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原産: 科:スミレ(Violaceae) 属:スミレ(Viola) 種:ウィットロッキアナ(wittrockiana) 別名:ガーデン・パンジー(garden pansy) 開花時期:10月~翌5月 花の色:紫色●青色●黄色●橙色●赤色●桃色●白色○黒色● 葉色:緑色● 分類:一年草 草丈:15~25cm 草姿:直立 花言葉:全体「私を思って下さい」/紫色「思慮深い」「誠実」/黄色「慎ましい幸せ」/白色「温和」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ビオラは学名Viola × wittrockiana、別名「ガーデン・パンジー(garden pansy)」とも呼ばれる一年草です。パンジーは一般的に三色すみれ(Viola tricolor hortensis)の亜種と見られる事がありますが、園芸で育てられる品種は交配が進んだものであり雑種として扱われています。
ビオラの語源(由来)
- 属名のビオラ(Viola)はラテン語で「紫色」を意味しており花の色に由来しています。
- 種小名のwittrockianの由来はスウェーデン植物学者のファイト・ウィットロック(Veit Brecher Wittrock)への献名です。
ビオラの特徴(魅力)
- 非常に豊富な花色があり
- ↳花が少ない冬季に花壇を明るく彩ります
- 花はパンジーと比べて小さく5cm以下です
- ↳またそれ以上の大きさの品種を便宜上パンジーと呼んでいます
- ビオラはパンジーと比べると沢山の花を咲かせる傾向にあります
- 園芸品種が非常に豊富にあり花弁が厚く丈夫だったり
- ↳花弁が優雅に波打ったりと品種により個性豊かな顔を見せます
- 非常に開花期間が長く夏に種まきした場合は秋頃から翌春まで花を楽しめます
- 苗が安く手に入り種からも容易に育てられるため大量植栽しやすい所も魅力です
- 非常に背が低く広がりの少ないコンパクトな草姿をしています
- ↳寄せ植え素材として重宝されています。
開花時期は秋から晩春、花色は紫色や青色、黄色や橙色、赤色や桃色、白色や黒色があり、個々の花は直径約5cm以下ののスミレ形花冠で短い距があり、花序は単頂花序に花を咲かせます。草姿は直立で高さ約15(25)cm × 幅は15(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形もしくは披針形で縁部分に鋸歯があり、葉序は互生葉序につきます。
ビオラの栽培
園芸では非常にコンパクトな草姿をしているため、花壇に幾つも並べて縁どりとして利用されたり、また鉢植えの中に植えて玄関周り等に飾られたり、また様々な植物と組み合わせて寄せ植えの素材として楽しまれたりします。
ビオラは晩夏から涼しい環境で種まきを行えば秋頃から花を見る事が出来ます。また10月末から11月頃になると花が咲いた苗を購入する事も出来ます。苗を購入する際は、株がぐらついていたりヒョロヒョロと茎が長く伸びた苗は避けた方が良いでしょう。なぜなら植え替え時に根元からポッキリ折れて全てが台無しになる事もある上に、株がしっかりしたものの方がその後の生育も良いからです。
ビオラを育てる際に注意する点は「水やり」「花がら摘み」「追肥」の3つです。冬の間はほったらかしでも、春まで殆ど枯れる事なく成長するため放置されがちですが、土が完全に乾燥すれば枯れる事もありますし、花がら摘みを行わないと病害虫が発生したり次の花が咲きにくくなったり、またまた肥料を与えないと大きく成長しません。美しい花を見たりしっかりした株に成長させるためには「水やり」「花がら摘み」「追肥」の3つが大切です。
ビオラ(スミレ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。