カスミソウは属の中に約151種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、細い茎が直立して上部で分枝して白色の花を多数咲かせる一年草タイプのカスミソウ、最大120cmまでの高さと広がりがあり開花するとふんわりした雲の様な外観をつくる宿根カスミソウ、地面を覆うように広がる一年草タイプのヌカイトナデシコ、多年草タイプのジプソフィラ(レペンス)等が親しまれています。
カスミソウ属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
カスミソウの主な種の目次
カスミソウの特徴や園芸品種
原産:ウクライナ/イラン/コーカサス地方
学名:Gypsophila elegans
草丈:約20~50cm
分類:一年草
開花時期:5月~8月
花色:赤色●桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:-
誕生花:4月1日/5月21日
花言葉:幸福/親切/感激/感謝/無邪気/清らかな心
用途:切り花
カスミソウとは!?
カスミソウは学名Gypsophila elegans、別名では「ベビーブレス」や「ショウイー・べビーズブレス(showy baby’s breath)」とも呼ばれるウクライナ及びイラン、コーカサス地方が原産の一年草です。
カスミソウの語源(由来)
- 属名のGypsophilaは、ギリシャ語で「石膏」を意味する「gypsos」と、接尾辞で「最愛の」「親愛の」を意味する「-phila」の2語からきており、自生している場所に由来しています。
- 種小名のelegansはラテン語で「エレガント」「上品」を意味しています。
カスミソウの特徴(魅力)
- カスミソウは茎が細く葉が目立たないため、枝分かれする細い茎と花だけのような外観となり、花姿は光をよく通し疎らにバランスよく開花するため霞(カスミ)を思わせる様な幻想的な雰囲気を感じさせます。
- カスミソウは宿根カスミソウと違い一年草のため花を楽しんだあとは枯れていきます。
- 花は岐散花序、岐散花序は花(花軸)の下から対生に茎が出て、またその先端に花をつけた後、花軸の下から対生に茎をつける事を繰り返し花を咲かせる花序です。
- 一個一個の花の大きさは直径約1.5cm、花弁が5個あり一重咲きから八重咲きの品種まであります。
- 花色は一般的に清潔感を感じさせる白色ですが、可愛らしい印象を与える桃色の花や、華やかな印象を与える赤色の花もあります。
- 花は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。切り花としては管理の仕方にも左右されますが約7~14日の日持ちがあります。
- ドライフラワーとしては乾燥後も型崩れや色褪せがしにくくふんわりとしたボリュームある外観を長く保つため、柔らかな印象を与えるフラワーアレンジメントとして利用できます。
- フラワーアレンジメントとして花束やブーケ等に利用すると、ふんわりとしたボリュームと質感を与え、他の花を引き立てるようによく調和します。
- 新鮮な花を着色液に漬け込んでブリザードフラワーにすると綺麗な花色のまま長く楽しむ事ができます。
- カスミソウは花言葉に「幸福」「無邪気」「感謝」等があるため花束などによく利用されており、またウェディングブーケにもよく入れられています。
- 海外では赤ちゃんを出産した母親に贈る花として知られており英名「baby’s breath」の由来にもなっています。
- カスミソウは春に種を撒き花を楽しんだ後は生育が衰えていき枯れていく一年草です。
カスミソウの茎は緑色、茎は直立して上部で分枝する草姿を作り、高さ約20(~50)cmの間で成長します。葉は茎に対して対生葉序に配置され、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約1.5(~7)cm幅約0.3(1.6)cmあり、葉身の形は披針形か線形です。花序は岐散花序で、個々の花の大きさは直径1.5cm、花弁の色は白色もしくは桃色や赤色で花弁の数は5個、雄蕊は10個、雌蕊があります。花後の果実は蒴果で熟すと4つに裂けて黒色の種子を放出します。
開花時期は晩春から晩夏、花色は白色もしくは桃色や赤色があり、個々の花は直径1.5cmの5数花(花弁5個)もしくは八重咲きして、花序は岐散花序に咲きます。草姿は直立して上部で分枝して高さ約20(50)cm × 幅は約20(50)cmまで成長します。葉色は緑色、葉形は線形もしくは披針形、葉序は対生葉序につきます。
カスミソウの切り花の楽しみ方
- 切り花の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- カスミソウは収穫すると蕾が開きにくいため出来るだけ花が開いている物を選んで収穫します。
- 水揚げは水切りもしくは湯揚げを行います。
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けます。
- 延命剤の効果により蕾が開きやすくなるため日持ちが延長されます。
- 花はエチレンの感受性が高く花弁が落ちる等の影響を受けやすい事からエチレンガスが出やすい果物やタバコの煙等から離して飾った方が良いでしょう。
- 管理は数日ごとに水切りもしくは湯揚げを行い、同時に水を替えて清潔な環境を保ちましょう。
- 日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日です。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
湯揚げ
湯揚げとは約80度に沸騰させたお湯に切り花の切り口をつけて、内部の気泡を膨張させ外に押し出し、水揚げをよくする方法です。
①湯上げする際は熱や水蒸気が余計な部分に当たらないように切り花の下部(約20cm)を残して花全体を新聞紙で包みます。
②切り花をお湯につけた後は冷水に浸ける必要があるため、予めバケツ等に冷水を入れて準備しておきましょう。
②鍋で沸騰させたお湯(約80度)に約30秒ほど切り花の切り口をつけましょう。
③お湯に浸け終わったら予め準備しておいた冷水に浸けて2時間程度水揚げを行います。
④水揚げが終わったら必要に応じて水切りを行い再度花瓶に生けて楽しみます。
カスミソウのドライフラワーの作り方
- カスミソウの収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)に行いましょう。
- カスミソウは収穫した後に蕾が開きにくいため開花が最高のタイミングで行います。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫して出来るだけ葉を取り除きましょう。
- 収穫した花はハンギング法で乾燥させるのが一般的です。またこれ以外にも水の入っていない深めの花瓶に挿して花を楽しみながら乾燥させる方法もあります。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
カスミソウのプリザーブドフラワーの作り方
カスミソウは、花や茎を漬け込むタイプの溶液でもプリザーブドフラワーを作成する事が出来ますが、花が小さいカスミソウは吸い上げタイプのプリザーブドフラワー溶液(リーフ液・Mysty)でも作成する事が出来ます。
吸い上げタイプのプリザーブドフラワー溶液のいい所は、漬け込みタイプと比べて作業工程が少なく、切り花感覚でプリザーブドフラワーをつくる事が出来て、また茎も残るためフラワーアレンジメントなどにも使いやすい所が魅力です。
溶液の種類:Mysty(ブランチー)/リーフ液
必要な道具:コップ等(切り花と溶液を入れる)/ハサミ/キッチンペーパー
- 新鮮な花を準備しましょう。
- 新鮮な花ほど水分と溶液の置換が上手くいくため、庭から花を収穫してつくる場合は朝または夕方に花を収穫します。
- 既に切り花になっているものは水揚げを行い、花材に水分を上げてから使用しましょう。
- 花ごとの水揚げ方法については切り花の種類と水揚げ方法からご覧ください。
- 作業場を整えます。
- 作業中は溶液が飛び散り床や台が汚れる事が考えられるため、作業する場所は新聞紙などを敷いて床・台を保護しましょう。
- 花材の下準備をします。
- 花や茎葉の種類に応じて水揚げがしやすいように下処理(水切り・根元割りなど)を行いましょう。
- 詳しくは切り花の種類と水揚げ方法からご覧下さい。
- 花や茎葉の種類に応じて水揚げがしやすいように下処理(水切り・根元割りなど)を行いましょう。
- 容器の中に着色液を入れて花材を挿します。
- 容器の中に花材の切り口が浸かる程度の量の溶液を入れます。
- 花材の切り口を溶液の中に浸します。
- 花材が溶液を吸い上げて溶液が減ってきたら、その都度少しずつ溶液を継ぎ足しましょう。
- 溶液を多めに入れると、時間とともに溶液の中の水分が蒸発して濃度が高くなり、溶液の吸い上げが悪くなったりするため、少量でやり繰りした方がよいでしょう。
- 着色する時間は環境などによっても変わりますが数日から数週間です。
- 着色が終了したら。
- 花材の着色が終わったら着色液から花材を取り出して着色液に浸っていた部分を綺麗にしましょう。綺麗にする方法は切り口付近を拭くか洗うか切り取りましょう。
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プリザーブドフラワーの特殊溶液や必要な道具が多く揃えるのが面倒と感じたり、揃えた後も何週間もかけてプリザーブドフラワーを作るのが面倒と感じたり難しいと感じる場合があります。その場合はプロの人に任せてショップで購入するのも良いかもしれません✩.*˚
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カスミソウの栽培方法
園芸では、ふんわりとした草姿と花姿を鑑賞する目的で、花壇の前面や中央部に並べて植えられ楽しまれたり、切り花として利用する目的で育てられたりします。花壇に並べて楽しむ際は、種まきする時期を1~2週間毎にずらすと連続して開花する花を見れるためおすすめです。
カスミソウの主な園芸品種
宿根カスミソウの特徴や園芸品種
原産:中央・東ヨーロッパ
学名:Gypsophila paniculata
草丈:約30~120cm
分類:多年草
開花時期:5月~8月(開花調節により周年供給される)
花色:赤色●桃色●紫色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:4月1日/5月21日
花言葉:幸福/親切/感激/感謝/無邪気/清らかな心
用途:切り花
宿根カスミソウとは!?
宿根カスミソウは学名Gypsophila paniculata、別名「ジプソフィラ・パニキュラータ」や「ベビーズ・ブレス(baby’s breath)」とも呼ばれる中央・東ヨーロッパ原産の多年草です。
宿根カスミソウの語源(由来)
- 属名のGypsophilaは、ギリシャ語で「石膏」を意味する「gypsos」と、接尾辞で「最愛の」「親愛の」を意味する「-phila」の2語からきており、自生している場所に由来しています。
- 種小名のpaniculataは「円錐花序」「花穂」を意味する「pānicula」と接尾辞からなり、花姿に由来します。
宿根カスミソウの特徴(魅力)
- 宿根カスミソウは宿根の名前からも分かる多年草タイプのカスミソウです。
- カスミソウは茎が細く葉が目立たないため、枝分かれする細い茎と花だけのような外観となり、花姿は光をよく通し疎らにバランスよく開花するため霞(カスミ)を思わせる様な幻想的な雰囲気を感じさせます。
- 花は岐散花序、岐散花序は花(花軸)の下から対生に茎が出て、またその先端に花をつけた後、花軸の下から対生に茎をつける事を繰り返し花を咲かせる花序です。
- 宿根カスミソウの花は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- 切り花としては管理の仕方にも左右されますが約7~14日の日持ちがあります。
- ドライフラワーとしては乾燥後も型崩れや色褪せがしにくくふんわりとしたボリュームある外観を長く保つため、柔らかな印象を与えるフラワーアレンジメントとして利用できます。
- フラワーアレンジメントとして花束やブーケ等に利用すると、ふんわりとしたボリュームと質感を与え、他の花を引き立てるようによく調和します。
- 新鮮な花を着色液に漬け込んでブリザードフラワーにすると綺麗な花色のまま長く楽しむ事ができます。
- 宿根カスミソウは花言葉に「幸福」「無邪気」「感謝」等があるため花束などによく利用されており、またウェディングブーケにもよく入れられています。
- 海外では赤ちゃんを出産した母親に贈る花として知られており英名「baby’s breath」の由来にもなっています。
- 宿根カスミソウはの根は直根で最大4mまで伸びます。
宿根カスミソウの根は直根で非常に深くまで張り長さが4mに達する事があります。茎の色は緑色、茎は多くの場合で基部近くで枝分かれしており基部から茎が何本も伸び、また分枝がよく高さ幅ともに最大(30~)120cmまで広がる草姿をつくります。葉は茎に対して対生葉序に配置され、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約2(~9)cm幅約0.2(1.0)cmあり、葉身の形は披針形か線形です。花序は岐散花序で、個々の花の色は白色・桃色・赤色・紫色があり花弁の数は5個もしくは八重咲きします。花後の果実は蒴果で熟すと4つに裂けて黒色の種子を放出します。
開花時期は晩春から晩夏、花色は白色や桃色、赤色や紫色があり、個々の花は5数花(花弁5個)もしくは八重咲きして、花序は岐散花序に咲きます。草姿は直立して上部で分枝して高さ約30(120)cm × 幅は約30(120)cmまで成長します。葉色は緑色、葉形は線形もしくは披針形、葉序は対生葉序につきます。
宿根カスミソウの切り花の楽しみ方
- 切り花の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- カスミソウは収穫すると蕾が開きにくいため出来るだけ花が開いている物を選んで収穫します。
- 水揚げは水切りもしくは湯揚げを行います。
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けます。
- 延命剤の効果により蕾が開きやすくなるため日持ちが延長されます。
- 花はエチレンの感受性が高く花弁が落ちる等の影響を受けやすい事からエチレンガスが出やすい果物やタバコの煙等から離して飾った方が良いでしょう。
- 管理は数日ごとに水切りもしくは湯揚げを行い、同時に水を替えて清潔な環境を保ちましょう。
- 日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日です。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
湯揚げ
湯揚げとは約80度に沸騰させたお湯に切り花の切り口をつけて、内部の気泡を膨張させ外に押し出し、水揚げをよくする方法です。
①湯上げする際は熱や水蒸気が余計な部分に当たらないように切り花の下部(約20cm)を残して花全体を新聞紙で包みます。
②切り花をお湯につけた後は冷水に浸ける必要があるため、予めバケツ等に冷水を入れて準備しておきましょう。
②鍋で沸騰させたお湯(約80度)に約30秒ほど切り花の切り口をつけましょう。
③お湯に浸け終わったら予め準備しておいた冷水に浸けて2時間程度水揚げを行います。
④水揚げが終わったら必要に応じて水切りを行い再度花瓶に生けて楽しみます。
宿根カスミソウのドライフラワーの作り方
- 宿根カスミソウの収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)に行いましょう。
- 宿根カスミソウは収穫した後に蕾が開きにくいため開花が最高のタイミングで行います。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫して出来るだけ葉を取り除きましょう。
- 収穫した花はハンギング法で乾燥させるのが一般的です。またこれ以外にも水の入っていない深めの花瓶に挿して花を楽しみながら乾燥させる方法もあります。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
宿根カスミソウのプリザーブドフラワーの作り方
宿根カスミソウは、花や茎を漬け込むタイプの溶液でもプリザーブドフラワーを作成する事が出来ますが、花が小さいカスミソウは吸い上げタイプのプリザーブドフラワー溶液(リーフ液・Mysty)でも作成する事が出来ます。
吸い上げタイプのプリザーブドフラワー溶液のいい所は、漬け込みタイプと比べて作業工程が少なく、切り花感覚でプリザーブドフラワーをつくる事が出来て、また茎も残るためフラワーアレンジメントなどにも使いやすい所が魅力です。
溶液の種類:Mysty(ブランチー)/リーフ液
必要な道具:コップ等(切り花と溶液を入れる)/ハサミ/キッチンペーパー
- 新鮮な花を準備しましょう。
- 新鮮な花ほど水分と溶液の置換が上手くいくため、庭から花を収穫してつくる場合は朝または夕方に花を収穫します。
- 既に切り花になっているものは水揚げを行い、花材に水分を上げてから使用しましょう。
- 花ごとの水揚げ方法については切り花の種類と水揚げ方法からご覧ください。
- 作業場を整えます。
- 作業中は溶液が飛び散り床や台が汚れる事が考えられるため、作業する場所は新聞紙などを敷いて床・台を保護しましょう。
- 花材の下準備をします。
- 花や茎葉の種類に応じて水揚げがしやすいように下処理(水切り・根元割りなど)を行いましょう。
- 詳しくは切り花の種類と水揚げ方法からご覧下さい。
- 花や茎葉の種類に応じて水揚げがしやすいように下処理(水切り・根元割りなど)を行いましょう。
- 容器の中に着色液を入れて花材を挿します。
- 容器の中に花材の切り口が浸かる程度の量の溶液を入れます。
- 花材の切り口を溶液の中に浸します。
- 花材が溶液を吸い上げて溶液が減ってきたら、その都度少しずつ溶液を継ぎ足しましょう。
- 溶液を多めに入れると、時間とともに溶液の中の水分が蒸発して濃度が高くなり、溶液の吸い上げが悪くなったりするため、少量でやり繰りした方がよいでしょう。
- 着色する時間は環境などによっても変わりますが数日から数週間です。
- 着色が終了したら。
- 花材の着色が終わったら着色液から花材を取り出して着色液に浸っていた部分を綺麗にしましょう。綺麗にする方法は切り口付近を拭くか洗うか切り取りましょう。
宿根カスミソウの栽培方法
園芸では、ふんわりとした草姿と花姿を鑑賞する目的で、花壇の前面や中央部に並べて植えられ楽しまれたり、また管理のしやすい鉢植えに植えて様々な場所で楽しまれたりします。その他にも、切り花やドライフラワー等に利用できる事から、これを収穫する目的で育てられたりもします。
宿根カスミソウの主な園芸品種
宿根カスミソウ(ブリストルフェアリー)は非常に分枝がよく、高さ幅ともに120cmまで成長するふんわりとした草姿と、八重咲きに咲く白色の可憐な花、多花性で株を覆うよう咲く花姿が魅力の園芸品種です。
宿根カスミソウ(ブリストルフェアリー)は花壇に植えるとふんわりとしたドーム状の草姿が作られる事から立体感やボリュームが生まれ、また鉢植えで育てると鉢の縁部分から溢れるように盛り上がる草姿が見られます。株を覆い尽くす様に咲く白色の花は、光を反射して明るい雰囲気をつくる白色の花は、神聖な物(天使等)や清潔感を感じさせるため、上品で綺麗な雰囲気のお庭等によくあうでしょう。
宿根カスミソウ(サマースパークレス)は夏に生育が衰える多くのカスミソウとことなり、夏の間も沢山の八重咲きする花を咲かせます。草姿は横へと大きく広がる傾向があり高さ60cm幅が120cmまでと雲の様に広がります。
宿根カスミソウ(サマースパークレス)は花壇に植えるとふんわりとしたドーム状の草姿が作られる事から立体感やボリュームが生まれ、また鉢植えで育てると鉢の縁部分から溢れるように盛り上がる草姿が見られます。株を覆い尽くす様に咲く白色の花は、光を反射して明るい雰囲気をつくる白色の花は、神聖な物(天使等)や清潔感を感じさせるため、上品で綺麗な雰囲気のお庭等によくあうでしょう。
ヌカイトナデシコの特徴や園芸品種
原産:ヨーロッパ
学名:Gypsophila muralis(syn.Psammophiliella muralis)
草丈:約5~20cm
分類:一年草
開花時期:6月~9月(暖地4月~6月)
花色:桃色●紫色●白色〇
葉色:緑色●
用途:グランドカバー
ヌカイトナデシコとは!?
ヌカイトナデシコは学名Gypsophila muralis(syn.Psammophiliella muralis)、別名「ジプソフィラ・ムラリス」や「ロウ・べビーズブレス(low babysbreath)」とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草です
ヌカイトナデシコの語源(由来)
- 属名のGypsophilaは、ギリシャ語で「石膏」を意味する「gypsos」と、接尾辞で「最愛の」「親愛の」を意味する「-phila」の2語からきており、自生している場所に由来しています。
- 種小名のmuralisはラテン語で「壁」を意味します。
ヌカイトナデシコの特徴(魅力)
- ヌカイトナデシコは草丈が非常に低くよく分枝して地面を覆うようにこんもりとした草姿をつくります。
- 開花期になると株全体が花で覆われ美しい花姿をつくります。
- ↳そのため花壇の縁部分や小道の脇等に並べて植えると綺麗な花の絨毯となります。
- ↳ヌカイトナデシコは種から育てるため大量植栽が容易です。
- ヌカイトナデシコは一年草です。
- ↳秋(暖地)もしくは春に種を撒き花を楽しんだ後は生育が衰えていき枯れていきます。
ヌカイトナデシコの茎は緑色、茎は全体的によく分枝して地面を覆う様な草姿をつくり高さ約5~20cmの間で成長します。葉は茎に対して対生葉序に配置され、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約0.5~3cmあり、葉身の形は線形です。花序は岐散花序で、個々の花の色は白色・桃色・紫色があり、花弁の数は5個、雄蕊が10個、雌蕊があります。花後の果実は蒴果で熟すと裂けて黒色の種子を放出します。
開花時期は晩春から晩夏、花色は白色や桃色、紫色があり、個々の花は5数花(花弁5個)、花序は岐散花序に咲きます。草姿は分枝がよく地面を覆うように広がり高さ約5(20)cm × 幅は約10(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉形は線形、葉序は対生葉序につきます。
ヌカイトナデシコの栽培方法
園芸では、株を覆い尽くす様に一斉に開花する花を鑑賞する目的で育てられます。草丈が低くよく分枝して地面を被覆する事から、花壇の縁どりや小道の脇等に並べて植えられ楽しまれる事が多く、また管理のしやすい鉢植えに植えられて鉢の縁部分からこんもりと溢れ出す草姿と花姿が楽しまれます。
ヌカイトナデシコの主な園芸品種
カスミソウ(ジプシーディープローズ)は、成長が早く密に盛り上がる草姿と、半八重咲きに咲く紫色の花、株を覆うよう咲く花姿が魅力の一年草です。カスミソウ(ジプシーディープローズ)は鉢植えで育てると鉢の縁部分から溢れるように盛り上がる草姿が見られます。また株を覆い尽くす様に咲く鮮やかな桃色の花は、可愛らしい雰囲気や明るくポップな雰囲気をつくります。
カスミソウ(ジプシーピンク)は、成長が早く密に盛り上がる草姿と、半八重咲きに咲く薄桃色の花、多花性で株を覆うよう咲く花姿が魅力の一年草です。カスミソウ(ジプシーピンク)は鉢植えで育てると鉢の縁部分から溢れるように盛り上がる草姿が見られ、また株を覆い尽くす様に咲く薄桃色の花は、ふんわりとした優しい印象を与えるため、ロマンチックで甘い雰囲気のあるお庭や、ピュアで可愛らしい雰囲気のお庭等によく合うでしょう。
カスミソウ(ジプシー ホワイト)は、成長が早く密に盛り上がる草姿と、半八重咲きに咲く白色の花、多花性で株を覆うよう咲く花姿が魅力の一年草です。カスミソウ(ジプシー ホワイト)は鉢植えで育てると鉢の縁部分から溢れるように盛り上がる草姿が見られ、また株を覆い尽くす様に咲く白色の花は、光を反射して明るい雰囲気をつくる白色の花は、神聖な物(天使等)や清潔感を感じさせるため、上品で綺麗な雰囲気のお庭等によくあうでしょう。
ジプソフィラ(レペンス)の特徴や園芸品種
原産:ヨーロッパ
学名:Gypsophila repens
草丈:約10~20cm
分類:多年草
開花時期:5月~8月
花色:桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
用途:グランドカバー
ジプソフィラ(レペンス)とは!?
ジプソフィラ(レペンス)は学名Gypsophila repens、別名「アルパイン・ジプソフィラ(alpine gypsophila)」や「クリーピング・べビーズブレス(creeping baby’s breath)」とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草です。
ジプソフィラ(レペンス)の語源(由来)
- 属名のGypsophilaは、ギリシャ語で「石膏」を意味する「gypsos」と、接尾辞で「最愛の」「親愛の」を意味する「-phila」の2語からきており、自生している場所に由来しています。
- 種小名のrepensはラテン語で「這う」「匍匐する」を意味しており、草姿に由来します。
ジプソフィラ(レペンス)の特徴(魅力)
- ジプソフィラ(レペンス)は地面を匍匐する様に広がる草姿をつくります。
- ↳そのため岩壁の隙間に植えられたり花壇の縁どりに利用されたり鉢植えに植えて溢れる様な草姿を鑑賞する目的で利用されます。
- 開花期になると株全体が花で覆われ美しい花姿をつくります。
- ↳そのためグランドカバーに利用すると美しい花の絨毯が見られます。
ジプソフィラ(レペンス)は地面下に根茎をもちます。茎は緑色で、傾状茎(地表を這い途中で立ち上がる)は地面を覆うように高さ約10(~20)cm幅約20(50)cmに広がる草姿をつくります。葉は茎に対して対生葉序に配置され、葉色は緑色(~青緑色)、葉身の大きさは長さ約0.5~3cmあり、葉身の形は線形です。花序は岐散花序で、個々の花の色は白色・桃色・紫色があり、花弁の数は5個、雄蕊が10個、雌蕊があります。花後の果実は蒴果で熟すと裂けて黒色の種子を放出します。
開花時期は晩春から晩夏、花色は白色もしくは桃色、個々の花は5数花(花弁5個)、花序は岐散花序に咲きます。草姿は傾状茎で地面を覆うように広がり高さ約10(20)cm × 幅は約20(50)cmまで成長します。葉色は緑色(~青緑色)、葉身は線形、葉序は対生葉序につきます。
ジプソフィラ(レペンス)の栽培方法
園芸では、株を覆い尽くす様に一斉に開花する花を鑑賞する目的で育てられます。草丈が低くよく分枝して地面を被覆する事から、花壇の縁どりや小道の脇等に並べて植えられ楽しまれる事が多く、また管理のしやすい鉢植えに植えられて鉢の縁部分からこんもりと溢れ出す草姿と花姿が楽しまれます。
ジプソフィラ(レペンス)の主な園芸品種
カスミソウ(ピレネーピンク)は地面を匍匐するように広がる草姿と、晩春から晩夏にかけて株を覆い尽くす程に咲く桃色の花が魅力の園芸品種です。発色のよい濃い桃色の花色は、可愛らしい雰囲気をつくったり明るくポップな雰囲気をつくったりするため、ロマンチックで可愛いお庭や、様々な色(青色・黄色等)を組合せながらつくるカラフルなお庭等におすすめの品種です。