スイカズラ(ロニセラ)は属の中に約103種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、白色から黄色へと花色が変化して明るく開放的な印象を与え甘く心地よい香りがするスイカズラ、花が王冠のように配置され豪華な印象を与えるハニーサックル(ニオイニンドウ)、光沢のある緑色の小さな葉が魅力で一般に生垣やトピアリーなどに利用されりロニセラ・ニティダ等が親しまれています。
スイカズラ(ロニセラ)属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
スイカズラ(ロニセラ)の主な種の目次
スイカズラの特徴や園芸品種
- 原産:日本/東アジア
- 学名:Lonicera japonica
- 草丈:約450~1000cm
- 分類:半常緑ツル性低木
- 開花時期:5月~7月
- 花色:桃色●黄色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 誕生花:5月29日/6月22日/6月30日
- 花言葉:愛の絆/献身的な愛
- 用途:壁面緑化/香りが良い
スイカズラとは!?
スイカズラは学名Lonicera japonica、別名では「ニンドウ」や「キンギンカ」等とも呼ばれる日本および東アジアが原産の半常緑ツル性低木です。
スイカズラの語源(由来)
- 属名のLoniceraは、ドイツの植物学者Adam Lonitzerへの献名です。
- 種小名のJaponicaはラテン語で「日本の」という意味をもち自生地に由来します。
- スイカズラ(吸い葛)の由来は、花の筒部分に蜜が溜まっており、その甘い蜜を子供が花をくわえて吸っていたことからきています。
- ニンドウ(忍冬)の由来は葉が枯れる事なく冬を耐え忍ぶ姿からきています。
- キンギンカ(金銀花)の由来はひとつの株の中に白色と黄色の2つの花がある事からきています。
スイカズラの特徴(魅力)
- スイカズラはツル性の茎が旋回するように物体に絡みつき登坂する能力があるため壁面緑化などに使われており、また晩春から夏にかけて一斉に開花する香りの良い黄色と白色の2色の花が魅力の植物です。
- 樹形はツル性で、茎頂が物体に接触すると茎が旋回して物体に巻き付き登坂する習慣(決まりのように繰り返す癖)があります。
- そのため壁面緑化の植物として利用される事があり、茎葉が覆う壁面は人工物と自然の境界が曖昧になるためナチュラルな景観を楽しむことが可能です。
- ただし巻きツルを絡ませる事によって登坂するため、ワイヤーなどの資材を事前に準備して張っておく必要があります。
- スイカズラは周りに茎を絡ませるものがない場合は、茎は地面を這い地被植物として働きます。
- そのため壁面緑化の植物として利用される事があり、茎葉が覆う壁面は人工物と自然の境界が曖昧になるためナチュラルな景観を楽しむことが可能です。
- 花は腋性、葉腋から花柄を出し、花柄の先端に2個の花がペアで咲きます。
- スイカズラの花は白色から黄色へと色が変化する事から、キンギンカ(金銀花)の別名でも呼ばれています。
- 花は筒部の基部に甘い蜜が含まれるため、吸うと蜜の味がします。
- スイカズラの花には「アニス」や「フェンネル」を思わせるような甘くスパイシーな香りがあります。
- 香りはとても強く開花期には数メートル先まで匂いを漂わせる事があります。
- スイカズラは地下茎とツルにより勢いよく広がる傾向があり、放っておくと広範に広がり制御が難しくなる場合があるため、育てる際は注意が必要です。
- 日本では在来種ですが、侵略性の高さと根絶の難しさからクズと並んで有害な雑草として扱われる事もあり、栽培が禁止されている国もあります。
- 防除はツルを刈った後に断面にグリホサート系の除草剤を使うと、ある程度の制御が出来るようです。
- スイカズラは夏の暑さ冬の寒さに強いです。
- また地植えしている場合は水やりも肥料も基本的に不要になるため放ったらかしで育てる事も可能です
スイカズラの樹高は450~1000cm、地面下に地下茎があり、樹形はツル性(巻きツル)、樹皮の色は赤褐色から黄褐色、古くなると縦に裂けて剥がれます。※巻きツルとは茎頂が物体に接触すると旋回して物体に茎を巻き付けて体を固定する方法です。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の大きさは長さ約3(~8)cm、幅約2(~3)cm、葉身の形は楕円形もしくは卵形、葉表は疎らに毛があり葉裏には毛が密生します。
花序は腋性、腋性は葉腋から花柄を1個だし花を2個並べて咲かせます。花冠は唇形花、唇形花は上唇が浅く4裂して下唇は細長いヘラ形をしており、花色は白色から黄色へと変化します。雄蕊は5個、雄蕊の葯は楕円形、雌蕊は1個です。
果実は液果(果皮のうち特に中果皮が水分を多く含む細胞になり液質もしくは多肉質な果実)です。液果は球形、大きさは直径約0.5(~0.7)cm、色は緑色から黒色はと熟します。
スイカズラの園芸品種の紹介
ハニーサックル(ニオイニンドウ)の特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ/北アフリカ/南西アジア
- 学名:Lonicera periclymenum
- 草丈:約300~700cm
- 分類:落葉ツル性低木
- 開花時期:5月~7月
- 花色:赤色●桃色●橙色●黄色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:壁面緑化/香りが良い
ハニーサックル(ニオイニンドウ)とは!?
ハニーサックル(ニオイニンドウ)は学名Lonicera periclymenum、別名「ニオイニンドウ」や「コモン・ハニーサックル(common honeysuckle)」とも呼ばれるヨーロッパおよび北アフリカ、南西アジアが原産の落葉ツル性低木です。
ハニーサックル(ニオイニンドウ)の語源(由来)
- 属名のLoniceraは、ドイツの植物学者Adam Lonitzerへの献名です。
- 種小名のpericlymenumの由来はギリシャ神話で形が変わる能力をもっていたpericlymenumからきており、ハニーサックルの花色がかわる事に関連します。
- 英名のhoneysuckleは「蜜(honey)」+「吸う(suck)」と小さいを意味する接尾辞(-el)からなり、人や蜜蜂が花から蜜を吸う事が出来る事に由来します。
ハニーサックル(ニオイニンドウ)の特徴(魅力)
- ハニーサックル(ニオイニンドウ)は茎の頂部に花が集まり「王冠」のような華やかな外観をつくる所が魅力で、またツル性の茎が旋回するように物体に絡みつき登坂するため壁面緑化としても利用される植物です。
- 樹形はツル性で、茎頂が物体に接触すると茎が旋回して物体に巻き付き登坂する習慣(決まりのように繰り返す癖)があります。
- そのため壁面緑化の植物として利用される事があり、茎葉が覆う壁面は人工物と自然の境界が曖昧になるためナチュラルな景観を楽しむことが可能です。
- ただし巻きツルを絡ませる事によって登坂するため、ワイヤーなどの資材を事前に準備して張っておく必要があります。
- そのため壁面緑化の植物として利用される事があり、茎葉が覆う壁面は人工物と自然の境界が曖昧になるためナチュラルな景観を楽しむことが可能です。
- 花は散形花序、散形花序は茎の頂部に花が集まり放射状に広がる花姿をつくります。
- 花は桃色の蕾から、白色の花が咲き、徐々に黄色(赤みの入る金色)へと変化していきます。
- ハニーサックル(ニオイニンドウ)の花には強い甘い香りがあり、香りは強く開花期には数メートル先まで匂いを漂わせる事があります。
- ハニーサックル(ニオイニンドウ)は夏の暑さ冬の寒さに強いです。
- また地植えしている場合は水やりも肥料も基本的に不要になるため放ったらかしで育てる事も可能です
ハニーサックル(ニオイニンドウ)の樹高は300~700cm、樹形はツル性(巻きツル)、茎の色は緑色もしくは赤みを帯び、樹皮の色は赤褐色から灰褐色、古くなると縦に裂けて剥がれます。※巻きツルとは茎頂が物体に接触すると旋回して物体に茎を巻き付けて体を固定する方法です。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の大きさは長さ約4(~6)cm、幅約2(~5)cm、葉身の形は楕円形もしくは卵形をしています。
花序は散形花序、散形花序は茎の頂部に花が集まり放射状に広がります。花は唇形花、唇形花の色は白色・黄色・桃色があり、唇形花の長さ約3(~5)cm、上唇が浅く4裂、下唇が細長いヘラ形、雄蕊は5個、雌蕊は1個です。
果実は液果(果皮のうち特に中果皮が水分を多く含む細胞になり液質もしくは多肉質な果実)です。液果は球形、色は赤色から橙色です。
ハニーサックル(ニオイニンドウ)の園芸品種の紹介
- セロティナ(lonicera periclymenum ‘serotina’)は、鮮やかな桃色の蕾から、白色の花が咲き、徐々に黄色(黄金色)へと変化していく花色と、王冠のような外観をした華やかな花姿が魅力の園芸品種です。樹形はツル性、高さ約300~600cmに成長します。
- グラハムトーマス(lonicera periclymenum ‘graham thomas’)は、白色から淡い黄色へと変化する花色が爽やかで開放的な印象を与え、また王冠のように花が集まり咲く花姿が華やかな印象を与える園芸品種です。樹形はツル性、高さ約300~700cmに成長します。
- ベルギガ(lonicera periclymenum ‘belgica’)は、まるで口紅を塗ったかのような濃い赤色と、桃色・黄色・白色の4色の花色が、非常に上品で華やかな魅力をもった園芸品種です。
- ヘブン・セント(lonicera periclymenum ‘heaven scent’)は、その名前からも分かる通り、非常に香りがよく、数メートル先まで漂う強い香りがある所が魅力です。花は散形花序、散形花序は王冠のように花が集まり、花は薄い桃色の蕾から白色の花が咲き、徐々に黄色へと変化していきます。樹形はツル性、高さ約300~700cmに成長します。
- ストロベリーズ&クリーム(lonicera periclymenum ‘strawberries and cream’)は、一般的なハニーサックルと違い背が低く成熟しても高さが100cmまでにしかならず低木として成長する園芸品種です。花は散形花序、散形花序は王冠のように花が集まり、花は紫がかった桃色の蕾から、ほんのり桃色を帯びる白色の花が咲き、徐々に黄色へと変化していきます。樹形はツル性、高さ約100cmに成長します。
- センセーション(lonicera periclymenum ‘scentsation’)は、非常に香りがよく数メートル先まで漂う強い香りがあり、また株を覆う程に豊富な花を咲かせる所が特徴の新しいハニーサックルの園芸品種です。花は散形花序、散形花序は王冠のように花が集まり、レモンイエローの爽やかな花色をしています。樹形はツル性、高さ約400~700cmに成長します。
ロニセラ・ニティダの特徴や園芸品種
- 原産:中国
- 学名:Lonicera nitida
- 草丈:約50~150cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:4月~5月
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●紫色●白色〇
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:生垣/カラーリーフ
ロニセラ・ニティダとは!?
ロニセラ・ニティダは学名Lonicera nitida、別名では「ボックス・ハニーサックル(box honeysuckle)」や「ウィルソンズ・ハニーサックル(Wilson’s honeysuckle)」等とも呼ばれる中国原産の常緑低木です。
ロニセラ・ニティダの語源(由来)
- 属名のLoniceraは、ドイツの植物学者Adam Lonitzerへの献名です。
- 種小名のnitidaはラテン語で「光沢のある」「輝く」を意味しており、光沢のある葉に由来します。
ロニセラ・ニティダの特徴(魅力)
- ロニセラ・ニティダは枝分かれがよく枝葉が密に茂り、枝葉が湾曲しながら優雅に広がる樹形が魅力の植物です。
- 園芸では、優雅に広がる樹形を庭木として楽しんだり、また等間隔に並べて生垣とされたり、形を整えトピアリーとして利用されたりします。
- 花は腋性で葉腋から花柄を出し、花柄の先端に2個の花がペアで咲きます。
- 葉は小さいため雑多な印象を与えず、洗練された印象を与えやすいです。
- 葉はふつう緑色ですが、明るく爽やかな印象を与える黄色の葉色や、上品な印象を与える紫色の葉色があるため、品種を選んでカラーリーフとして楽しむ事も出来ます。
- ロニセラ・ニティダの生垣は自然な樹形を生かしながら楽しむインフォーマルヘッジと、刈り込み剪定を行い形状を整えながら楽しむフォーマルヘッジのどちらでも利用出来ます。
- インフォーマルヘッジは剪定をあまり行わず優雅に広がる樹形を活かしながらつくる生垣です。
- フォーマルヘッジは剪定をしっかり行い、形状を整えながら維持管理する、洗練された印象を与える生垣です。
- ロニセラ・ニティダは基本的にあまり背が高くならないため、低い生垣として利用出来ます。
- 葉が小さいため剪定をした時に形が綺麗に揃いやすく、また 小さな葉のため途中で葉が剪断されても気になりません。また剪定する事でより枝葉が密に茂るため目隠し効果も高まります。
- ロニセラ・ニティダの生垣の植え付け間隔は約30cm~60cmです。
- ロニセラ・ニティダは刈り込みに強く葉が小さいためトピアリー植物に向いています。
- トピアリーとしては球形に刈り込んだり、枠(フレーム)を利用して幾何学模様・動物・文字等の形等に剪定したりして形をつくります。
- ロニセラ・ニティダは夏の暑さ冬の寒さに強いです。
- また地植えしている場合は水やりも肥料も基本的に不要になるため放ったらかしで育てる事も可能です
ロニセラ・ニティダの樹高は約50~150cm、幅は約50(~200)cm、樹形はブッシュ状(Bushy)で枝分かれがよくふさふさとしており、枝は湾曲して弧状に広がる傾向にあります。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の大きさは長さ約0.6(~1.6)cm、葉身の形は楕円形もしくは卵形をしています。
花序は腋性、腋性は葉腋から花柄を1個だし花を2個並べて咲かせます。花は直径約0.5cm、長さ約0.6cm、形は筒状で裂片が5個、雄蕊は5個、雌蕊は1個です。
果実は液果(果皮のうち特に中果皮が水分を多く含む細胞になり液質もしくは多肉質な果実)です。液果は球形、大きさは直径約0.6cm、色は紫色から青紫色です。
ロニセラ・ニティダの園芸品種の紹介
- レモンビューティー(lonicera nitida ‘lemon beauty’)は、葉のふち部分に黄色の覆輪が入る事から、開放的で明るい印象を与えるカラーリーフとしても楽しめる園芸品種です。樹形はブッシュ状で枝が湾曲しながら放射状に広がる傾向があり、高さ約50~150cm、幅は約50(~200)cmに成長します。
- オーレア(lonicera nitida ‘aurea’)は、葉全体が黄色の葉色をしているため、開放的で明るい印象を与えるカラーリーフとしても楽しめる園芸品種です。樹形はブッシュ状で枝が湾曲しながら放射状に広がる傾向があり、高さ約50~100cm、幅は約50(~150)cmに成長します。
- コッパーグロウ(lonicera nitida ‘copper glow’)は、新しく成長する葉が紫色の葉色をしているため、優美で気品のある印象を与えるカラーリーフとしても楽しめる園芸品種です。樹形はブッシュ状で枝が湾曲しながら放射状に広がる傾向があり、高さ約50~100cm、幅は約50(~100)cmに成長します。
- ホワイトマジック(lonicera nitida ‘white magic’)は、葉のふち部分に白色の覆輪が入る事から、清潔感や洗練された印象を与えるカラーリーフとしても楽しめる園芸品種です。樹形はブッシュ状で枝が湾曲しながら放射状に広がる傾向があり、高さ約50(~100)、幅は約50(~100)cmに成長します。
- グリーンブリーズ(lonicera nitida ‘green breeze’)は、自然と丸みを帯びて成長する習慣(決まりのように繰り返す癖)があり、トピアリーボールとして利用するのにおすすめな園芸品種です。葉は緑色で光沢があり、春には香りのよい白色の花を咲かせます。樹形はブッシュ状で丸みを帯びて成長する傾向があり、高さ約50(~100)cm、幅は約50(~100)cmに成長します。
- ゴールデングロウ(lonicera nitida ‘golden glow’)は、葉全体が黄色の葉色をしているため、開放的で明るい印象を与えるカラーリーフとしても楽しめる園芸品種です。樹形はブッシュ状で枝が湾曲しながら放射状に広がる傾向があり、高さ約50~100cm、幅は約50(~150)cmに成長します。
- レッドチップス(lonicera nitida ‘red tips’)は、新しく成長する葉が紫色の葉色をしているため、優美で気品のある印象を与えるカラーリーフとしても楽しめる園芸品種です。樹形はブッシュ状で枝が湾曲しながら放射状に広がる傾向があり、高さ約50~100cm、幅は約50(~150)cmに成長します。
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ゴールデンフレーム・ハニーサックルの特徴や園芸品種
- 学名:Lonicera × heckrottii
- 草丈:約300~450cm
- 分類:落葉ツル性低木
- 開花時期:6月~8月
- 花色:赤色●桃色●橙色●黄色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:壁面緑化/香りが良い
ゴールデンフレーム・ハニーサックルとは!?
ゴールデンフレーム・ハニーサックルは学名Lonicera × heckrottii、恐らくアメリカーナ種(Lonicera americana)とツラヌキニンドウ(Lonicera sempervirens)の雑種と考えられている落葉ツル性低木です。
ゴールデンフレーム・ハニーサックルの語源(由来)
- 属名のLoniceraは、ドイツの植物学者Adam Lonitzerへの献名です。
ゴールデンフレーム・ハニーサックルの特徴(魅力)
- ゴールデンフレーム・ハニーサックルは、侵襲性が抑えられているため管理がしやすく、また茎の頂部に花が集まり「王冠」のような華やかな外観をつくる花の姿が魅力で。
- 樹形はツル性で、茎頂が物体に接触すると茎が旋回して物体に巻き付き登坂する習慣(決まりのように繰り返す癖)があります。
- そのため壁面緑化の植物として利用される事があり、茎葉が覆う壁面は人工物と自然の境界が曖昧になるためナチュラルな景観を楽しむことが可能です。
- ただし巻きツルを絡ませる事によって登坂するため、ワイヤーなどの資材を事前に準備して張っておく必要があります。
- そのため壁面緑化の植物として利用される事があり、茎葉が覆う壁面は人工物と自然の境界が曖昧になるためナチュラルな景観を楽しむことが可能です。
- 花は散形花序、散形花序は茎の頂部に花が集まり放射状に広がる花姿をつくります。
- 花は濃い桃色の蕾から、白色(薄い桃色)の花が咲き、徐々に黄色(赤みの入る黄金色)へと変化していきます。
- ゴールデンフレーム・ハニーサックルの花には強い甘い香りがあり、香りは強く開花期には数メートル先まで匂いを漂わせる事があります。
- ゴールデンフレーム・ハニーサックルは夏の暑さ冬の寒さに強いです。
- また地植えしている場合は水やりも肥料も基本的に不要になるため放ったらかしで育てる事も可能です
ゴールデンフレーム・ハニーサックルの樹高は300~450cm、樹形はツル性(巻きツル)です。※巻きツルとは茎頂が物体に接触すると旋回して物体に茎を巻き付けて体を固定する方法です。葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の形は楕円形もしくは卵形をしています。花序は散形花序、散形花序は茎の頂部に花が集まり放射状に広がります。花は唇形花、唇形花の色は白色・黄色・桃色があり、唇形花の長さ約3(~5)cm、上唇が浅く4裂、下唇が細長いヘラ形、雄蕊は5個、雌蕊は1個です。
ゴールデンフレーム・ハニーサックルの園芸品種の紹介
ロニセラ(カプリフォリウム)の特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ
- 学名:Lonicera caprifolium
- 草丈:約200~300cm
- 分類:落葉ツル性低木
- 開花時期:8月~9月
- 花色:桃色●黄色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:壁面緑化/香りが良い
ロニセラ(カプリフォリウム)とは!?
ロニセラ(カプリフォリウム)は学名Lonicera caprifolium、別名「パーフォリエイト・ハニーサックル(perfoliate honeysuckle)」や「イタリア・ウッドバイン(Italian honeysuckle)」とも呼ばれるヨーロッパ原産の落葉ツル性低木です。
ロニセラ(カプリフォリウム)の語源(由来)
- 属名のLoniceraは、ドイツの植物学者Adam Lonitzerへの献名です。
- 種小名のcaprifoliumはラテン語で「ヤギ」を意味する「caper」と、ラテン語で「葉」を意味する「caprifolium」の二語からなります。
ロニセラ(カプリフォリウム)の特徴(魅力)
- ロニセラ(カプリフォリウム)は花の下にある葉が合着して葉の中心を茎が貫くような外観をしている所が特徴の植物です。
- また茎の頂部に花が集まり「王冠」のような華やかな外観をつくる花の形や、ツル性の茎が旋回するように物体に絡みつき登坂する能力などがあります。
- 樹形はツル性で、茎頂が物体に接触すると茎が旋回して物体に巻き付き登坂する習慣(決まりのように繰り返す癖)があります。
- そのため壁面緑化の植物として利用される事があり、茎葉が覆う壁面は人工物と自然の境界が曖昧になるためナチュラルな景観を楽しむことが可能です。
- ただし巻きツルを絡ませる事によって登坂するため、ワイヤーなどの資材を事前に準備して張っておく必要があります。
- そのため壁面緑化の植物として利用される事があり、茎葉が覆う壁面は人工物と自然の境界が曖昧になるためナチュラルな景観を楽しむことが可能です。
- 花は散形花序、散形花序は茎の頂部に花が集まり放射状に広がる花姿をつくります。
- 花は桃色の蕾から、白色の花が咲き、徐々に黄色(赤みの入る金色)へと変化していきます。
- 葉はふつうは楕円形もしくは卵形をしています。
- ただし花(花序)の下にある幾つかの葉は、2枚の葉の基部が合着しており、突き抜き(葉の中心を茎が貫く様に見える)と呼ばれる葉の形をしています。
- ロニセラ(カプリフォリウム)の花には強い甘い香りがあり、夕暮れには数メートル先まで匂いを漂わせる事があります。
- ロニセラ(カプリフォリウム)は夏の暑さ冬の寒さに強いです。
- また地植えしている場合は水やりも肥料も基本的に不要になるため放ったらかしで育てる事も可能です
ロニセラ(カプリフォリウム)の樹高は200~300cm、樹形はツル性(巻きツル)、茎の色は緑色もしくは赤みを帯びます。※巻きツルとは茎頂が物体に接触すると旋回して物体に茎を巻き付けて体を固定する方法です。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の形は楕円形もしくは卵形をしています。※花序の下にある幾つかの葉は基部が合着して突き抜き(葉の中心を貫いている様に見える)します。
花序は散形花序、散形花序は茎の頂部に花が集まり放射状に広がります。花は唇形花、唇形花の色は白色・黄色・桃色があり、唇形花の長さ約3(~5)cm、上唇が浅く4裂、下唇が細長いヘラ形、雄蕊は5個、雌蕊は1個です。
果実は液果(果皮のうち特に中果皮が水分を多く含む細胞になり液質もしくは多肉質な果実)です。液果は球形、色は赤色から橙色です。
ロニセラ(カプリフォリウム)の園芸品種の紹介
アルタイヒョウタンボクの特徴や園芸品種
- 原産:
- 学名:Lonicera tatarica
- 草丈:約200~300cm
- 分類:落葉低木
- 開花時期:4月~6月
- 花色:赤色●桃色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:
アルタイヒョウタンボクとは!?
アルタイヒョウタンボクは学名Lonicera tatarica、別名「タタリアン・ハニーサックル(Tatarian honeysuckle)」とも呼ばれるユーラシア大陸が原産の落葉低木です。
アルタイヒョウタンボクの語源(由来)
- 属名のLoniceraは、ドイツの植物学者Adam Lonitzerへの献名です。
- 種小名のtataricaは「タタール人」を意味します。
アルタイヒョウタンボクの特徴(魅力)
- アルタイヒョウタンボクは葉腋から2個ペアで咲く桃色の可愛らしい花と、ブッシュ状に茂り優雅に広がる樹形が魅力の植物です。
- 樹形はブッシュ状、枝分かれがよく優雅に横へと広がる傾向があります。
- 茎は中空で内部が空洞になっています。
- 花は腋性で葉腋から花柄を出し、花柄の先端に2個の花がペアで咲きます。
- 花は桃色の蕾から、薄い桃色もしくは白色の花が咲きます。
- 花はスイカズラ特有の甘い香りがあります。
アルタイヒョウタンボクの樹高は200~300cm、樹形はブッシュ状(Bushy)で枝分かれがよくふさふさとしています。茎は中空(茎の中が空洞)、茎の色は緑色もしくは赤みを帯び、成熟すると木質化して灰褐色になり樹皮は縦に裂けます。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の大きさは長さ約2.5(~6)cm、葉身の形は楕円形もしくは卵形をしています。
花序は腋性、腋性は葉腋から花柄を1個だし花を2個並べて咲かせます。花冠は長さ約2(~3)cm、形は唇形花で上唇が浅く4裂して下唇は細長いヘラ形をしており、花色は桃色もしくは白色、雄蕊は5個、雌蕊は1個です。
果実は液果(果皮のうち特に中果皮が水分を多く含む細胞になり液質もしくは多肉質な果実)です。液果は球形、大きさは直径約1cm、色は赤色もしくは橙色です。
アルタイヒョウタンボクの園芸品種の紹介
ロニセラ(ブラウニィ)の特徴や園芸品種
- 学名:Lonicera brownii
- 草丈:約200~600cm
- 分類:半常緑ツル性低木
- 開花時期:5月~8月
- 花色:赤色●桃色●橙色●黄色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:壁面緑化/香りが良い
ロニセラ(ブラウニィ)とは!?
ロニセラ(ブラウニィ)は学名Lonicera brownii、北アメリカ原産のツキヌキニンドウ(Lonicera sempervirens)と北アメリカ原産のヒルスタ種(Lonicera hirsuta)の雑種の半常緑ツル性低木です。
ロニセラ(ブラウニィ)の語源(由来)
- 属名のLoniceraは、ドイツの植物学者Adam Lonitzerへの献名です。
- 種小名のbrowniiはイギリス出身の植物学者Robert Brownへの献名です。
ロニセラ(ブラウニィ)の特徴(魅力)
- ロニセラ(ブラウニィ)は茎の頂部に長い筒状の花が集まり咲く花姿と、温もりを感じさせる様な赤色から赤橙色の花色、花の下にある葉が合着して葉の中心を茎が貫くような外観をしている所が特徴の植物です。
- 樹形はツル性で、茎頂が物体に接触すると茎が旋回して物体に巻き付き登坂する習慣(決まりのように繰り返す癖)があります。
- そのため壁面緑化の植物として利用される事があり、茎葉が覆う壁面は人工物と自然の境界が曖昧になるためナチュラルな景観を楽しむことが可能です。
- ただし巻きツルを絡ませる事によって登坂するため、ワイヤーなどの資材を事前に準備して張っておく必要があります。
- そのため壁面緑化の植物として利用される事があり、茎葉が覆う壁面は人工物と自然の境界が曖昧になるためナチュラルな景観を楽しむことが可能です。
- 花は散形花序、散形花序は茎の頂部に筒状の花が集まります。
- 花は濃い赤橙色の蕾から、鮮やかな橙色の花が咲きます。
- 葉はふつうは楕円形もしくは卵形をしています。
- ただし花(花序)の下にある幾つかの葉は、2枚の葉の基部が合着しており、突き抜き(葉の中心を茎が貫く様に見える)と呼ばれる葉の形をしています。
- ロニセラ(ブラウニィ)は夏の暑さ冬の寒さに強いです。
- また地植えしている場合は水やりも肥料も基本的に不要になるため放ったらかしで育てる事も可能です
ロニセラ(ブラウニィ)の樹高は200~600cm、樹形はツル性(巻きツル)、茎の色は緑色もしくは赤みを帯びます。※巻きツルとは茎頂が物体に接触すると旋回して物体に茎を巻き付けて体を固定する方法です。葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の形は楕円形もしくは卵形をしています。※花序の下にある幾つかの葉は基部が合着して突き抜き(葉の中心を貫いている様に見える)します。花序は散形花序、花は筒状で裂片が5個、花の色は赤色・桃色・橙色・黄色があり、雄蕊は5個、雌蕊は1個です。
ロニセラ(ブラウニィ)の園芸品種の紹介
- ドロップモアスカーレット(lonicera brownii ‘dropmore scarlet’)は南国の果物や炎を連想させる様な鮮やかな橙色と赤色の花色が特徴の園芸品種です。花序は散形花序、散形花序は茎頂部に花が多数集まり、花は筒状で濃い赤橙色の蕾から鮮やかな橙色の花を咲かせます。樹形はツル性、高さ約200~400cmまで成長します。
- ゴールドトランペット(lonicera brownii ‘golden trumpet’)は、やや赤みを帯びる黄色の花がエキゾチックな雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。花序は散形花序、散形花序は茎頂部に花が多数集まり、花は筒状で赤みを帯びた黄色の花色をしています。樹形はツル性、高さ約200~400cmまで成長します。
ツキヌキニンドウの特徴や園芸品種
- 原産:北アメリカ
- 学名:Lonicera sempervirens
- 草丈:約200~600cm
- 分類:半常緑ツル性低木
- 開花時期:5月~8月
- 花色:赤色●桃色●橙色●黄色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:壁面緑化/香りが良い
ツキヌキニンドウとは!?
ツキヌキニンドウは学名Lonicera sempervirens、別名では「コーラル・ハニーサックル(coral honeysuckle)」や「トランペット・ハニーサックル(trumpet honeysuckle)」等とも呼ばれる北アメリカ原産の半常緑ツル性低木です。
ツキヌキニンドウの語源(由来)
- 属名のLoniceraは、ドイツの植物学者Adam Lonitzerへの献名です。
- 種小名のsempervirensは「常緑」を意味しています。
ツキヌキニンドウの特徴(魅力)
- ツキヌキニンドウは、花の下にある葉の2枚が合着して葉の中心を茎が貫くような外観をしている所が特徴で、またエキゾチックな雰囲気のある赤橙色の花色が魅力的な植物です。
- 樹形はツル性で、茎頂が物体に接触すると茎が旋回して物体に巻き付き登坂する習慣(決まりのように繰り返す癖)があります。
- そのため壁面緑化の植物として利用される事があり、茎葉が覆う壁面は人工物と自然の境界が曖昧になるためナチュラルな景観を楽しむことが可能です。
- ただし巻きツルを絡ませる事によって登坂するため、ワイヤーなどの資材を事前に準備して張っておく必要があります。
- そのため壁面緑化の植物として利用される事があり、茎葉が覆う壁面は人工物と自然の境界が曖昧になるためナチュラルな景観を楽しむことが可能です。
- 花は茎頂部と節2箇所に花が集まり、茎頂部は散形花序のように複数の花が集まり、節はリング状(輪生)に複数の花が並び、個性的な外観の花姿をつくります。
- 花は濃い赤橙色の蕾(外側)から、鮮やかな橙色もしくは黄色の花(内側)が咲きます。
- 葉はふつうは楕円形もしくは卵形をしています。
- ただし花(花序)の下にある幾つかの葉は、2枚の葉の基部が合着しており、突き抜き(葉の中心を茎が貫く様に見える)と呼ばれる葉の形をしています。
- ツキヌキニンドウは夏の暑さ冬の寒さに強いです。
- また地植えしている場合は水やりも肥料も基本的に不要になるため放ったらかしで育てる事も可能です
ツキヌキニンドウの樹高は200~600cm、樹形はツル性(巻きツル)、茎の色は緑色もしくは赤みを帯び、木質化した樹皮は褐色から灰褐色、古くなると縦に裂け薄く剥がれます。※巻きツルとは茎頂が物体に接触すると旋回して物体に茎を巻き付けて体を固定する方法です。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の大きさは長さ約3(~8)cm、幅約1(~4.5)cm、葉身の形は楕円形もしくは卵形をしています。※花序の下にある幾つかの葉は基部が合着して突き抜き(葉の中心を貫いている様に見える)します。
花序は腋花もしくは頂花、腋花は輪生に複数の花が並んで付き、頂花は複数の花が散形花序につきます。花は筒状で裂片が5個、花の色は赤色・橙色・黄色、雄蕊は5個、雌蕊は1個です。
果実は液果(果皮のうち特に中果皮が水分を多く含む細胞になり液質もしくは多肉質な果実)です。液果は球形、大きさは直径約0.6cm、色は赤色もしくは橙色です。
ツキヌキニンドウの園芸品種の紹介
- キバナツキヌキニンドウ(lonicera sempervirens ‘Sulphurea’)は、その名前からも分かる通り黄色の花を咲かせるタイプのツキヌキニンドウです。
- マグニフィカ(lonicera sempervirens ‘Magnifica’)は、花の外側が鮮やかな赤橙色、内側が黄色をしており、赤色と黄色の2色の対比が強く目をひく園芸品種です。
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