マリーゴールドは属の中に約50種がありアメリカ大陸を原産とする一・二年草もしくは多年草です。一般に園芸では開花期間が長く色鮮やかな花を咲かせるフレンチマリーゴールドやセンジュギク、小さな小花が株を覆うように咲き根からでる分泌物のチオフェンが線虫等の害虫を駆除しコンパニオンプランツとしても利用されるシグネットマリーゴールド、アニスの様な甘い葉がハーブティーやスパイス等にも利用されるミントマリーゴールド等が育てられます。
マリーゴールドは一般的に夏の暑さに強く丈夫で育てやすく冬に枯れる一年草ですが、ハーブとし育てられる一部種では多年草として育てられます。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
![]() 開花時期:5月~7月・9月~11月 | ![]() 開花時期:6月~10月 |
![]() 開花時期:9月~11月 | ![]() 開花時期:6月~11月 |
![]() 開花時期:9月~11月 |
原産:メキシコ/グアテマラ
学名:Tagetes patula
草丈:約15cm~30cm
分類:一年草
開花時期:5月~7月・9月~11月
花色:黄色●橙色●赤色●茶色●
葉色:緑色●
誕生花:7月18日
花言葉:全体「絶望」「嫉妬」「悲しみ」/黄色「健康」/橙色「予言」
特徴:フレンチマリーゴールドは学名Tagetes patula、別名「マンジュギクとも呼ばれる」メキシコ及びグアテマラ原産の一年草です。シダ植物の様に羽状する葉は密に繁りこんもりとした草姿をしており、直径約3cm~6cmある暖色系の明るい花はトロピカルな魅力があり、エディブルフラワーとして食用とされたり食品の着色に使われる事もあります。また根から出る分泌物が土壌にいる線虫を退治すると信じられており野菜等のコンパニオンプランツとして利用される事もあります。
開花時期は晩春から晩秋(通常夏は休む)、花色は橙色や黄色、赤色や茶色があり筒状花と舌状花の合わさる花(頭状花序)はシングル咲きやセミダブル咲き、ダブル咲きする品種があります。草姿は直立して高さは約15(30)cm × 幅は15(20)cmまで成長し、葉色は緑色、葉形は披針形で羽状全裂して互生葉序につきます。
フレンチマリーゴールドは矮性でコンパクトな草姿をしており、花壇の境界で縁どりを作ったり、寄せ植えに使ったりと幅広く利用する事ができます。花色は品種により黄色や橙色があり、お庭の雰囲気に合わせて明るく輝くようなフレッシュなお庭なら黄色の花を選んだり、社交的でアジアンテイストなお庭なら橙色の花を選ぶ等するといいでしょう。
フレンチマリーゴールドは夏の暑さに強く冬に枯れる一年草ですが、非常に丈夫で育てやすくまた線虫等の害虫を忌避させる効果があるとされます。
原産:メキシコ
学名:Tagetes erecta
草丈:約30cm~120cm
分類:一年草/多年草
開花時期:6月~10月
花色:黄色●橙色●白色〇
葉色:緑色●
誕生花:10月28日
花言葉:全体「逆境を乗り越えて生きる」「絶望」「嫉妬」「悲しみ」/黄色「健康」/橙色「予言」
特徴:マリーゴールド(センジュギク)は学名Tagetes erecta、別名「アフリカンマリーゴールド」とも呼ばれるメキシコ原産の一年草もしくは多年草です。一般的に高性で横への広がりが少ない事から切り花として重宝され、また花も直径6cm~12cm以上と大きく豪華なのが魅力でしょう。花はフレンチマリーゴールドと同様にエディブルフラワーとして食用とされたり食品の着色に使われる事もあります。また根から出る分泌物が土壌にいる線虫を退治すると信じられており野菜等のコンパニオンプランツとして利用される事もあります。
開花時期は晩春から晩秋(通常夏は休む)、花色は橙色もしくは黄色か白色で直径約6cm~12cmの花(頭花)を咲かせます。草姿は直立して高さは約30(120)cm × 幅は30(60)cmまで成長し、葉色は緑色、葉形は披針形で羽状全裂して互生葉序につきます。
マリーゴールド(センジュギク)は直立に茎が伸びる草姿をしており膝辺りの高さから腰辺りまでの高さを出します。矮性品種では花壇の縁どりや寄せ植え、高性品種では花壇の中央や後方で高さを出すアクセントとして働かせると良いでしょう。また直立に長く伸びる茎の頂部に咲く豪華な花は切り花としても使えます。黄色や橙色の花は見ているだけでも心がリフレッシュされ気分を明るくしたり、また社交的な気持ちにさせる効果があります。南国の様なトロピカルなお庭や輝くようなフレッシュなお庭、カラフルなお庭等によく合うでしょう。
マリーゴールド(センジュギク)は夏の暑さに強く通常冬に枯れる一年草ですが、非常に丈夫で育てやすくまた線虫等の害虫を忌避させる効果があるとされます。
原産:メキシコ/中央アメリカ
学名:Tagetes lucida
草丈:約30cm~90cm
分類:多年草
開花時期:9月~11月
花色:黄色●橙色●
葉色:緑色●
誕生花:7月18日
花言葉:全体「絶望」「嫉妬」「悲しみ」/黄色「健康」/橙色「予言」
特徴:ミントマリーゴールドは学名Tagetes lucida、別名「ニオイマンジュギク」とも呼ばれるメキシコ及び中央アメリカ原産の多年草です。葉にアニスの様な甘い香りとタラゴンの様な風味がありポプリとして使われたりスパイスとして料理に使われます。また一般的なマリーゴールドと比較して葉は羽状せず、開花期間も短めで花は直径約2cmと小さく房状にたくさん咲きます。
開花時期は秋から晩秋、花色は黄色もしくは橙色で直径約2cmの花(頭花)を二出集散花序に咲かせます。草姿は直立して高さは約30(90)cm × 幅は30(60)cmまで成長し、葉色は緑色で葉形は披針形をしており対生葉序につきます。
ミントマリーゴールドは一般的な花の様な華やかさはないものの香りのよい葉はハーブガーデンやハーブの寄せ植え等におすすめの植物です。アニスの香りがする葉は乾燥させてポプリとして利用したり、ハーブティーや料理のスパイスとしても利用されます。
ミントマリーゴールドは夏の暑さに強く丈夫で育てやすい多年草ですが、冬の寒さに弱く強い霜に当たると枯れてしまうため一年草として育てられる事もあります。
![]() ミントマリーゴールド |
原産:メキシコ/中央アメリカ
学名:Tagetes tenuifolia
草丈:約15cm~30cm
分類:一年草
開花時期:6月~11月
花色:黄色●橙色●
葉色:緑色●
誕生花:7月18日
花言葉:全体「絶望」「嫉妬」「悲しみ」/黄色「健康」/橙色「予言」
特徴:シグネットマリーゴールドは学名Tagetes tenuifolia、別名「ゴールデンマリーゴールド」とも呼ばれるメキシコ及び中央アメリカ原産の一年草です。シダ植物の様に羽状する葉は非常に細く小ぶりで密にこんもりと茂り、一般的なマリーゴールドと比べて花は直径約3cmと小さく穂状に咲かせ多花性です。また根から出る分泌物のチオフェンには土壌にいる線虫等の害虫を殺虫する効果があり天然農薬として利用される事もあります。
開花時期は初夏から晩秋、花色は黄色もしくは橙色で直径約3cmの花(頭花)を穂状に咲かせます。草姿は直立して高さは約15(30)cm × 幅は15(30)cmまで成長し、葉色は緑色で、葉形は披針形で羽状全裂をしており互生葉序につきます。
シグネットマリーゴールドは矮性でコンパクトな草姿をしており、花壇の境界で縁どりを作ったり、寄せ植えに使ったりと幅広く利用する事ができます。花色は品種により黄色や橙色があり、お庭の雰囲気に合わせて明るく輝くようなフレッシュなお庭なら黄色の花を選んだり、社交的でアジアンテイストなお庭なら橙色の花を選ぶ等するといいでしょう。
シグネットマリーゴールドは夏の暑さに強く冬に枯れる一年草ですが、非常に丈夫で育てやすくまた線虫等の害虫を殺虫する効果があります。
原産:南アメリカ
学名:Tagetes minuta
草丈:約60cm~180cm
分類:多年草
開花時期:9月~11月
花色:黄色●白色〇
葉色:緑色●
誕生花:7月18日
花言葉:全体「絶望」「嫉妬」「悲しみ」/黄色「健康」/橙色「予言」
特徴:シオザキソウは学名Tagetes minuta、南アメリカ原産の多年草で日本及び世界の広い範囲で帰化しています。非常に高性に育ち、強い香りのするシダ植物の様な羽状する葉をもちます。花は非常に小さく穂状(複散房花序)に密に咲きます。
開花時期は秋から晩秋、花色は黄色もしくは白色で非常に小さな花(頭花)を穂状(複散房花序)に咲かせます。草姿は直立して高さは約60(180)cm × 幅は60(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉形は披針形で羽状全裂して互生葉序につきます。
シオザキソウは夏の暑さに強く丈夫で育てやすい多年草ですが、冬の寒さに弱く強い霜に当たると枯れてしまうため一年草として育てられる事もあります。
![]() シオザキソウ |