ゲラニウム(フウロソウ)は属の中に約420種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、ロザンネはゲラニウム属の中で最も人気の高い園芸品種で、開花期間の長さや丈夫さ等が魅力です。また、プラテンセ種は品種がとても豊富にあるため花の形や葉の色等がお庭の雰囲気に合わせて選べたりします。
ゲラニウム(フウロソウ)属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
目次
- ロザンネの特徴
- プラテンセ種の特徴
- マキュラタム種の特徴
- ヒマライエンセ種の特徴
- シネレウム種の特徴
- サングイネウム種の特徴
- ワリキアナム種の特徴
- オクソニアナム種の特徴
- ファエウム種の特徴
- イベリカム種の特徴
- クラルケイ種の特徴
- カンタブリジェンス種の特徴
- マクロリズム種の特徴
- ピレネーフウロの特徴
- エンドレッシー種の特徴
- ヒメフウロの特徴
ゲラニウム(ロザンネ)の特徴や園芸品種
- 原産:
- 学名:Geranium ‘rozanne’
- 草丈:約30~60cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~11月
- 花色:紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/日陰植物/コテージガーデン
- 購入方法:ゲラニウム(ロザンネ)を楽天で購入
ゲラニウム(ロザンネ)とは!?
ゲラニウム(ロザンネ)は学名Geranium ‘rozanne’、ワリキアナム種(G. himalayense)とヒマライエンセ(G. wallichianum ‘Buxton’s Variety’)の交雑品種で、1989年にイギリスのドナルド・ウォーターラーとロザンネ・ウォーターラー夫妻の庭に誕生した多年草です。
ゲラニウム(ロザンネ)の特徴(魅力)
- ゲラニウム(ロザンネ)は、他のゲラニウムと比べて開花期間がとても長く、また花も美しくて、丈夫で育てやすく、ガーデンパフォーマンスに優れるため、ゲラニウムの中でも突出して人気の高い品種です。
- 草姿は叢生、根茎をもち、根茎から多数の葉と茎を伸ばして地面を覆うため、地被植物として使われたり、花壇の中にボリュームを出すために使われたり、バラなどの下草として使われたりします。
- 冬になると地上部が枯れることがありますが、春になると根茎から芽を出して葉と茎を展開します。
- 葉は葉縁部分に切れ込みが2回入り、「楓の葉」や「掌」を連想させるお洒落な形をしているため、ファンシーリーフとして楽しむこともできます。
- 開花期間がとても長く、晩春から晩秋にかけてお庭の中を長い期間彩るため、長く花を楽しみたい人におすすめの品種です。またニュージーランドの植物園では1年を通して花が咲いており、理想的な環境では周年花が咲くこともあるようです。
- 花は他のゲラニウムと同様に二個ペアで咲き、花の大きさは他のゲラニウムと比べて大きく、直径が5cmに達することもあります。そのため強い存在感があり、華やかです。
- 花の色は、青色(青紫色)・白色・紫色で、花弁の基部が白色になるため花の中央部分に白色の丸い模様があり、外側が青色をしていて、紫色の線状の脈が入ります。
- 雄蕊の色は花糸が紫色で葯が暗紫色をしています。そのため、どこかミステリアスな雰囲気を感じさせることがあります。
- 不稔性のため、種子のためにエネルギーを使うことがありません。そのため、エネルギーは花の開花に向かい沢山の花を咲かせます。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強いです。また丈夫で育てやすく、管理も非常に楽なため初心者でも育てやすい植物です。
ゲラニウム(雑種)の園芸品種の紹介
楽天で購入 ロザンネは、他のゲラニウムと比べて開花期間がとても長く、また花も美しくて、丈夫で育てやすく、ガーデンパフォーマンスに優れるため、ゲラニウムの中でも突出して人気の高い品種です。花は一重咲き、花の大きさは直径5cmに達するため大きく華やかで、花の色は青色(青紫色)と白色です。株は高さ幅ともに約30~60cmに成長します。 | 楽天で購入 アズール ラッシュは、ロザンネと同様に開花期間は非常に長く、大きな花を咲かせます。そのため、ロザンネと同様に人気の高い品種です。 |
楽天で購入 ライラック アイスは、ロザンネと同様に開花期間は非常に長く、大きな花を咲かせます。そのため、ロザンネと同様に人気の高い品種です。 | 楽天で購入 オリオンは、ブルックサイド(Geranium ‘brookside’)とヒマライエンセ種(G.himalayense)を交配してオランダで誕生した園芸品種です。オリオンは、ブルックサイドよりも開花期間が長いためお庭の中を長く花で彩る事が出来ます。また花の大きさが直径5cmに達することもあるため存在感が強く華やかな花姿が楽しめて、大株になると株は高さ60cm、幅は90cmに成長するため、お庭の花壇にボリュームを出す事が出来る所が魅力の品種です。 |
楽天で購入 シラクは、グラシレ種(G.gracile)とイベリカム種(G.ibericum)がドイツの植物愛好家ハンス・シモンの庭で交雑してうまれた園芸品種です。シラクは、多花性のため開花期間中は株を覆うように沢山の花が咲くところが魅力です。また花はパープルピンク色をしていて、光沢があり、線状の紫色の脈が入る個性的な花色をしている所が特徴です。 | 楽天で購入 ジョンソンズブルーは、ヒマライエンセ種(G.himalayense)とプラテンセ種(G.pratense)の交雑品種です。ジョンソンズブルーは、ロザンネと比べて開花期は短いですが、多花性で開花期はロザンネよりも沢山の花が咲くと言われています。花は鮮やかで美しい青色の花色をしており、草姿は地面を覆うように広がる習慣があります。 |
園芸ネット プラス ファムファタールは、葉の色が暗褐色をしているため落ち着いた印象を与える銅葉として楽しめたり、また細かく裂ける葉の形が繊細でシャープな印象を与える事からファンシーリーフとしても楽しめる園芸品種です。また紫色の花は、銅葉との相性もよく、紫色と黒色は、シックで優雅な雰囲気を演出したり、深い闇と神秘性を演出したりする事が出来ます。そのため、大人っぽく優雅なエレガントガーデンや、魔女の庭や魔法の世界を想像させるようなテーマガーデンによく合う品種です。 |
ゲラニウム(プラテンセ)の特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ/アジア
- 学名:Geranium pratense
- 草丈:約50~100cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~9月
- 花色:桃色●紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●紫色●茶色●黒色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 誕生花:5月6日/6月29日/7月27日
- 花言葉:妬み/陽気/慰める/変わらぬ信頼
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物/コテージガーデン/ロマンチックガーデン/エレガントガーデン/アンティークガーデン/かわいいお庭
- 購入方法:ゲラニウム(プラテンセ)を楽天で購入
ゲラニウム(プラテンセ)とは!?
ゲラニウム(プラテンセ)は学名Geranium pratense、別名では「ノハラフウロ」や「メドウクレインズビル(meadow cranesbill)」とも呼ばれるヨーロッパおよびアジアが原産の多年草です。
ゲラニウム(プラテンセ)の語源(由来)
- 属名のGeraniumは古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のpratenseはラテン語で「牧草地の」「草原」を意味しており自生地に由来します。
ゲラニウム(プラテンセ)の特徴(魅力)
- ゲラニウム(プラテンセ)は、他のゲラニウムと比べて葉の葉縁部分に入る切れ込みが深くて裂片が細く尖るためシャープな外観をしており、花はカップ状の外観で暗紫色の葯をもちます。
- 園芸では、花の色が豊富で葉の色も複数あるため、お庭の雰囲気に合わせて品種選びが出来る所が魅力です。
- 草姿は叢生、根茎から多数の葉または茎を伸ばして広がるため、地被植物として使われたりします。
- 葉は葉縁部分に深い切れ込みが2回入り、裂片は細くて尖りシャープでかっこいい外観をしています。そのため、お洒落で洗練された雰囲気のお庭などによくあいます。
- 花は二個ペアで咲き、花の直径は約2.5~4cmあります。
- 花の花弁は5個で花弁の外側が少し膨らむためカップ状の外観をしており、花の色は紫色…青色・桃色・白色があり、雄蕊の葯は暗紫色または黒色です。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強いです。また丈夫で育てやすく、管理も非常に楽なため初心者でも育てやすい植物です。
ゲラニウム(プラテンセ)の草丈は約50(~100)cm、草姿は叢生、根茎があり、根茎から茎と葉を何個も出します。
葉序は根生葉(基部に付いた葉)または対生葉序、葉身の直径は約4(~11)cm、葉身の形は掌状深裂して裂片は7(~9)個、裂片の形は菱形、裂片の葉縁部分も中裂に裂けます。
花は二個ペアで付き、花冠はバラ形花冠、花の直径は約2.5(~4)cm、花弁は5個、花弁は少し外側に膨らみ、花弁の色は青色・紫色・桃色・白色、雄蕊は10個、雄蕊の花糸は桃色、雄蕊の葯は暗紫色から黒色をしています。雌蕊は複数(5個)の心皮が合着する複合雌蕊です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
ゲラニウム(プラテンセ)の園芸品種の紹介
楽天で購入 サマースカイズは、花弁が中心から外側へと放射状に規則正しく並び八重咲きする華やかな花姿をしているため、華やかな印象を与える花姿をしています。花の色は明度が高くパステル調の薄い紫色をしています。そのため、上品さや優雅さを感じさせたり、また心を癒すため、エレガントガーデンやヒーリングガーデンなどにおすすめの品種です。株は高さ幅ともに約30~45cmに成長します。 | 楽天で購入 スプリッシュスプラッシュは、白地のキャンパスに紫色のインクを中央から外側に飛び散らせたような花の色をしている所が特徴です。白色と紫色の二色の花色は清潔感と上品さを感じさせるため、エレガントガーデンなどにおすすめの品種です。株は高さ50~80cm、幅は約30~60cmに成長します。 |
楽天で購入 プレナム・ビオラセウムは、花の大きさが直径約4cm、花の形が八重咲きで花弁がフリル状になります。そのため、フリルドレスのような優雅な外観をしており、お洒落な雰囲気をつくります。また花の色は鮮やかな紫色をしており、上品さと優雅さを感じさせるため、花の形との相性がよく、エレガントガーデンなどにピッタリな品種になります。株は高さ30~60cm、幅は約30~60cmに成長します。 | 楽天で購入 プレナム・カエルレウムは、花の大きさが直径約4cm、花の形が八重咲きで花弁がフリル状になります。そのため、フリルドレスのような優雅な外観をしており、お洒落な雰囲気をつくります。また花の色は青色をしており、爽やかで落ち着いた印象を与えるため、かっこいいお庭などにピッタリな品種になります。株は高さ30~60cm、幅は約30~60cmに成長します。 |
楽天で購入 ミセスケンドールクラークは、花の色が青色と白色で、花脈が白色になる網班がはいります。そのため、空の色を想像させるような透き通った花色が楽しめる品種です。株は高さ50~100cmに成長します。 | 楽天で購入 ダークレイターは、葉の色が殆ど黒色に見える暗紫色をしています。そのため、重厚感があり、落ち着いた雰囲気を演出します。また重厚感のある黒葉は、紫色の花との相性もよく、優雅で大人っぽい雰囲気を演出したり、怪しい雰囲気を演出することが可能です。そのため、エレガントガーデンやダークファンタジーを想像させるようなテーマガーデンなどにおすすめの品種です。株は高さ50~100cmに成長します。 |
おぎはら植物園 ・楽天で購入 ダブルジュエルは、花の形が半八重咲きして、花弁が遊ぶように自由にフリルするため、優雅な雰囲気の花姿をつくります。花の色は白色と紫色、花の中心部が紫色をしています。そのため、花の形とも相まって上品で優雅な雰囲気を演出することができます。株は高さ幅ともに30~45cmに成長します。 | 楽天で購入 ローラは、花の大きさは小ぶりですが、八重咲きするため華やかな花姿をしています。花の色は真っ白で清潔感があるため、ウェディングガーデンやエレガントガーデンなどによく合う品種です。株は高さ約60~70cm、幅は約50~60cmに成長します。 |
楽天で購入 クラウドナインは、花の形が八重咲きして、花弁がふんわりと膨らみます。そのため、ティッシュペーパーで作ったような柔らかで繊細な花姿をしています。また花の色は薄い紫色をしているため、花の形と同様に繊細な印象を与えます。そのため、心を癒すようなヒーリングガーデンや、上品なエレガントガーデンなどにおすすめの品種です。株は高さ約50~100cmに成長します。 |
ゲラニウム(マキュラタム)の特徴や園芸品種
- 原産:北アメリカ
- 学名:Geranium maculatum
- 草丈:約60cm
- 分類:多年草
- 開花時期:
- 花色:桃色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●茶色●黒色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物/コテージガーデン/アンティークガーデン
ゲラニウム(マキュラタム)とは!?
ゲラニウム(マキュラタム)は学名Geranium maculatum、別名では「ワイルドゲラニウム(wild geranium)」や「スポテッドゲラニウム(spotted geranium)」とも呼ばれる北アメリカが原産の多年草です。
ゲラニウム(マキュラタム)の語源(由来)
- 属名のGeraniumは古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のmaculatumはラテン語で「汚れた」「斑点のある」を意味しています。
ゲラニウム(マキュラタム)の特徴(魅力)
- ゲラニウム(マキュラタム)は、葉が平均して大きく掌状に裂けているため存在感が強く装飾的です。一方で、花は葉と比べると小さいため可憐な印象を与える花姿をしています。
- 園芸では、幾つかの品種で見られる茶色や赤茶色の葉をカラーリーフとして楽しむ目的で育てられます。
- 草姿は叢生、根茎が分岐しながら水平に広がり、多数の葉または茎を伸ばすため、広範に群生をつくることがあります。
- 葉は平均的に大きく直径約10~12.5cmあり、葉縁部分に深い切れ込みが入り、裂片は細くて尖るため、シャープでかっこいい外観をしています。
- 葉の色はふつう緑色ですが、茶色や赤茶色などもあるため、落ち着いた印象をあたえるカラーリーフとしても楽しめます。
- 花は散形花序のようで、花柄が途中で分かれ二個ペアで花は咲き、花の直径は約2.5~4cmあります。
- 花の花弁は5個で花弁の外側が少し膨らむためカップ状の外観をしており、花の色は紫色・桃色・白色があり、雄蕊の葯は黄色です。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強いです。また丈夫で育てやすく、管理も非常に楽なため初心者でも育てやすい植物です。
- 耐陰性があるため日陰植物(シェードガーデン)等に利用される事もあり、また日向で育てることもできます。
ゲラニウム(マキュラタム)の草丈は約60cm、草姿は叢生、根茎は太く分岐して水平に広がり、根茎から茎と葉を何個も出してコロニー(群生)をつくります。
葉序は根生葉(基部に付いた葉)または対生葉序、根生葉の葉柄は長さ約30cm、葉身の直径は約10(~12.5)cm、葉身の形は掌状深裂して裂片は5(~7)個、裂片の形は菱形、裂片の葉縁部分も浅裂または中裂に裂けます。
花序は散形花序のよう、花は花柄の途中で分かれて二個ペアで付き、花冠はバラ形花冠、花の直径は約2.5(~4)cm、花弁は5個、花弁は少し外側に膨らみ、花弁の色は紫色・桃色・白色、雄蕊は10個、雄蕊の花糸は緑色、雄蕊の葯は黄色をしています。雌蕊は複数(5個)の心皮が合着する複合雌蕊です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
ゲラニウム(マキュラタム)の園芸品種の紹介
楽天で購入 エスプレッソは、葉の色が褐色から暗褐色をしているため、コーヒーやチョコレートなどを想像させたり、骨董品を想像させる色をしています。そのため、アンティークガーデンやスイーツガーデンなどにピッタリな品種です。花は晩春から初夏頃に咲き、ピンク色の可憐な花を咲かせます。株は高さ約30~40cm、幅は約40~60cmに成長します。 | 楽天で購入 エリザベス アンは、葉の色が褐色から暗褐色をしているため、コーヒーやチョコレートなどを想像させたり、骨董品を想像させる色をしています。そのため、アンティークガーデンやスイーツガーデンなどにピッタリな品種です。花は晩春から初夏頃に咲き、紫色または桃色の可憐な花を咲かせます。株は高さ約40~60cm、幅は約40~60cmに成長します。 |
楽天で購入 マキュラタム・アルバムは、花の色が白色をしている品種です。白色は清潔感があり明るい印象を与えるため、ウェディングガーデンやエレガントなどによく合います。株は高さ約30~40cm、幅は約40~60cmに成長します。 | ハギーベアは、葉の色が赤褐色をしているため、甘いチョコレートや古い骨董品等を想像させます。そのため、アンティークガーデンやスイーツガーデンなどにピッタリな品種です。花は晩春から初夏頃に咲き、紫色の可憐な花を咲かせます。株は高さ約30~40cm、幅は約40~60cmに成長します。 |
クレナダンスは、晩春から初夏に咲く紫色の花と、秋に紅葉して赤く染まる美しい葉色が魅力的な園芸品種です。株は高さ約40~60cm、幅は約60~90cmに成長します。 |
ゲラニウム(ヒマライエンセ)の特徴や園芸品種
- 原産:西ヒマラヤ/アフガニスタン/キルギスタン/ネパール/パキスタン/タジキスタン/チベット/ウズベキスタン
- 学名:Geranium himalayense
- 草丈:約30~45cm
- 分類:多年草
- 開花時期:6月~9月
- 花色:桃色●紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●茶色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 誕生花:5月6日/6月29日/7月27日
- 花言葉:妬み/陽気/慰める/変わらぬ信頼
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物/コテージガーデン
- 購入方法:ゲラニウム(ヒマライエンセ)を楽天で購入
ゲラニウム(ヒマライエンセ)とは!?
ゲラニウム(ヒマライエンセ)は学名Geranium himalayense、別名では「ライラッククレインズビル(lilac cranesbill)」や「ヒマラヤン・クレーンズビル(Himalayan crane’s bill)」とも呼ばれる西ヒマラヤおよびアフガニスタン、キルギスタン、ネパール、パキスタン、タジキスタン、チベット、ウズベキスタンが原産の多年草です。
ゲラニウム(ヒマライエンセ)の語源(由来)
- 属名のGeraniumは古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のhimalayenseは「ヒマラヤ山脈の」を意味しており原産地に由来します。
ゲラニウム(ヒマライエンセ)の特徴(魅力)
- ゲラニウム(ヒマライエンセ)は、あまり草丈が高くならず横へと広がり地面を覆う傾向があるため地被植物のように使われる事があり、二個ペアでカップ状の可愛らしい花を沢山咲かせる植物です。
- 草姿は叢生、根茎から多数の葉または茎を伸ばして広がるため、地被植物として使われたりします。
- 葉は葉縁部分に深い切れ込みが入り、「楓の葉」や「掌」を連想させるお洒落な形をしているため、ファンシーリーフとして楽しむこともできます。
- 花は花柄が途中で分かれて二個ペアで咲き、花の直径は約2.5~4cmあります。
- 花はふつう青色または紫色をしていて、雄蕊の葯が濃い青紫色をしています。そのため、どこかミステリアスな雰囲気をつくる花色をしています。※品種によっては桃色や白色があります。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強いです。また丈夫で育てやすく、管理も非常に楽なため初心者でも育てやすい植物です。
ゲラニウム(ヒマライエンセ)の草丈は約30(~45cm)cm、草姿は叢生、根茎があり、根茎から茎と葉を何個も出します。
葉序は根生葉(基部に付いた葉)または対生葉序、葉身の直径は約2(~5.5)cm、葉身の形は掌状浅裂(~深裂)して裂片は3(~7)個、裂片の形は菱形、葉縁部分にも切れ込みがあります。
花は二個ペアで付き、花冠はバラ形花冠、花の直径は約2.5(~4)cm、花弁は5個、花弁の色は青色・紫色、雄蕊の花糸は紫色、雄蕊の葯は濃い青紫色をしています。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
ゲラニウム(ヒマライエンセ)の園芸品種の紹介
楽天で購入 バーチダブルは、花の形が八重咲きしてフリル状になります。そのため、華やかな印象を与える花姿が楽しめます。また花の色は紫色をしているため、優雅で上品な印象をあたえます。そのため、エレガントガーデンなどによくあう園芸品種です。 | 楽天で購入 グラベティは、花の色が中心部から外側に向かい白色・赤紫色・青紫色になります。そのため、落ち着いた印象を与えたりミステリアスな雰囲気をつくる園芸品種です。株は高さ約30cm、幅は約60cmに成長します。 |
楽天で購入 デリッククックは、白地に赤紫色の線状の絞りが入るため、清潔感と上品さを感じさせる花の色が楽しめます。そのため、エレガントガーデンなどによく合う園芸品種です。株は高さ約30cm、幅は約60cmに成長します。 | おぎはら植物園 ・楽天で購入 カヤは、葉の形が掌や紅葉を想像させるようなお洒落な外観をしており、葉の色がレトロで落ち着いた雰囲気を感じさせるブロンズ色をしています。花の色は紫色で、気品のある雰囲気をつくります。株は高さ約30cm、幅は約60cmに成長します。 |
おぎはら植物園 ・楽天で購入 ベイビーブルーは、一般的な種と比べて横への広がりが少なく、コンパクトに行儀よく成長する習慣があります。そのため、小さな花壇や鉢植えで育てやすいです。花は直径約2.5~4cm、花の色は紫色で、赤紫色の線状の模様が放射状に入ります。株は高さ約30cm、幅は約40cmに成長します。 | 楽天で購入 プレナムは、花の形が八重咲きで、花弁が波打ちフリル状になるため、とても華やかで優雅な花姿をしています。またフリルする花姿と、紫色の花色はとても相性がよく上品で優雅な雰囲気をつくります。そのため、エレガントガーデンなどによく合います。また掌状に縁部分が裂ける葉は、ファンシーリーフとして楽しめることはもちろん、秋になると紅葉するためカラーリーフとしても楽しめます。株は高さ約30~40cm、幅は約30~40cmに成長します。 |
ゲラニウム(シネレウム)の特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ
- 学名:Geranium cinereum
- 草丈:約15~50cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~9月
- 花色:赤色●桃色●紫色●黒色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/日陰植物/コテージガーデン/ロックガーデン
- 購入方法:ゲラニウム(シネレウム)を楽天で購入
ゲラニウム(シネレウム)とは!?
ゲラニウム(シネレウム)は学名Geranium cinereum、別名では「アッシュ・クレインズビル(ashy cranesbill)」とも呼ばれる多年草です。原産地はヨーロッパで、ピレネー山脈の岩場などに自生しています。
ゲラニウム(シネレウム)の語源(由来)
- 属名のGeraniumは古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のcinereumはラテン語で「灰色」を意味しており、灰緑色の葉の色に由来します。
ゲラニウム(シネレウム)の特徴(魅力)
- ゲラニウム(シネレウム)は、葉に白色の毛が生えているため灰緑色の見た目をしており普通よりも明るい雰囲気があります。また花の雄蕊の花糸と葯が暗紫色と濃く、花の色の対比が強く出る所が特徴の植物です。
- 草姿は叢生、根茎をもち、多数の葉と茎を伸ばして地面を覆うため、地被植物として使われたり、花壇の中にボリュームを出すために使われたり、バラなどの下草として使われたりします。
- 葉は葉縁部分に切れ込みが入り、「楓の葉」や「掌」を連想させるお洒落な形をしているため、ファンシーリーフとして楽しむこともできます。
- 花は二個ペアで咲き、花の直径は約2~3cmあります。
- 花の色は紫色・桃色・白色・黒色、園芸品種では花の中心部が黒色または暗紫色になる傾向があり、花弁の中に紫色の脈が入ります。
- 雄蕊の色は花糸が暗紫色で葯が暗紫色をしています。そのため、どこかミステリアスな雰囲気を感じさせることがあります。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強いです。また丈夫で育てやすく、管理も非常に楽なため初心者でも育てやすい植物です。
- 自生地は岩場などにあり、乾燥に強いため、ロックガーデンなどに利用されることもあります。
ゲラニウム(シネレウム)の草丈は約50cm、株幅は約50cm、草姿は叢生、根茎があり、根茎から茎と葉を何個も出します。
葉序は根生葉(基部に付いた葉)または対生葉序、葉の色は緑色または灰緑色、葉身の形は腎形、葉縁部分は掌状浅裂(~中裂)して裂片は3(~7)個、裂片にも切れ込みがあります。葉の表面には白色の毛が生えるため、灰緑色の見た目をしている事があります。
花は二個ペアで付き、花冠はバラ形花冠、花の直径は約2(~3)cm、花弁は5個、花弁の色は白色・桃色・紫色・白色・黒色、花脈の色は濃くなる傾向にあります。雄蕊は10個、雄蕊の花糸は暗紫色、雄蕊の葯は暗紫色をしています。雌蕊は複数(5個)の心皮が合着する複合雌蕊です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
ゲラニウム(シネレウム)の園芸品種の紹介
楽天で購入 バレリーナは、一般的なシネレウム種と比べて草丈が高くならず、横へと広がる傾向があります。そのため、地被植物やロックガーデンなどに利用されることが多いです。花の色は、ほんのりと紫色に染まる白色で、網目状に紫色の脈が入ります。そのため、ユニークで上品な印象を与える品種になります。 | 楽天で購入 パープルピローは、灰緑色をした美しい葉色と、花の中に網目状の濃い紫色の脈をもった、紫色の花が特徴の園芸品種です。株は高さ約15cm、幅は約30cmに成長します。 |
楽天で購入 ローレンスフラットマンは、一般的なシネレウム種と比べて草丈が高くならず、コンパクトに成長する傾向があります。そのため、地被植物やロックガーデンなどに利用されることが多いです。花の色は、ほんのりと紫色に染まる薄い紫色で、網目状に濃い紫色の脈が入ります。そのため、ユニークで上品な印象を与える品種になります。 | メロディは、花の大きさが直径約3cm、花の色が芯部分が黒く外側が赤桃色をしています。赤色(赤ピンク色)と黒色はミステリアスな印象を与えたりチャーミングな印象を与えたりします。そのため、大人っぽく気品のあるエレガントガーデンや、ダークファンタジーを想像させるテーマガーデンなどに合うでしょう。 |
楽天で購入 シグナルは、葉の色が灰緑色をしているため、ふつうよりも明るい雰囲気を演出することができます。また鮮やかな桃色の花は、灰緑色の葉との相性もよく、洗練された雰囲気と可愛らしさを演出することが可能です。株は高さ約15cm、幅は約30cmに成長します。 |
ゲラニウム(サングイネウム)の特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ/アジア
- 学名:Geranium sanguineum
- 草丈:約30~5cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~9月
- 花色:桃色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/日陰植物/コテージガーデン
- 購入方法:ゲラニウム(サングイネウム)を楽天で購入
ゲラニウム(サングイネウム)とは!?
ゲラニウム(サングイネウム)は学名Geranium sanguineum、別名では「アケボノフウロ」や「ブラッディ クレインズビル (bloody cranesbill)」とも呼ばれる多年草です。原産地はヨーロッパおよびアジアで、岩の多い斜面や草原などに自生しています。
ゲラニウム(サングイネウム)の語源(由来)
- 属名のGeraniumは古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のsanguineumはラテン語で「血の」「血色の」を意味しており、秋の紅葉に由来します。
ゲラニウム(サングイネウム)の特徴(魅力)
- ゲラニウム(サングイネウム)は、葉の大きさがとても小さく、また細かく裂けているため繊細な雰囲気があります。また葉は秋になると真っ赤に紅葉するため季節を感じさせる事が出来る所も魅力の植物です。
- 草姿は叢生、根茎をもち、多数の葉と茎を伸ばして地面を覆うため、地被植物として使われたり、花壇の中にボリュームを出すために使われたり、バラなどの下草として使われたりします。
- 葉は葉縁部分に切れ込みが入り、「楓の葉」や「掌」を連想させるお洒落な形をしているため、ファンシーリーフとして楽しむこともできます。
- 葉は秋になると緑色から赤色(赤橙色)へと紅葉します。そのため、季節を感じさせるシーズンガーデンなどにおすすめです。
- 花は大きさが直径約2.5~4cmあり、花の色は紫色・桃色・白色、脈の色はあまり目立ちません。
- 雄蕊の色は花糸が白色または桃色で葯が青色または紫色をしています。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強いです。また丈夫で育てやすく、管理も非常に楽なため初心者でも育てやすい植物です。
ゲラニウム(サングイネウム)の草丈は約30(~50)cm、草姿は叢生、根茎があり、根茎から茎と葉を何個も出します。
葉序は根生葉(基部に付いた葉)または対生葉序、葉の色は緑色、葉身の形は掌状深裂して裂片は5(~7)個、裂片も中裂します。葉は秋になると紅葉して赤色または橙色へと変化します。
花冠はバラ形花冠、花の直径は約2.5(~4)cm、花弁は5個、花弁の色は白色・桃色・紫色・白色、花脈の色は濃くなる傾向にあります。雄蕊は10個、雄蕊の花糸は白色または桃色、雄蕊の葯は青色または紫色をしています。雌蕊は複数(5個)の心皮が合着する複合雌蕊です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
ゲラニウム(サングイネウム)の園芸品種の紹介
楽天で購入 またストリアタムは、サングイネウム種と同様に葉が掌状に裂けて、裂片が細くシャープな外観をしており、秋に美しく紅葉します。 | 楽天で購入 サングイネウム・アルバムは、花の色が白色をしているため明るく清潔感があります。また葉は掌状に細かく裂けて、細いためシャープで繊細な外観をしているため、洗練された雰囲気をつくります。そのため、エレガントガーデンなどによく合う園芸品種です。株は高さ幅ともに約30~50cmに成長します。 |
楽天で購入 エルクは、ピンクの花弁の中に網目状の赤色の脈が入る個性的な花色と、株の高さ約25cm、 幅が約30cmとコンパクトに成長する習慣が特徴の品種です。 | 楽天で購入 ナヌムは、一般的な種と比べて矮性で高さが最大15cmほどにしかなりません。また横へと広がる性質があるため、地被植物などに利用出来ます。花の色は桃色、桃色はふんわりとした優しい印象を感じさせたり、可愛らしい印象を与えるためロマンチックガーデンなどによく合う品種です。 |
楽天で購入 マックスフライは、草姿がコンパクトでドーム状に成長する習慣があり、株を覆うように鮮やかな桃色の花を沢山咲かせる品種です。株は高さ約30cm、幅は約40cmに成長します。 |
ゲラニウム(ワリキアナム)の特徴や園芸品種
- 原産:ヒマラヤ
- 学名:Geranium wallichianum
- 草丈:約30~60cm
- 分類:多年草
- 開花時期:6月~9月
- 花色:桃色●紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/日陰植物/コテージガーデン
ゲラニウム(ワリキアナム)とは!?
ゲラニウム(ワリキアナム)は学名Geranium wallichianum、別名では「ウォーリッチ・ゲラニウム(Wallich geranium)」とも呼ばれるヒマラヤが原産の多年草です。
ゲラニウム(ワリキアナム)の語源(由来)
- 属名のGeraniumは古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のwallichianumはデンマークの植物学者Nathaniel Wolff Wallich(1786–1854)への献名です。
ゲラニウム(ワリキアナム)の特徴(魅力)
- ゲラニウム(ワリキアナム)は、ゲラニウムの中で人気が抜群に高いロザンネの親種の一つとして知られています。特徴は開花期間の長さや、紫色の花糸と暗紫色の葯などにあります。
- 草姿は叢生、根茎でゆっくり広がり、多数の葉と茎を伸ばして地面を覆うため、地被植物として使われたり、花壇の中にボリュームを出すために使われたり、バラなどの下草として使われたりします。
- 葉は葉縁部分に切れ込みが入り、「楓の葉」や「掌」を連想させるお洒落な形をしているため、ファンシーリーフとして楽しむこともできます。
- 花は二個ペアで咲き、花の直径は約2.5~4cmあります。
- 花の色は青色・紫色・桃色・白色があり、中心部から外側に向かい紫色をした線状の脈が放射状に伸びます。
- 雄蕊の色は花糸が紫色で葯が暗紫色をしています。そのため、どこかミステリアスな雰囲気を感じさせることがあります。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強いです。また丈夫で育てやすく、管理も非常に楽なため初心者でも育てやすい植物です。
ゲラニウム(ワリキアナム)の草丈は約30(~60)cm、草姿は叢生、根茎があり、根茎から茎と葉を何個も出します。
葉序は根生葉(基部に付いた葉)または対生葉序、葉身の長さは約3(~8)cm、幅は約5(~11)cm、葉身の形は掌状浅裂(~深裂)して裂片は3(~7)個、裂片の形は菱形、葉縁部分にも切れ込みがあります。
花は二個ペアで付き、花冠はバラ形花冠または平開して、花の直径は約2.5(~4)cm、花弁は5個、花弁の色は青色・紫色・桃色・白色で中央から外側に放射状に紫色の脈が伸びる、雄蕊の花糸は紫色、雄蕊の葯は暗紫色をしています。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
ゲラニウム(ワリキアナム)の園芸品種の紹介
楽天で購入 シルビアスサプライズは、花の中心部に白色の丸い模様が入る、桃色と白色の二色の花色が特徴の品種です。桃色と白色は、清潔感を感じさせたり可愛らしさを感じさせることがあります。そのためポップで明るいお庭や可愛らしいロマンチックなお庭などによく合う品種です。株は高さ幅ともに約30~40cmに成長します。 | 楽天で購入 ライズ アンド シャインは、花の中心部に白色の丸い模様が入り、外側の青紫色の花色が成熟するにつれて赤みをおびていく園芸品種です。そのため、上品なエレガントガーデンなどによくあいます。株は高さ幅ともに約30cmに成長します。 |
ボクストン バラエティは、花の中心部に白色の丸い模様が入り、外側が青色をしています。また暗紫色の雄蕊の葯と、白色の花色の対比が美しく上品な印象を与える園芸品種です。株は高さ幅ともに約30cmに成長します。 |
ゲラニウム(オクソニアナム)の特徴や園芸品種
- 原産:
- 学名:Geranium × oxonianum
- 草丈:約50~100cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~10月
- 花色:赤色●桃色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●茶色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/日陰植物/コテージガーデン
ゲラニウム(オクソニアナム)とは!?
ゲラニウム(オクソニアナム)は学名Geranium × oxonianum、別名では「オックスフォード・ゲラニウム(Oxford geranium)」とも呼ばれています。1932年に、英国でGeranium endressii と Geranium versicolorが交配されて生まれた雑種の多年草です。
ゲラニウム(オクソニアナム)の語源(由来)
- 属名のGeraniumは古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のoxonianumの由来は、イギリスのオックスフォードからきています。
ゲラニウム(オクソニアナム)の特徴(魅力)
- ゲラニウム(オクソニアナム)は、開花期間の長さや、花脈が濃く模様が浮き出る桃色の花色、掌状に裂けた装飾的な葉の形などが特徴の植物です。
- 草姿は叢生、地際から多数の葉または茎を伸ばして密に茂るため、花壇の中にボリュームを出したい時などにおすすめです。
- 葉は葉縁部分に切れ込みが入り、「楓の葉」や「掌」を連想させるお洒落な形をしているため、ファンシーリーフとして楽しむこともできます。
- 葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種では褐色の班が入るため、カラーリーフとしても利用できます。
- 晩春から秋にかけて花が咲き、開花期間が長いため、お庭の中を長く花で彩ることができます。
- 花は大きさが直径約2.5~4cm、花脈は濃い色になる傾向があるため、花の中にユニークな模様が入ります。※品種によっては模様がありません。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強くて丈夫なため、初心者でも育てやすい植物です。
ゲラニウム(オクソニアナム)の草丈は約50(~100)cm、草姿は叢生、根茎があり、根茎から茎と葉を何個も出します。
葉序は根生葉(基部に付いた葉)または対生葉序、葉身の形は掌状浅裂(~深裂)して裂片は3(~7)個、裂片の形は菱形または卵形、葉縁部分にも切れ込みがあります。
花は直径約2.5(~5)cm、花弁は5個、花弁の先端は凹む傾向があり、花弁の色は桃色・紫色・白色で花脈の色が濃くなる傾向があります。
ゲラニウム(オクソニアナム)の園芸品種の紹介
楽天で購入 ワーグレイブピンクは、多花性で直径が約2.5cmの小ぶりな花を沢山咲かせます。花の色は成熟するにつて薄い桃色から、赤みがかります。株は高さ約30~60cm、幅は約60~90cmに成長します。 | 楽天で購入 クラリッジ ドリュースは、一般的なゲラニウムと比べて花が大きく、直径5cmに達することもあります。 花の色は白色から薄い桃色、花脈部分の色が濃くなるため、花に独特の模様があらわれます。桃色の花は、可愛らしい印象やふんわりとした優しい雰囲気をつくるため、心が癒される様な優しい雰囲気のお庭や、甘くロマンチックな雰囲気のお庭などによくあうでしょう。株は高さ約30~60cm、幅は約60~90cmに成長します。 |
楽天で購入 ウォルターズギフトは、葉の形が掌や紅葉を想像させるような形をしており、葉の中に暗褐色の班が入ります。そのため、カラーリーフとしても楽しめる品種です。花は薄い桃色から白色で、花脈に紫色の班が入ります。株は高さ約30~60cm、幅は約60~90cmに成長します。 |
ゲラニウム(ファエウム)の特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ
- 学名:Geranium phaeum
- 草丈:約50~100cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~6月
- 花色:桃色●紫色●黒色●白色〇
- 葉色:緑色●茶色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:日陰植物/コテージガーデン
- 購入方法:ゲラニウム(ファエウム)を楽天で購入
ゲラニウム(ファエウム)とは!?
ゲラニウム(ファエウム)は学名Geranium phaeum、別名では「黒花フウロ」や「ダスキィ クレインズビル (dusky cranesbill)」とも呼ばれるヨーロッパが原産の多年草です。
ゲラニウム(ファエウム)の語源(由来)
- 属名のGeraniumは、古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のphaeumは、ラテン語で「茶色がかった」「暗い」を意味する「phaeus」からきており、黒っぽい花の色に由来します。
ゲラニウム(ファエウム)の特徴(魅力)
- ゲラニウム(ファエウム)は、種小名の語源からも分かる通り暗色の花色が特徴です。また花弁が水平または後ろ側に反り、雄蕊が前に突出する花の形も個性的な特徴のひとつになります。
- 草姿は叢生、根茎をもち、多数の葉と茎を伸ばして地面を覆うため、地被植物として使われたり、花壇の中にボリュームを出すために使われたり、バラなどの下草として使われたりします。
- 葉は葉縁部分に切れ込みが入り、「楓の葉」や「掌」を連想させるお洒落な形をしているため、ファンシーリーフとして楽しむこともできます。
- 葉の中にはしばしば、帯状の褐色の班が入るため、カラーリーフとして楽しまれることもあります。
- 花は二個ペアで咲き、花の直径は約2~3cm、花弁が水平または後ろ側に反り、10個の雄蕊が束状に集まり突出するため、個性的な花の形をしています。
- 花の色は黒色にも見える暗紫色、品種によっては桃色や白色もあります。
- 雄蕊の色は花糸が桃色または紫色で葯が黄色をしています。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強いです。また丈夫で育てやすく、管理も非常に楽なため初心者でも育てやすい植物です。
ゲラニウム(ファエウム)の草丈は約50(~100)cm、草姿は叢生、根茎があり、根茎から茎と葉を何個も出します。
葉序は根生葉(基部に付いた葉)または対生葉序、葉身の直径は約3(~8)cm、葉身の形は掌状中裂(~深裂)して裂片は5(~7)個、裂片の形は菱形、葉縁部分にも切れ込みがあります。葉の中にはしばしば褐色の班が入ることがあります。
花は二個ペアで付き、花の形は花弁が平開または後ろ側に反り雄蕊が束状に突出します。花の直径は約2(~3)cm、花弁は5個、花弁の色は黒色・青色・紫色・桃色・白色、雄蕊の花糸は赤色または紫色、雄蕊の葯は黄色をしています。雌蕊は複数(5個)の心皮が合着する複合雌蕊です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
ゲラニウム(ファエウム)の園芸品種の紹介
楽天で購入 スプリングタイムは、新しい葉で見られるクリーム色の班と、暗紫色の重厚感ある花が魅力的な園芸品種です。草姿は叢生、株は高さ約50cm、幅は約60cmに成長します。 | 楽天で購入 サンボーは、葉の中にチョコレートん想像させるような暗褐色の班が入るため、落ち着いた雰囲気をつくるカラーリーフとして楽しめます。花の形は後ろ側に反り、雄蕊が突出しており、花の色は紫色から暗紫色をしています、草姿は叢生、株は高さ約50~80cm、幅は約30~50cmに成長します。 |
楽天で購入 ジョセフグリーンは、花の形が八重咲きしており、花弁がフリルするため優雅な印象を与える花姿をしています。花の色は中心部がライムグリーンで、外側が暗紫色をしているため、暗闇の中でライトを照らしたような対比が見られます。そのため、ミステリアスな雰囲気のあるお庭などにおすすめの品種です。草姿は叢生、株は高さ約50~80cm、幅は約30~50cmに成長します。 |
ゲラニウム(イベリカム)の特徴や園芸品種
- 原産:コーカサス地方
- 学名:Geranium ibericum
- 草丈:約50cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~7月
- 花色:紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:日陰植物/コテージガーデン
- 購入方法:ゲラニウム(イベリカム)を楽天で購入
ゲラニウム(イベリカム)とは!?
ゲラニウム(イベリカム)は学名Geranium ibericum、別名では「コーカサス クレインズビル(Caucasian cranesbill)」や「イベリアン ゲラニウム(Iberian geranium)」とも呼ばれるコーカサス地方が原産の多年草です。
ゲラニウム(イベリカム)の語源(由来)
- 属名のGeraniumは、古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のibericumは「イベリア半島の」を意味しています。
ゲラニウム(イベリカム)の特徴(魅力)
- ゲラニウム(イベリカム)は、葉の形が掌状に裂けており表面に皺と毛があります。花の形は平開して花弁の色はふつう紫色で、脈が濃くなる所が特徴の植物です。
- 草姿は叢生、根茎をもち、多数の葉と茎を伸ばして地面を覆うため、地被植物として使われたり、花壇の中にボリュームを出すために使われたり、バラなどの下草として使われたりします。
- 葉は葉縁部分に切れ込みが入り、「楓の葉」や「掌」を連想させるお洒落な形をしているため、ファンシーリーフとして楽しむこともできます。
- 花は二個ペアで咲き、花弁は平開します。
- 花の色はふつう紫色、花弁の脈は濃い色になり、雄蕊の色は花糸が紫色で葯が暗紫色をしています。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強いです。また丈夫で育てやすく、管理も非常に楽なため初心者でも育てやすい植物です。
ゲラニウム(イベリカム)の草丈は約50cm、草姿は叢生、根茎は太く、根茎から茎と葉を何個も出します。
葉序は根生葉(基部に付いた葉)または対生葉序、葉身の形は掌状中裂(~深裂)して裂片は5(~7)個、裂片の形は菱形、葉縁部分にも切れ込みがあります。葉の表面には毛が生えて、皺がよる。
花序は散房状で花は二個ペアで付き、花の形は花弁が五個あり平開します。花弁の色は青色・紫色で脈は濃くなる、雄蕊の花糸は紫色、雄蕊の葯は暗紫色をしています。雌蕊は複数(5個)の心皮が合着する複合雌蕊です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
ゲラニウム(イベリカム)の園芸品種の紹介
ブルーブラッドは、その名前からも想像出来る通り、花の色が青色(青紫色)をしていて、花弁の中に血管のような濃い脈が入る園芸品種です。草姿は叢生、株は高さ30~40cm、幅は約40~50cmに成長します。 | ホワイト・ジガナは、花の色が白色と紫色はの二色で、白地の花弁に紫色の脈が入り個性的な模様を描きます。白色と紫色の花色は、清潔感と上品さが組み合わさるため、エレガントガーデンなどにピッタリな品種です。草姿は叢生、株は高さ30~40cm、幅は約40~50cmに成長します。 |
おぎはら植物園 ・楽天で購入 サバニブルーは、早咲き性があるため、一般的なイベリカム種よりも早くから花が咲き長く花を楽しめる所が特徴です。花の色は青紫色で、濃い脈が入ります。草姿は叢生、株は高さ30~40cm、幅は約40~50cmに成長します。 |
ゲラニウム(クラルケイ)の特徴や園芸品種
- 原産:インド/パキスタン
- 学名:Geranium clarkei
- 草丈:約50cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~7月
- 花色:紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
ゲラニウム(クラルケイ)とは!?
ゲラニウム(クラルケイ)は学名Geranium clarkei、別名では「クラークゲラニウム(Clarke’s geranium)」や「カシミール・クレーンズビル(Kashmir’s Cranesbill)」などとも呼ばれる多年草です。原産地はインドおよびパキスタンにあり、カシミール地方の高山などに自生しています。
ゲラニウム(クラルケイ)の語源(由来)
- 属名のGeraniumは古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
ゲラニウム(クラルケイ)の特徴(魅力)
- ゲラニウム(クラルケイ)は、葉の形が細かく裂けているため繊細でシャープな印象を与える外観をしており、花の形が丸くカップ状になる所が特徴の植物です。
- 草姿は叢生、根茎をもち、多数の葉と茎を伸ばして地面を覆うため、地被植物として使われたり、花壇の中にボリュームを出すために使われたり、バラなどの下草として使われたりします。
- 葉は葉縁部分に深い切れ込みが入り、「シダ植物」や「掌」を連想させるお洒落な形をしているため、ファンシーリーフとして楽しむこともできます。
- 花の形はカップ状、花弁は外側に膨らみ丸みを帯びており、大きさは直径約2.5~5cm、花の色は紫色・青色・白色です。
- 雄蕊の色は花糸が白色、葯が黄色または紫色をしています。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強いです。また丈夫で育てやすく、管理も非常に楽なため初心者でも育てやすい植物です。
ゲラニウム(クラルケイ)の草丈は約50cm、草姿は叢生、根茎で広がり、根茎から茎と葉を何個も出してコロニー(群生)をつくります。
葉序は根生葉(基部に付いた葉)または対生葉序、葉の色は緑色、葉身の形は掌状深裂して裂片は5(~7)個、裂片の形は菱形で中裂します。
花序は散房状、花は二個ペアで付き、花冠はバラ形花冠、花の直径は約2.5(~5)cm、花弁は5個、花弁の色は紫色・青色・白色です。雄蕊は10個、雄蕊の花糸は白色、雄蕊の葯は黄色または暗紫色をしています。雌蕊は複数(5個)の心皮が合着する複合雌蕊です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
ゲラニウム(クラルケイ)の園芸品種の紹介
楽天で購入 カシミール・ホワイトは、花の大きさが最大5cmと大きいため存在感があり華やかで、白地に桃色の脈が入る花の色が、清潔感と可愛らしさを感じさせる園芸品種です。草姿は叢生、株は高さ30~50cmに成長します。 | 楽天で購入 カシミール・パープルは、花の大きさが最大5cmと大きいため存在感があり華やかで、紫色の花の色が、上品さと優雅さを感じさせる園芸品種です。草姿は叢生、株は高さ30~50cmに成長します。 |
楽天で購入 カシミール・ピンクは、花の大きさが最大5cmと大きいため存在感があり華やかで、桃色の花の色が、柔らかさと可愛らしさを感じさせるためロマンチックガーデンなどにピッタリな園芸品種です。草姿は叢生、株は高さ30~50cmに成長します。 |
ゲラニウム(カンタブリジェンス)の特徴や園芸品種
- 原産:
- 学名:Geranium × cantabrigiense
- 草丈:約20~30cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~9月
- 花色:桃色●紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/日陰植物/コテージガーデン
ゲラニウム(カンタブリジェンス)とは!?
ゲラニウム(カンタブリジェンス)は学名Geranium × cantabrigiense、1974年に、イギリスのケンブリッジ大学でDr. Helen Kieferがダルマチクム種(Geranium dalmaticum)の花粉を利用して、マクロリズム種(geranium macrorrhizum)へ受粉させて交配した雑種の多年草です。
ゲラニウム(カンタブリジェンス)の語源(由来)
- 属名のGeraniumは古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のcantabrigienseは、イギリスのケンブリッジに由来します。
不稔性で、種子を形成せずに長く持続するピンク色の花を咲かせますが
ゲラニウム(カンタブリジェンス)の特徴(魅力)
- ゲラニウム(カンタブリジェンス)は、イギリスのケンブリッジ大学でダルマチクム種(Geranium dalmaticum)とマクロリズム種(geranium macrorrhizum)が交配されてうまれた雑種の多年草です。
- 不稔性で種子を形成しないため、花持ちがとてもよく、種子にエネルギーが向かわないため株が弱りにくく沢山の花が咲きます。また花は小ぶりで、花弁が平開して雄蕊が束状に突出するユニークな花姿をしています。
- 草姿は叢生、根茎をもち、多数の葉と茎を伸ばして地面を覆うため、地被植物として使われたり、花壇の中にボリュームを出すために使われたり、バラなどの下草として使われたりします。
- 葉は葉縁部分に深い切れ込みが入り、「紅葉」や「掌」を連想させるお洒落な形をしているため、ファンシーリーフとして楽しむこともできます。
- 花は二個ペアで咲き、花の直径は約2~3cm、花弁が水平または後ろ側に反り、10個の雄蕊が束状に集まり突出するため、個性的な花の形をしています。
- 雄蕊の色は花糸が白色または桃色、葯が黄色をしています。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強いです。また丈夫で育てやすく、管理も非常に楽なため初心者でも育てやすい植物です。
ゲラニウム(カンタブリジェンス)の草丈は約20~30cm、草姿は叢生、根茎で広がり、根茎から茎と葉を何個も出してコロニー(群生)をつくります。
葉序は根生葉(基部に付いた葉)または対生葉序、葉の色は緑色、葉身の形は掌状中裂(~深裂)して裂片は5(~7)個、裂片の形は菱形で中裂します。
花序は散房状、花は二個ペアで付き、花の形は花弁が平開または後ろ側に反り雄蕊が束状に突出する、花の直径は約2(~3)cm、花弁は5個、花弁の色は紫色・桃色・白色です。雄蕊は10個、雄蕊の花糸は白色または桃色、雄蕊の葯は黄色です。
ゲラニウム(カンタブリジェンス)の園芸品種の紹介
楽天で購入 ビオコボーは、不稔性で種子を形成しないため花持ちがとてもよく、白色の花弁と桃色の雄蕊が清潔感と可愛らしさを演出します。草姿は叢生して、葉がマット状に広がるため地被植物として利用されることもあり、また葉には芳香があります。 | 楽天で購入 ケンブリッジは、不稔性で種子を形成しないため花持ちと花上がりがとてもよく、可愛らしい印象を与える桃色の花を咲かせる園芸品種です。草姿は叢生して、葉がマット状に広がるため地被植物として利用されることもあります。 |
楽天で購入 カルミナは、不稔性で種子を形成しないため花持ちと花上がりがとてもよく、濃い赤色の蕾から桃色の可愛らしい花を咲かせます。草姿は叢生して、葉がマット状に広がるため地被植物として利用されることもあり、また葉には芳香があります。 |
ゲラニウム(マクロリズム)の特徴や園芸品種
- 原産:南東アルプス/バルカン半島
- 学名:Geranium macrorrhizum
- 草丈:約30~50cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~7月
- 花色:桃色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:グランドカバー/日陰植物/コテージガーデン
- 購入方法:ゲラニウム(マクロリズム)を楽天で購入
ゲラニウム(マクロリズム)とは!?
ゲラニウム(マクロリズム)は学名Geranium macrorrhizum、別名では「ビックルートゲラニウム(bigroot geranium)」や「ブルガリアンゲラニウム(Bulgarian geranium)」とも呼ばれる南東アルプスおよびバルカン半島が原産の多年草です。
ゲラニウム(マクロリズム)の語源(由来)
- 属名のGeraniumは、古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のmacrorrhizumはラテン語で「(比較して)大きい」を意味する「macro」と、「根茎」を意味する「rhizum」の二語の組み合わせからきており、大きい根茎を意味しています。
ゲラニウム(マクロリズム)の特徴(魅力)
- ゲラニウム(マクロリズム)は、精油を抽出するために商業的に栽培もされており、葉を触ったりもんだりすると爽やかな心地よい香りが楽しめる所が特徴の植物です。
- 園芸では掌状に裂ける装飾的な葉が地面を美しく覆うため、木の下などの地被植物として利用される事が多いです。
- 草姿は叢生、根茎をもち、多数の葉と茎を伸ばして地面を覆うため、地被植物として使われたり、花壇の中にボリュームを出すために使われたり、バラなどの下草として使われたりします。
- 葉は葉縁部分に切れ込みが入り、「楓の葉」や「掌」を連想させるお洒落な形をしているため、ファンシーリーフとして楽しむこともできます。
- 花序は散房状で茎の頂部に花が集まり、花は二個ペアで咲き、花弁は平開します。
- 花の色はふつう桃色、雄蕊の色は花糸が桃色で葯が桃色または黄色をしています。
- ゲラニウム(マクロリズム)の精油はアロマテラピーなどに使用されており、また精油に含まれるGermacroneには優れた抗菌性・抗ウィルス性があります。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強いです。また丈夫で育てやすく、管理も非常に楽なため初心者でも育てやすい植物です。
ゲラニウム(マクロリズム)の草丈は約30(~50)cm、草姿は叢生、根茎は太く、根茎から茎と葉を何個も出してコロニー(群生)をつくります。
葉序は根生葉(基部に付いた葉)または対生葉序、葉身の形は掌状中裂(~深裂)して裂片は5(~7)個、裂片の形は菱形、裂片部分にも切れ込みがあります。葉は傷つけたり、触ると芳香が広がる。
花序は散房状で花は二個ペアで付き、花の形は花弁が五個あり平開します。花弁の色は青色・紫色で脈は濃くなる、雄蕊の花糸は桃色または紫色、雄蕊の葯は黄色または桃色をしています。雌蕊は複数(5個)の心皮が合着する複合雌蕊です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
ゲラニウム(マクロリズム)の園芸品種の紹介
ピレネーフウロの特徴や園芸品種
- 原産:南ヨーロッパ/南西アジア
- 学名:Geranium pyrenaicum
- 草丈:約15~50cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~9月
- 花色:桃色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/日陰植物/コテージガーデン
- 購入方法:ピレネーフウロを楽天で購入
ピレネーフウロとは!?
ピレネーフウロは学名Geranium pyrenaicum、別名では「ヘッジロウ クレインズビル(hedgerow cranesbill)」や「マウンテン クレインズビル(mountain cranesbill)」とも呼ばれる多年草です。原産地は南ヨーロッパおよび南西アジアで、ピレネー山脈や南アルプスなどに自生しています。
ピレネーフウロの語源(由来)
- 属名のGeraniumは古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のpyrenaicumは「ピレネー山脈の」を意味しており、自生地に由来します。
ピレネーフウロの特徴(魅力)
- ピレネーフウロは、丸みを帯びる可愛らしい葉の形と、花弁の先端が大きく凹みハートの形になる可愛らしい花が特徴です。
- また、こぼれ種から増えて広がりやすく、日本では園芸で育てられていたものが逸出して、北海道などの一部で帰化しています。
- 草姿は叢生、根茎をもち、多数の葉と茎を伸ばして地面を覆うため、地被植物として使われたり、花壇の中にボリュームを出すために使われたり、バラなどの下草として使われたりします。
- 葉の形は、基部が凹み、先端が鈍角なため、丸みを帯びたハート型をしており、葉縁部分に切れ込みがはいります。そのため、可愛らしい葉の形をしています。
- 花序は散房状に茎の頂部に花が集まり、二個ペアで花が付き、花の大きさは直径約2.5cmと小振りで可憐です。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強いです。また丈夫で育てやすく、管理も非常に楽なため初心者でも育てやすい植物です。
ピレネーフウロの草丈は約15(~50)cm、草姿は叢生、根茎があり、根茎から茎と葉を何個も出し、茎は毛が生えています。
葉序は根生葉(基部に付いた葉)または対生葉序、葉の色は緑色、葉身の形は腎形(基部は凹み・先端は鈍角)、葉縁部分も中裂または浅裂する。
花序は散房状、花は二個ペアで付き、花の直径は約2.5cm、花弁は5個、花弁は平開、花弁の色は桃色・紫色・白色、雄蕊は10個、雄蕊の花糸は白色または桃色、雄蕊の葯は桃色または紫色をしています。雌蕊は複数(5個)の心皮が合着する複合雌蕊です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
ピレネーフウロの園芸品種の紹介
ゲラニウム(エンドレッシー)の特徴や園芸品種
- 原産スペイン/フランス
- 学名:Geranium endressii
- 草丈:約30~50cm
- 分類:多年草
- 開花時期:5月~9月
- 花色:桃色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/日陰植物/コテージガーデン
- 購入方法:ゲラニウム(エンドレッシー)を楽天で購入
ゲラニウム(エンドレッシー)とは!?
ゲラニウム(エンドレッシー)は学名Geranium endressii、別名では「エンドレス クレインズビル(Endres cranesbill)」や「フレンチ クレインズビル(French cranesbill)」とも呼ばれる多年草です。原産地はスペインおよびフランスで、ピレネー山脈に自生しています。
ゲラニウム(エンドレッシー)の語源(由来)
- 属名のGeraniumは古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のendressiiはフランスの植物学者R. Endres (1838-1874)への献名です。
ゲラニウム(エンドレッシー)の特徴(魅力)
- ゲラニウム(エンドレッシー)は、花弁が内側に膨らみ後ろ側に反る傾向があり、花弁の先端が少しだけ凹み桜の花弁のような形になる所などが特徴の植物です。
- 草姿は叢生、根茎をもち、多数の葉と茎を伸ばして地面を覆うため、地被植物として使われたり、花壇の中にボリュームを出すために使われたり、バラなどの下草として使われたりします。
- 葉は葉縁部分に深い切れ込みが入り、「楓の葉」や「掌」を連想させるお洒落な形をしているため、ファンシーリーフとして楽しむこともできます。
- 花序は散房状に茎の頂部に花が集まり、二個ペアで花が付きます。
- 花の大きさは直径約3~4cm、花弁は5個、花弁は外側に反る傾向があります。
- ゲラニウムは近縁のゼラニウムと比べて寒さに強いです。また丈夫で育てやすく、管理も非常に楽なため初心者でも育てやすい植物です。
ゲラニウム(エンドレッシー)の草丈は約30(~50)cm、草姿は叢生、根茎があり、根茎から茎と葉を何個も出して、茎は直立または横に広がり盛り上がった外観をつくります。
葉序は根生葉(基部に付いた葉)または対生葉序、葉の色は緑色、葉身の大きさは直径6(~8)cm、葉身の形は掌状中裂(~深裂)して裂片は3(~7)個、裂片の形は菱形、裂片にも葉縁部分に浅い切れ込みがあります。
花序は散房状、花は二個ペアで付き、花の直径は約3(~4)cm、花弁は5個、花弁は内側に膨らみ外側に反る傾向があり、花弁の色は桃色・紫色・白色、雄蕊は10個、雌蕊は複数(5個)の心皮が合着する複合雌蕊です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
ゲラニウム(エンドレッシー)の園芸品種の紹介
ヒメフウロの特徴や園芸品種
- 分布:ヨーロッパ/アジア/北アフリカ/北アメリカ
- 学名:Geranium robertianum
- 草丈:約20~40cm
- 分類:一年草/越年草
- 開花時期:4月~8月
- 花色:桃色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 誕生花:8月29日
- 花言葉:静かな人
- 購入方法:ヒメフウロを楽天で購入
ヒメフウロとは!?
ヒメフウロは学名Geranium robertianum、別名では「シオヤキソウ」や「ハーブロバート(herb Robert)」とも呼ばれる一年草または越年草です。分布地域はヨーロッパおよびアジア、北アフリカ、北アメリカで、日本にも自生しています。
ヒメフウロの語源(由来)
- 属名のGeraniumは古代ギリシア語で「鶴」を意味する「γέρανος ( geranos)」からきており、果実(蒴果)の形が鶴の嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のrobertianumは諸説あり、赤色を意味する「ruber」からきている、またはRobertという人名に由来すると考えられています。
- ヒメフウロは「小型」などを意味する「ヒメ」と、フウロソウ属の植物を意味する「フウロ」の二語からきており、ヒメフウロは花や葉が小型な事に由来します。
ヒメフウロの特徴(魅力)
- ヒメフウロは、日本を含めていくつかの国で民間療法の薬草として利用されてきた歴史があります。特徴は小さく可愛らしい花と、細かく裂けて繊細な外観をした葉の形、葉を潰した時に強烈な香りがする所などにあります。
- 草姿は直立または横に広がります。
- 葉は1個の葉に小葉が3個あり、小葉は羽状に深い切れ込みが入るため「シダ植物」を連想させるお洒落な外観をしています。そのためファンシーリーフとして楽しむこともできます。
- 葉は花が終わると赤色に変わる事があります。
- 葉は指で潰すと強烈な香りが広がり、香りの特徴は燃えたタイヤなどに例える人もいます。
- 花序は散房状に茎の頂部に花が集まり、二個ペアで花が付きます。
- 花の大きさは直径約1~1.5cmと小ぶりなため、可憐な雰囲気があります。
- ヒメフウロは植物の中に「タンニン」や「ゲラニン」等の有効成分が含まれており、薬草として使われる事があります。
- ゲラニンは下痢止めの薬に使われたり、抗がんに対する研究がおこなわれています。
ヒメフウロの草丈は約20(~40)cm、茎は直立または横に広がり、茎の色は緑色または赤色、茎には毛が生えます。
葉序は対生葉序、葉の色は緑色、葉身の形は三出複葉、小葉は羽状全裂または羽状深裂して、裂片も浅裂することがある。葉は花期が終わると赤色に変わることがある。
花序は散房状、花は二個ペアで付き、花の直径は約1(~1.5)cm、花弁は5個、花弁の色は桃色・紫色・白色、雄蕊は10個、雌蕊は複数(5個)の心皮が合着する複合雌蕊です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。