- 原産:ブラジル
- 科:シュウカイドウ(Begoniaceae)
- 属:シュウカイドウ/ベゴニア(Begonia)
- 種:センパフローレンス(Begonia × semperflorens)
- 別名:四季咲きベゴニア/ベッディングベゴニア(bedding begonia)/ワックスベゴニア(wax begonia)
- 品種:ダブレット・シリーズ(Begonia × semperflorens ‘doublet’)
- 開花時期:4月~11月(理想的な環境では周年)
- 花の色:赤色●桃色●白色〇
- 葉の色:緑色●黒色●
- 香り:
- 分類:多年草
- 被覆方法:ドーム状
- 草丈:約20~40cm
- 誕生花:2月3日・5月15日
- 花言葉:親切・片思い・愛の告白
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
- 購入方法:ベゴニア(ダブレット・シリーズ)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ベゴニア(ダブレット・シリーズ)とは!?
- ダブレット・シリーズは、葉の色が濃いオリーブ色から黒色をしているため、非常に落ち着いた雰囲気のあるカラーリーフとなります。
- 花は八重咲きでミニバラのような上品な花姿をしているため、華やかな雰囲気を演出する事が出来ます。
- シリーズの中には花の色に合わせて「レッド」「ローズ」「ピンク」「ホワイト」があります。
- 草姿はドーム状、株は高さ30~40cm、株の幅は30~40cmに成長します。
ダブレット・シリーズの品種
ダブレット・レッド | ダブレット・ローズ |
ダブレット・ピンク | ダブレット・ホワイト |
ベゴニア(センパフローレンス)とは!?
ベゴニア(センパフローレンス)は学名Begonia × semperflorens、ククラタ種(B.cucullata)を含む幾つかの種との交雑種で、別名では「シキザキベゴニア」や「ワックスベゴニア(wax begonia)」等とも呼ばれる多年草です。
ベゴニア(センパフローレンス)の語源(由来)
- 属名のBegoniaはフランス領の役人であり自然主義者だったMichel Bégon (1638–1710)への献名です。
- 種小名のsemperflorensはラテン語で「四季咲き」「常時開花する」を意味しており、花が常に咲いている事に由来しています。
ベゴニア(センパフローレンス)の特徴(魅力)
- ベゴニア(センパフローレンス)は、多肉質でぷにぷにした茎葉や、水で濡れたような光沢のある葉色、コンパクトに成長する習慣、開花期間の長さや、耐陰性がある所などが魅力的な植物です。
- そのため、園芸では花壇の縁取りとして利用されたり、シェードガーデンなどに利用されたり、また花を長く楽しみたい人などに好まれる植物です。
- 草姿は地面を覆うようにドーム状に盛り上がる傾向が強く、草丈は10~40cm程度までにしか成長しません。そのため、花壇に並べて縁取りなどとして利用される事が多いです。
- 葉は肉質で丸みを帯びているため可愛らしく、また水に濡れたような光沢があり、光が反射するととても美しいです。そのため、カラーリーフとして楽しむ事も出来ます。
- 葉の色はふつう緑色をしていますが、黒葉をもつ品種もあります。そのため、品種を選ぶことで重厚感と落ち着きのあるカラーリーフとして楽しむ事も可能です。
- 開花期間がとても長く、理想的な環境では周年、通常は春から晩秋まで花が咲きます。そのため長く花を楽しみたい人におすすめの植物です。
- 花は雌雄異株、雌雄異株は雄花と雌花の2種類の花がそれぞれ別個体に生じます。
- 花は品種によりますが直径が約2~5cm、ふつうは葉よりも小さく、光沢のある葉と比べて控えめなため、花の華やかさよりも葉の美しさに目が引かれる傾向にあります。
- ベゴニア(センパフローレンス)は耐陰性があるため、シェードガーデンなどで利用されることがあります。
ベゴニア(センパフローレンス)の草丈は約10(~40)cm、草姿はドーム状、茎は分枝が多く、分枝は斜上します。茎は多肉質、茎の色は緑色または赤みを帯びるか褐色になります。
葉序は互生葉序、葉色は緑色または黒色か暗褐色、葉身の形は卵形または広卵形、葉縁部分に鋸歯があります。
花序は集散花序、花の直径は約2(~5)cm、雌雄異株のため雄花を咲かせる雄株と雌花を咲かせる雌株にわかれる。雄花は花被片が4個あり雄蕊は多数、雌花は花被片が5個ある。
ベゴニア(センパフローレンス)の園芸品種の紹介
育て方・楽天で購入 ダブルアップ・シリーズは、ミニバラのように花が八重咲きするため、一重咲きのベゴニアよりも華やかな雰囲気を演出する事が出来るシリーズです。シリーズの中には花の色に合わせて「レッド」「ローズ」「ピンク」「ホワイト」があるため、お庭の雰囲気に合わせて品種も選べます。 草姿はドーム状、株は高さ20~45cm、株の幅は20~40cmに成長します。 | 育て方・楽天で購入 ダブレット・シリーズは、葉の色が濃いオリーブ色から黒色をしているため、非常に落ち着いた雰囲気のあるカラーリーフが楽しめます。また花は八重咲きでミニバラのような上品な花姿をしているため、華やかな雰囲気を演出する事が出来る所も魅力です。シリーズの中には花の色に合わせて「レッド」「ローズ」「ピンク」「ホワイト」があります。草姿はドーム状、株は高さ30~40cm、株の幅は30~40cmに成長します。 |
育て方・楽天で購入 アンバサダー・シリーズは、生育旺盛で下部からよく分枝します。そのため茎葉が密で沢山の花を咲かせ、ボール状の整った草姿になります。種子から育てられるため自前で苗を沢山を作りやすく、大量植栽がしやすいです。花は一重咲き、花の色はシリーズの中の品種により赤色・桃色・白色があり、雌蕊・雄蕊が色鮮やかな黄色をしています。そのため、強い対比がうまれカラフルな配色が楽しめます。耐熱性に優れて、乾燥にも比較的に強いため夏に株が弱りにくく花をしっかり咲かせる事が出来ます。草姿はドーム状、株は高さ30cm、株の幅は30cmに成長します。 | タネのタキイ 楽天市場店 育て方・楽天で購入 ナイトライフ・シリーズは、初期生育が早く、早咲き性がある所と、殆ど黒色に見えるブロンズリーフが楽しめる所、種子から育てられるため大量植栽のために苗を作りやすい所などが魅力的な園芸シリーズです。そのため、花を早くから楽しみたい人、ブロンズリーフをカラーリーフとして楽しみたい人、大量植栽で花壇にナイトライフ・シリーズを並べたい人などにおすすめの品種です。花は一重咲き、花の色はシリーズの中の品種により赤色・桃色・白色があり、雌蕊・雄蕊が色鮮やかな黄色をしています。そのため、強い対比がうまれカラフルな配色が楽しめます。葉は左右非対称な卵形、葉の色は殆ど黒色にみえる暗褐色、葉表面は濡れたような光沢があります。草姿はドーム状、株は高さ20~30cm、株の幅は20~30cmに成長します。 |
タネのタキイ 楽天市場店 育て方・楽天で購入 フィオナ・シリーズは、花の中心部で花弁が何枚も重なりボール状になる可愛らしい半八重咲きの花姿と、従来の八重咲き品種と比べて早咲き性がある所、分枝力に優れコンパクトに成長する習慣などが特徴の園芸シリーズです。花は半八重咲き、花の色はシリーズの中の品種により赤色・桃色・白色があります。葉は左右非対称な卵形、葉の色は緑色、葉表面は濡れたような光沢があります。草姿はドーム状、株は高さ15~25cmに成長します。 | タネのタキイ 楽天市場店 育て方・楽天で購入 スプリントプラス・シリーズは、早咲きの性質があるため従来の品種よりも早くから花が楽しめます。分枝が良いため茎葉が密にコンパクトに成長する習慣があり、沢山の花を咲かせることが出来ます。花の色や草姿など均一性が高く高品質な苗をつくりやすくなっています。花は一重咲き、花の色はシリーズの中の品種により赤色・桃色・白色があり、雌蕊・雄蕊が色鮮やかな黄色をしています。そのため、強い対比がうまれカラフルな配色が楽しめます。葉は左右非対称な卵形、葉の色は緑色、葉表面は濡れたような光沢があります。草姿はドーム状、株は高さ20~30cmに成長します。 |
ベゴニア(シュウカイドウ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ベゴニア(ダブレット・シリーズ)の育て方
花壇の土づくり
日当り
ベゴニア(ダブレット・シリーズ)は、半日影または明るい日陰で育てる事が理想です。
半日影とは3時間から5時間程度の直射日光が当たる場所をさしており、西日を避けた場所を選んだ方が良いでしょう。明るい日陰とは間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
※注意する事は、直射日光が6時間以上当たる日向や、日当りが著しく悪い場所を避ける事です。何故なら、日向で育てると強い日差しが葉焼けを引き起こしたり、乾燥を早めたりするため、株が弱りやすくなるからです。また日当りが著しく悪い環境で育てる事も葉色が悪くなったり、花付きが悪くなったり、成長が遅くなる事を招きます。
土壌の土質
ベゴニアは、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
植付け時の注意点
ベゴニアは、しっかり根を張り健康な成長するために、十分な深さの作土層(表層にある柔らかな土)が必要です。スコップを使い土壌を深さ約30cmまで穴を掘り、根張りを邪魔したり保水性や栄養の保持を悪くする石やゴミ等を取り除いておきましょう。
植付け方法は標準植えで行います。
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鉢土づくり
日当り
ベゴニア(ダブレット・シリーズ)は、半日影または明るい日陰で育てる事が理想です。
培養土
ベゴニアは、一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
ベゴニア(ダブレット・シリーズ)は、基本的にやや湿り気のある土壌を好みます。そのため、土壌の状態を見ながら、やや湿り気のある土壌に保つようにしましょう。
ただし、何時までも水分が停滞するジメジメした環境は根腐れを引き起こす原因となるため、土壌の状態を見ながら、水やりを行う必要があるでしょう。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
- 水やりチェッカー(サスティ)とは、視覚的に分かりやすく色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計です。
- 白色(水やり必要)・青色(水やり不要)
- 水やりチェッカー(サスティ)は世界で初めて家庭用水分計で「PF値」が採用されています。PF値は、殆どの植物の生育に阻害がない有効水分域の中のPF2.0付近で色が変わるように設計されているため、水やりの失敗を減らします。
- PF2.0は、どんな土や多肉・観葉植物・草花にも対応しますが、乾燥に強い多肉植物では色変わり後に若干の猶予があり、乾燥に弱い草花では色変わり後は直ぐに水やりをした方が良いかもしれません。
- PF値とは、土壌の水分が毛管力によって引き付けられている強さの程度を表している数値で、これを使う事で土壌の湿り具合や植物への水やりのタイミングが分かるようになります。殆どの植物にとって利用しやすいPF値は1.7~2.3の間にあります。常にPF値が1.7より下の値にあると、多湿を嫌う多肉などは湿潤すぎて根腐れを引き起こしやすくなったり、PF値が2.3より上にあると乾燥が苦手な草花などは水枯れを引き起こしやすくなります。
- 水やり三年と言われるプロでも難しい水やり作業が、水やりチェッカー(サスティ)を使うだけで安心して行えるようになります。
- 水やりチェッカー(サスティ)は水やりが難しい植物(ラン・多肉)にも対応しています。
- 中芯は6ヶ月~9ヶ月経つと水やりをしても青色に変化しなくなるため、変化がなくなったら中芯の交換が必要になります。
肥料の与え方
ベゴニア(ダブレット・シリーズ)は沢山の肥料を必要とする植物ではありませんが、生育期間中に定期的に肥料を与える事で成長が促進されて沢山の花を咲かせる事が出来ます。
肥料は植え付け時に元肥を入れて、生育期間中は定期的に追肥を与えると良いでしょう。
元肥の与え方
- 元肥は苗の植え付け時に与える肥料の事です。
- 肥料の選び方
- 肥料は肥効が長く続くマグアンプや緩効性肥料を選びましょう。
- 肥料の成分はリン酸が多めに入る山型肥料、または窒素・リン・カリがバランスよく入る水平型肥料を選びましょう。
- 元肥の与え方
- 元肥は苗を植え付ける前の土壌に肥料を入れて、均一に混ぜこみます。
追肥の与え方
- 追肥は春から秋の生育期間中に与えます。
- 追肥は肥効が長く続く固形肥料を選びましょう。
- 化成肥料や緩効性肥料などの固形肥料を与える場合は、袋に規定された量を約1~3ヶ月ごとに施します。
剪定のやり方
ベゴニア(ダブレット・シリーズ)の剪定は必要に応じて「花がら摘み」と「切り戻し剪定」を行います。
花がら摘みとは!?
花がら摘みとは、色褪せたり外観が崩れたりした咲き終わりの花を摘み取る事です。
花がら摘みのメリット
- 種を作るエネルギーが、花に向かうため、花の数が増えたり、開花期間が伸びたり、株の寿命が伸びるなどします。
- 種が作られないため、こぼれ種による雑草化を防ぐ事が出来ます。
- 花にカビ(真菌)等がついて腐敗することを防ぐため、病気の予防に繋がります。
- 花がらはカビが生えたり、褐色になったり、乾燥して縮んだりして外観を悪くするため、花がら摘みを行うことで清潔感を保つことが出来ます。
花がら摘みのデメリット
- 種を採取できません。
- 時間と労力が必要になります。
花がら摘みのやり方
ベゴニアの花がら摘みのやり方は、色褪せたり枯れた花を、花柄の下からハサミで剪定して摘み取ります。
切り戻し剪定とは!?
切り戻し剪定とは、長く伸びすぎたりした茎などを、茎の途中で剪定して形を整える剪定方法です。
切り戻し剪定のメリット
- 切り戻し剪定を行う事で茎の長さなどが均一になり、外観が整います。
- 剪定によって頂芽優勢が崩れ、分枝が促されるため、茎の数が増えて株がボリューミーになり、花の数も増えます。
- 生産性の低い古い茎を切り戻す事で、生産性の高い新しい成長が促されるため、株が若返り、花が咲きやすくなるなど生産性が高まります。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、株全体または土壌にも日が当たり、日当たりの改善・多湿の改善に寄与します。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、風の流れが良くなり、多湿の改善が期待出来ます。
- 多湿を改善する事で蒸れによる根腐れを防止、多湿を好むカビ(真菌)の発生を抑制して病気予防、多湿により集まってくる害虫の発生予防等が期待出来ます。
切り戻し剪定のデメリット
- 花芽を剪定する事があるため、開花が暫く(数週間)見られない可能性があります。
- 株のボリュームがなくなり、葉の数も減るため、一時的に見た目が悪くなる事があります。
- 一度に沢山の剪定を行うと、植物に強いストレスがかかり、一時的に成長が止まる可能性があります。
- 傷口が病気の感染ルートになる可能性があります。
切り戻し剪定のやり方
- 剪定時期
- ベゴニアの切り戻し剪定は生育期間中であれば何時でもおこなえます。
- 剪定のやり方
- 茎が突出するように間延びしている場合は、他の茎と長さを合わせるように切り戻し剪定する事が出来ます。
- 葉が枯れている場合は、枯れた葉を取り除きます。
冬越しする方法
Hardiness:10~11
ベゴニア(ダブレット・シリーズ)は基本的に霜の降りる地域では、対策を行わないと屋外での越冬はむずかしいです。そのため冬越しさせたい場合は、冬越し対策が必要です。
- 鉢植えで育てている場合は、室温が10度以上ある日当りのよい室内に入れて管理しましょう。
- 暖地などの暖かい地域であればカバーを被せるなどの、霜対策を行うだけでも越冬出来る場合があります。
- 地植えしている場合は、株を掘り起こし鉢植えにして屋内などで管理します。それが難しい場合は、株元に腐葉土などを入れて霜から株元を守り、また株全体に寒冷紗等をかけて寒さや凍結から株を守ります。
- 挿し木をとり、屋内で冬越しさせた後に植え直される事もあります。
播種で増やす
ベゴニアの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
種まき手順
- 土の準備
- 種を撒く場所の準備を行います。
- ピートバンや種まき専用の培養土などを準備しておくと失敗が減るでしょう。花壇の土に撒くことも可能です。
- 種の撒き方
- 種を培養土の上にばら撒きします。ばら撒きとは、種子をバラバラに散らしながら撒く方法です。
- 種まき後の管理
- 種まき後は、種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。