- 原産:ブラジル
- 科:シュウカイドウ(Begoniaceae)
- 属:シュウカイドウ/ベゴニア(Begonia)
- 種:球根ベゴニア(Begonia × Tuberhybrida)
- 英名:球根ベゴニア(Tuberous begonias)
- 品種:ノンストップ・シリーズ(Begonia × Tuberhybrida ‘non stop’)
- 開花時期:7月~11月
- 花の色:赤色●桃色●黄色●橙色●白色〇
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:多年草
- 被覆方法:
- 草丈:約25cm
- 誕生花:12月8日・12月20日
- 花言葉:親切・丁寧・片思い・愛の告白
- 用途:開花期間長い/日陰植物
- 購入方法:球根ベゴニア(ノンストップ・シリーズ)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
球根ベゴニア(ノンストップ・シリーズ)とは!?
- ノンストップ・シリーズは、花は直径10cmに達する事もあり大きく、花の形が完全八重咲きで、薔薇を思わせるような花姿をしています。そのため、華やかで豪華な雰囲気を演出することが出来ます。
- 開花は夏の間もほぼノンストップで続き、晩秋頃まで花を咲かせ続けます。
- 花は自浄作用があり自ら落ちるため、基本的に花がら摘みが不要です。
- 種子から育てられるため沢山の苗を作りやすくなっています。
- 草姿は直立、株は高さ約25cm、幅は約30cmに成長します。
ノンストップ・シリーズの品種
球根ベゴニアとは!?
球根ベゴニアは学名Begonia × Tuberhybrida、塊茎をもつ複数の種(B. boliviensis × B. pearcei × B. davisii)が交配されて生まれた雑種の多年草です。
球根ベゴニアの語源(由来)
- 属名のBegoniaはフランス領の役人であり自然主義者だったMichel Bégon (1638–1710)への献名です。
- 種小名のTuberhybridaは「球根」を意味する「tuber」と「雑種」を意味する「hybrida」の二語で構成されており、球根をもっていて雑種である事に由来します。
球根ベゴニアの特徴(魅力)
- 球根ベゴニアは、その名前からも分かる通り地面下に球根(塊茎)を持っています。花は大きさが最大15cmに達する事があり、花の形は13種類にも分類されている事からも分かる通り、園芸では華やかな花を鑑賞する目的で育てられています。
- 草姿は直立、茎は肉質なためぷにぷにとした可愛らしさがあり、茎の色は緑色だったり赤みを帯びていたりします。
- 葉は左右非対称で渦巻くような外観をしており、基部が凹み先端が尖る心形です。個性的な形状をしている事からファンシーリーフとして楽しむことも出来ます。
- 葉の色はふつう緑色をしていますが、黒葉(暗褐色)をもつ品種もあります。そのため、品種を選ぶことで重厚感と落ち着きのあるカラーリーフとして楽しむ事も可能です。
- 開花期間がとても長く、晩春頃から晩秋頃まで花が咲きます。そのため長く花を楽しみたい人におすすめの植物です。
- 花は小輪から大輪まで様々な大きさがあり、直径が最大15cmに達する事もあります。そのため、華やかな花を楽しみたい人などに人気が高いです。
- 花の形は一重咲きから八重咲きまであり、バーモント大学では花の形を13種類に分類しています。そのため、個性的な花を楽しめる所も魅力です。
球根ベゴニアの草丈は約20(~60)cm、塊茎の大きさは直径が約3~4cm、塊茎の形は不定形、茎は直立、茎の質感は多肉質、茎の色は緑色または赤みを帯びるか淡褐色になります。
葉序は互生葉序、葉色は緑色または暗褐色、葉身の長さ約5(~15)cm、葉身の形は左右非対称な心形(先端が尖り・基部が凹む)、葉縁部分に鋸歯があります。
花序は腋生または集散花序、花の直径は最大15cm、花の形は一重咲きから八重咲きまで多様にあり、バーモント大学では花の形を13種類に分類しています。
球根ベゴニアの園芸品種の紹介
育て方・楽天で購入 フォーチュン ベゴニア・シリーズは、大輪で薔薇のように八重咲きする花姿が魅力的な球根ベゴニアの中の園芸シリーズです。花は直径が約6~12cm、雌雄同株のため雄花と雌花は別にあり、雄花は八重咲き、雌花は一重咲きになります。開花は冷涼な地域では晩春頃から秋の終わりごろまで続き、暖地や平地では秋から冬にかけて美しい花を見せてくれる所が魅力です。 | |
育て方・楽天で購入 ノンストップ・シリーズは、花は直径10cmに達する事もあり大きく、花の形が完全八重咲きで、薔薇を思わせるような華やかな花姿をしている所、夏の間もほぼノンストップで開花が続き、晩秋頃まで花を咲かせ続ける所などが特徴のシリーズです。シリーズの中には花の色に合わせて「レッド」「オレンジ」「ピンク」「ホワイト」などの色があるため、お庭の雰囲気に合わせて品種選びが出来ます。 草姿は直立、株は高さ約25cm、幅は約30cmに成長します。 | タネのタキイ 楽天市場店 花は大きく直径10cmに達する事もあり、花の形は完全八重咲きで、薔薇を思わせるような花姿をしています。そのため、華やかで豪華な雰囲気を演出することが出来ます。開花は夏の間もほぼノンストップで続き、晩秋頃まで花を咲かせ続けます。 |
ベゴニア(シュウカイドウ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
球根ベゴニア(ノンストップ・シリーズ)の育て方
花壇の土づくり
日当り
球根ベゴニア(ノンストップ・シリーズ)は、明るい日陰または半日影で育てる事が理想です。
半日影とは3時間から5時間程度の直射日光が当たる場所をさしており、西日を避けた場所を選んだ方が良いでしょう。明るい日陰とは間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
※注意する事は、強い直射日光に晒さないことです。特に西日に当たる環境や、直射日光が6時間以上当たる日向は避けた方が良いでしょう。何故なら、強い日差しが光合成能力を超えてしまったり、葉焼けを引き起こしたり、乾燥を早めたりするため、株が弱りやすくなるからです。
土壌の土質
球根ベゴニアは、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
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鉢土づくり
日当り
球根ベゴニア(ノンストップ・シリーズ)は、西日の当たらない半日影または明るい日陰で育てる事が出来ます。理想的な環境は気温にも左右されるため、暑い場合は明るい日陰に移動したり、冷涼な場合は半日影に移動してあげると良いでしょう。
屋内で管理する場合は、窓辺などの明るい場所に置くとよいでしょう。ただし南向きの窓などで育てる場合は、強い日差しが植物に当たり葉焼けする事もあるため注意が必要です。日差しが強く当たる場合はカーテンやブラインドで光を和らげたり、窓から少し離すと良いかもしれません。
一方で、植物に当たる光量が少ない場合があります。暗い場所では、葉色が悪くなったり、生育が非常に遅くなったり、生育不良で枯れる事があります。植物の健康な成長を促すために、凡そですが2000lux~10000luxの光が当たる場所で管理してあげると良いでしょう。
※照度(lux)を調べる方法は、携帯のアプリや照度計などがあります。携帯のアプリでも手軽に調べられますが、詳しく調べたい方は楽天に売ってある照度計を利用すると良いでしょう。
※照度が少ない場所で育てたい場合は楽天に売ってある植物育成ライトを利用してみるとよいかもしれません。植物育成ライト以外の人工的な照明の光には光合成に必要な波長が僅かにしか含まれない事があるため、十分の照度あると思っても植物がしっかり育たない事もあるため注意が必要です。
培養土
球根ベゴニアは、一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
球根ベゴニア(ノンストップ・シリーズ)は、基本的にやや湿り気のある土壌を好みます。そのため、土壌の状態を見ながら、やや湿り気のある土壌に保つようにしましょう。
ただし、何時までも水分が停滞するジメジメした環境は根腐れを引き起こす原因となるため、土壌の状態を見ながら、水やりを行う必要があるでしょう。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
- 水やりチェッカー(サスティ)とは、視覚的に分かりやすく色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計です。
- 白色(水やり必要)・青色(水やり不要)
- 水やりチェッカー(サスティ)は世界で初めて家庭用水分計で「PF値」が採用されています。PF値は、殆どの植物の生育に阻害がない有効水分域の中のPF2.0付近で色が変わるように設計されているため、水やりの失敗を減らします。
- PF2.0は、どんな土や多肉・観葉植物・草花にも対応しますが、乾燥に強い多肉植物では色変わり後に若干の猶予があり、乾燥に弱い草花では色変わり後は直ぐに水やりをした方が良いかもしれません。
- PF値とは、土壌の水分が毛管力によって引き付けられている強さの程度を表している数値で、これを使う事で土壌の湿り具合や植物への水やりのタイミングが分かるようになります。殆どの植物にとって利用しやすいPF値は1.7~2.3の間にあります。常にPF値が1.7より下の値にあると、多湿を嫌う多肉などは湿潤すぎて根腐れを引き起こしやすくなったり、PF値が2.3より上にあると乾燥が苦手な草花などは水枯れを引き起こしやすくなります。
- 水やり三年と言われるプロでも難しい水やり作業が、水やりチェッカー(サスティ)を使うだけで安心して行えるようになります。
- 水やりチェッカー(サスティ)は水やりが難しい植物(ラン・多肉)にも対応しています。
- 中芯は6ヶ月~9ヶ月経つと水やりをしても青色に変化しなくなるため、変化がなくなったら中芯の交換が必要になります。
肥料の与え方
球根ベゴニア(ノンストップ・シリーズ)は沢山の肥料を必要とする植物ではありませんが、生育期間中に定期的に肥料を与える事で成長が促進されて沢山の花を咲かせる事が出来ます。
肥料は植え付け時に元肥を入れて、生育期間中は定期的に追肥を与えると良いでしょう。
元肥の与え方
- 元肥は苗の植え付け時に与える肥料の事です。
- 肥料の選び方
- 肥料は肥効が長く続くマグアンプや緩効性肥料を選びましょう。
- 肥料の成分はリン酸が多めに入る山型肥料、または窒素・リン・カリがバランスよく入る水平型肥料を選びましょう。
- 元肥の与え方
- 元肥は苗を植え付ける前の土壌に肥料を入れて、均一に混ぜこみます。
追肥の与え方
- 追肥は春から秋の生育期間中に与えます。
- 追肥は肥効が長く続く固形肥料を選びましょう。
- 化成肥料や緩効性肥料などの固形肥料を与える場合は、袋に規定された量を約1~3ヶ月ごとに施します。
剪定のやり方
球根ベゴニア(ノンストップ・シリーズ)の剪定は必要に応じて「花がら摘み」と「切り戻し剪定」を行います。
花がら摘みとは!?
花がら摘みとは、色褪せたり外観が崩れたりした咲き終わりの花を摘み取る事です。
花がら摘みのメリット
- 種を作るエネルギーが、花に向かうため、花の数が増えたり、開花期間が伸びたり、株の寿命が伸びるなどします。
- 種が作られないため、こぼれ種による雑草化を防ぐ事が出来ます。
- 花にカビ(真菌)等がついて腐敗することを防ぐため、病気の予防に繋がります。
- 花がらはカビが生えたり、褐色になったり、乾燥して縮んだりして外観を悪くするため、花がら摘みを行うことで清潔感を保つことが出来ます。
花がら摘みのデメリット
- 種を採取できません。
- 時間と労力が必要になります。
花がら摘みのやり方
球根ベゴニアの花がら摘みのやり方は、色褪せたり枯れた花を、花柄の下からハサミで剪定して摘み取ります。
切り戻し剪定とは!?
切り戻し剪定とは、長く伸びすぎたりした茎などを、茎の途中で剪定して形を整える剪定方法です。
切り戻し剪定のメリット
- 切り戻し剪定を行う事で茎の長さなどが均一になり、外観が整います。
- 剪定によって頂芽優勢が崩れ、分枝が促されるため、茎の数が増えて株がボリューミーになり、花の数も増えます。
- 生産性の低い古い茎を切り戻す事で、生産性の高い新しい成長が促されるため、株が若返り、花が咲きやすくなるなど生産性が高まります。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、株全体または土壌にも日が当たり、日当たりの改善・多湿の改善に寄与します。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、風の流れが良くなり、多湿の改善が期待出来ます。
- 多湿を改善する事で蒸れによる根腐れを防止、多湿を好むカビ(真菌)の発生を抑制して病気予防、多湿により集まってくる害虫の発生予防等が期待出来ます。
切り戻し剪定のデメリット
- 花芽を剪定する事があるため、開花が暫く(数週間)見られない可能性があります。
- 株のボリュームがなくなり、葉の数も減るため、一時的に見た目が悪くなる事があります。
- 一度に沢山の剪定を行うと、植物に強いストレスがかかり、一時的に成長が止まる可能性があります。
- 傷口が病気の感染ルートになる可能性があります。
切り戻し剪定のやり方
- 剪定時期
- 球根ベゴニアの切り戻し剪定は生育期間中であれば何時でもおこなえます。
- 剪定のやり方
- 茎が突出するように間延びしている場合は、他の茎と長さを合わせるように切り戻し剪定する事が出来ます。
- 葉が枯れている場合は、枯れた葉を取り除きます。
夏越しする方法
球根ベゴニア(ノンストップ・シリーズ)は夏の暑さに耐えますが、強い日差しや乾燥・多湿に注意する必要があります。
夏越しで重要なポイント
- 直射日光の当たらない明るい日陰で管理する。
- 土壌が完全に乾燥しないように土壌の状態を見ながら定期的に水やりをおこなう。
- 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと根腐れを引き起こします。そのため、土壌の保水性・通気性・排水性・保肥力のバランスをよくする。
冬越しする方法
Hardiness:9~11
球根ベゴニア(ノンストップ・シリーズ)は基本的に霜の降りる地域では、対策を行わないと屋外での越冬はむずかしいです。そのため冬越しさせたい場合は、冬越し対策が必要です。
- 鉢植えで育てている場合は、室温が10度以上ある日当りのよい室内に入れて管理しましょう。
- 暖地などの暖かい地域であればカバーを被せるなどの、霜対策を行うだけでも越冬出来る場合があります。
- 地植えしている場合は、株を掘り起こし鉢植えにして屋内などで管理します。それが難しい場合は、株元に腐葉土などを入れて霜から株元を守り、また株全体に寒冷紗等をかけて寒さや凍結から株を守ります。
- 挿し木をとり、屋内で冬越しさせた後に植え直される事もあります。
挿し木や株分けで増やす
球根ベゴニアは挿し木や分球によって増やす事ができます。
挿し木の方法
- 挿し木時期は発根率の高い晩春から夏頃が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂 の長さ7~10cm程度にわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂の1/3程を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
分球の方法
春に塊茎を掘り上げます。塊茎を半分にカットして、分割した塊茎を3日程明るい日陰で乾燥させます。乾燥させたら土壌の中に塊茎を植え直しましょう。
播種で増やす
球根ベゴニアの種蒔の方法
播種時期:3月~6月・9月~10月
発芽適温:約20~25度
発芽日数:
発芽条件:
種まき手順
- 土の準備
- 種を撒く場所の準備を行います。
- ピートバンや種まき専用の培養土などを準備しておくと失敗が減るでしょう。花壇の土に撒くことも可能です。
- 種の撒き方
- 種を培養土の上にばら撒きします。
- 種まき後の管理
- 種まき後は、種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
植物の病気
球根ベゴニアの病気
- うどんこ病
- 灰色カビ病
- 根頭癌腫病
- 斑点細菌病
- 根腐れ病
- ウィルス病
球根ベゴニアの害虫
- アブラムシ