原産:日本/中国/ロシア 科:キク(asteraceae) 属:ヨモギ/アルテミシア(Artemisia) 種:シロヨモギ(stelleriana) 別名:アルテミシア・ステレリアナ/ホアリー・マグワート(hoary mugwort)/ビーチ・ウォームウッド(beach wormwood) 開花時期:8月~10月 花の色:黄色● 葉色:緑色●白色〇 分類:多年草 草丈:20cm~60cm 花言葉:「幸福」「平和」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
シロヨモギは学名Artemisia stelleriana、別名「アルテミシア・ステレリアナ」や「ホアリー・マグワート(hoary mugwort)」等とも呼ばれ日本及び中国、ロシアを原産とする多年草で、日本では北海道や本州に分布して海岸の砂地等に自生しています。
シロヨモギの語源(由来)
- 和名「シロヨモギ」の由来は白色の毛で覆われたヨモギからきています。
- 属名のアルテミシア(Artemisia)はギリシャ神話の月の女神アルテミスを由来にしています。
- 種小名のstellerianaはドイツ出身の博物学者Georg Wilhelm Stellerへの献名です。
シロヨモギの特徴(魅力)
- 茎や葉は白色の毛で覆われシルバーリーフとして親しまれる
- ↳シルバーリーフは清潔感があり明るい
- ↳どんな色の花とでも調和がとりやすい
- 葉は細く裂けレースの編み物を連想させる
- 根茎で広がり群生すると雪景色のようにもなる
シロヨモギは地面下に根茎をもっており、海岸の砂地等でしばしば広範に広がり群生する姿が見られます。茎は葉と同様に白色の毛で覆われており、匍匐もしくは立ち上がって最大60cmまでの高さに成長する事がありますが、多くの場合は30cm程度の高さまでしか成長しません。葉は丸みを帯びながら縁部分が緩く裂け(羽状中裂)ており、また葉の表面裏面ともに白色の毛が密生しているためレースの編み物の様な美しい外観が作られます。そのため園芸ではシルバーリーフとして親しまれています。
開花時期は夏から秋、花色は黄色、個々の花は筒状花の集まる頭花で、花序は円錐花序に花を咲かせます。草姿は這性もしくは直立して高さは約20(60)cm × 幅は約20(60)cmに成長します。葉色は緑色に白色の毛が密生しており葉身は羽状中裂、葉序は互生葉序につきます。
シロヨモギの栽培
園芸では、美しいシルバーリーフを鑑賞する目的で育てられる事が多く、他の草花の引き立て役として利用されたりもします。花壇では縁どりとして並べて植えられたり、また鉢植えの中で寄せ植えの素材として利用されたりします。育てる際は夏の高温多湿を苦手にしており、蒸れで枯れ込む事も多いため注意が必要です。一方で寒さには強く管理の心配は殆どありません。増やす方法は挿し木や株分け、種を撒く事で増やせます。