カンパニュラは属の中に約500種以上があり北半球の温帯および亜熱帯地域を中心に分布する一・二年草もしくは多年草です。一般に園芸では丸いフォルムで可愛らしい筒状の花を穂状に咲かせる一年草タイプのフウリンソウや這うように伸びる茎や地下茎で地面を覆うように広がりグランドカバーやウォールガーデン等に使われるベルフラワー、非常に細い茎葉と大きな鐘形の花が繊細な見た目をしおり魅力的なモモノハギキョウ等が人気です。
カンパニュラはやや夏の暑さを苦手にしていますが、冬の寒さに強く基本的に丈夫で育てやすい多年草、もしくは一部(フウリンソウ)が一年草です。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
![]() 開花時期:4月~6月 | ![]() 開花時期:5月~7月 | ![]() 開花時期:5月~8月 |
![]() 開花時期:5月~7月 | ![]() 開花時期:5月~8月 | ![]() 開花時期:4月~7月 |
![]() 開花時期:5月~8月 | ![]() 開花時期:6月~9月 | ![]() 開花時期:4月~7月 |
![]() 開花時期:6月~9月 | ![]() 開花時期:6月~8月 | ![]() 開花時期:5月~7月 |
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![]() 開花時期:6月~8月 | ⑰その他の園芸品種 |
原産:クロアチア
学名:Campanula portenschlagiana
草丈:約10cm~30cm
分類:常緑多年草
開花時期:4月~7月
花色:紫色●青色●桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐寒性:強い
耐暑性:普通
誕生花:5月8日/6月20日
花言葉:「感謝」「誠実」「楽しいおしゃべり」「大切な人」
特徴:オトメギキョウは学名Campanula portenschlagiana、別名「オトメギキョウ」や「ウォール ベルフラワー(wall bellflower)」等とも呼ばれるクロアチア原産の常緑多年草です。属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のポーテンシュラギアナ(portenschlagiana)はオーストリアの植物学者Franz von Portenschlag-Ledermeyerに敬意を称して名付けられています。また和名「オトメギキョウ」の由来はオトメの様に草丈が小さくキキョウの様な花を咲かせる事からきています。
オトメギキョウの特徴(魅力)は、絨毯を連想させる様な低く広がる草姿と葉を覆ってしまう程に開花する美しい紫色の花にあります。また壁や舗装の亀裂等の隙間に容易に定着して広がる事からロックガーデン等によく利用されており、その性質から英名「ウォール ベルフラワー(wall bellflower)」の由来にもなっています。
園芸では地面を被覆する様に広がる草姿からグランドカバー等として利用される事が多く、花壇や植え込みの縁どりとして利用されたり、鉢植えに植えて溢れるように咲く花と茎葉を鑑賞したり、壁の隙間等に移植してウォールガーデンとして利用したりする事が出来ます。園芸品種には、高さ幅ともに30cm程度と非常にコンパクトで育てやすく紫色の花を咲かせる「ブルーオーシャン」や株一杯に純白の花を咲かせウェディングブーケを連想させる「アンベラ ホワイト(ambella white)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は春から初夏、花色は紫色か青色、桃色や白色があり、個々の花は直径約2cmの鐘形で花弁は5個(5数花)あり、花序は小花が穂状に集まり総状花序に花を咲かせます。草姿は這性で高さは約10(30)cm × 幅は60(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は腎臓形(心形)で葉縁に鋸歯があり、葉序は互生葉序につきます。
オトメギキョウは挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く基本的には丈夫ですが、過湿を苦手にしているため植える場所には注意が必要です。
![]() オトメギキョウ(ブルー オーシャン)は一般的な種と比較して非常にコンパクトで鉢植えでも育てやすく、上品な紫色の花を株一面に咲かせる魅力的な園芸品種です。高さは約30cm × 幅は30cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:ヨーロッパ/西アジア
学名:Campanula persicifolia
草丈:約60~120cm
分類:常緑多年草
開花時期:5月~7月
花色:紫色●青色●白色〇
葉色:緑色●
耐寒性:強い
耐暑性:普通
誕生花:7月10日
花言葉:「誠実」「感謝」「節操」
特徴:モモノハギキョウは学名Campanula persicifolia、別名「モモバギキョウ(peach-leaved bellflower)」とも呼ばれるヨーロッパ及び西アジア原産の常緑多年草です。属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のペルシキフォリア(persicifolia)は「ペルシャの」という意味があり自生地に由来しています。
モモノハギキョウの特徴(魅力)は、吹けば倒れる様な細く華奢な茎に鐘形の大きな花を幾つも連ね咲く花姿にあります。茎は通常、分枝をすることなく垂直に伸びて最大120cm迄成長し、基部から何本も茎が伸びて叢生します。葉は基部から出る根生葉と茎につく茎葉があり、基部から出る葉は大きくヘラ形で目立ちますが、茎につく葉を細く線状で目立たないため、開花期には茎と花だけの様な洗練された草姿を作り出します。
園芸では花壇の中央や後方に植えられる事が多く、垂直に伸びる茎は分枝する事なく最大120cmまで伸びるため単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作りリズム感のある美しい背景を作ります。またイングリッシュガーデン(コテージガーデン)では定番の花として親しまれている為、イングリッシュガーデンをつくるには活用してみるのもよいでしょう。
園芸品種には、空の色を連想させる様な水色と白色の二色の花色が魅力的な「チェトルチャーム」や青紫色の花弁が幾重にも重なり八重咲きする上品な花を咲かせる「ラ ベル」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は晩春から夏、花色は紫色か青色、白色があり、個々の花は長さ及び直径が約3~5cmあり鐘形で花先が5裂して、花序は小花が穂状に集まり総状花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さは約60(120)cm × 幅は60(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身はヘラ形もしくは楕円形か線形で、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
モモノハギキョウは挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さに強いですが、夏の暑さや乾燥をやや苦手にしているため夏越しの管理には注意が必要です。
![]() モモノハギキョウ(タキオン ブルー)は一般的な種と比べて背が低くコンパクトで、また多花性で直径約5cmの青色の小花が茎に幾つも連なって穂状になり、小花は横向きからやや上向きに開花する魅力的な品種です。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() モモノハギキョウ(タキオン ブルー)は一般的な種と比べて背が低くコンパクトで、また多花性で直径約5cmの白色の小花が茎に幾つも連なって穂状になり、小花は横向きからやや上向きに開花する魅力的な品種です。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() モモノハギキョウ(チェトルチャーム)は空の色を連想させる様な薄青色(薄紫色)と白色の二色の花色が魅力的な園芸品種です。白色の花弁の縁が薄青色に染まる花は、爽やかで癒しの雰囲気あるお庭等によく合うでしょう。高さは約90cm × 幅は50cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
![]() モモノハギキョウ(テルハムビューティ)は灰みを帯びる紫色の花を穂状に連ね咲かせる魅力的な園芸品種です。紫色の上品な花は、華やかさと気品がありエレガントでオシャレなお庭等によく合うでしょう。高さは約90cm × 幅は約60cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() カンパニュラ(グランディフローラ アルバ)は大きく外向きに咲く白色の花と背の高い草丈が特徴です。高さ約90cm × 幅は45cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() カンパニュラ(グランディフローラ カエルレア)は大きく外向きに咲く青色の花と背が高い草丈が特徴です。高さ約90cm × 幅は45cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
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原産:ヨーロッパ/アジア/日本
学名:Campanula glomerata
草丈:約30cm~90cm
分類:多年草
開花時期:5月~8月
花色:紫色●青色●桃色●白色〇
葉色:緑色●
誕生花:8月20日
花言葉:「従順な人」「誠実」
特徴:ヤツシロソウは学名Campanula glomerata、別名「リンドウザキカンパニュラ」や「クラスター ベルフラワー(clustered bellflower)」とも呼ばれるヨーロッパ及びアジア、日本が原産の多年草です。日本では九州の熊本県八代市に自生しており、和名「ヤツシロソウ」の由来にもなっています。また属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のグロメラータ(glomerata)は「密接に集まった」という意味があり小花が密集して咲く花姿に由来しています。
ヤツシロソウの特徴(魅力)は、茎の頂部と節部分で約15~20個の小花が密集して球状に咲くボリュームある花姿にあり、晩春から晩夏の間で約3週間開花し続けます。茎は通常、分枝をすることなく最大90cm迄垂直に伸びます。
園芸では花壇の中央や後方に植えられる事が多く、垂直に伸びる茎は分枝する事なく最大90cmまで伸びるため単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作りリズム感のある美しい背景を作ります。園芸品種には、白色の花弁の先っぽに桃色の班が入る「キャロライン(caroline)」や濃い紫色の上品な花が風格を感じさせる「フレヤ」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は晩春から夏、花色は紫色や青色、桃色や白色があり、個々の花は直径が約2~3cmの鐘形で花先が5裂して、花序は小花が頂部と節に集まり総状散形花序の様に花を咲かせます。草姿は直立で高さは約30(90)cm × 幅は30(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形もしくは楕円形で、葉序は互生葉序につきます。
ヤツシロソウは挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さに強いですが、夏の暑さや乾燥をやや苦手にしているため夏越しの管理には注意が必要です。
![]() ヤツシロソウ(フレヤ)は一般的な種と比べて矮性で、茎頂部と節に紫色の小花が密に沢山咲く魅力的な園芸品種です。紫色の上品な花は優雅で美しく、エレガントなお庭等によく合うでしょう。高さは約40cm × 幅は30cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() ヤツシロソウ(ジェンティブルー)は一般的な種と比べて矮性で、茎頂部と節に濃い紫色の小花が密に沢山咲く魅力的な園芸品種です。高さは約40cm × 幅は40cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
![]() ヤツシロソウ(ジェンティホワイト)は一般的な種と比べて矮性で、茎頂部と節に白色の小花が密に沢山咲く魅力的な園芸品種です。ウェディングドレスを連想させる様な清楚な白色の花は、明るく輝く様な雰囲気のお庭によく合うでしょう。高さは約40cm × 幅は40cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() ヤツシロソウ (´・ω・)p楽天で購入q |
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原産:東アジア/シベリア/日本
学名:Campanula punctata
草丈:約30cm~60cm
分類:多年草
開花時期:5月~7月
花色:紫色●青色●赤色●桃色●白色〇
葉色:緑色●
誕生花:6月5日/6月10日/7月10日
花言葉:「正義」「誠実」「忠実」「愛らしさ」
特徴:ホタルブクロは学名Campanula punctata、別名「カンパニュラ・プンクタータ」や「スポッテッド ベルフラワー(spotted bellflower)」とも呼ばれる日本及びシベリア、東アジア原産の多年草です。日本では北海道・本州・四国・九州に分布して山野に自生しています。和名「ホタルブクロ」の由来は諸説あり、子供が蛍を入れる袋として利用した事からついたという説や、花の形が火垂る(提灯)に似ている事からホタルブクロという名前がついたという説があるようです。また属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のプンクタータ(punctata)は「斑点のある」という意味があり、恐らく花の中に赤褐色の斑点がある事に由来します。
ホタルブクロの特徴(魅力)は、提灯や細長い風船を連想させる様な大きく個性的な花姿にあり、最大60cm迄伸びる茎に幾つかの花がお辞儀をする様に下向きに開花します。また花の内部には丸い褐色の斑点が入り白色の長い毛で覆わフサフサしており、同様に茎も長い毛が生えています。
園芸では管理がしやすい鉢植えでコンパクトに育て玄関周り等に飾られたり、また花壇の中央や後方で高さやボリュームを出す植物として利用されます。園芸品種には、灰みの入る桃色の花が上品でロマンチックな雰囲気をつくる「シルバーベルズ」や赤みがかる桃色の花が可愛らしい「チェリーベル」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は晩春から夏、花色は紫色か青色、赤色や桃色、白色があり、個々の花は長さが約3~7cmで直径が約2~3cmあり鐘形で花先が5裂して、花序は小花が穂状に数個集まり咲きます。草姿は直立で根茎で広がり高さは約30(60)cm × 幅は30(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は心形(腎臓形)もしくは卵形か披針形で、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
ホタルブクロは挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く基本的には丈夫で育てやすい多年草です。
![]() ホタルブクロ(チェリーベル)は甘いスイーツを連想させる様な可愛らしい花色が魅力的な園芸品種です。赤みの強い桃色の花は、ポップで可愛らしくロマンチックなお庭等によく合うでしょう。高さは約60cm × 幅は45cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() ホタルブクロ(シルバーベルズ)は一般的な種と比べて背が低く、灰みの入る桃色の花が非常に上品な雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。高さは約40cm × 幅は60cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
![]() ホタルブクロ(サラストロ)は、高級感ある着物を連想させる様な濃い青色の花を咲かせる魅力的な園芸品種です。高さは約60cm × 幅は40cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() アケボノ (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:トルコ/コーカサス
学名:Campanula lactiflora
草丈:約90cm~120cm
分類:多年草
開花時期:5月~8月
花色:紫色●青色●桃色●白色〇
葉色:緑色●
特徴:カンパニュラ(ラクティフローラ)は学名Campanula lactiflora、別名「ミルキーベルフラワー(milky bellflower)」とも呼ばれトルコ及びコーカサス地方が原産の多年草です。属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のラクティフローラ(lactiflora)はラテン語で「乳白色(lacti)+花(flora)」という意味があり花の色に由来します。
カンパニュラ(ラクティフローラ)の特徴(魅力)は、殆ど分枝することなく垂直に伸びる背の高い茎と、頂部に花穂が何本も集まり円錐状に咲くボリューミーな花姿にあります。花は鐘形で長さが最大6cmで直径が約2.5cmあり、花の先が大きく5裂に裂け星の形の様にも見え、小花と花穂が茎の頂部で集まり円錐状に咲きます。
園芸では花壇の中央や後方に植えられる事が多く、直立に伸びる茎は垂直に最大120cmまで伸びるため単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作りリズム感のある美しい背景を作ります。園芸品種には、純白の小花が幾つも集まり円錐状に咲く花姿がウェディングブーケを連想させる「アルバ」や薄桃色の小花がロマンチックな雰囲気をつくる「ロドンアンナ」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は晩春から夏、花色は紫色か青色、桃色や白色があり、個々の花は長さが約3~6cmで直径が約2~2.5cmあり鐘形で花先が5裂して、花序は小花と花穂が幾つも集まり円錐花序に花を咲かせます。草姿は直立で広がり高さは約90(120)cm × 幅は60(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は披針形で、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
カンパニュラ(ラクティフローラ)は挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く基本的には丈夫で育てやすい多年草です。
![]() カンパニュラ(ラクティフローラ アルバ)は純白の小花が幾つも集まり円錐状に咲く花姿がウェディングブーケを連想させる様な魅力的な園芸品種です。高さは約120cm × 幅は約90cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() カンパニュラ(ロドンアンナ)はイチゴみるくを連想させる様な薄桃色の可愛らしい花を咲かせる魅力的な園芸品種です。薄桃色の花は、可愛らしくピュアな魅力がありロマンチックな雰囲気のお庭等によく合うでしょう。高さは約120cm × 幅は約90cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
![]() カンパニュラ(プリチャードバラエティ)は爽やかで心を落ち着かせる様な薄青色(薄紫色)の花を咲かせる魅力的な園芸品種です。高さは約120cm × 幅は約90cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() ラクティフローラ種 (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:南ヨーロッパ
学名:Campanula medium
草丈:約30cm~90cm
分類:一・二年草
開花時期:4月~7月
花色:紫色●青色●桃色●白色〇
葉色:緑色●
誕生花:4月23日/7月10日/7月27日
花言葉:「誠実」「感謝」「節操」
特徴:フウリンソウは学名Campanula medium、別名「カンパニュラ・メジューム」や「カンタベリー ベル(Canterbury bells)」等とも呼ばれる南ヨーロッパ原産の一・二年草です。属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のメジューム(medium)は「中間の/中途の」という意味があります。
フウリンソウの特徴(魅力)は、風鈴やコーヒーカップを連想させる様なぷっくり膨らんだ可愛らしい花にあり、殆ど分枝する事なく垂直に伸びる茎の上部で幾つも小花が連なり咲き誇ります。また開花期には沢山の蜜蜂が花の中に入り採餌していく姿が見られるため、蜜蜂が飛び回りお庭を賑やかにしてくれる所も魅力でしょう。
フウリンソウは一般的な多年草のカンパニュラと違い一・二年草です。種は春から秋の間に撒かれ、通常1年目は長く伸びる茎はなくロゼットに広がる葉のみがあり、冬越し後の春から夏に長く茎が伸びて花を咲かせ、開花後に種をつけると枯れてしまいます。
園芸では管理がしやすい鉢植えでコンパクトに育て玄関周り等に飾られたり、また花壇や植え込みの中央や前方に他の植物と共に植えられて単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作ります。園芸品種には、背が高く多花性で桃色や青色、白色等の花色がある「チャンピオン シリーズ」や花の内部に更に花弁が重なりダブル咲きして様々な花色がある「ダブルフィネスト(double finest)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は晩春から夏、花色は紫色か青色、桃色や白色があり、個々の花は長さ及び直径が約3~5cmあり鐘形で花先が5裂して、花序は小花が穂状に集まり総状花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さは約30(90)cm × 幅は30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形もしくは披針形で、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
フウリンソウは二年草であれば春から初夏、一年草であれば晩夏から秋に播種する事で増やす事が出来ます。
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原産:ヨーロッパ
学名:Campanula rotundifolia
草丈:約30cm~50cm
分類:多年草
開花時期:5月~8月
花色:紫色●青色●白色〇
葉色:緑色●
特徴:イトシャジンは学名Campanula rotundifolia、別名「カンパニュラ・ロツンディフォリア」や「ハーベル(harebell)」とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草です。属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のロツンディフォリア(rotundifolia)はラテン語で「円形の葉」を意味しており、基部から出る円形の葉(茎葉は細い)に由来しています。
イトシャジンの特徴(魅力)は、非常に細く華奢な茎葉と、鐘形の大きな花を幾つも連ね咲く花姿にあり、吹けば倒れる様な繊細な姿は大切に育てたくなる気持ちを抱かせます。茎は殆ど分枝をすることなく、広がる根茎から垂直に最大50cm迄伸び、似た草姿をしたモモノハギキョウと比べると背が低くコンパクトです。葉は基部から出る根生葉と茎につく茎葉があり、基部から出る葉は大きく丸い形で目立ちますが、茎につく葉を細く線状で目立たないため、開花期には茎と花だけの様な洗練された草姿を作り出します。
園芸ではコンパクトで管理がしやすい鉢植えにして玄関周り等に飾られたり、また花壇や植え込みに並べて植えたり縁どり等にして利用されます。園芸品種には、ウェディングを連想させる様な純白の花を咲かせる「ホワイト ジャム(white jam)」や空の色を連想させる様な美しい青色の花を1つの茎に沢山咲かせる「ツムベル ブルー(thumbell blue)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は晩春から夏、花色は紫色か青色、白色があり、個々の花は長さ及び直径が約2~3cmあり鐘形で花先が5裂して、花序は小花が穂状に集まり総状花序に花を咲かせます。草姿は直立で根茎により広がり高さは約30(50)cm × 幅は15(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形もしくは心形(腎臓形)か披針形で、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
イトシャジンは挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さに強いですが、夏の暑さや乾燥をやや苦手にしているため夏越しの管理には注意が必要です。
原産:中央ヨーロッパ
学名:Campanula carpatica
草丈:約10cm~30cm
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:紫色●青色●白色〇
葉色:緑色●
特徴:ニワギキョウは学名Campanula carpatica、別名「カンパニュラ・カルパチカ」や「タソックベルフラワー(tussock bellflower)」等とも呼ばれる中央ヨーロッパ原産の多年草です。属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のカルパチカ(carpatica)は中央ヨーロッパにあるカルパチア山脈にニワギキョウが自生している事に由来します。
ニワギキョウの最大の特徴(魅力)は、株全体を覆ってしまう程に咲き誇る圧倒的な花数と、お椀を連想させる様な直径2~5cmの華やかな花にあります。成長は緩やかで高さ幅ともに約30cm程度とコンパクト、園芸では管理がしやすい鉢植えにして玄関周り等に飾ってみたり、また花壇や植え込みの縁どりしたりと利用するといいでしょう。
園芸品種には、一般的な種と比べて葉が小さく洗練されており青色(紫色)の花を咲かせる「パール ディープ ブルー」や純白の花がドーム状に盛り上がる株一面を覆いウェディングブーケを連想させる「アルバ(alba)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は春から初夏、花色は紫色か青色、白色があり、個々の花は直径約2~5cmの浅い鐘形で浅く5裂して、花序は小花が穂状に集まり総状花序に花を咲かせます。草姿は叢生して高さは約15(30)cm × 幅は15(45)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身卵形もしくは披針形で葉縁に鋸歯があり、葉序は互生葉序につきます。
ニワギキョウは挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さに強いですが、夏の高温多湿をやや苦手にしているため夏越しの管理には注意が必要です。
原産:クロアチア/ボスニア/ヘルツェゴビナ
学名:Campanula poscharskyana
草丈:約10~15cm
分類:多年草
開花時期:5月~7月
花色:紫色●青色●桃色●白色〇
葉色:緑色●
特徴:ホシギキョウは学名Campanula poscharskyana、別名「カンパニュラ・ポシャルスキアナ」や「トレーリング ベルフラワー」等とも呼ばれクロアチア及びボスニア、ヘルツェゴビナが原産の多年草です。属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のポシャルスキアナ(posharskyana)はドイツのドレスデンの庭師であるグスタフ・アドルフ・ポシャルスキーに敬意を評して名付けられています。また和名「ホシギキョウ」の由来は星を連想させる花の形からきています。
ホシギキョウの最大の特徴(魅力)は、花先の先が尖り星の様な形を作る花と、地面を被覆する様に広がる草姿にあります。茎は途中までは地面を匍匐する様に広がりますが、途中から上向きに成長して花を開花させます。
園芸では管理がしやすい鉢植えにして下垂する美しい草姿を鑑賞したり、また花壇や植え込みの縁どりとして利用するといいでしょう。園芸品種には、開花茎と萼が赤紫色に染まり薄桃色(薄紫色)の花を咲かせる「リスドゥガン バラエティ(Lisduggan Variety)」や純白の清楚な花が咲きウェディングを連想させる「アルペン ホワイト」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は晩春から夏、花色は紫色青色、桃色や白色があり、個々の花は直径約2.5cmの鐘形で深く5裂して、花序は小花が穂状に集まり総状花序に花を咲かせます。草姿は這性で高さは約10(15)cm × 幅は45(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は心形(腎臓形)で葉縁に鋸歯があり、葉序は互生葉序につきます。
ホシギキョウは挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さに強いですが、夏の高温多湿をやや苦手にしているため夏越しの管理には注意が必要です。
![]() ホシギキョウ(アルペンブルー)は灰みの入る青色の上品な花を咲かせる園芸品種です。茎は地面を這うように広がりながら星の形をした小花を穂状に咲かせ開花期には株を覆う程に沢山の花が見られます。高さは約15cm × 幅は60cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() ホシギキョウ(アルペンホワイト)は純白の花が株全体を覆うように咲きウェディングブーケを連想させる魅力的な園芸品種です。茎は地面を這うように広がりながら星の形をした小花を穂状に咲かせ開花期には株を覆う程に沢山の花が見られます。高さは約15cm × 幅は60cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
![]() ホシギキョウ(ブルーウォーターフォール)は茎が地面を這い垂れ下がる様な草姿を作り、株を覆うように咲く青色の花が滝を連想させる魅力的な園芸品種です。高さは約15cm × 幅は60cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() アルペンピンク (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:ヨーロッパ/ロシア
学名:Campanula rapunculoides
草丈:約60cm~120cm
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:紫色●青色●白色〇
葉色:緑色●
特徴:カンパニュラ(ラプンクロイデス)は学名Campanula rapunculoides、別名「ハタザオギキョウ」や「クリーピング ベルフラワー(creeping bellflower)」とも呼ばれるヨーロッパ及びロシアが原産の多年草です。和名「ハタザオギキョウ」の由来は垂直に伸びる茎が旗竿(ハタザオ)を連想させキキョウの様な花を咲かせる所からきています。また属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のラプンクロイデス(rapunculoides)はラパンクルス種(Campanula rapunculus)と草姿や花が似ている事に由来します。
カンパニュラ(ラプンクロイデス)の特徴(魅力)は、殆ど分枝する事なく垂直に伸びた茎に、キキョウの花を連想させる様な星形の小花が連なり咲く花姿にあります。また地面下には根茎があり広がる事で、年を追うごとに地面から茎が何本も伸び群生する様な草姿を作ります。
カンパニュラ(ラプンクロイデス)は、各植物が15000程の種子を生成して風や昆虫により分散して、また根茎(断片が残ると再成長する事もある)で広がり、定着すると在来種等の植物を追いやり、根絶が困難な事から侵襲的で迷惑な雑草として扱われる事もある様です。育てる際は逸出しない様に気をつける必要があるでしょう。
園芸では花壇の中央や後方に植えられる事が多く、直立に伸びる茎は通常分枝する事なく最大120cmまで伸びるため単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作りリズム感のある美しい背景を作ります。園芸品種には、白色の小花が連なり咲く「アルバ」や青色の花が連なり咲く「キャンベル ブルー(Campbell Blue)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は初夏から秋、花色は紫色か青色、白色があり、個々の花は長さが約2~4cmで直径が約2~3cmあり鐘形で花先が5裂して、花序は小花が穂状に集まり総状花序に花が咲きます。草姿は直立で根茎で広がり高さは約60(120)cm × 幅は30(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形もしくは披針形で、葉序は互生葉序につきます。
カンパニュラ(ラプンクロイデス)は挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く基本的には丈夫で育てやすい多年草です。
原産:コーカサス地方/トルコ
学名:Campanula alliariifolia
草丈:約30~70cm
分類:多年草
開花時期:6月~8月
花色:白色〇
葉色:緑色●
特徴:カンパニュラ(アリアリフォリア)は学名Campanula alliariifolia、別名「コーニッシュ ベルフラワー(Cornish bellflower)」とも呼ばれるトルコ及びコーカサス地方が原産の多年草です。
カンパニュラ(アリアリフォリア)の特徴(魅力)は、鐘を連想させる様な白色の花が茎に吊り下がり連なる花姿と、下部で茂るハートの形をした大きな葉にあります。
園芸では管理がしやすい鉢植えでコンパクトに育て玄関周り等に飾られたり、また花壇の中央や後方で高さやボリュームを出す植物として利用されます。園芸品種には、非常に矮性で白色の花が株一面に咲き雪が積もっている様に見える「スノー デューン(snow dune)」や純白の花を咲かせる「アイボリーベル」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は初夏から秋、花色は紫色か青色、赤色や桃色、白色があり、個々の花は鐘形で花先が5裂して、花序は小花が穂状に集まり総状花序に花が咲きます。草姿は直立で高さは約30(70)cm × 幅は30(50)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は心形(腎臓形)もしくは披針形で、葉序は互生葉序につきます。
カンパニュラ(アリアリフォリア)は挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く基本的には丈夫で育てやすい多年草です。
![]() カンパニュラ(アイボリーベルズ)はウェディングドレスの様に真っ白で美しい花を咲かせる園芸品種です。高さ約70cm × 幅は50cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:東アジア
学名:Campanula takesimana
草丈:約30~70cm
分類:多年草
開花時期:5月~7月
花色:赤色●桃色●青色●紫色●白色〇
葉色:緑色●
特徴:カンパニュラ(タケシマナ)は学名Campanula takesimana、朝鮮原産の多年草です。属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のタケシマナ(takesimana)は日本と韓国で領土問題のある竹島に由来します。
カンパニュラ(タケシマナ)はホタルブクロの変種とも考えられており、非常に似た草姿と花を咲かせますが、カンパニュラ(タケシマナ)は侵襲性が低く育てやすいと考えられています。花は鐘の形を連想させ、最大70cm迄伸びる茎に下垂する様に釣り下がり小花が幾つも連なります。
園芸では管理がしやすい鉢植えでコンパクトに育て玄関周り等に飾られたり、また花壇の中央や後方で高さやボリュームを出す植物として利用されます。園芸品種には、タコの足の様に細長い白色の花弁が幾つも伸び捻りや巻きが入り個性的な花姿を作る「ビューティフル トラスト(beautiful trust)」や赤みの入る桃色と白色の2色の花色が可愛くロマンチックな雰囲気をつくる「エリザベス(elizabeth)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は晩春から夏、花色は紫色か青色、赤色や桃色、白色があり、個々の花は鐘形で花先が5裂するか八重咲きして、花序は小花が穂状に集まり総状花序に花が咲きます。草姿は直立で根茎で広がり高さは約30(70)cm × 幅は30(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は心形(腎臓形)もしくは卵形か披針形で、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
カンパニュラ(タケシマナ)は挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く基本的には丈夫で育てやすい多年草です。
![]() カンパニュラ(ピンクオクトパス)は赤みの強い桃色の細長い花弁が幾つも伸び、捻りや巻きが入る個性的な花姿を作り、タコの足を連想させる花を咲かせる魅力的な園芸品種です。高さは約50cm × 幅は50cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() カンパニュラ(エリザベス)は赤みの入る桃色と白色の2色の鐘形の花が、茎から吊り下がる様に穂状に咲きロマンチックな雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。高さは約60cm × 幅は50cmまで成長します。 |
![]() カンパニュラ(ブルーオクトパス) (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:ヨーロッパ/西アジア
学名:Campanula latifolia
草丈:約90cm~150cm
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:紫色●青色●白色〇
葉色:緑色●
特徴:カンパニュラ(ラティフォリア)は学名Campanula latifolia、別名「ジャイアント ベルフラワー(giant bellflower)」や「ラージ カンパニュラ(large campanula)」とも呼ばれるヨーロッパ及び西アジアが原産の多年草です。属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のラティフォリア(latifolia)はラテン語で「広葉の」を意味しており幅広の葉に由来します。
カンパニュラ(ラティフォリア)の特徴(魅力)は、非常に背が高く垂直に伸びる茎に穂状に長く連なり咲く星形の花にあり、庭園等の広い場所に植えても圧倒的な存在感を放ち非常に目立つランドスケープになります。葉は基部(根生葉)と茎(茎葉)にあり、基部にある葉は大きく幅広でハートの形をしており、茎の葉は細長く披針形をしています。
園芸では花壇の中央や後方に植えられる事が多く、直立に伸びる茎は通常分枝する事なく最大150cmまで伸びるため単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作りリズム感のある美しい背景を作ります。園芸品種には、大きく紫色の上品な花を穂状に連なり咲かせる「ブラントウッド(brantwood)」や白色の小花が連なり咲く「アルバ」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は初夏から秋、花色は紫色か青色、白色があり、個々の花は長さが約3~6cmある鐘形で花先が5裂して、花序は小花が穂状に集まり総状花序に花が咲きます。草姿は直立で根茎があり高さは約90(150)cm × 幅は60(150)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は心形(腎臓形)もしくは卵形か披針形で、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
カンパニュラ(ラティフォリア)は挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く基本的には丈夫で育てやすい多年草です。
![]() カンパニュラ(ブラントウッド)は非常に濃い紫色の小花を最大120cm迄伸びる茎に連ねて咲かせ、非常に上品な雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() カンパニュラ(ラティフォリア種 アルバ)は白色の小花を最大120cm迄伸びる茎に連ねて咲かせ、天使が舞い降りたような明るく魅力的な雰囲気をつくる園芸品種です。高さ約120cm × 幅は約90cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
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原産:ヨーロッパ
学名:Campanula pyramidalis
草丈:約180cm
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:紫色●青色●白色〇
葉色:緑色●
特徴:カンパニュラ(ピラミダリス)は学名Campanula pyramidalis、別名「チムニー ベルフラワー(chimney bellflower)」とも呼ばれる南東ヨーロッパ原産の多年草です。属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のピラミダリス(pyramidalis)はラテン語で「ピラミッド型の/錐体の」を意味しており花序と草姿に由来します。
カンパニュラ(ピラミダリス)の特徴(魅力)は、煙突(chimney)やピラミッド(pyramidalis)にも例えられる草姿と長さ50cmにもなる非常に長い花穂にあります。茎は通常分枝せずに最大180cmまで垂直に伸び、葉は下部の葉程に大きく、花序には葉が殆どないか小さく目立たないため洗練された草姿をつくります。
園芸では花壇の中央や後方に植えられる事が多く、直立に伸びる茎は通常分枝する事なく最大180cmまで伸びるため単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作りリズム感のある美しい背景を作ります。園芸品種には、白色の小花が連なり咲く「アルバ(Alba)」や非常に多花性で下から上まで株を覆い尽くす様に沢山の花を咲かせる「ブルーアイダ(Blue Aida)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は初夏から秋、花色は紫色か青色、白色があり、個々の花は鐘形で花先が深く5裂して、花序は小花が穂状に集まり総状花序に花が咲きます。草姿は直立で根茎があり高さは約90(150)cm × 幅は60(150)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は心形(腎臓形)もしくは卵形で、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
カンパニュラ(ピラミダリス)は挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く基本的には丈夫で育てやすい多年草です。
原産:ヨーロッパ
学名:Campanula barbata
草丈:約15cm~30cm
分類:多年草
開花時期:6月~8月
花色:紫色●青色●白色〇
葉色:緑色●
特徴:ミヤマツリガネソウは学名Campanula barbata、別名「カンパニュラ・バルバタ」や「ビアード ベルフラワー(bearded bellflower)」とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草です。属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のバルバタ(barbata)は「髭のある/毛の生えた」という意味があり、恐らく花の中にある毛に由来します。
ミヤマツリガネソウは花の内部が白色の長い毛で覆われ毛深い所が特徴で、最大30cm迄伸びる茎に、鐘の形をした小花を穂状に連ねる花姿をつくります。葉は基部(根生葉)と茎(茎葉)にありますが、茎葉は非常に少なく小さいため殆ど目立たず、殆どは基部から根生葉を出しており細長い葉を中央から外側に広げる様に伸ばしロゼットを形成します。
開花時期は初夏から晩夏、花色は紫色か青色、白色があり、個々の花は鐘形で花先が5裂して、花序は小花が穂状に集まり総状花序に花を咲かせます。草姿は直立で高さは約15(30)cm × 幅は15(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形か披針形で、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
ミヤマツリガネソウは挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さに強いですが、夏の暑さや乾燥をやや苦手にしているため夏越しの管理には注意が必要です。
原産:ヨーロッパ
学名:Campanula cochlearifolia
草丈:約10cm
分類:多年草
開花時期:6月~8月
花色:紫色●青色●白色〇
葉色:緑色●
特徴:チャボギキョウは学名Campanula cochlearifolia、別名「カンパニュラ・コクレアリフォリア」や「フェアリー・シンブルズ(fairy’s-thimble)」とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草です。
チャボギキョウの特徴(魅力)は、高さが10cm程と非常に背が低く、細く華奢な茎に鐘形の大きな花を咲かせるアンバランスで洗練された草姿にあります。地面下に根茎を持ち群生する様に分枝しない茎を何本も伸ばし、一つの茎に1個から数個の花を穂状に咲かせます。葉は基部から出る根生葉と茎につく茎葉があり、基部から出る葉は大きくハート形で目立ちますが、茎につく葉は一般的に細く線状で目立たないため、開花期には茎と花だけの様な洗練された草姿を作り出します。
園芸ではコンパクトで管理がしやすい鉢植えにして玄関周り等に飾られたり、また花壇や植え込みに並べて植えたり縁どりしたりと利用されます。園芸品種には、空の色を連想させる爽やかな薄青色の花弁が八重咲きして華やかな花姿を魅せる「エリザベス オリバー(elizabeth oliver)」や純白の清楚な花がウェディングベルを連想させる「アルバ(Alba)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は晩春から夏、花色は紫色か青色、白色があり、個々の花は長さ約5cmで直径が約3cmあり鐘形で花先が5裂して、花序は小花を茎に1個から数個つけ花を咲かせます。草姿は直径で根茎で広がり高さは約10cm × 幅は約30cmまで成長します。葉色は緑色、葉身はヘラ形もしくは楕円形か線形で、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
チャボギキョウは挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さに強いですが、夏の暑さや乾燥をやや苦手にしているため夏越しの管理には注意が必要です。
![]() コクレアリーフォリア(ホワイトワンダー) (´・ω・)p楽天で購入q |
![]() カンパニュラ(ケントベル)はロゼット状の草姿から直立する茎を長く伸ばし気品を感じさせる濃い紫色の花(鐘形)を穂状に咲かせる園芸品種です。 開花時期は春から夏、花色は紫色で花先が5裂する釣鐘形の小花を下向きに総状花序に咲かせます。草姿はロゼット状で地下茎によってゆっくり広がり茎は直立で高さ約75cm × 幅は75cmまで成長し、葉色は緑色で葉形は披針形もしくは卵形か腎臓形で葉縁に鋸葉があり根出葉もしくは互生葉序につきます。 カンパニュラ(ケントベル)は直立に茎が伸びる草姿をしており、花壇では中央や前方に植えると腰辺りまでの高さを出す草姿が鑑賞できます。上品で気品を感じさせる紫色の花はエレガンスなお庭によく合うでしょう。 カンパニュラ(ケントベル)は夏の高温多湿をやや苦手にしていますが、寒さに強く低メンテナンスで育てやすい多年生植物です。 | ![]() カンパニュラ(サマンサ)は通常高さよりも横への広がりがよくグランドカバーを作り、花芯が白い青色の花を上向きに咲かせる園芸品種です。 開花時期は春から夏、花色は青色と白色で花先が5裂する釣鐘形の花を咲かせます。草姿はこんもり茂り高さ約15(30)cm × 幅は15(60)cmまで成長します。葉は緑色で腎臓形か卵形をしており互生葉序につけます。 カンパニュラ(サマンサ)は花壇の縁沿いや中央に植えるとこんもりとドーム状に茂る草姿や花姿を鑑賞できます。上品で気品を感じさせる紫色や青色の花は落ちつきあるエレガンスなお庭によく合うでしょう。 カンパニュラ(サマンサ)は夏の高温多湿をやや苦手にしていますが、寒さに強く低メンテナンスで育てやすい多年生植物です。 |
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