スカエボラ(ブルーファンフラワー)は属の中に種が130種以上ありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、ブルーファンフラワーは開花 期間がとても長く、多花性で株を覆うように沢山の花が咲く所や、草姿がほふく性で地被植物やハンギング仕立てで楽しめる所が魅力の植物です。またクサトベラは温暖な地域では一年を通して花が咲き、生垣にされたり地被植物として利用されたりしています。
また上記の他にも、このページでは様々な種や園芸品種を紹介しています。紹介の欄には植物の育て方や購入ページのリンクもつけているため、そちらもご活用ください。
目次
ブルーファンフラワーの特徴や園芸品種
- 原産:オーストラリア
- 学名:Scaevola aemula
- 草丈:約20~50cm
- 分類:多年草
- 開花時期:4月~10月
- 花色:桃色●紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:弱い
- 誕生花:8月18日
- 花言葉:涼しい風を運ぶ人/祝杯を上げる/溢れる可能性
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物
- 購入方法:ブルーファンフラワーを楽天で購入
ブルーファンフラワーとは!?
ブルーファンフラワーの学名はScaevola aemula、別名では「末広草(スエヒロソウ)」や「フェアリーファンフラワー(fairy fan-flower)」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の多年草です。
ブルーファンフラワーの語源(由来)
- 属名のScaevolaはラテン語で「左利き」を意味しており、乾燥した花が左の手に似ている所に由来しています。
- 種小名のaemulaはラテン語で「模倣する」「類似する」などを意味しています。
ブルーファンフラワーの特徴(魅力)
- ブルーファンフラワーの特徴は、草姿がほふく性で地面をマット状に広がる所、茎は下垂する性質もあるため優雅に枝垂れる草姿も楽しめる所、開花期間が春から秋と長い所、花は花弁が片側につくため扇のような見た目をしていて、花が茎の上部に密に集まる事で円環のような見た目の花姿をつくる所などにあります。
- 園芸では、開花期間が長いことからお庭の中を花で長く彩りたい人等に好まれます。また茎が枝垂れる性質があることからハンギング仕立てにされたり、地被植物として利用されたりします。
- 草姿がほふく性で、茎は横に移動したり下垂したり斜上するため、園芸では地被植物やハンギング仕立てにされる事が多いです。
- 開花期間が春から秋と長いため、長く花を楽しみたい人におすすめの植物になります。
- 花序は穂状花序、茎の上部に密に集まり、花は外側に広がるため、円環のような見た目の花姿をつくります。
- 花の形がユニークで、花の裂片が片側に五個並び、扇のような見た目をしています。
- ブルーファンフラワーの仕立て方には「被覆植物(グランドカバー)」「花壇の縁取り」「ハンギング」「ウィンドウボックス」等があります。
- 被覆植物(グランドカバー)とは、地表面を覆う目的で、草丈が低く、茎葉が横へと広がる習慣がある植物を植え付ける事です。
- 花壇の縁取りとは、花壇の外縁に沿って、または花壇の外縁を作るように、草丈の低い植物を並べて植えて、花壇外縁のデザインを作る方法です。花壇の中に統一感やリズムを作り、美しい景観を作り出す事が出来ます。
- ハンギングとは、植物をハンギングバスケットや吊り鉢に入れて上や横の目線から、鑑賞出来るようにする仕立て方です。
- ウィンドウボックス仕立てとは、窓辺に設置する長方形のプランターに植物を植えて窓辺に設置するとこで、室内や外からの美観と景観を高める事です。
ブルーファンフラワーの草丈は約20~50cm、株張りは約100cm、茎は匍匐または斜上か下垂する、茎の色は緑色または褐色、茎には毛が生える。
葉序は互生葉序、葉柄は無柄、葉身の大きさは長さ約1~10cm、幅約0.5~3cm、葉身の形は楕円形または倒卵形、葉縁部分に鋸歯があり、葉の色は緑色です。
花序は穂状花序、花冠の直径は約1.7~2.5cm、花冠の形は筒状で裂片が5個あり、裂片は片側に寄り扇状になる、花の色は桃色・青色・紫色・白色です。
果実は核果(薄い外果皮・多肉質な中果皮・殻状の硬い内果皮がある)で、形は球形で皺がより、表面に毛がはえる。
ブルーファンフラワーの園芸品種の紹介
ブルーファンフラワー(サンクエール)の特徴は、株のまとまりがよく高い密度で花が咲く所、夏の暑さにとても強く春から秋まで長く花が咲く所、花の色が豊富にあり「ホワイト」「ピンク」「ライトピンク」「ディープブルー」「ライトブルー」「ブルーグラデーション」と好みに合わせて品種が選べる所などにあります。
クサトベラの特徴や園芸品種
- 原産:日本/ハワイ/オーストラリア/太平洋諸島等
- 学名:Scaevola taccada
- 草丈:約100~700cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:温暖な地域では周年
- 花色:白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:弱い
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/生垣
- 購入方法:クサトベラを楽天で購入
クサトベラとは!?
クサトベラの学名はScaevola taccada、別名では「ビーチ・キャベツ(beach cabbage)」や「ビーチナウパカ(beach naupaka)」等とも呼ばれる常緑低木です。
原産地は日本・ハワイ・オーストラリア・太平洋諸島等、日本では薩南諸島以南の南西諸島と小笠原諸島に分布しており、海岸の砂浜や岩場などに自生しています。
クサトベラの語源(由来)
- 属名のScaevolaはラテン語で「左利き」を意味しており、乾燥した花が左の手に似ている所に由来しています。
クサトベラの特徴(魅力)
- クサトベラは自生地が海岸近くの砂浜などにあり、果実は海流に流され広い範囲に広がり、日本でも南西諸島と小笠原諸島に自生しています。
- クサトベラの特徴は、樹高が100~700cmあり、樹形が直立したり這ったりする所、開花は一年を通してあり、花の形が扇のような見た目をしている所、果実は海水に浸ったあとの方がよく発芽する所などにあります。
- 園芸では、生垣として利用されたり、地被植物として利用されたりしています。
- 開花は温暖な地域では一年を通しており、花の形が扇のような見た目をしている事から「ファンフラワー」と呼ばれています。
- 花の裂片は五個あり、裂片の縁部分が波打つ傾向にあります。
- クサトベラは耐塩性がとても高く、砂質の土壌を好み、海岸の砂浜や岩場などに自生しています。
- 太平洋の幾つか国では、海岸の侵食を抑制するために利用されています。
クサトベラの樹高は約100~700cm、樹形は直立または横に広がります。葉序は互生葉序、葉身の長さ約8~25cm、葉身の形は楕円形または倒卵形、葉の質感は肉厚、葉表面は光沢があり、葉の色は緑色です。花序は集散花序、花冠の形は筒状で裂片が5個あり、裂片は片側に寄り扇状になり、裂片の縁部分は波打つ、花の色は白色です。果実は核果(薄い外果皮・多肉質な中果皮・殻状の硬い内果皮がある)で、形は球形、表面には光沢があり、色は緑色から白色です。