カスミソウは属の中に約151種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、細い茎が直立して上部で分枝して白色の花を多数咲かせる一年草タイプのカスミソウ、最大120cmまでの高さと広がりがあり開花するとふんわりした雲の様な外観をつくる宿根カスミソウ、地面を覆うように広がる一年草タイプのヌカイトナデシコ、多年草タイプのジプソフィラ(レペンス)等が親しまれています。
カスミソウ属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
カスミソウの主な種の目次
カスミソウの特徴や園芸品種


原産:ウクライナ/イラン/コーカサス地方
学名:Gypsophila elegans
草丈:約20~50cm
分類:一年草
開花時期:5月~8月
花色:赤色●桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:-
誕生花:4月1日/5月21日
花言葉:幸福/親切/感激/感謝/無邪気/清らかな心
用途:切り花
カスミソウとは!?
カスミソウは学名Gypsophila elegans、別名「ベビーブレス」や単に「カスミソウ」とも呼ばれるウクライナ及びイラン、コーカサス地方が原産の一年草です。
カスミソウの語源(由来)
- 属名のGypsophilaは、ギリシャ語で「石膏」を意味する「gypsos」と、接尾辞で「最愛の」「親愛の」を意味する「-phila」の2語からきており、自生している場所に由来しています。
- 種小名のelegansはラテン語で「エレガント」「上品」を意味しています。
カスミソウの特徴(魅力)
- カスミソウは細く枝分かれする茎にスプレーを吹きかけたかのように小さな花を多数つける可憐な花姿が魅力です。
- 細い茎と細く目立たない葉はふんわりした風通しのよい空間をつくります。
- ↳そのためカスミソウは他の花と組み合わせやすく主役を目立たせる最高の引き立て役として働きます。
- 花の大きさは直径約1.5cmで花弁が5個ある一重咲きから花弁が幾重にもかさなる八重咲きもあります。
- ↳花色は一般的に白色ですが桃色や赤色もあります。
- カスミソウは切り花やドライフラワーやフラワーアレンジメントの花材として非常に高い人気があります。
- 切り花としては管理の仕方にも左右されますが約7~14日の日持ちがあります。
- ドライフラワーとしては自然乾燥させるか着色液で染めてブリザードフラワー等にして楽しまれます。
- カスミソウはウェディングに非常によく利用される花材です。
- また海外では赤ちゃんを出産した母親に贈る花として知られており英名「baby’s breath」の由来にもなっています。
- ↳花言葉もそれに準じて「幸福」「無邪気」「感謝」等と非常によいものが並びます。理由を問わず大切な人に贈る花束に最適です。
- カスミソウは一年草です。
- ↳春に種を撒き花を楽しんだ後は生育が衰えていき枯れていきます。
カスミソウの茎は緑色、茎は直立して上部で分枝する草姿を作り、高さ約20(~50)cmの間で成長します。葉は茎に対して対生葉序に配置され、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約1.5(~7)cm幅約0.3(1.6)cmあり、葉身の形は披針形か線形です。花序は岐散花序で、個々の花の大きさは直径1.5cm、花弁の色は白色もしくは桃色や赤色で花弁の数は5個、雄蕊は10個、雌蕊があります。花後の果実は蒴果で熟すと4つに裂けて黒色の種子を放出します。
開花時期は晩春から晩夏、花色は白色もしくは桃色や赤色があり、個々の花は直径1.5cmの5数花(花弁5個)もしくは八重咲きして、花序は岐散花序に咲きます。草姿は直立して上部で分枝して高さ約20(50)cm × 幅は約20(50)cmまで成長します。葉色は緑色、葉形は線形もしくは披針形、葉序は対生葉序につきます。
カスミソウの切り花の楽しみ方

- カスミソウの収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に浅く水を入れたバケツを準備しておきます。
- カスミソウは収穫すると蕾が開きにくいため出来るだけ花が開いている物を選んで収穫します。
- 好みの長さで茎を切りバケツに入れて収穫しましょう。
- 収穫したカスミソウを水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら延命剤を入れた花瓶に生けて楽しみます。
- ↳カスミソウは延命剤によく反応して日持ちが非常によくなります。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行い、水揚げが悪い場合は必要に応じて湯揚げを行います。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
湯揚げ
湯揚げとは約80度に沸騰させたお湯に切り花の切り口をつけて、内部の気泡を膨張させ外に押し出し、水揚げをよくする方法です。
①湯上げする際は熱や水蒸気が余計な部分に当たらないように切り花の下部(約20cm)を残して花全体を新聞紙で包みます。
②切り花をお湯につけた後は冷水に浸ける必要があるため、予めバケツ等に冷水を入れて準備しておきましょう。
②鍋で沸騰させたお湯(約80度)に約30秒ほど切り花の切り口をつけましょう。
③お湯に浸け終わったら予め準備しておいた冷水に浸けて2時間程度水揚げを行います。
④水揚げが終わったら必要に応じて水切りを行い再度花瓶に生けて楽しみます。
おすすめの延命剤
カスミソウのドライフラワーの作り方

- カスミソウの収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)に行いましょう。
- カスミソウは収穫した後に蕾が開きにくいため開花が最高のタイミングで行います。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫して出来るだけ葉を取り除きましょう。
- 収穫した花はハンギング法で乾燥させるのが一般的です。またこれ以外にも水の入っていない深めの花瓶に挿して花を楽しみながら乾燥させる方法もあります。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
カスミソウのプリザーブドフラワーの作り方

- カスミソウを着色する着色液(リーフ液等)を準備します。
- 水揚げにより着色を行うため新鮮なカスミソウを利用します。
- 朝の涼しい時間帯に出来るだけ花が開いている物を選んで収穫しましょう。
- 収穫したカスミソウは水切りを行い水揚げしやすくしておきます。
- 花瓶等に着色液を入れてその中にカスミソウを挿します。
- ↳直射日光の当たらない風通しの良い場所で約3日~7日程度着色液を吸わせましょう。
- 着色液からカスミソウを取り出し液に浸かっていた部分を水洗いして拭きます。
- 涼しい場所で軽く乾燥させたら完成です。
カスミソウの栽培方法
園芸では、ふんわりとした草姿と花姿を鑑賞する目的で、花壇の前面や中央部に並べて植えられ楽しまれたり、切り花として利用する目的で育てられたりします。花壇に並べて楽しむ際は、種まきする時期を1~2週間毎にずらすと連続して開花する花を見れるためおすすめです。
カスミソウの主な園芸品種
宿根カスミソウの特徴や園芸品種

原産:中央・東ヨーロッパ
学名:Gypsophila paniculata
草丈:約30~120cm
分類:多年草
開花時期:5月~8月(開花調節により周年供給される)
花色:赤色●桃色●紫色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:4月1日/5月21日
花言葉:幸福/親切/感激/感謝/無邪気/清らかな心
用途:切り花
宿根カスミソウとは!?
宿根カスミソウは学名Gypsophila paniculata、別名「ジプソフィラ・パニキュラータ」や「ベビーズ・ブレス(baby’s breath)」とも呼ばれる中央・東ヨーロッパ原産の多年草です。
宿根カスミソウの語源(由来)
- 属名のGypsophilaは、ギリシャ語で「石膏」を意味する「gypsos」と、接尾辞で「最愛の」「親愛の」を意味する「-phila」の2語からきており、自生している場所に由来しています。
- 種小名のpaniculataは「円錐花序」「花穂」を意味する「pānicula」と接尾辞からなり、花姿に由来します。
宿根カスミソウの特徴(魅力)
- 宿根カスミソウは宿根の名前からも分かる多年草タイプのカスミソウです。
- 宿根カスミソウは基部付近で枝分かれして高さ幅共に最大120cmまで広がる草姿をつくります。
- 細い茎と細く目立たない葉はふんわりした風通しのよい空間をつくり白色の花が開花すると「雲」を思わせる様な花姿をつくります。
- ↳そのため宿根カスミソウは他の花と組み合わせやすく主役を目立たせる最高の引き立て役として働きます。
- 宿根カスミソウは細く枝分かれする茎にスプレーを吹きかけたかのように小さな花を多数つける可憐な花姿が魅力です。
- 宿根カスミソウは切り花やドライフラワーやフラワーアレンジメントの花材として非常に高い人気があります。
- 切り花としては管理の仕方にも左右されますが約7~14日の日持ちがあります。
- ドライフラワーとしては自然乾燥させるか着色液で染めてブリザードフラワー等にして楽しまれます。
- 宿根カスミソウはウェディングに非常によく利用される花材です。
- また海外では赤ちゃんを出産した母親に贈る花として知られており英名「baby’s breath」の由来にもなっています。
- ↳花言葉もそれに準じて「幸福」「無邪気」「感謝」等と非常によいものが並びます。理由を問わず大切な人に贈る花束に最適です。
- 宿根カスミソウはの根は直根で最大4mまで伸びます。
宿根カスミソウの根は直根で非常に深くまで張り長さが4mに達する事があります。茎の色は緑色、茎は多くの場合で基部近くで枝分かれしており基部から茎が何本も伸び、また分枝がよく高さ幅ともに最大(30~)120cmまで広がる草姿をつくります。葉は茎に対して対生葉序に配置され、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約2(~9)cm幅約0.2(1.0)cmあり、葉身の形は披針形か線形です。花序は岐散花序で、個々の花の色は白色・桃色・赤色・紫色があり花弁の数は5個もしくは八重咲きします。花後の果実は蒴果で熟すと4つに裂けて黒色の種子を放出します。
開花時期は晩春から晩夏、花色は白色や桃色、赤色や紫色があり、個々の花は5数花(花弁5個)もしくは八重咲きして、花序は岐散花序に咲きます。草姿は直立して上部で分枝して高さ約30(120)cm × 幅は約30(120)cmまで成長します。葉色は緑色、葉形は線形もしくは披針形、葉序は対生葉序につきます。
宿根カスミソウの切り花の楽しみ方

- 宿根カスミソウの収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に浅く水を入れたバケツを準備しておきます。
- 宿根カスミソウは収穫すると蕾が開きにくいため出来るだけ花が開いている物を選んで収穫します。
- 好みの長さで茎を切りバケツに入れて収穫しましょう。
- 収穫した宿根カスミソウを水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら延命剤を入れた花瓶に生けて楽しみます。
- ↳宿根カスミソウは延命剤によく反応して日持ちが非常によくなります。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行い、水揚げが悪い場合は必要に応じて湯揚げを行います。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
湯揚げ
湯揚げとは約80度に沸騰させたお湯に切り花の切り口をつけて、内部の気泡を膨張させ外に押し出し、水揚げをよくする方法です。
①湯上げする際は熱や水蒸気が余計な部分に当たらないように切り花の下部(約20cm)を残して花全体を新聞紙で包みます。
②切り花をお湯につけた後は冷水に浸ける必要があるため、予めバケツ等に冷水を入れて準備しておきましょう。
②鍋で沸騰させたお湯(約80度)に約30秒ほど切り花の切り口をつけましょう。
③お湯に浸け終わったら予め準備しておいた冷水に浸けて2時間程度水揚げを行います。
④水揚げが終わったら必要に応じて水切りを行い再度花瓶に生けて楽しみます。
おすすめの延命剤
宿根カスミソウのドライフラワーの作り方

- 宿根カスミソウの収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)に行いましょう。
- 宿根カスミソウは収穫した後に蕾が開きにくいため開花が最高のタイミングで行います。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫して出来るだけ葉を取り除きましょう。
- 収穫した花はハンギング法で乾燥させるのが一般的です。またこれ以外にも水の入っていない深めの花瓶に挿して花を楽しみながら乾燥させる方法もあります。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
宿根カスミソウのプリザーブドフラワーの作り方

- 宿根カスミソウを着色する着色液(リーフ液等)を準備します。
- 水揚げにより着色を行うため新鮮なカスミソウを利用します。
- 朝の涼しい時間帯に出来るだけ花が開いている物を選んで収穫しましょう。
- 収穫した宿根カスミソウは水切りを行い水揚げしやすくしておきます。
- 花瓶等に着色液を入れてその中にカスミソウを挿します。
- ↳直射日光の当たらない風通しの良い場所で約3日~7日程度着色液を吸わせましょう。
- 着色液から宿根カスミソウを取り出し液に浸かっていた部分を水洗いして拭きます。
- 涼しい場所で軽く乾燥させたら完成です。
宿根カスミソウの栽培方法
園芸では、ふんわりとした草姿と花姿を鑑賞する目的で、花壇の前面や中央部に並べて植えられ楽しまれたり、また管理のしやすい鉢植えに植えて様々な場所で楽しまれたりします。その他にも、切り花やドライフラワー等に利用できる事から、これを収穫する目的で育てられたりもします。
宿根カスミソウの主な園芸品種
宿根カスミソウ(ブリストルフェアリー)は非常に分枝がよく、高さ幅ともに120cmまで成長するふんわりとした草姿と、八重咲きに咲く白色の可憐な花、多花性で株を覆うよう咲く花姿が魅力の園芸品種です。
宿根カスミソウ(ブリストルフェアリー)は花壇に植えるとふんわりとしたドーム状の草姿が作られる事から立体感やボリュームが生まれ、また鉢植えで育てると鉢の縁部分から溢れるように盛り上がる草姿が見られます。株を覆い尽くす様に咲く白色の花は、光を反射して明るい雰囲気をつくる白色の花は、神聖な物(天使等)や清潔感を感じさせるため、上品で綺麗な雰囲気のお庭等によくあうでしょう。
宿根カスミソウ(サマースパークレス)は夏に生育が衰える多くのカスミソウとことなり、夏の間も沢山の八重咲きする花を咲かせます。草姿は横へと大きく広がる傾向があり高さ60cm幅が120cmまでと雲の様に広がります。
宿根カスミソウ(サマースパークレス)は花壇に植えるとふんわりとしたドーム状の草姿が作られる事から立体感やボリュームが生まれ、また鉢植えで育てると鉢の縁部分から溢れるように盛り上がる草姿が見られます。株を覆い尽くす様に咲く白色の花は、光を反射して明るい雰囲気をつくる白色の花は、神聖な物(天使等)や清潔感を感じさせるため、上品で綺麗な雰囲気のお庭等によくあうでしょう。
ヌカイトナデシコの特徴や園芸品種

原産:ヨーロッパ
学名:Gypsophila muralis(syn.Psammophiliella muralis)
草丈:約5~20cm
分類:一年草
開花時期:6月~9月(暖地4月~6月)
花色:桃色●紫色●白色〇
葉色:緑色●
用途:グランドカバー
ヌカイトナデシコとは!?
ヌカイトナデシコは学名Gypsophila muralis(syn.Psammophiliella muralis)、別名「ジプソフィラ・ムラリス」や「ロウ・べビーズブレス(low babysbreath)」とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草です
ヌカイトナデシコの語源(由来)
- 属名のGypsophilaは、ギリシャ語で「石膏」を意味する「gypsos」と、接尾辞で「最愛の」「親愛の」を意味する「-phila」の2語からきており、自生している場所に由来しています。
- 種小名のmuralisはラテン語で「壁」を意味します。
ヌカイトナデシコの特徴(魅力)
- ヌカイトナデシコは草丈が非常に低くよく分枝して地面を覆うようにこんもりとした草姿をつくります。
- 開花期になると株全体が花で覆われ美しい花姿をつくります。
- ↳そのため花壇の縁部分や小道の脇等に並べて植えると綺麗な花の絨毯となります。
- ↳ヌカイトナデシコは種から育てるため大量植栽が容易です。
- ヌカイトナデシコは一年草です。
- ↳秋(暖地)もしくは春に種を撒き花を楽しんだ後は生育が衰えていき枯れていきます。
ヌカイトナデシコの茎は緑色、茎は全体的によく分枝して地面を覆う様な草姿をつくり高さ約5~20cmの間で成長します。葉は茎に対して対生葉序に配置され、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約0.5~3cmあり、葉身の形は線形です。花序は岐散花序で、個々の花の色は白色・桃色・紫色があり、花弁の数は5個、雄蕊が10個、雌蕊があります。花後の果実は蒴果で熟すと裂けて黒色の種子を放出します。
開花時期は晩春から晩夏、花色は白色や桃色、紫色があり、個々の花は5数花(花弁5個)、花序は岐散花序に咲きます。草姿は分枝がよく地面を覆うように広がり高さ約5(20)cm × 幅は約10(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉形は線形、葉序は対生葉序につきます。
ヌカイトナデシコの栽培方法
園芸では、株を覆い尽くす様に一斉に開花する花を鑑賞する目的で育てられます。草丈が低くよく分枝して地面を被覆する事から、花壇の縁どりや小道の脇等に並べて植えられ楽しまれる事が多く、また管理のしやすい鉢植えに植えられて鉢の縁部分からこんもりと溢れ出す草姿と花姿が楽しまれます。
ヌカイトナデシコの主な園芸品種
カスミソウ(ジプシーディープローズ)は、成長が早く密に盛り上がる草姿と、半八重咲きに咲く紫色の花、株を覆うよう咲く花姿が魅力の一年草です。カスミソウ(ジプシーディープローズ)は鉢植えで育てると鉢の縁部分から溢れるように盛り上がる草姿が見られます。また株を覆い尽くす様に咲く鮮やかな桃色の花は、可愛らしい雰囲気や明るくポップな雰囲気をつくります。
カスミソウ(ジプシーピンク)は、成長が早く密に盛り上がる草姿と、半八重咲きに咲く薄桃色の花、多花性で株を覆うよう咲く花姿が魅力の一年草です。カスミソウ(ジプシーピンク)は鉢植えで育てると鉢の縁部分から溢れるように盛り上がる草姿が見られ、また株を覆い尽くす様に咲く薄桃色の花は、ふんわりとした優しい印象を与えるため、ロマンチックで甘い雰囲気のあるお庭や、ピュアで可愛らしい雰囲気のお庭等によく合うでしょう。
ジプソフィラ(レペンス)の特徴や園芸品種

原産:ヨーロッパ
学名:Gypsophila repens
草丈:約10~20cm
分類:多年草
開花時期:5月~8月
花色:桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
用途:グランドカバー
ジプソフィラ(レペンス)とは!?
ジプソフィラ(レペンス)は学名Gypsophila repens、別名「アルパイン・ジプソフィラ(alpine gypsophila)」や「クリーピング・べビーズブレス(creeping baby’s breath)」とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草です。
ジプソフィラ(レペンス)の語源(由来)
- 属名のGypsophilaは、ギリシャ語で「石膏」を意味する「gypsos」と、接尾辞で「最愛の」「親愛の」を意味する「-phila」の2語からきており、自生している場所に由来しています。
- 種小名のrepensはラテン語で「這う」「匍匐する」を意味しており、草姿に由来します。
ジプソフィラ(レペンス)の特徴(魅力)
- ジプソフィラ(レペンス)は地面を匍匐する様に広がる草姿をつくります。
- ↳そのため岩壁の隙間に植えられたり花壇の縁どりに利用されたり鉢植えに植えて溢れる様な草姿を鑑賞する目的で利用されます。
- 開花期になると株全体が花で覆われ美しい花姿をつくります。
- ↳そのためグランドカバーに利用すると美しい花の絨毯が見られます。
ジプソフィラ(レペンス)は地面下に根茎をもちます。茎は緑色で、傾状茎(地表を這い途中で立ち上がる)は地面を覆うように高さ約10(~20)cm幅約20(50)cmに広がる草姿をつくります。葉は茎に対して対生葉序に配置され、葉色は緑色(~青緑色)、葉身の大きさは長さ約0.5~3cmあり、葉身の形は線形です。花序は岐散花序で、個々の花の色は白色・桃色・紫色があり、花弁の数は5個、雄蕊が10個、雌蕊があります。花後の果実は蒴果で熟すと裂けて黒色の種子を放出します。
開花時期は晩春から晩夏、花色は白色もしくは桃色、個々の花は5数花(花弁5個)、花序は岐散花序に咲きます。草姿は傾状茎で地面を覆うように広がり高さ約10(20)cm × 幅は約20(50)cmまで成長します。葉色は緑色(~青緑色)、葉身は線形、葉序は対生葉序につきます。
ジプソフィラ(レペンス)の栽培方法
園芸では、株を覆い尽くす様に一斉に開花する花を鑑賞する目的で育てられます。草丈が低くよく分枝して地面を被覆する事から、花壇の縁どりや小道の脇等に並べて植えられ楽しまれる事が多く、また管理のしやすい鉢植えに植えられて鉢の縁部分からこんもりと溢れ出す草姿と花姿が楽しまれます。