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原産:ヨーロッパ/ロシア 科:キキョウ(Campanulaceae) 属:カンパニュラ/ホタルブクロ(Campanula) 種:ラプンクロイデス(rapunculoides) 別名:ハタザオギキョウ/クリーピング ベルフラワー(creeping bellflower) 開花時期:6月~9月 花の色:紫色●青色●白色〇 葉色:緑色● 分類:多年草 草丈:約60cm~120cm 誕生花:6月5日/6月10日/7月10日 花言葉:「正義」「誠実」「忠実」「愛らしさ」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
カンパニュラ(ラプンクロイデス)は学名Campanula rapunculoides、別名「ハタザオギキョウ」や「クリーピング ベルフラワー(creeping bellflower)」とも呼ばれるヨーロッパ及びロシアが原産の多年草です。和名「ハタザオギキョウ」の由来は垂直に伸びる茎が旗竿(ハタザオ)を連想させキキョウの様な花を咲かせる所からきています。また属名カンパニュラ(Campanula)はラテン語で「鐘」を意味しており鐘の様な形をした花に由来しており、種小名のラプンクロイデス(rapunculoides)はラパンクルス種(Campanula rapunculus)と草姿や花が似ている事に由来します。
カンパニュラ(ラプンクロイデス)の特徴(魅力)は、殆ど分枝する事なく垂直に伸びた茎に、キキョウの花を連想させる様な星形の小花が連なり咲く花姿にあります。また地面下には根茎があり広がる事で、年を追うごとに地面から茎が何本も伸び群生する様な草姿を作ります。
カンパニュラ(ラプンクロイデス)は、各植物が15000程の種子を生成して風や昆虫により分散して、また根茎(断片が残ると再成長する事もある)で広がり、定着すると在来種等の植物を追いやり、根絶が困難な事から侵襲的で迷惑な雑草として扱われる事もある様です。育てる際は逸出しない様に気をつける必要があるでしょう。
園芸では花壇の中央や後方に植えられる事が多く、直立に伸びる茎は通常分枝する事なく最大120cmまで伸びるため単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作りリズム感のある美しい背景を作ります。園芸品種には、白色の小花が連なり咲く「アルバ」や青色の花が連なり咲く「キャンベル ブルー(Campbell Blue)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は初夏から秋、花色は紫色か青色、白色があり、個々の花は長さが約2~4cmで直径が約2~3cmあり鐘形で花先が5裂して、花序は小花が穂状に集まり総状花序に花が咲きます。草姿は直立で根茎で広がり高さは約60(120)cm × 幅は30(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形もしくは披針形で、葉序は互生葉序につきます。
カンパニュラ(ラプンクロイデス)は挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く基本的には丈夫で育てやすい多年草です。