ベゴニアは属の中に約1831種がありオーストラリア大陸をのぞいた広い地域に分布する多年草もしくは低木です。一般に園芸では開花期間が長く花壇や鉢植え等で幅広く利用されるセンパフローレンス種やベナリエンシス種、非常に大きく華やかな花と光沢あるハート形の葉を屋内で楽しむリーガスベゴニア、ベゴニアの中で最も華やかな花とも言われている球根ベゴニア、観葉植物として美しい葉を楽しむレックスベゴニア等があります。
ベゴニアは1部の種を除いて多くの種が強い日差しや、夏の暑さ冬の寒さを苦手にしているため管理に注意が必要です。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
![]() 開花時期:4月~11月 | ![]() 開花時期:9月~6月 |
![]() 開花時期:4月~10月 | ![]() 開花時期:6月~11月 |
![]() 開花時期:8月~10月 | ![]() 開花時期:6月~9月 |
![]() | ![]() 開花時期:4月~11月 |
原産:ブラジル
学名:Begonia × semperflorens
草丈:約15cm~30cm
分類:常緑多年草
開花時期:4月~11月
花色:赤色●桃色●白色〇
葉色:緑色●黒色●
耐寒性:弱い
耐暑性:普通
誕生花:2月3日/5月15日
花言葉:「親切」「片思い」「愛の告白」
特徴:ベゴニア(センパフローレンス)は学名Begonia × semperflorens、別名「シキザキベゴニア」や「ワックスベゴニア(wax begonia)」等とも呼ばれ、ブラジル原産のククラタ種(cucullata)やシュミティアーナ種(schmidtiana)等のいくつかの原種が交配され改良された交雑種の常緑多年草です。ベゴニア(Begonia)の属名の由来はフランス領カナダ総督だったミシェル・べゴンからきており、種小名のセンパフローレンス(semperflorens)はラテン語で「四季咲き/常時開花する」を意味しており、花が常に咲いている事に由来しています。
ベゴニア(センパフローレンス)の特徴(魅力)は日当たりが悪い場所でも生育が衰えずに育つ事ができ、春から晩秋まで殆ど休みなく開花し続ける所にあります。茎や葉は多肉質で非常に背が低くく、地面をよく被覆します。また葉は光を反射する光沢があり英名「ワックスベゴニア(wax begonia)」の由来にもなっています。
園芸ではコンパクトで管理がしやすい鉢植えにして玄関周り等に飾られたり、また花壇や植え込みに並べて植えたり縁どりしたりと利用されます。園芸品種には、桃色の花弁が幾重にも重なり咲く「ダブルアップピンク」や落ち着きを感じさせる黒色(褐色)の葉が魅力的な「ダブレット シリーズ」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は春から晩秋、花色は桃色や赤色、白色があり、個々の花は通常2cm(~大輪種5cm)で花弁が4枚(4数花)もしくは八重咲きして、花序は小花が集まり集散花序の花を咲かせます。草姿は直立で高さは約15(30)cm × 幅は約15(30)cmまで成長します。葉色は緑色や黒色(褐色)で光沢があり、葉身は腎臓形もしくは卵形で葉縁に鋸歯があり、葉序は互生葉序につきます。
ベゴニア(センパフローレンス)は夏の暑さに強く丈夫で育てやすい多年草ですが、冬の寒さに弱く強い霜に当たると枯れてしまうため一年草として育てられる事もあります。
![]() ダブルアップ(ピンク)は桃色の花弁が幾重にも重なり、明るい緑色の葉をもつ園芸品種です。高さは約20(45)cm × 幅は約15(30)cmまで成長します。 | ![]() ダブレット(ピンク)は桃色の花弁が幾重にも重なり、暗い緑色もしくは黒色の葉をもつ園芸品種です。高さは約30(40)cm × 幅は約30(40)cmまで成長します。 |
![]() ダブレット(ピンク)は桃色の花弁が幾重にも重なり、暗い緑色もしくは黒色の葉をもつ園芸品種です。高さは約30(40)cm × 幅は約30(40)cmまで成長します。 | ![]() ダブレット(ホワイト)は白色の花弁が幾重にも重なり、暗い緑色もしくは黒色の葉をもつ園芸品種です。高さは約30(40)cm × 幅は約30(40)cmまで成長します。 |
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原産:ブラジル
学名:Begonia × hiemalis
草丈:約25cm~50cm
分類:常緑多年草
開花時期:9月~6月
花色:赤色●桃色●橙色●黄色●白色〇
葉色:緑色●
耐寒性:弱い
耐暑性:普通
誕生花:12月8日/12月20日
花言葉:「片思い」「丁寧」「愛の告白」「親切」
特徴:リーガスベゴニアは学名Begonia × hiemalis、別名「エラチオール・ベゴニア(Elatior begonia)」や「ベゴニア・ヒエマリス」とも呼ばれる常緑多年草で、1955年にドイツの育種家のオットリーベル氏により、夏に開花する球根ベゴニア(B.Tuberhybrida)と冬に開花するソコトラナ種(B.socotrana)が交配されてうまれた交雑種です。ベゴニア(Begonia)の属名の由来はフランス領カナダ総督だったミシェル・べゴンからきており、種小名のヒエマリス(hiemalis)はラテン語で「冬の」を意味しており、冬に開花する事に由来しています。
リーガスベゴニアの特徴(魅力)は、非常に大きく華やかな花と、ワックスを塗った後の様な光沢のあるハートの形をした葉にあります。花は元々は短日性のため日長が短くなる秋から春にかけて開花する植物でしたが、最近の品種(バレンタインやフリボラ等)では日長に関係なく咲く性質があり1年を通して花が楽しめるものもあるようです。
園芸では寒さに弱いため鉢植えのまま室内の窓際や霜の降りる心配のない玄関先等に飾られ楽しまれます。園芸品種には、花弁がバラの様に幾重にも重なり赤色や桃色や橙色の上品な花を咲かせる「ソレニア シリーズ」や花弁の中央に黄色の小さな花弁が盛上がる様に咲きアネモネ咲きの様な可愛らしい花姿を魅せる「バレンチノ(Valentino)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は秋から翌年の初夏、花色は桃色や赤色、黄色や橙色、白色があり、個々の花は通常5~8cmで花弁が4枚(4数花)もしくは八重咲きして、花序は小花が集まり集散花序の花を咲かせます。草姿は直立で高さは約25(50)cm × 幅は約25(50)cmまで成長します。葉色は緑色で光沢があり、葉身は腎臓形もしくは卵形で葉縁に鋸歯があり、葉序は互生葉序につきます。
リーガスベゴニアは挿し木もしくは播種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿や冬の寒さにとても弱いため、冬越しや夏越しする際は管理に注意が必要です。
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原産:ボリビア/ペルー/アルゼンチン
学名:Begonia boliviensis
草丈:約3045cm
分類:多年草
開花時期:4月~11月
花色:赤色●橙色●白色〇
葉色:緑色●
耐寒性:弱い
耐暑性:普通
特徴:ベゴニア(ボリビエンシス)は学名Begonia boliviensis、別名「ボリビアン ベゴニア(Bolivian begonia)」とも呼ばれるボリビア及びペルー、アルゼンチン原産の多年草です。ベゴニア(Begonia)の属名の由来はフランス領カナダ総督だったミシェル・べゴンからきており、種小名のボリビエンシス(boliviensis)はラテン語で「ボリビアの」を意味しており自生地に由来しています。
ベゴニア(ボリビエンシス)は地面下に塊茎をもち、優雅に下垂する美しい草姿と嘴を連想させる様な細長い橙色の花が魅力です。他の一般的なベゴニアと比べて花弁や葉は細く、特に葉は左右非対称な個性的な葉の形で光沢があり魅力的です。
園芸では下垂する美しい草姿と長期に渡り開花する色鮮やかな花を鑑賞する目的で、鉢植えやハンギングバスケット等に植えられ育てられます。園芸品種には、赤みがかる鮮やかな橙色の花を咲かせる「ボンファイアー(bonfire)」やウェディングドレスを連想させる様な下向きに咲く純白の花を咲かせる「ボッサノバ ピュアホワイト(Bossa Nova Pure White)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は春から晩秋、花色は橙色や赤色、白色があり、個々の花は鐘形をしており花弁が4枚(4数花)です。草姿は這性で高さは約30(45)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色で光沢があり、葉身は披針形で葉縁に鋸歯があり、葉序は互生葉序につきます。
ベゴニア(ボリビエンシス)は挿し木や播種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿や強い日差しを苦手にしており、また冬の寒さにとても弱いため管理に注意が必要です。
![]() ベゴニア(ボンファイアー)は燃え盛る炎を連想させる様な赤みがかる橙色の花を咲かせる魅力的な園芸品種です。濃い橙色の花と濃い緑色の葉は、刺激的な魅力を感じさせアジアンテイストのお庭等によく合うでしょう。高さは約30(45)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。 |
学名:Begonia Tuberhybrida
草丈:約30cm~50cm
分類:多年草
開花時期:6月~11月
花色:赤色●桃色●黄色●橙色●紫色●白色〇
葉色:緑色●
耐寒性:弱い
耐寒性:弱い
花言葉:「片思い」「愛の告白」「親切」「幸福な日々」
特徴:球根ベゴニアは学名Begonia × Tuberhybrida、アンデス山脈に自生するボリビエンシス種(B.boliviensis)やペルーに自生するダビシー種(B.davisii)等が交配されてうまれた雑種の多年草です。
球根ベゴニアは、その名前からもわかる通り地面下に直径3~5cmの球根(塊茎)をもつタイプのベゴニアです。ベゴニアの中でも最も華々しいグループとして見られており、花は直径5~15cmと大輪のものは非常に豪華で花色も青色と紫色を除く殆どの色があり、また花の形もシングル咲き(S)やフリル咲き(Fr)、バラ咲き(R)等があり、13グループに分けられる程に豊富な花形があります。
園芸では、寒さや暑さに弱い事から管理のしやすい鉢植えのまま育てられる事が多く、室内や玄関先等で楽しまれます。園芸品種には、種子から成長して直径10cmの八重咲きの花を咲かせる「ノンストップ シリーズ」や這うように広がるハンギングバスケット等に植えれば枝垂れる様な草姿が見られる「イルミネーション シリーズ」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は初夏から晩秋、花色は桃色や赤色、黄色や橙色、白色があり、個々の花は通常5~15cmで花弁が4枚(4数花)もしくは八重咲きします。草姿は直立もしくは這性で高さは約15(30)cm × 幅は約25(50)cmまで成長します。葉色は緑色で光沢があり、葉身は腎臓形もしくは卵形で葉縁に鋸歯があり、葉序は互生葉序につきます。
球根ベゴニアは挿し木や分球、播種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿や冬の寒さに弱いため管理に注意が必要です。
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原産:中国/マレー半島
学名:Begonia grandis
草丈:約30cm~60cm
分類:多年草
開花時期:8月~10月
花色:桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐寒性:強い
耐暑性:強い
花言葉:「片思い」「恋の悩み」「愛の告白」
特徴:シュウカイドウは学名Begonia grandis、別名「ベゴニア・グランディス」「ハーディベゴニア(hardy begonia)」とも呼ばれる中国及びマレー半島が原産の多年草で、日本でも園芸用として江戸時代初期に持ち込まれたものが帰化しており、本州・四国・九州に分布して湿度の高い山野に自生しています。属名ベゴニア(Begonia)の由来はフランス領カナダ総督だったミシェル・べゴンからきており、種小名のグランディス(grandis)はラテン語で「大きい/偉大な」を意味しています。また和名シュウカイドウの由来は中国名の「秋海棠」からついています。
シュウカイドウは英名「ハーディベゴニア(hardy begonia)」の名前からも分かる通り一般的なベゴニアと比較して耐寒性が高く、暖地であれば屋外での越冬も可能です。地面下に球根があり強い霜が降りると地上部が枯れ球根のみで春まで過ごします。
シュウカイドウの葉は左右非対称のハート形をしており、表面は濃い緑色ですが裏目が赤色(緑色の場合もある)の縞模様で彩られています。花は上下に大きな2個の桃色の花被片と左右に小さな桃色の花被片があり、中央に鮮やかな黄色の雄蕊が多数突出して個性的な花姿をしており、桃色と黄色の2色の花色は明るく華やかでロマンチックな雰囲気をつくります。
開花時期は晩夏から秋、花色は桃色と黄色、個々の花は直径が約2~3cmで花被片が4枚あり左右に小さな花被片2個と上下に大きな花被片が2個あり、花序は二股に分岐して2個ずつ穂状に開花します。草姿は直立で高さは約30(70)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色もしくは赤色、葉身は腎臓形(心形)、葉序は互生葉序につきます。
シュウカイドウは挿し木や播種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く基本的には丈夫ですが、強い日差しをやや苦手にしているため管理場所にはやや注意が必要です。
![]() シュウカイドウ |
学名:Begonia × rex cultorum
草丈:約30~70cm
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:白色〇黄色●桃色●
葉色:緑色●赤色●桃色●紫色●黄色●橙色●黒色●白色〇
耐寒性:弱い
耐暑性:普通
誕生花:10月13日/10月31日
花言葉:「片思い」「愛の告白」「愛される喜び」
特徴:レックスベゴニアは学名Begonia × rex cultorum、別名「ペインテッドリーフ ベゴニア(painted-leaf begonia)」「レックス カルトラム」とも呼ばれており、根茎タイプのベゴニア・レックス(B. rex)を全てのレックスベゴニアの親として、B. annulata,/B. cathayana,/B. decora,/B. diadema,/B. dregei,/B. grandis,/B. hatacoa/B. palmata等の多数のベゴニアが交配されうまれた雑種です。
レックスベゴニアの最大の特徴(魅力)は大きく個性的な葉の形と、絵の具で塗られたかの様な複雑で個性的な葉色にあります。葉の形は多くは左右非対称なハートの形(腎臓形)ですが、1部は強く内側に巻き螺旋状をした奇抜な葉の形をしています。また葉色も非常に豊富で青色を除く殆どの葉色があり、多くが2色以上の複色です。
レックスベゴニアは全ての品種に原種のベゴニア・レックス(B. rex)を含むため、一般的には根茎タイプですが、多数の種が複雑に交配されているため一概ではなく木立性に育つ品種もあります。花は夏に可愛らしい4数花の花を葉の間から咲かせますが、あまり目立たず重要視されません。
園芸ではコンパクトで管理がしやすい鉢植えにして育てながら、玄関周り等に飾られたり、お部屋の窓際等に置いて、美しい葉が楽しまれます。園芸品種には、迷彩服を連想させる様な濃い緑と明るい緑色の葉色が美しい「ズンバ(zumba)」やハートの形をした葉の中心が強く内側に巻いて螺旋状になり白色と赤紫色の2色の葉色が非常に上品な雰囲気をつくる「スーパーカール(super curl)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は初夏から秋、花色は白色や黄色、桃色があり、個々の花は花弁が4枚(4数花)で、花序は二股に分岐して2個ずつ穂状に開花します。草姿は直立で根茎をもち高さは約30(70)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色や赤色、桃色や黄色、橙色や紫色、白色や黒色等があり、葉身は腎臓形(心形)、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
レックスベゴニアは葉挿しや根茎であれば株分けで増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿や強い日差しを苦手にしており、また冬の寒さに弱いため管理に注意が必要です。
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原産:中央アメリカ/南アメリカ
学名:Begonia maculata
草丈:約50cm~100cm
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:桃色●白色〇
葉色:緑色●赤色●白色〇
特徴:ベゴニア(マクラータ)は学名Begonia maculata、別名「ベゴニア バンブー(begonia bambou)」とも呼ばれる中央・南アメリカ原産の多年草です。ベゴニア(Begonia)の属名の由来はフランス領カナダ総督だったミシェル・べゴンからきており、種小名のマクラータ(maculata)はラテン語で「斑紋のある/斑点のある」を意味しており、白色のスポットの入る葉に由来しています。
ベゴニア(マクラータ)の特徴(魅力)は水玉模様のワンピースを連想させる様なお洒落な葉の姿にあり、最大100cm迄の直立する茎に交互に葉をつけて成長します。園芸ではコンパクトで管理がしやすい鉢植えにして育てながら、玄関周り等に飾られたり、お部屋の窓際等に置いて、美しい葉が楽しまれます。
開花時期は初夏から秋、花色は白色や桃色があり、個々の花は花弁が4枚(4数花)で、花序は二股に分岐して2個ずつ穂状に開花します。草姿は直立で高さは約50(100)cm × 幅は約30(50)cmまで成長します。葉色は緑色や赤色、白色があり、葉身は腎臓形(心形)、葉序は互生葉序につきます。
ベゴニア(マクラータ)は挿し木で増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿や強い日差しを苦手にしており、また冬の寒さに弱いため管理に注意が必要です。
![]() ベゴニア(マクラータ) |
学名:Begonia × benariensis
草丈:約30cm~80cm
分類:常緑多年草
開花時期:4月~11月
花色:赤色●桃色●白色〇
葉色:緑色●茶色●黒色●
耐寒性:弱い
耐寒性:普通
特徴:ベゴニア(ベナリエンシス種)は学名Begonia × benariensis、別名「ビック ベゴニア(Big Begonia)」とも呼ばれ、ドイツのべナリー社により交配されうまれた雑種の常緑多年草です。※センパフローレンス種(begonia x semperflorens-cultorum)の中にまとめられている場合もあります。
ベゴニア(ベナリエンシス種)は、四季咲きベゴニアとして一般的に親しまれているセンパフローレンス種ととても似ていますが、比較するとべナリエンシス種は花が直径約8cmと大きく草丈や葉もセンパフローレンス種より大きく成長します。
ベゴニア(ベナリエンシス種)は、センパフローレンス種と同様に日当たりが悪い場所でも生育が衰えず春から晩秋まで殆ど休みなく花を咲かせ続け、茎や葉は多肉質でこんもり地面を被覆する様に茂り、光沢ある葉はカラーリーフとしても楽しめます。
園芸ではコンパクトで管理がしやすい鉢植えにして玄関周り等に飾られたり、また花壇や植え込みに並べて植えたり縁どりしたりと利用されます。園芸品種には、様々な花色があり一重咲きの大きな花を咲かせる「シュアファイヤー シリーズ(surefire)」や非常に背が高く大株になりブロンズ色の葉と直径7cmの大きな花が魅力的な「ワッパー シリーズ(Whopper)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は春から晩秋、花色は桃色や赤色、白色があり、個々の花は通常5~8cmで花弁が4枚(4数花)もしくは八重咲きして、花序は小花が集まり集散花序の花を咲かせます。草姿は直立で高さは約30(80)cm × 幅は約30(80)cmまで成長します。葉色は緑色や黒色(褐色)で光沢があり、葉身は腎臓形もしくは卵形で葉縁に鋸歯があり、葉序は互生葉序につきます。
ベゴニア(ベナリエンシス種)は挿し木により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さに耐えますが強い日差しを苦手にしており、また冬の寒さに弱く霜に当たると枯れてしまうため越冬させる場合は管理に注意が必要です。
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