

原産:地中海沿岸/黒海沿岸
科:ヒガンバナ(Amaryllidaceae)
属:アリウム/ネギ(Allium)
種:シクラム(siculum)
別名:シチリア ハニー ガーリック(Sicilian honey garlic)/シチリア ハニー リリー(Sicilian honey lily)/メディテレイニアン ベルズ(Mediterranean bells)
開花時期:5月~6月
花の色:黄色●茶色●紫色●
葉色:緑色●
分類:多年草
草丈:約60~120cm
誕生花:5月16日/7月23日
花言葉:正しい主張/くじけない心
用途:切り花
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
アリウム(シクラム)とは!?
アリウム(シクラム)は学名Allium siculum、別名「シチリア ハニー リリー(Sicilian honey lily)」や「メディテレイニアン ベルズ(Mediterranean bells)」とも呼ばれる地中海沿岸及び黒海沿岸原産の多年草です。
アリウム(シクラム)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のsiculumは「シチリア」を意味しており、自生地に由来しています。
アリウム(シクラム)の特徴(魅力)
- アリウム(シクラム)は素朴で落ち着いた雰囲気漂うアンティークな花色とぶら下がる様に咲くシャンデリアの様な花姿が魅力です。
- ↳花色は外側の基部が緑色で内側の基部が栗色(紫色)をしており縁部分がクリーム色をしているため三色の花色があります。
- 花はシャンデリアを思わせる様な花姿をしています。
- ↳茎の頂部から伸びる花柄は長さが不規則で放射状に弧を描きながら広がりランプの様に小花を約20~30個吊り下げます。
- 栗色からクリーム色の花色は経年を感じさせる様な褪せた色合いのため、懐かしい雰囲気あるアンティークなお庭や、素朴で落ち着いた雰囲気のあるお洒落なお庭によくあうでしょう。
- 個性的な色と形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
- ↳切り花としては水揚げが良く日持ちが約1~2週間と長いです。
- 葉は細長い線形で切断すると三角形をしています。
- ↳また葉身全体がスクリューの様に強く捻れている所も特徴です。
- 地面下に直径約5~7.5cmの球根(鱗茎)をもちます。
開花時期は春から初夏、花色は茶色や黄色、緑色があり、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は20~30個の小花が集まり散形花序をつくります。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)があり高さは約60(120)cm × 幅は約30(45)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
アリウム(シクラム)の切り花の楽しみ方

- アリウム(シクラム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- アリウム(シクラム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したアリウム(シクラム)を水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
アリウム(シクラム)の栽培方法
園芸では、アンティークの飾り物の様な美しい花を鑑賞する目的で育てられたり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、管理のしやすい鉢植えで楽しまれたりします。
アリウムの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
アリウムの珍しい種類と主な種とおすすめの園芸品種の紹介【2022】
アリウム(シクラム)の育て方
花壇の土づくり
アリウム(シクラム)は日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。ただし暑さの厳しい地域では、暑さや乾燥を避けるため西日の当たらない半日影で育てた方がよい事もあります。植える場所は地域に合わせて直射日光が6時間以上当たる日向もしくは、午前中のみ日が当たる半日影で育てましょう。
アリウム(シクラム)は、基本的に水捌けと通気性がよく適度に肥沃な土壌を好みます。水分が停滞する様な粘土質な土壌では球根(鱗茎)が腐敗する原因になるため避けましょう。
植付けの前に土壌診断を行い、土壌が粘土質で硬かったりする場合は、必要に応じて通気性を高める川砂やパーライト等を入れたり、また肥沃さと膨軟性を高める目的で腐葉土やバーク堆肥を入れ土壌改善を行いましょう。
球根(鱗茎)の植え付けは9月~10月に行います。植え付ける深さは約10~15cmもしくは球根(鱗茎)2~3個分の深さに植え付けます。
鉢土づくり
アリウム(シクラム)は基本的に直射日光が6時間以上あたる日向で管理しましょう。
アリウム(シクラム)は一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
- 赤玉土(小粒)7割+腐葉土3割+元肥(適量)
- 赤玉土(5割)+腐葉土(3割)+パーライト(2割)+元肥(適量)
水やりの仕方
アリウム(シクラム)を浸水する様な状態を嫌いますが、旺盛に成長する時期はしっかり水やりを行いましょう。また活着すると、乾燥に強くなります。
水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで行うといいでしょう。
肥料の与え方
アリウム(シクラム)は多くの肥料を必要としません。肥料は植付け時もしくは秋に元肥を入れるのみです。また基本的には不要ですが早春に再度追肥する事もできます。
- アリウム(シクラム)の植付けは秋に行われるため、元肥は秋に入れます。
- 元肥は緩効性肥料もしくは配合肥料(有機肥料)を選び成分は窒素・リン・カリがバランスよく入る水平型肥料もしくは、リンが多めに入る山型肥料を選びましょう。
- 元肥の入れ方は全面施肥(培養土もしくは土に均一に混ぜ込む)しましょう。
- 追肥は基本的に不要です。
- 追肥する場合は早春に緩効性肥料を与えましょう。
播種で増やす
アリウム(シクラム)の種蒔の方法
播種時期:3月~4月・10月~11月
発芽適温:約20度
発芽日数:
発芽条件:
種まき手順
- アリウム(シクラム)の種を秋に撒き、春に発芽させる場合はそのまま種を撒いて問題ありません。
- 冬の寒さを経験させない場合はポリ袋の中にやや湿らせたバーミキュライトと種を入れ、冷蔵庫(約4度)の中で6~8週間保管して種を撒きます。
- 種を撒く前に、ポットに種まき用の培養土を準備します。もしくは直播きする場所の土壌を整えます。
- 種を土に置き軽く押し込みます(鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくする)
- 種の上に軽く土を被せます。
- 播種後は乾燥すると発芽率が落ちるため、必ず土と種が乾燥しないように水やりを行い管理しましょう。