ヘリオトロープは属の中に約325種がある多年草もしくは一年草です。一般的に園芸ではヘリオトロープ種(arborescens)が最も人気があり開花の長さと甘く香りのよい花が魅力の多年草です。その他の種や園芸品種ではovalifolium種のブライドパール等の這性で渦巻き状の花を咲かせる多年草等もあります。
ヘリオトロープは一般的には夏の暑さに強いですが強い日差しや乾燥を苦手にしています。また霜に当たると枯れてしまうため冬越しさせる場合は管理に注意が必要になるでしょう。
種毎の育て方は写真をクリックすると出てきます。
このページでは主に種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
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原産:ペルー
学名:Heliotropium arborescens
草丈:約45cm
開花時期:5月~11月
花色:白色〇紫色●青色●
葉色:緑色●
分類:多年草
誕生花:1月27日
花言葉:「献身的な愛」「夢中」「忠誠心」
特徴:ヘリオトロープは花にバニラの様な甘い香りがあり、香水の原料に使われていた花として知られている多年草です。現在は採れる精油量の少なさや揮発性の高さから、天然ではなく匂いの元になるヘリオトロピンを合成して香水が作られています。また園芸では花の香りの良さだけでなく黒みの強い深緑色の葉が重厚感を感じさせる格式の高さに魅力があります。
開花時期は晩春から晩秋、花色は紫色もしくは青色か白色で小さな花(筒状)を穂状(集散花序)に咲かせます。草姿は分枝で高さは約45cm × 幅は約45cmまで成長し、葉は黒みの強い緑色で葉脈はさらに濃く形は楕円形で対生葉序につきます。
ヘリオトロープは花壇の縁沿いに中央に植えてこんもりとドーム状に茂る草姿や花姿を鑑賞したり、格式の高さを感じさせる様な重厚感のある寄せ植えをつくる素材としておすすめの植物です。紫色もしくは青色の花は、黒みの強い緑色の葉との相性も良く重厚感を感じさせる格式高いお庭に良く合います。
ヘリオトロープは夏の暑さに強いですが強い日差しや乾燥等で株が弱る事があります。冬は霜に当たると枯れるため冬越しさせる場合は管理に注意が必要でしょう。
![]() ヘリオトロープ(ブライドパール)は匍匐する様に茎を伸ばして地面を広がり、春から秋にタコ足の様な渦巻き状の花を夏も休みなく咲かせ続ける多年草です。高さは約20cm × 幅は約40cmまで成長します。 | |