポンを思わせる様な盛り上がりのある筒状花が個性的な花姿をつくる魅力的な園芸品種です。
グリーンツイスター
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エキナセア(グリーンツイスター)は一般的なエキナセアと違い舌状花が下垂せずに水平に伸び、また桃色と緑色の2色の花色が独特な雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。
ブラックベリートリュフ
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エキナセア(ブラックベリートリュフ)は発色のよい桃色の花弁が幾重にも重なり、完全八重咲きの花を咲かせる魅力的な園芸品種です。発色のよい濃い桃色の花色は、可愛らしい雰囲気をつくったり明るくポップな雰囲気をつくったりするため、ロマンチックで可愛いお庭や、様々な色(青色・黄色等)を組合せながらつくるカラフルなお庭等におすすめの品種です。
エキセントリック
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エキナセア(エキセントリック)は、成熟するにつれて上品な紫みの赤色からスパイシーな橙みの赤色へと徐々に色変わりしていく個性的な花色と、花が大きく開くに連れて筒状花が花弁の様になる豪華な花姿、直径9.5cmにも達する大きな花が魅力の園芸品種です。
エキナセア(ホットパパイヤ)は、基部でよく分岐する傾向(Freely basal branching)にあり、多数の直立する花茎を70cmまで伸ばし、1つの花茎には直径約9.5cmの大きな花を最大8個まで咲かせます。花色はトロピカルな印象を与える様な赤みを帯びた橙色で、花が大きく開くに連れて中央の筒状花が花弁の様になる豪華な花姿が魅力です。
シュプリームカンタロープ
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エキナセア(シュプリームカンタロープ)は、基部から多数の茎が伸びる傾向にあり、茎は最大60cmまで成長して1個の茎には1~8個の花を咲かせます。花は橙色で直径9cm迄の大きさになり、中央の筒状花が盛り上がる個性的な花姿をしています。温もりを感じさせる橙色の花色は、カジュアルで社交的な雰囲気や、南国を思わせる様な暖かな雰囲気をつくります。そのため親しみやすさを感じさせるようなお庭や、様々な色(青色・黄色等)を組合せながらつくるカラフルなお庭などによくあうでしょう。
エキナセア(ホワイトスワン)は白色と黄緑色の2色の花色が素朴でナチュラルな雰囲気をもつ魅力的な園芸品種です。
シークレットグロウ
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エキナセア(シークレットグロウ)は、一般的な種と比べて沢山の茎を出す傾向にあり、1個の茎からは1~3個の花をつけます。個々の花は黄色(~橙色)で直径8cmまであり、中央の筒状花が著しく長く大きく盛り上がる個性的な花姿をしています。
エキナセア(ココナッツライム)は、基部で茎がよく分岐する傾向(Freely basal branching)にあり、直立する茎を75cmまで多数伸ばします。花は白色(~黄緑色)で直径7.5cm迄の大きさになり、ほんのりと甘い香りがあります。また花中央にある黄緑色の筒状花が著しく長く大きく盛り上がる形をしており、また筒状花のまわりにある白色の舌状花は大きく反り返り下垂します。
エキナセア(デリシャスキャンディ)は、発色の良い蛍光ピンクの花色と、美しく球状に盛り上がる筒状花が、甘いキャンディを連想させる魅力的な園芸品種です。発色のよい濃い桃色の花色は、可愛らしい雰囲気をつくったり明るくポップな雰囲気をつくったりするため、ロマンチックで可愛いお庭や、様々な色(青色・黄色等)を組合せながらつくるカラフルなお庭等におすすめの品種です。
エキナセア(サンセット)は、夕日が沈み空が赤色に染まるようなノスタルジックな花色をしている所が魅力の園芸品種です。茎は垂直に最大100cmまで伸び、1つの茎に10個迄の花をつけます。花は直径6cmまでの大きさがあり、半球状(~円錐状)に綺麗に盛り上がる濃い橙色の筒状花と、水平からやや下がり気味に広がる橙色の舌状花で構成されており、一重咲きです。
エキナセア(グリーンエンビー)は、花の直径が約9cmあり、花が成熟するにつれて舌状花の基部付近が緑色から桃色(~紫色)へと色変わりしていく個性的な園芸品種です。
メローイエロー
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エキナセア(メローイエロー)は、プルプレア種では珍しい黄色の花を咲かせる園芸品種です。色鮮やかな黄色の花色は、非常にフレッシュで明るい雰囲気をつくるため、爽やかで明るいお庭をつくる時や、赤色や青色等の複数の花を組み合わせカラフルなお庭をつくる時等におすすめの品種です。
エキナセア(ルビースター)は、色鮮やかな桃色の舌状花と、美しく円錐状に盛り上がる橙色(~茶色)の筒状花が、カラフルでポップな雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。
エキナセア(ビック カフカ)は、甘い蜂蜜を連想させる様な薄橙色の花色と、直径が12cmにも達する花の大きさ、水平に広がる黄色の舌状花と円錐状に盛り上がる橙色の筒状花が魅力の園芸品種です。
デリシャス ヌガー
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エキナセア(デリシャス ヌガー)は、ドーム状から円錐状に大きく盛り上がる薄緑色の筒状花と、やや下垂気味に広がる白色の舌状花が特徴の園芸品種です。白色と緑色の2色の花色は、瑞々しくフレッシュな印象や、柔らかで優しい印象を与えるため、自然でナチュラルな雰囲気を与えるお庭やフレッシュで明るい雰囲気のお庭等によくあうでしょう。
エキナセア(イレジスティブル)は、葉の直径が9.5cm迄と非常に大きく、水平からやや下向きに広がる橙色の舌状花と、円錐状に盛り上がる赤色(~濃い桃色)の筒状花の2色の花色と花姿が魅力の園芸品種です。
エキナセア(パラドクサ)の特徴や園芸品種
原産:北アメリカ
学名:Echinacea paradoxa
草丈:約60~90cm
分類:多年草
開花時期:4月~8月(5月~7月に最も開花)
花色:黄色●茶色●黒色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
用途:背が高い花/切り花
特徴:エキナセア(パラドクサ)はEchinacea paradoxa、別名「イエローコーンフラワー(yellow coneflower)」や「ブッシュパープルコーンフラワー(Bush’s purple coneflower)」とも呼ばれる北アメリカ原産の多年草です。
エキナセア(パラドクサ)の語源(由来)
- 属名のEchinaceaは古代ギリシャ語で「ハリネズミ」「うに」を意味する「ἐχῖνος(ekhînos)」からきており、花の中心部にある硬く棘を思わせる様な筒状花に由来します。
- 種小名のparadoxaはラテン語で「逆説」を意味しています。
エキナセア(パラドクサ)の特徴(魅力)
- エキナセア(パラドクサ)の花は非常に個性的で、中央に球状に盛上がる茶色(~黒色)の筒状花と下垂する様に強く反り返る黄色の舌状花があります。
- 花は直径約10~12cmと非常におおきいです。
- 個性的な形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
- ↳切り花は管理の仕方や場所にも左右されますが7日~10日程度の日持ちがあります。
- 葉が非常に細長い線形(~披針形)で最大35cmの長さになり幅は2cm程度です。
- 種から育てる事も出来るため大量植栽しやすいです。
- エキナセア(パラドクサ)は夏の暑さや冬の寒さに強く非常に丈夫です。
- ↳また乾燥に非常に強く肥料も基本的に不要な事から放ったらかしで育てる事が出来ます。
エキナセア(パラドクサ)の茎は春になると伸び初めて、基本的に分枝することなく垂直に伸びて高さ60(~90)cmの間で成長します。葉は根生葉と茎葉があり、茎葉は互生葉序に配置され、葉の大きさは長さ約5(~35)cm幅約0.5(~2)cmあり、葉身は線形から披針形をしています。花序は直径約10(~12)cmで茶色(~黒色)の筒状花と黄色の舌状花が組み合わさる頭状花序、舌状花は長さ7(~12)cmあり後方に強く反りしばしば下垂して、筒状花は中央で多数集まり球状に盛り上がります。花後の果実は痩果です。
開花時期は晩春から秋、花色は黄色もしくは茶色(~黒色)、花序は筒状花と舌状花の小花が集まり直径約10~12cmの頭状花序をつくります。草姿は直立で高さ約60(90)cm × 幅は40(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形もしくは披針形で、葉序は互生葉序もしくは根生葉につきます。
エキナセア(パラドクサ)の切り花の楽しみ方
- エキナセア(パラドクサ)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- エキナセア(パラドクサ)の収穫は花の舌状花が完全に開いていない物を選びましょう。
- 収穫したエキナセア(パラドクサ)はバケツの中で不要な葉を取り除きます。
- 葉を取り除いたら水に漬けて水切りを行いましょう。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~10日程度です。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行います。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
エキナセア(パラドクサ)の栽培方法
エキナセア(パラドクサ)を育てる際に注意する事は「日向に植える」くらいです。一度活着すれば水やりや肥料を与える事が基本的に不要になるため放ったらかしでも育ちます。また夏の暑さや冬の寒さにも強いため一度植えれば毎年花が楽しめます。
エキナセア(パラドクサ)の主な園芸品種
ホソババレンギクの特徴や園芸品種
原産:北アメリカ
学名:Echinacea angustifolia
草丈:約30~60cm
分類:多年草
開花時期:6月~8月
花色:桃色●茶色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
用途:
特徴:ホソババレンギクは学名Echinacea angustifolia、別名「エキナセア・アングスティフォリア」や「ナローリーブ パープル コーンフラワー(narrow leaved purple coneflower)」等とも呼ばれる北アメリカ原産の多年草です。
ホソババレンギクの語源(由来)
- 属名のEchinaceaは古代ギリシャ語で「ハリネズミ」「うに」を意味する「ἐχῖνος(ekhînos)」からきており、花の中心部にある硬く棘を思わせる様な筒状花に由来します。
- 種小名のangustifoliaはラテン語で「小さい」「狭い」を意味する「angustus」と、「葉」を意味する「folium」の2語からなり、葉の大きさに由来します。
ホソババレンギクの特徴(魅力)
- ホソババレンギクは茎や葉が白色の毛で覆われた草姿をしています。
- 花は基本的に分枝しない1個の茎に1個の花が咲きます。
- ↳花は個性的で、中央に半球状に盛上がる茶色の筒状花と下垂する様に反り返る桃色の舌状花があります。
- 花は直径7cm程度です。
- 葉が細長く種小名や英名の由来にもなっています。
- 自生地の北アメリカでは野生のエキナセアを伝統医学のハーブとして利用していました。
- ↳現在もホソババレンギクの根が健康食費などで利用されています。
- ホソババレンギクは夏の暑さや冬の寒さに強く非常に丈夫です。
- ↳また乾燥に非常に強く肥料も基本的に不要な事から放ったらかしで育てる事が出来ます。
ホソババレンギクの茎の色は緑色で赤みを帯びる事もあり白色の毛が密生しています。茎は基本的に分枝することなく垂直に伸びて高さ30(~60)cmの間で成長します。葉は根生葉と茎葉があり、茎葉は互生葉序に配置され、葉の色は緑色で白色の毛が生え、葉身は卵形から披針形をしています。花序は直径約7cmで、約80(~250)個の茶色の筒状花と、約8(~21)個の桃色の舌状花が組み合わさる頭状花序で構成されています。花後の果実は痩果です。
開花時期は晩春から秋、花色は桃色もしくは茶色、花序は筒状花と舌状花の小花が集まり直径約7cmの頭状花序をつくります。草姿は直立で高さ約30(60)cm × 幅は30(45)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形もしくは披針形で、葉序は互生葉序もしくは根生葉につきます。
ホソババレンギクの栽培方法
ホソババレンギクを育てる際に注意する事は「日向に植える」くらいです。一度活着すれば水やりや肥料を与える事が基本的に不要になるため放ったらかしでも育ちます。また夏の暑さや冬の寒さにも強いため一度植えれば毎年花が楽しめます。
ホソババレンギクの主な園芸品種
エキナセア(パリダ種)の特徴や園芸品種
原産:北アメリカ
学名:Echinacea pallida
草丈:約45~90cm
分類:多年草
開花時期:5月~8月
花色:桃色●茶色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
用途:
特徴:エキナセア(パリダ種)は学名Echinacea pallida、別名「ペールパープルコーンフラワー(pale purple coneflower)」等とも呼ばれる北アメリカ原産の多年草です。
エキナセア(パリダ種)の語源(由来)
- 属名のEchinaceaは古代ギリシャ語で「ハリネズミ」「うに」を意味する「ἐχῖνος(ekhînos)」からきており、花の中心部にある硬く棘を思わせる様な筒状花に由来します。
- 種小名のpallidaは「青白い」「淡い」を意味しています。
エキナセア(パリダ種)の特徴(魅力)
- エキナセア(パリダ種)の花は非常に個性的でボロボロしたような花姿をしています。
- ↳花は中央に円錐状に盛上がる茶色の筒状花と下垂する細長い薄桃色(~白色)の舌状花があります。
- 花の大きさは直径2.5(~7.5)cm程度です。
エキナセア(パリダ種)の茎の色は緑色で白色の毛が疎らに生えており、茎は基本的に分枝することなく垂直に伸びて高さ45(~90)cmの間で成長します。葉は根生葉と茎葉があり、茎葉は互生葉序に配置され、葉の色は緑色で白色の毛が生え、葉身の大きさは長さ約12(~40)cm幅約1(~4)cmあり、葉身の形は楕円形から披針形をしていて縁部分に鋸歯があります。花序は直径約2.5(~7.5)cmで、円錐状に盛上がる多数の茶色の筒状花と、後ろに強く反り返るか下垂する桃色(~白色)の舌状花が組み合わさる頭状花序です。花後の果実は痩果です。
開花時期は晩春から秋、花色は桃色(~白色)もしくは茶色、花序は筒状花と舌状花の小花が集まり直径約2.5(~7.5)cmの頭状花序をつくります。草姿は直立で高さ約45(90)cm × 幅は30(45)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形もしくは披針形で縁部分に鋸歯があり、葉序は互生葉序もしくは根生葉につきます。
エキナセア(パリダ種)の栽培方法
エキナセア(パリダ種)を育てる際に注意する事は「日向に植える」くらいです。一度活着すれば水やりや肥料を与える事が基本的に不要になるため放ったらかしでも育ちます。また夏の暑さや冬の寒さにも強いため一度植えれば毎年花が楽しめます。