キンバイソウ(トロリウス)は属の中に約30種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは4の原種と、5の園芸品種等を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
■キンバイソウ(トロリウス)の主な種と園芸品種の紹介
- カンムリキンバイ
- 品種
- ゴールデンクイーン
- トロリウス・カルトラム
- 品種
- オレンジプリンセス
- アラバスター
- ニュームーン
- トロリウス・ユーロパエウス
- 同義語
- セイヨウキンバイソウ
- 品種
- レモンシュプリーム
- ボタンキンバイ
カンムリキンバイ(冠金梅)
カンムリキンバイ(冠金梅)の学名は Trollius chinensis 、別名では「トロリウス・シネンシス」「チャイニーズ・グローブフラワー(Chinese Globeflower)」とも呼ばれる多年草です。
カンムリキンバイ(冠金梅)の原産地は中国とロシアにあり、自生地は湿り気のある草原や牧草地、川岸などにあります。
カンムリキンバイ(冠金梅)の特徴は、冬の間は地上部が枯れるか根生葉だけ残り、春になると芽を伸ばして花を咲かせる所、開花は晩春から夏頃にあり、基本的に分枝しない茎に1~3個の花を咲かせる所、花の形状は平開しており、花の中央部で線形の花弁と雄蕊が直立してユニークな花姿を楽しめる所、花の色は橙色・黄色をしていてトロピカルな雰囲気を感じさせる所、葉は掌状に裂けギザギザとしたお洒落な外観をしている所等にあります。
カンムリキンバイ(冠金梅)の園芸品種の紹介
トロリウス・カルトラム
トロリウス・カルトラムの学名は Trollius cultorum 、別名では「グローブフラワー(globeflower)」とも呼ばれる多年草です。
トロリウス・カルトラムは自然に自生する原種ではなく、Trollius europaeus、Trollius asiaticus、Trollius chinensisなどが交配された栽培種です。
トロリウス・カルトラムの特徴は、冬の間は地上部が枯れるか根生葉だけ残り、春になると芽を伸ばして花を咲かせる所、開花は晩春から夏頃にあり、草姿は叢生して基本的に分枝しない茎に一から複数の花を咲かせる所、花は萼片が中心部を包むように集まり、真ん丸な球状または皿状に開く所、品種が多く花の色が多様な所、葉は掌状に裂けギザギザとしたお洒落な外観をしている所等にあります。
トロリウス・カルトラムの園芸品種の紹介
オレンジプリンセス
学名:Trollius cultorum ‘orange princess’
草姿:叢生
花の形:皿状
花の色:橙色
草丈:約40~70cm
備考:橙色の花色が太陽などを想像させるため、南国を思わせるようなトロピカルなお庭や、ポップな雰囲気を感じさせるカラフルなお庭などによくあいます。
トロリウス・ユーロパエウス
トロリウス・ユーロパエウスの学名は Trollius europaeus 、別名では「セイヨウキンバイソウ」「グローブフラワー(globeflower)」とも呼ばれる多年草です。
トロリウス・ユーロパエウスの原産地はヨーロッパと西アジアにあり、自生地は湿り気のある草原や川岸、森林の中等にあります。
トロリウス・ユーロパエウスの特徴は、冬の間は地上部が枯れるか根生葉だけ残り、春になると芽を伸ばして花を咲かせる所、開花は晩春から夏頃にあり、基本的に分枝しない茎に1~3個の花を咲かせる所、花は黄色の萼片が中心部を包むように集まり、ボールのようにコロンとした可愛い外観をしている所、葉は掌状に裂けギザギザとしたお洒落な外観をしている所等にあります。
トロリウス・ユーロパエウスの園芸品種の紹介
トロリウス・ユーロパエウス
トロリウス・ユーロパエウスの学名は Trollius europaeus 、別名では「セイヨウキンバイソウ」「グローブフラワー(globeflower)」とも呼ばれる多年草です。
ボタンキンバイ
ボタンキンバイの学名は Trollius riederianus var. pulcher 、別名では「トロリウス・プルケラ」とも呼ばれる多年草です。
ボタンキンバイの原産地は北海道にあり、利尻島のみに分布します。
ボタンキンバイの特徴は、開花は夏頃にあり、草姿は叢生して基本的に分枝しない茎に一から二個の花を咲かせる所、花は萼片が中心部を包むように集まり、真ん丸な球状または皿状に開く所、花の色は黄色・赤紫色の複色で、雄蕊の中心部が赤紫色をしている所、赤紫色の雄蕊は虫を呼ぶ花蜜標識になっている所、葉は掌状に裂けギザギザとしたお洒落な外観をしている所等にあります。