クレオメ(ホワイトクィーン)の育て方や増やし方【セイヨウフウチョウソウ】

クレオメ(ホワイトクィーン)の特徴


原産:南アメリカ科:フウチョウソウ(Cleomaceae) 属:フウチョウソウ／クレオメ(Cleome) 種:セイヨウフウチョウソウ(hassleriana) 品種:ホワイトクィーン(white queen) 分類:一年草草丈:約90cm～120cm 草姿:直立開花時期:7月～10月花の色:白色〇葉色:緑色● 花言葉:「秘密のひと時」
花壇土	鉢土	水やり
肥料	剪定	夏越し
冬越し	増やし方	病気

クレオメ(ホワイトクィーン)は長い雄蕊を伸ばした、白色の大きな小花を穂状に咲かせる園芸品種です。

開花時期は夏～秋、花色は白色で雄蕊の長い花(4数花)を穂状(総状花序)に咲かせます。草姿は直立で高さは約120cm × 幅は約45cmまで成長し、葉は卵形もしくは楕円形で拳状複葉して互生葉序につきます。

クレオメの高く垂直に伸びる花姿は花壇の後方や中央に植えると高低差のある魅力的な花壇づくりが出来て、強く目を引きつけるフォーカルポイントをつくります。花色は品種により桃色や紫色、白色等がありお庭の雰囲気に合わせて可愛らしくロマンティックなお庭には桃色の花を選んだり、落ち着いたオシャレなお庭に紫色の花を選んだりするといいでしょう。

クレオメは夏の暑さや強い日差しに強く生育に問題がおこる事はなく、花が終わり冬になると枯れる一年草として育てられます。

クレオメ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

クレオメの珍しい種類、主な種と園芸品種の紹介【2020】

クレオメ(ホワイトクィーン)の育て方

花壇の土づくり

クレオメ(ホワイトクィーン)は1日6時間以上の日光の当たる日向で最もよく成長し、土はやや酸性から中性の水捌けが良い土壌を好みます。植付けの前に土壌診断を行い、必要に応じて改良用土をいれて土壌を改善しましょう。改善後は腐葉土を3割、規定の量の元肥を入れて混ぜ合わせた後に植付けを行いましょう。

鉢土づくり

クレオメ(ホワイトクィーン)は水捌けが良い培養土で育てましょう。

自作する場合は’赤玉土小粒6割＋腐葉土3割＋パーライト1割＋元肥’を混ぜた培養土がおすすめです。

水やりの仕方

クレオメ(ホワイトクィーン)は一般的な植物と同様に短期的な乾燥と湿潤の繰り返しによって根を深く張り成長が良くなるため、水やりは土がしっかり乾いてから行うといいでしょう。

肥料の与え方

クレオメ(ホワイトクィーン)は有機物が豊富な肥沃な土壌であれば多くの肥料は必要はありません。植え付け時に元肥を施し夏に緩効性肥料を与えましょう。

剪定のやり方

クレオメ(ホワイトクィーン)は背が高く高性な花が魅力の植物ですが、苗を植え付ける時期に成長点を摘芯する事で分枝を促して茎数を増やし、草丈を抑えた草姿を作る事ができます。

開花期間中は色褪せたり萎れた花を指もしくはハサミで切り取り、取り除きます。

夏越しする方法

クレオメ(ホワイトクィーン)は夏の暑さに強く特に対策の必要はありません。

冬越しする方法

Hardiness:

挿し木や株分けで増やす

クレオメ(ホワイトクィーン)は挿し木によって増やす事ができます。

挿し木

クレオメ(ホワイトクィーン)の挿し木時期は五月から六月が最も適します。新しく成長した茎をとり上部にある葉を残し下部の葉は取り除きましょう。その時に植物ホルモンが集中している節の少し下で、切り口を斜めにすると成功率が上がります。切り口に発根ホルモンを付け湿らせた培地(ピートモス／バーミキュライト／パーライトの混合か単体で使う)に挿して下さい。

播種で増やす

クレオメの種蒔の方法
播種時期:4月～6月
発芽適温:20度～25度
発芽日数:7日～21日
光条件:

クレオメは直根で移植を嫌うため出来れば直播きしましょう。土に撒いた種は指で軽く押し薄く覆土します。種が流されないように優しく水やりを行い乾燥しない様に管理しましょう。

植物の病気