ポピーは属の中に約50から100種がありユーラシア大陸やアフリカ大陸、北アメリカ等に分布する多年草もしくは一・二年草です。一般に園芸では一年草で強い赤色や橙色等のカラフルな花色が魅力的なヒナゲシ、多年草タイプで茎や葉に剛毛があり最大20cmにもなる花を咲かせるオリエンタルポピー、葉に丸みがあり柔らかな佇まいにお椀状の可愛らしい花を咲かせるアイスランドポピー等が親しまれます。
ポピーは種ごとに多年草や一年草があり、通常は夏の暑さに弱く冬の寒さに強い特徴をもちます。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
①ヒナゲシ 開花時期:3月~5月(春撒き6月~8月) | 開花時期:5月~7月 |
開花時期:4月~6月(春撒き7月~8月) |
原産:ヨーロッパ
学名:Papaver rhoeas
草丈:約30cm~60cm
分類:一年草
開花時期:3月~5月(春撒きは6月~8月)
花色:赤色●桃色●橙色●黒色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:弱い
耐寒性:強い
誕生花:2月23日/6月15日
花言葉:「いたわり」「陽気で優しい」
特徴:ヒナゲシは学名Papaver rhoeas、 別名「グビジンソウ」とも呼ばれるヨーロッパ原産の一年草です。草姿はロゼット状で、直立する茎を群生させるように何本も出してスマートな佇まいを見せ、晩春から夏にかけては強い赤色や橙色の花がお庭をカラフルに彩ります。
開花時期は春撒きで早春から初夏、秋撒きで初夏から晩夏、花色は赤色や桃色、橙色や白色があり花弁が通常4枚の直径約5cm~10cmの花を単頂花序に咲かせます。草姿はロゼット状で直立に茎を伸ばし高さ約30(60)cm × 幅は約20(30)cmまで成長します。葉色は緑色、小葉は披針形で羽状浅裂~深裂して根出葉もしくは互生葉序につきます。
ヒナゲシは地面から何本も茎を伸ばして群生する様にふさふさと生い茂り、花壇では中央から後方に植えると腰の辺りまでの高さを出す背景のアクセントとして働きます。強く色鮮やかな赤色や橙色等の花色は、コントラストのあるカラフルなお庭に良く合うでしょう。
ヒナゲシは春撒きもしくは秋撒きによる播種によって繁殖されます。一般的に乾燥に強く丈夫で育てやすいですが、過湿を苦手にしているため土質や水やりには注意が必要です。
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原産:コーカサス地方/トルコ/イラン
学名:Papaver orientale
草丈:約60cm~90cm
分類:多年草
開花時期:5月~7月
花色:赤色●桃色●紫色●橙色●白色〇黒色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:4月25日/5月30日
花言葉:「夢想家」「妄想」「繁栄」「優しい愛」
特徴:オリエンタルポピーは学名Papaver orientale、 別名「オニゲシ」とも呼ばれるコーカサス地方及びトルコ、イラン原産の多年草です。植物全体(茎葉)が白色の硬い毛で覆われており、直立する茎はしばしば分枝しながら群生する様に地際から何本も出てきます。葉は羽状深裂しばしば欠刻して白色の剛毛と相まり、トゲトゲと近寄り難い雰囲気をつくり、花は晩春から夏にかけて品種により最大20cmの巨大で色鮮やかな花を咲かせお庭をカラフルに彩ります。
開花時期は晩春~夏、花色は赤色や桃色、紫色や橙色、白色や黒色があり花弁が通常4~6枚の直径約10cm~20cmの花を単頂花序に咲かせます。草姿は直立で稀に分枝し高さ約60(90)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形もしくは披針形、葉縁が鋸歯もしくは欠刻し、小葉は披針形で2回羽状深裂して互生葉序につきます。
オリエンタルポピーは地面から何本も茎を伸ばして群生する様にふさふさと生い茂り、花壇では中央から後方に植えると腰から胸の辺りまでの高さを出す背景のアクセントとして働きます。強く色鮮やかな赤色や橙色等の花色は、コントラストのあるカラフルなお庭に良く合うでしょう。
オリエンタルポピーは株分けもできますが根が深く難しいため、一般的には晩秋に根挿し、もしくは春撒きか秋撒きによる種まきによって繁殖されます。多年草ですが、夏の高温多湿に弱く暖地では葉が落ち休眠に入ったあとそのまま枯れてしまう事がよくあります。一方で冬の寒さには強く冬越しは容易です。
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原産:ロシア/アジア/北アメリカ
学名:Papaver nudicaule
草丈:約30cm~60cm
分類:短命多年草(一年草扱い)
開花時期:4月~6月(春撒き7月~8月)
花色:黄色●橙色●赤色●桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:弱い
耐寒性:強い
誕生花:3月2日/3月4日
花言葉:「慰め」「七色の恋」
特徴:アイスランドポピーは学名Papaver nudicaule、 別名「シベリアヒナゲシ」とも呼ばれるロシア及びアジアと北アメリカ原産の短命の多年草です。ロゼット状に広がる葉は全体的に丸みを帯びており、一般的にトゲトゲした葉をもつポピーと比べるとアイスランドポピーは柔らかでふんわりした佇まいをもちます。花は秋撒きされたものでは春から咲き葉の花茎を何本も長く伸ばし頂部に一輪、お椀状の可愛らしい花を咲かせます。
開花時期は春から初夏(春撒きは夏から晩夏)、花色は黄色や橙色、赤色や桃色、白色があり花弁が通常4枚の直径約4cm~10cmの花を単頂花序に咲かせます。草姿は直立で稀に分枝し高さ約30(60)cm × 幅は約20(30)cmまで成長します。葉色は緑色、羽状浅裂~深裂して根出葉する。
アイスランドポピーは地面から何本も茎を伸ばして群生する様にふさふさと生い茂り、花壇では前方や中央に植えると膝から腰の辺りまでの高さを出すアクセントとして使われます。強く色鮮やかな赤色や橙色等の花色は、コントラストのあるカラフルなお庭に良く合うでしょう。
アイスランドポピーは一般的に春撒きか秋撒きによる種まきによって繁殖されます。短命の多年草ですが、夏の高温多湿に非常に弱いため花が終わると夏までに枯れる一年草として扱われています。
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注意事項:ケシやハカマオニゲシは「アヘン法」及び「麻薬及び向精神薬取締」により日本での栽培が禁止さています。
ケシの特徴
| ハカマオニゲシ
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