ブルーファンフラワーはクサトベラ属の中の1種で属には約130種があり多くはオーストラリアやポリネシアが原産の多年生植物です。一般的に園芸で親しまれる種はブルーファンフラワーと呼ばれるアエムラ種で、花弁を扇状に広げた花を円周状(穂状花序)に咲かせる魅力的な多年草です。また日本にも1種クサトベラが自生しています。
クサトベラ(ブルーファンフラワー)は一般的に夏の暑さに耐性がありますが、長雨等でジメジメとした環境が続くと株が弱る恐れがあります。また冬の寒さに弱く霜に当たると枯れる恐れがあるため、冬越しさせる場合は管理に注意が必要でしょう。
種毎の育て方は写真をクリックすると出てきます。
このページでは主に種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
![]() 開花時期:4月~10月 | ![]() 開花時期:6月~8月 |
原産:オーストラリア
学名:Scaevola aemula
草丈:約25cm~45cm
開花時期:4月~10月
花色:青色●紫色●桃色●白色〇
葉色:緑色●
分類:多年草
誕生花:「涼しい風を運ぶ人」「祝杯を上げる」「溢れる可能性」
花言葉:8月18日
特徴:ブルーファンフラワーは学名Scaevola aemula、別名「スエヒロソウ」とも呼ばれる多年草です。草姿は這うように匍匐茎を伸ばしてこんもりとカーペット状に広がり、青色や紫色の扇の様な形をした花は、涼を感じさせる魅力があります。
開花時期は春から秋、花色は青色や紫色、桃色や白色があり、花は5枚の花弁が扇形に付き穂状(穂状花序)に咲きます。草姿は這性で匍匐する様に茎が伸び高さは約45cm × 幅は60cmまで成長し、葉は披針形もしくは楕円形で葉縁に鋸歯があり互生葉序につきます。
ブルーファンフラワーは這うように伸びる草姿からコンパクトなグランドカバーとして使え、また鉢植えにすると鉢縁から垂れる様な草姿が見られます。開花期間も長く株を覆うように咲き誇る花を楽しむ事ができ、青色や紫色の花は落ち着きのある上品な庭にも合うでしょう。
ブルーファンフラワーは夏の暑さに耐性がありますが、長雨等でジメジメとした環境が続くと株が弱る恐れがあります。また冬の寒さに弱く霜に当たると枯れる恐れがあるため、冬越しさせる場合は管理に注意が必要でしょう。
原産:日本/ハワイ/オーストラリア/太平洋諸島等
学名:Scaevola taccada
草丈:約100cm~350cm
開花時期:6月~8月
花色:白色〇
葉色:緑色●
分類:多年草
特徴:クサトベラは日本にも自生しており小笠原諸島や南西諸島等に産する多年生植物です。草姿は3mをこえて成長し光沢のある大きな葉と、葉腋から扇状に咲く白色の花が魅力です。種子は果肉質で白色をしており海水に250日ほど浸った後が最もよく発芽するとも言われ、海流に流され種は太平洋からインド洋の広範囲に渡り分布し多くは海岸沿いに自生しています。
開花時期は初夏から夏、葉腋から白色の5枚の花弁が扇形に付く花を集散花序に咲かせます。高さは約350cm × 幅は350cmまで成長し、葉は倒卵形で光沢があり互生葉序につきます。
クサトベラは水捌けのよい砂質土壌の生垣等で利用されます。夏の暑さに耐性がありますが、冬の寒さに弱く霜に当たると枯れるため、冬越しさせる場合は管理に注意が必要でしょう。
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