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原産:北アメリカ 科:ユキノシタ(Saxifragaceae) 属:ヒューケラ/ツボサンゴ(heuchera) 種:ビローサ(villosa) 別名:へアリー・アラムルート(hairy alumroot) 花色:白色〇黄色●桃色● 葉の色:緑色●赤色●茶色●黄色●橙色●紫色● 分類:常緑多年草 草丈:15cm~60cm 草姿:ロゼット状 開花時期:7月~9月 誕生花:5月30日 花言葉:「恋心」「キラメキ」「辛抱強さ」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ヒューケラ(ビローサ種)は学名heuchera villosa、別名「へアリー・アラムルート(hairy alumroot)」とも呼ばれる北アメリカ原産の常緑多年草です。属名「ヒューケラ」の由来は、18世紀のドイツ人医師兼植物学者だったJohann Heinrich von Heucherにちなんでおり、また種小名「ビローサ(villosa)」はラテン語で「毛深い/軟毛のある」を意味しており、茎と葉に毛がある事に由来します。
ヒューケラ(ビローサ種)の特徴(魅力)は、茎葉に毛がありビロードの様な質感をもっている所と、毛があるため葉色がややボヤけた印象を感じさせる所にあり、また北米の南部に自生しているため耐熱性や耐湿性に優れています。
ヒューケラ(ビローサ種)の葉は基部から出てくる葉(根生葉)のみで構成されており、中央から外側に向かう様に優雅に葉を広げ丘陵を連想させる美しい草姿を作ります。また花も非常に装飾的でボリュームがあり花穂が円錐状に何本も集まり、最大60cmの高さまで垂直に花茎を伸ばし花を咲かせます。
園芸では優雅に広がる美しい草姿や豪華な花姿を鑑賞する目的で花壇や植え込みの縁どりに利用されたり、花壇の中央部で高さやボリュームを出す植物として利用されたり、またコンパクトで管理がしやすい鉢植えにして玄関周り等に飾られたりします。その他にも間接光のみが当たる日陰でも育てる事が出来るためシェードガーデン等にも利用出来ます。
開花時期は初夏から秋、花色は白色や黄色、桃色があり個々の花は直径約0.7cmの鐘形で、花序は花穂が円錐状に集まり円錐花序をつくります。草姿はロゼット状で根茎をもち高さは約15(60) × 幅は約15(60)cmまで成長し、葉色は緑色や赤色、茶色や黄色、橙色や紫色等があり、葉身は長さ約7~9cmあり心形(腎臓形)から円形で葉縁部分が5~9回浅裂(~深裂)して、葉序は根生葉につきます。
ヒューケラ(ビローサ種)は一般的に株分けで増やされますが、基部の挿し木や種により増やす事も出来ます。育てる際は基本的に丈夫で育てやすいものの夏の強い日差しや乾燥を苦手にしているため管理場所等に注意が必要でしょう。