ヘリオトロープ(ブライドパール)の育て方や増やし方【ovalifolium】

ヘリオトロープ(ブライドパール)の特徴


原産:アジア科:ムラサキ(Boraginaceae) 属:キダチルリソウ(Heliotropium) 種:ovalifolium 品種:ブライドパール花色:白色〇葉の色:緑色● 分類:多年草草丈:20cm 草姿:這性開花時期:春から秋
花壇土	鉢土	水やり
肥料	剪定	夏越し
冬越し	増やし方	病気

ヘリオトロープ(ブライドパール)は匍匐する様に茎を伸ばして地面を広がり、春から秋にタコ足の様な渦巻き状の花を夏も休みなく咲かせ続ける多年草です。

開花時期は春から秋、花色は白色で小さな花(漏斗形)を渦巻き状に咲かせます。草姿は這性で高さは約20cm × 幅は約40cmまで成長し、葉は青緑色をしており形は楕円形で対生葉序につきます。

キダチルリソウ(ovalifolium)は這うように広がる草姿から地面を覆うグランドカバーとして花壇の境界を縁取る目的で植えたり、鉢植えから溢れるように垂れる草姿を鑑賞する目的で寄せ植え等に使えたりします。

キダチルリソウ(ovalifolium)は夏の暑さに強いですが強い日差しや乾燥等で株が弱る事があります。冬は霜に当たると枯れるため冬越しさせる場合は管理に注意が必要でしょう。

ヘリオトロープの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

ヘリオトロープの珍しい種類、主な種と園芸品種の紹介

ヘリオトロープ(ブライドパール)の育て方

花壇の土づくり

ヘリオトロープ(ブライドパール)は直射日光が6時間以上当たる日向から、直射日光が6時間以内の半日影で育てる事ができます。

土はPH6.5～7.5の良く排水された肥沃な土壌を好みます。植付けの前に土壌診断を行い、必要に応じて改良用土をいれて土壌を改善しましょう。改善後は腐葉土を3割、規定の量の元肥を入れて混ぜ合わせた後に植付けを行いましょう。

鉢土づくり

ヘリオトロープ(ブライドパール)は通気性が良い培養土で育てましょう。

自作する場合は’赤玉土小粒6割＋腐葉土3割＋くん炭1割＋元肥’を混ぜた培養土がおすすめです。

水やりの仕方

ヘリオトロープ(ブライドパール)はやや湿り気のある土壌を好みます。一方でジメジメとした多湿環境が続くと根腐れを招くため水やりは土が乾いてきてから行いましょう。

肥料の与え方

ヘリオトロープ(ブライドパール)は早春もしくは植付け時に有機質の元肥を施しましょう。4月～10月(夏を除く)の生育期間中は追肥として緩効性肥料を月に1度与えましょう。

剪定のやり方

夏越しする方法

ヘリオトロープ(ブライドパール)は耐暑性に優れます。

冬越しする方法

Hardiness:10b～11a

ヘリオトロープ(ブライドパール)は氷点下を下回り霜に当たると枯れてしまう多年生植物です。

hardiness zoneが10以下の地域では、霜が降りる前に温室や室内に移動させ、それが難しい場合は株元に腐葉土を盛り不織布やビニールで植物の周囲を囲ってあげましょう。

秋頃から草木灰等のカリ肥料を与え株を丈夫にしたり、種を付けないように花がらを摘み株の体力を下げないのも冬越しを成功させる秘訣です。

挿し木や株分けで増やす

ヘリオトロープ(ブライドパール)は挿し木や株分けによって増やす事ができます。

挿し木

ヘリオトロープ(ブライドパール)の挿し木時期は成長期間であればいつでも行えますが、最も適した時期は五月から六月です。新しく成長した茎をとり上部にある葉を残し下部の葉は取り除きましょう。その時に植物ホルモンが集中している節の少し下で、切り口を斜めにすると成功率が上がります。切り口に発根ホルモンを付け湿らせた培地(ピートモス／バーミキュライト／パーライトの混合か単体で使う)に挿しましょう。

播種で増やす

キダチルリソウ(ovalifolium)の種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:
発芽日数:約
光条件:

植物の病気