原産:カナダ 科:キンポウゲ(Ranunculales) 属:オダマキ/アクレギア(Aquilegia) 種:カナディンシス(Canadensis) 品種:ピンクランタン(pink lanterns) 開花時期:5月~7月 花の色:桃色●白色〇 葉色:緑色● 分類:多年草(宿根草) 草丈:約30cm 草姿:ロゼット 誕生花:5月14日/5月29日/6月2日 花言葉:「愚か」「勝利への決意」「心配して震えている」「あの方が気がかり」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
オダマキ(ピンクランタン)は一般的な種と比べると高さが30cm迄と非常に背が低くコンパクトな草姿をしており、薄桃色の萼片と白色の2色の花色がピュアでロマンティックな雰囲気をつくる魅力的な品種です。
開花時期は晩春から夏、花色は桃色と白色、個々の花は長さ約2~5cmで花弁の様に見える5個の萼と中央に5個の円筒型の花弁、5個の後ろに突き出る距があります。草姿はロゼットで直立に茎を伸ばし高さは約30cm × 幅は約30cmまで成長します。葉色は緑色、1~2回三出複葉して、葉序は根出葉もしくは互生葉序になります。
オダマキ(カナディンシス種)の最大の特徴(魅力)はランタンを連想させる様な花の形と花の色にあり、シダ植物を連想させる様な上品な草姿も魅力です。花は通常2色で萼片と花弁で色が違い、一般的に赤色と黄色ですが、それ以外にも桃色や橙色等があります。また花には長く後ろに突き出た距があり、最奥の丸みを帯びた部分には蜜が含まれています。
オダマキ(カナディンシス種)は多年草(宿根草)のため、冬になると地上部は枯れてしまい根のみで春まで過ごします。春になると芽が現れ根生葉や茎を伸ばし晩春頃から花を付けます。花が終わり夏に入ると、しばしば葉がボロボロになったり枯れてしまいます。夏の強い日差しや高温等が原因ですが、基本的には短命の多年草のため溢れ種をとって毎年更新される事も多いようです。また一方で種を付けたままにすると株のエネルギーが失われるため夏越ししにくくなります。
園芸では優雅に広がる美しい草姿や上品な花姿を鑑賞する目的で、花壇や植え込みの中央や縁どりとして植えられる事が多く、耐陰性が強い事からシェードガーデン等にも利用されます。園芸品種には、一般的な種と比較して草丈が半分程とコンパクトな「リトル ランタン」や桃色の萼片と白色の花弁の2色の花色がふんわりと優しい雰囲気をつくる「ピンクランタン」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
オダマキ(カナディンシス種)は株分けや種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さに強い一方で夏の高温多湿を苦手にしているため注意が必要でしょう。また基本的に短命のため定期的な株の更新が必要です。
オダマキ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。